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プランターで家庭菜園!初心者でも簡単に育てられる野菜10選と栽培方法を解説!

プランターでの家庭菜園は作る楽しさと食べる楽しさ、さらに家計にもやさしいよいことだらけ実益を兼ねた趣味です。プランターで家庭菜園をはじめてみましょう。初めて野菜を育てるという初心者向けの簡単に育てられる野菜の作り方を時期別にご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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初めての家庭菜園プランターで簡単野菜作り

プランターでの家庭菜園をはじめてみませんか?マンションにお住まいの方でも、自宅のベランダで野菜を作ることができるから、やりたい!と思ったときにすぐに始められるのがよいところです。植物の栽培を初めてするにあたって、どうせ手間をかけるなら実のなるもの、見るだけでなく食べて楽しめるものの方が良いという方にもおすすめです。

植物には向いている時期がある

桜の花が毎年春になると咲くように、植物には種まきをする、花が咲く、実がなるそれぞれの時期があります。家庭菜園を始めようと思ったら、すぐに育てたいという方が多いのではないでしょうか。今種まきできる野菜がすぐわかる、育てる時期別に分けて、おすすめの野菜の情報や育て方を解説していきます。

プランター家庭菜園で野菜を育てる魅力

省スペースで育てられる

まずは、どうして初めての家庭菜園はプランターが良いのか、その魅力からご紹介していきます。少しの床面があれば野菜作りができてしまうというところ。置き場所はベランダや軒下であってもかまわないので、本気で探せばどこかに見つかるでしょう。家庭菜園に興味があるが、近くにレンタル畑がない、庭を耕すのはいろんな意味で避けたいという方であっても、自宅に少しの空いている場所があればはじめられます。

毎日眺められる

育てる野菜の様子は、気になって毎日眺めたいもの。成長を見るのが楽しみということもありますし、元気がなくなっていないか、虫に食われていないかも心配です。少し家から距離がある畑では、大雨が降ったり、時間が無かったりで育っていく様子が手軽に眺められないことも多々ありますね。その点、ベランダでもできるプランターでの家庭菜園は、ちょっとのぞくだけで野菜の成長の様子を確認できます。毎日写真に撮ってSNSで成長記録を公開するのも楽しそうです。

初心者でも簡単

プランターで作れる、家庭菜園用に売られている野菜の種は、作り方が簡単なものばかりが揃っています。まさに初心者に育てられるちょうど良い難易度がそろっています。それだけでなく、たがやし、土の酸性だとかアルカリ性などに気を使い、連作のことを考えて植え付けしていくところから始まる、畑など地植えでの野菜栽培と比較してみて、培養土を入れて種まきするだけのプランター家庭菜園は、初めての方でも簡単に始めやすいのも魅力です。

プランター家庭菜園に必要な道具

プランター

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初心者が初めて家庭菜園をするには、いろいろと道具をそろえるところからはじめます。まずは、一番重要なプランターの選び方からご説明します。育てる種類によって、必要なプランターの大きさ、深さが変わってきます。これから新しくプランターを用意する方は、いろいろな野菜の種類に対応できるように、深めで大きめの支柱とセットになっているものがおすすめです。野菜づくりでは支柱が必要となることが多々あります。

スコップ

毎回使うわけではありませんが、無いと困ることになるのがスコップです。これは、自分が使いやすければどのような大きさでもお好みで。ただし、プランターで使うことを考慮してあまり大きすぎるものを選ぶのは避けたいですね。

ジョウロ

地植えと違って、プランターでの家庭菜園にはジョウロは必須です。たくさんの植物をいっぺんにいくつものプランターで育てようとするならジョウロでは足りないことも。そんな場合は、水道の蛇口からホースを伸ばしてきて散水用のアタッチメントを付けるのもひとつの方法です。それ以外で、鉢やプランター1個程度の小規模なものならジョウロで十分。ある程度の大きさのものを用意します。コストを浮かせたいなら、ペットボトルの先に付く散水用のアイテムを利用しても。

鉢底網・石・培養土

鉢底網、鉢底ネットと呼ばれるものは必ず用意しましょう。プランターの穴から虫が侵入してしまいます。そのほか、排水をよくして根を守る鉢底石も必要です。どちらもホームセンターだけでなく、100円ショップでも買うことができます。培養土は野菜作りの要ともいえるアイテムなので、野菜用と書かれたできるだけ良いものを選びましょう。良いものとは、大手メーカー品で安心できるもの。〇〇(作りたい野菜の名前)の土と書かれたものなら完璧です。

初心者のプランターで家庭菜園①通年

時期を選ばず何度も栽培できる種類

種まきは気温や日照時間などけっこう育てる物によって好みが厳しいもの。時期をはずすと成長しない、実らないという問題も出てきますが、真冬以外なら、いつ蒔いても大丈夫という植物もあります。まさに、初心者がプランターで初めて作る作物にピッタリですね。いつでも育てられる、簡単なはつか大根作りは、どなたにでもおすすめできる入門作物です。

はつか大根作り

はつか大根はラディッシュとも呼ばれるサラダに重宝される生で食べられる植物です。赤くてかわいらしいカブに似た形をしています。とてもみずみずしくてシャキシャキした歯ごたえが特徴的。プランターは小型のもので十分です。土の深さもそれほど必要ありませんので、100均に売られているかわいい鉢に種まきしてもいいですね。窓際のよいアクセントにもなり、おしゃれな気分も楽しめます。

簡単な栽培ポイント

種まきは、種を指でつまんでパラパラと撒くばら撒きという方法でおこないます。かぶせる土も軽くでOKです。深植えは禁物です。これは、大事なことなのですが、はつか大根が食べごろになるのは名前の通りではありませんので注意してください。育ててみるとわかるのですが、名前どおりに熟すものはほぼ0、皆無といってもよいでしょう。20日で収穫してしまって、まったく食べられなかったという話をよく聞きます。食べられるのは植えてから25日~28日を目安とし、実が割れてしまうのを避けるため、遅くても30日までには全て抜いてしまいます。

初心者のプランターで家庭菜園②春蒔き


春に種まきする種類:オクラ

寒い冬が終わって、野菜だけでなく多くの植物が大きくなりはじめる春。春蒔きの初心者向け野菜もたくさんの種類があります。まずはそんな初心者向けの春から育てる野菜の中でも、比較的手間がかからず、収穫できるオクラをおすすめします。

オクラ作りの注意点

オクラにはとても大きな花が咲きます。虫が付く頃にはすでに収穫が終わっているので病害虫に対する対策はほとんど必要なし。手間がかからず初めて育てる場合でも簡単です。

簡単な栽培ポイント

オクラの作り方ポイントは、種まきにあります。種が硬い(アサガオのような)植物なので、種まきをする前日の晩から水に浸しておきましょう!そうすると発芽率があがりやすくなりますよ。プランターには25センチ間隔で、2~3個ずつ種まきをして、元気なものを残して間引きするといいでしょう。ひょろりと高く伸びる植物ですが、意外と茎は太く丈夫なので、強風が来ないかぎり支柱も必要ないでしょう。

初心者のプランターで家庭菜園③春蒔き

春に種まきする種類:バジル

ピザやパスタなどのイタリア料理には欠かせない野菜。バジルも春蒔きで育てることができる野菜です。ハーブ類全般にいえることなのですが、ほぼ雑草と考えてOKです。よほど立派なものを収穫しようと思わなければ、水やりだけで放置していても枯れることはありません。育てるというより、種まきをして成長を眺める初めての人にも簡単に育てられる野菜です。

バジル作りの注意点

バジルを育てるための注意点らしいものは、種まきの時期を気をつけるだけです。種を買ったらその裏の時期に合わせて撒いてください。もし、種を買おうとしたときに、すでに時期が過ぎていたら種まきは今年はあきらめて、苗から育てることにしましょう。

簡単な栽培ポイント

たくさんのバジルの葉を収穫するには、摘心と剪定をしてあげると良いです。少し難しそうだなと感じるかも知れませんがやり方はとっても簡単。苗が20センチほどになったら、中央、一番上の若い芽を切ってしまうだけです。これで横から枝が出てきて収穫量が格段にあがります。

初心者のプランターで家庭菜園④春蒔き

春に種まきする種類:トマト

トマトも春蒔きの作物の中では人気が高い物です。赤いかわいい実がなるのは夏。初めて育てるという初心者向けには苗から育て始めるプチトマト栽培はいかがですか?

トマト作りの注意点

育成方法は、種まきからにしても難易度は高くないのですが、当たり外れが多くて、味にばらつきが出てしまいます。野菜作りに慣れてきて、苗を自分で作って植え付けしてみたい!と思い始めてからでも遅くはありません。丈夫で病気や虫にも強い、しっかりとした人気品種の苗を、園芸店やホームセンターで選んで植え付けましょう。

簡単な栽培ポイント

品種によって高さが大人の身長よりも高くなります。最初に、用意したい園芸道具で支柱とセットになったプランターをおすすめしたのを覚えているでしょうか。トマトを作るには、この支えがとても大切。株が倒れないよう、麻ひもでしっかり結びつけて固定します。水やりは控えめにあげた方が、味がしっかりした美味しい作物ができるでしょう。

初心者のプランターで家庭菜園⑤夏蒔き

夏に種まきする種類:小松菜

植物も休みたくなる夏。夏に種まきをする野菜はとても少ないです。その中で栄養満点の小松菜をおすすめします。鉄分やビタミンはほうれん草に匹敵する、貧血ぎみの方にはありがたい野菜です。

小松菜作りの注意点

小松菜やほうれん草などのやわらかく甘みのある葉物野菜は、ハモグリバエや青虫、ナメクジなど虫の食害によって一晩で全滅することもあります。種まき後すぐに防虫ネットをかぶせてしまいましょう。小さなプランターなら洗濯ネットで代用できます。大きなプランターならネットを買ってきて、支柱にくくりつけておけば安心です。

簡単な栽培ポイント


収穫まで早くて、初心者でも楽しく育てられる野菜としてはつか大根をご紹介しましたが、実はこの小松菜も1ヶ月ほどで育てられる野菜です。肥料もあげる必要はありません。食べごろの大きさになったものから引き抜くやり方で収穫します。

初心者のプランターで家庭菜園⑥夏蒔き

夏に種まきする種類:ベビーキャロット

通常のニンジンは育てるのが大変ですが、小さいベビーキャロットなら初めてプランターで野菜を作る人にも簡単に育てることができます。種まき季節は、温暖地で春と夏の2回。春に育てそびれた方でも、7月から9月ころまで夏蒔きで栽培できます。

ベビーキャロット作りの注意点

通常サイズのニンジンには"土寄せ"という作業が必要になります。しかし、ベビーキャロットは植えっぱなしで土寄せは必要ありません。葉っぱが切れないように、スポッと引き抜く収穫はとても楽しいですよ。

簡単な栽培ポイント

野菜用培養土を入れたプランターに、すじ蒔きで種まきして、ある程度大きくなったら全ての株に陽があたるように適度に間引きします。種まきから2ヶ月半~3ヶ月くらいで収穫時期になります。

初心者のプランターで家庭菜園⑦秋蒔き

秋に種まきする種類:サラダ菜

出典: https://shop.sakataseed.co.jp/item/11100032_2__

関東から西の地域であれば、9月からが種まきの季節になるのが、サラダ菜。プランターでも育てられる葉物野菜です。収穫まで1ヶ月半くらいしかかからず、葉物野菜が不足しがちな冬に採れるので重宝します。

サラダ菜作りの注意点

小松菜と同じように、葉物野菜は虫の食害が心配されます。気温が下がれば虫の活動もおとなしくなりますが、街では季節外れの害虫も少なくありません。プランターをすっぽりかぶせるタイプの防虫ネット内に入れて育てましょう。

簡単な栽培ポイント

すじ蒔きで種まきします。光がないと発芽しない種なので、土は軽くかける程度。本葉が3枚になったら一回目の間引き。そこから混み合ってきたら間引きをして、20センチほどの間隔になるようにします。野菜用の培養土なら、最初から肥料分が入っていますが、成長が悪いようなら2週に1度程度、水代わりに液体肥料をあげましょう。

初心者のプランターで家庭菜園⑧秋蒔き

秋に種まきする種類:ミニ大根

出典: https://shop.sakataseed.co.jp/item/11300015_2__

ミニ大根ならプランターでも作ることが可能です。1ヶ月ほどから食べられますが、なかなか"す"が入りにくいので、プチサイズだけでなく、ミニや少し小さめな大根程度まで好みの大きさにしましょう。青首ではなく紫首がきれいな野菜。サラダの彩りやピクルスにして食べてください。

ミニ大根作りの注意点

まれに、紫色の首が出ずに青首になってしまうものがあります。間引きの段階で、芽の根元の色を見て紫色のものを残すようにすると、青首の数が減ります。

簡単な栽培ポイント

1ヶ月くらいのかわいい物で採ってしまうなら、はつか大根と同じ栽培方法で育てられますが、ある程度大きくしたいと思ったら、はじめから20センチほど間隔をあけた点蒔きにしないと大きく成長しません。

初心者のプランターで家庭菜園⑨秋蒔き

秋に種まきする種類:パクチー

出典: https://shop.sakataseed.co.jp/item/10400015_2__

秋蒔きできる葉が細いパクチーの品種は、秋蒔きをすることができます。種は収穫せず、サラダに入れる葉だけを食べるようにすれば、初めての野菜作りでも上手に育てられるでしょう。


パクチー作りの注意点

わさわさとたくさん茂っても、葉の重さも茎も重みもなく、自重で倒れるほどではありません。しかし、背丈が高くなるので風には弱いです。支柱に麻ひもを張ってその中で栽培し、茎が折れてしまうのを防ぎましょう。

簡単な栽培ポイント

パクチーの種はとても硬いので、コンクリートなどで殻をこすり傷つけてから撒くと発芽率がよくなります。蒔き方はすじ蒔きか、ばら蒔き。水代わりに液体肥料を追肥で与えると、どんどん成長します。

初心者のプランターで家庭菜園⑩秋蒔き

秋に種まきする種類:ホウレンソウ

出典: https://shop.sakataseed.co.jp/item/10800010_2__

冬を代表する葉物野菜ともいえるのが、ホウレンソウ。鉄分やカロテンが豊富な食べ物としても重宝されます。通常サイズのもの、ミニサイズのものといろいろなホウレンソウの品種があります。プランターで育てるならミニサイズがおすすめです。間引き菜も味噌汁などに使えます。

ホウレンソウ作りの注意点

小松菜、サラダ菜同様、最初から防虫ネットを張ったプランターで育てましょう。秋とはいえ、虫の食害はあるものです。

簡単な栽培ポイント

すじ蒔きかばら蒔きで種まきをし、本葉が3枚くらいのときに、株間が5センチくらいまで間引きします。気温が低いほど大きな株に成長する反面、気温が高いと発芽しにくいので、できるだけ涼しい日が続くときに種まきをしましょう。

初心者のプランターで家庭菜園は冬蒔きに不向き

冬に種まきする種類

冬だけに種まきをして育てられる植物は、初心者向けではありません。秋蒔きの種の中の大根であったり、サラダ菜がそのまま冬でも種まきから育てられます。ただし、1ヶ月ほどで収穫可能なものをそのカレンダーどおりに育てる場合は、温度を上げて育てなければなりません。そのため、初心者向けとはいえません。冬蒔きの作物は少し慣れてきてからの課題にするとよいですね。

まとめ

初めてでも育てられるプランター野菜で家庭菜園

プランターでの家庭菜園で使う道具紹介からからはじめて、各シーズンごとに種まきできる、作り方が簡単な育てやすい物をご紹介してきました。いかがでしたか。育て方説明は駆け足でしたが、暮らしの内のそれぞれの解説ページにリンクさせていただいています。そちらも参考にして、栽培のハテナを解決してください。

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