空前のサウナ人気!
定期的にサウナに通う人を「サウナー」と呼ぶようになり、ここ数年で「サ活」を習慣にしている人が増えてきました。
また、自宅で本格的なサウナを楽しめるキットも多数販売されていますが、高額な費用を必要とします。
しかし、今回ご紹介する「おうちDEサウナ」は、10万円以下の購入費用で手軽にサ活を楽しむことが可能です。
この記事では、サウナで期待できる効果やサウナ好きキャンパーである私が実際に「おうちDEサウナ」を使った乾燥などを解説します。
毎週のようにサウナに出かけている人や、キャンプへ出かけたらテントサウナを楽しむという人は、ぜひチェックしてみてください。
サウナで期待できる効果
まずは、サウナで期待できる3つの効果をそれぞれに分けてご紹介します。
疲労回復
サウナに入ることによって、血流の速さが約2倍になるとされています。このことから発汗が促進され、体内に蓄積した老廃物を排出する効果が高まります。
老廃物がなくなることによって、身体の隅々まで酸素を届けられる状態に整えることが可能です。
さらに、体温上昇により、免疫細胞の活性化にもつながります。その結果として疲労回復・免疫力向上効果が期待できます。
ストレス解消
サウナを習慣化することによって、ストレス解消効果も期待できます。基本的にサウナは、サウナ浴-水風呂-外気浴-サウナ浴……を繰り返すことにより、自律神経を整える効果があります。
さらに、発汗を促すことから、運動したあとのようなスッキリとした感覚を得ることが可能です。
毎日の仕事が忙しくて、なかなか運動を習慣にできない人にとって、サウナはストレス解消と爽快感を得られる手段だといえます。
安眠効果
サウナは、水風呂と交互に入ることは先ほど解説した通りです。自律神経を整える以外にも、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されることから、寝つきをよくする効果が期待できます。
セロトニンが不足してしまうと、不眠や向上心の低下、イライラ感などが起こります。日常生活を過ごしていて、イライラしたり眠れなかったりすることが多い場合、セロトニンの分泌が減っている可能性があるかもしれません。
その際、サウナを習慣化することによって、安眠しやすくなる効果を期待できます。
家庭用サウナ《おうちDEサウナ》を紹介
家庭でも気軽にサウナを楽しめる「おうちDEサウナ」のセット内容や、気になる電気代について解説しますので、詳しく見ていきましょう。
おうちDEサウナのセット内容
おうちDEサウナのセット内容やそれぞれのサイズ・基本情報をご紹介します。
テントサウナ
- サイズ:展開時W85×D85×H145cm/収納時:W85×D85×H10cm
- 重さ:2.38kg
- 素材:ポリエステル、コットン
- 定員:1名
ストーブ
- サイズ:W20.5×D32×H50.5cm
- 重さ:10kg
- 電源:電源コード式
温度計
- サイズ:W10×D2.5×H10cm
- 重さ:94g
- 測定範囲:温度:10~120度/湿度:0~100%RH
その他
- サウナストーン2kg
- 取扱説明書
気になる電気代はいくら?
「おうちDEサウナ」を使用する際、気になるのは電気代です。出力は100V・1500Wとなり、外気温や環境に応じて異なりますが、30〜60分ほどでサウナを楽しめる温度まで上昇します。
自宅で契約している電気料金のプランに応じて変動はありますが、「おうちDEサウナ」を1時間使った場合の電気代は20〜25円です。
週に2回・1時間使った場合、月間の電気代の目安としては160〜200円とリーズナブルなランニングコストでサウナを楽しめます。
ととのうまでに必要な手順
自宅でととのうまでに必要な手順は、以下の5つの工程です。
1. テントを広げる
2. ストーブを設置する
3. サウナストーンを置く
4. チェアとロウリュウ、温度計の準備
5. 電源をつける
それぞれのポイントを解説しますので、詳しく見ていきましょう。
工程①テントを広げる
まずは、テントサウナを設営します。ポップアップ式のテントは、収納ケースから取り出して広げるだけで設営可能です。一般的なポップアップ式テントと形状が異なるため、どのように収納されているのかを確認しながら展開すると、撤収作業がしやすくなります。
工程②ストーブを設置する
電源ストーブをテントサウナ内に設置します。このときにテントの入り口から見て、右下にあるファスナー口から電源コードを出すようにしてください。「おうちDEサウナ」は、水を使いますので、漏電を防止するためにアースに接続することを忘れないようにしましょう。
工程③サウナストーンを置く
ストーブ上部に設置されているガードを外して、ヒートチューブ内にサウナストーンを置きます。ガードを外さずにそのままサウナストーンを置くことも可能です。しかし、ヒートチューブ内に直接サウナストーンを設置することによって、サウナ中に落下してしまう心配を減らすことにつながります。
工程④チェアとロウリュウ、温度計の準備
コンパクトチェアをテントサウナ内に設置します。サイズが横幅55cm・縦75cmとなっているため、適したサイズのチェアを準備してください。
ライター自身は、ベランダにいつも置いてあるアウトドアスツールを2つ並べて使用しました。さらに、ロウリュウ用の水を汲むことと、温度計を設置すれば設置物の準備は完了です。
工程⑤電源を点ける
最後にヒーター上部にある電源を点ければ、約20分で室温60℃まで上昇します。サーモセンサーが内蔵されているため、95℃以上になると自動的に運転が停止する仕様となっており、安心して使用することが可能です。
注意点としては、どうしてもテント室内が狭くなってしまうため、ストーブが壁面に直接触れないように気をつけてください。高熱のストーブに触れてしまうと、テントが破損する原因となってしまいます。
撤収方法
「おうちDEサウナ」を撤収する方法は、以下の手順を踏んでください。
1. ストーブの電源を切って、本体とサウナストーンの温度が下がるのを待つ
ロウリュウをする際、水を使用するため、テントサウナやストーブ、チェアなどは水気を拭き取り、風通しのよい場所で乾かすようにしてください。
サウナ好きキャンパーが《おうちDEサウナ》を実際に使ってみた
定期的にサウナに出かけるライターが「おうちDEサウナ」を自宅で使ってみました。その際、あると役立つアイテムや揃えておくと快適さを高められるおすすめグッズをご紹介します。
使ってみて感じた!あった方がよいおすすめアイテム
「おうちDEサウナ」には、自宅でサウナを楽しむために最低限必要なものが備えられたセットです。そのため、ロウリュウを楽しんだり、快適性を高めたりするには、以下のようなものを揃えるようにしましょう。
- 水差し
- バケツ+ひしゃく
- 簡易プール
観葉植物用の水差しがあれば、そのままサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることができます。また、バケツとひしゃくを組み合わせると、水を少量ずつかけて調整することが可能です。
また、簡易プールをテントサウナの側に設置しておくことで、水風呂のように火照ったからだを冷やせます。いずれのアイテムもリーズナブルに揃えられるため、自分に合ったものを購入してみてください。
広さは?温度は?ロウリュウはできる?
テントサウナの広さや高さについては、身長170cmのライターからするとちょうどよいものでした。
ベンチを使った場合、大人1人・子ども1人の合計2人でサウナを楽しめます。背もたれ付きのアウトドアチェアを使用した場合は、男女を問わずに1人が限度です。
また、温度については電源を入れてから20分程度で60℃程度まで上がりました。使った感想としては、一般的なサウナのような暑さよりもミストサウナのようなじんわりとした温かさです。そのため、普段サウナに入らない人や暑いのが苦手な人にも使いやすいと感じました。
本格的にサウナを楽しみたい人は、一気に温度を高められるロウリュウをこまめにしながら調整してみてください。「暑さが足りないな」と感じたときに、少しだけ水をかけて蒸気を室内にめぐらせれば、あっという間に温度が上昇します。
おすすめアイテム1:サウナハット
サウナハットを使用することによって、髪の毛の乾燥防止・デリケートな頭皮と耳を熱から守る効果があります。
サウナは一般的に高温・低湿度の状態となるため、髪の毛の水分が減ってしまいやすいことが難点です。髪の毛の水分量が減ってしまうと、パサつきや静電気が発生する原因です。
また、頭皮と耳はデリケートな部分となるため、サウナハットを被ることによって、熱から保護する効果があります。ロウリュウをして室内温度を高めるときに「サウナハットを被っていてよかった」と感じました。
おすすめアイテム2:アロマオイル
ロウリュウ用の水に、アロマオイルを少し垂らすだけでリラックス効果を高められます。ライターは、好きな香りのひとつであるラベンダーのアロマオイルをほんの少しだけ混ぜてみました。
ラベンダーにはイライラを鎮める効果があり、副交感神経を優位にするとされています。そのため、ストレス軽減に役立ち、さらに頭痛や肩こり、肌荒れなどにも効果的です。
好みのアロマオイルを取り入れることによって、サウナで得られる効果をより高めることが期待できます。
《おうちDEサウナ》は テントサウナとどこが違う?
おうちDEサウナは、電源を使用して自宅でも気軽にサウナを楽しめるアイテムです。ここでは、一般的なテントサウナとの違いをご紹介します。
薪が必要じゃない!
一般的にアウトドアシーンで利用するテントサウナは、熱源として薪ストーブを使用します。サウナの広さにも寄りますが、夏場では10kg・冬場では15kg以上の薪に加えて、焚き付け用の細薪を準備しなければなりません。
「おうちDEサウナ」は、電源式のストーブが採用されているため、薪の量や保存、運搬方法を考える必要がなく、気軽にサウナを楽しむことができます。
いつでも入れる!
梱包を解いて一度設置してしまえば、簡単な準備でいつでもサウナを楽しめます。ライターの場合、テラスはキャンプギアの実験場として使っているため、僅かなスペースを確保できれば自宅にサウナを常設することが可能です。
具体的には、200×200cm程度のスペースがあれば、テントサウナを常時設営しておき、サウナに入りたくなったときに準備すれば最短30分で楽しめます。
メンテナンスが簡単!
テントサウナの素材の撥水性が高いため、すぐに乾燥させられます。使うたびに収納しなければ、設置面を浮かせるように保管することによって、カビの発生を抑えることが可能です。
また、ストーブも使用後は水分を拭き取り、雨ざらしにならない場所に保管すれば、大がかりなメンテナンスは必要ありません。
一般的なテントサウナの場合、キャンプなどのアウトドアシーンに持っていくことが前提となるため、使用後は常に乾燥させて収納しなければならないことは大きな違いだといえます。
自宅でサウナに入れる《おうちDEサウナ》を使ってみた素直な感想
ライター自身は、取材先付近の銭湯などで必ずサウナに入ります。今回「おうちDEサウナ」を使用してみて「自宅に常設したいな」と思ったのが第一印象です。
簡単な設置・準備で思い立ったときにサウナを楽しめるため、リフレッシュやストレス解消に役立ちます。
短時間で画像のようにびっしょりと汗をかくサウナ体験が可能です。
活用シーンとしては、疲労が溜まっていると感じたときが挙げられます。日常生活で知らないうちにストレスを溜めているシーンは、意外と多いかもしれません。そんなときに、わざわざ出かけなくてもサウナを楽しめれば、ととのう習慣を気軽に身につけられます。
また「おうちDEサウナ」があれば、天候を気にせずにサウナを楽しむことが可能です。ライターは、こんな人に「おうちDEサウナ」をおすすめします。
- 出かけるのは億劫だけど、サウナでととのう体験をしてみたい
- 室内で日常的にサウナを取り入れたい
- 自宅のテラスや庭に設置するスペースを確保できる
- 日々の生活にサ活を取り入れてみたい
- お金をそこまでかけずに自分だけのこだわり空間を作りたい
気になる方は、ぜひ下のリンクから実際の商品をチェックしてみてはいかがでしょうか?
出典:Unsplash+