トレッキングポールは自作可能!
邪魔になることも多いトレッキングポール
アウトドア用のトレッキングポールは歩行のサポートに役立つアイテムですが、使用していない時は邪魔に感じることも多いでしょう。そんな時は、ザックに取り付けられるトレッキングポールケースを使うのがおすすめです。
トレッキングポールケースを自作してみよう
本記事では、簡単なトレッキングポールケースの自作方法について解説します。必要な材料や基本的な作り方だけでなく、コツや注意点についても紹介しますので、ケースを自作するために役立ててみてください。
ズボンを使った作り方とコツ
袋状の収納袋を作りたい時に
手早く袋状のトレッキングポールケースを作りたい場合は、ズボンをリメイクする方法がおすすめ。ズボンは最初から筒状になっていますので、素材を切って縫い合わせるだけで簡単に収納袋を作ることができます。2本分のポールを入れるのにちょうどよいサイズに仕上がるでしょう。
必要な材料
必要な材料は、縫製用の糸とハサミ、持ち手部分になる紐です。そして、ケースとなるズボンも用意してください。不要になったズボンなら何でもかまいませんが、アウトドア用のズボンなら耐水性や耐久性に優れていますので、トレッキングポール用のケースにぴったりです。
基本の作り方とコツ
材料が準備できたら、実際の作業に入ります。ミシンを使えば簡単に縫い合わせられますが、ミシンがない場合は手縫いでも簡単に作業することが可能です。これから説明する基本の作り方とコツをチェックして、自分だけの収納ケースを作ってみてください。
ズボンの下部を縫い合わせる
まずは、ズボンの片方の脚をハサミで切り取ります。次にズボンを裏返し、下部を縫い合わせてください。裏返すことで糸が表側に露出するのを防ぎ、ポールを入れるための耐久性を備えるのがコツです。
上部を袋状に縫い合わせて紐を通したら完成
上部は、紐を通すために袋状に縫い合わせます。裾を少し折り返し、紐が通るくらいの空洞を作ってから縫い合わせるのがポイントです。縫い方は動画でも紹介していますので、参考にしてみてください。裁縫が終わったらズボンを表に返し、紐を通したら完成です。
100均アイテムを使った作り方とコツ
脇差しできるケースが欲しい場合に最適
ザックに脇差しできるケースが欲しい場合は、100均の材料を使う方法がよいでしょう。脇差しができれば、必要な時にすぐにグリップを掴んで取り出すことができ、収納も簡単にできるのが魅力です。
必要な材料
必要な材料は、ゴム紐、ケーブルチューブ、ナスカン、コードストッパーです。いずれも100均で販売されているものばかりなので、簡単に手に入るでしょう。ちなみにゴム紐はドローコードでも代用できますので、自宅に余りがある場合は活用するのがおすすめです。
基本の作り方とコツ
コードストッパー付きのゴム紐をナスカンで装着
まずは、ゴム紐にコードストッパーを取り付けてからナスカンに取り付けます。次に、ザックのショルダーパッドにナスカンを装着してください。ここがトレッキングポールのグリップ側をホールドするための部分になります。
センター側とウエストパッド付け根側にゴムを渡す
続いて、ザックのセンターとウエストパッド付け根にゴムを渡し、ナスカンで装着します。ゴム紐のテンションは、使用シーンに合わせて決めるのがコツです。
頻繁にポールを出し入れする場合は、緩めのテンションにした方が利便性が高いでしょう。公共交通機関を使用することが多い場合は、ポールがケースから落ちないようキツめのテンションにするのがおすすめです。
ケーブルチューブを取り付けたら完成
ザックに取り付けたゴム紐にケーブルチューブを取り付けて補強したら、脇差し用ケースの完成です。ケーブルチューブがないと摩擦によってゴム紐が切れてしまうこともありますので、必ずチューブをつけて補強するようにしてください。
意識しておきたい注意点
トレッキングポールの長さを確認
袋状のケースを作る場合、事前にポールの長さを確認する必要があります。せっかく自作してもサイズが合わず、ケースからはみ出してしまうようだと意味がありません。なお、伸ばした状態で収納するか、折りたたんだ状態で収納するかによってもケースのサイズが変わりますので、収納スタイルを考慮に入れて決めるようにしてください。
使用前にコンディションを確認する
丁寧に作ったとしても、手作りのケースは耐久性に懸念が残ります。使用前には、ケースのコンディションを注意深く確認することが大切です。もし糸のほつれなどが見つかった場合は、使用前に修理してください。
自作トレッキングポールケースを活用!
2本分のポールを問題なく収納できるケースが1つあれば、トレッキングの快適性は変わります。使用していない時はケースの中に入れて収納し、必要な時はすぐに取り出して活用できるようになるため、ポールを邪魔に思うことはなくなるでしょう。
ズボンを使う方法や100均の材料を使う方法など、自作方法はさまざまです。どのようにポールを収納したいのかも考慮に入れて、アウトドアにぴったりなケースを作ってみてはいかがでしょうか。
自作トレッキングポールケースが気になる方はこちらもチェック!
トレッキングポールは、各アウトドアメーカーから多種多様な商品が出ています。関連記事ではおすすめのトレッキングポールを紹介していますので、ケースの自作方法を併せてチェックしてみてください。
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