モンベル グリップアンチショック
レキ マカルーライト AS
レキ(LEKI) マイクロバリオカーボン
DABADA|トレッキングポール アルミ製
DABADA トレッキングポール カーボン
ブラックダイヤモンド トレイル BD82380
シナノ(SINANO) ロングトレイル 115
カリマー アルミ トレッキングポール
トレッキングポールとは
登山の安心・安全アイテム!
トレッキングポールは、登山時の身体のバランスを取り、膝関節への負担や全身の疲労を軽減させる目的で使用します。効率よく脚にかかる荷重を分散させ体幹を安定させるためにも、身体に合うサイズ、そして目的に合う機能を持ったトレッキングポールを選ぶようにしましょう。
また、トレッキングポールはツェルトなどテントの支柱としても利用できます。支柱として使用する場合には、太さがあり強度が高いものがおすすめです。
トレッキングポールの選び方
トレッキングポールには、「軽さ」や「強度」といった素材の特徴、「収納性」や「操作性」といった機能、「グリップの形」など様々なタイプがあり、登山のスタイルや用途に応じて選ぶことができます。特徴や機能を踏まえて目的に合ったトレッキングポールを選ぶことができるよう、購入時の参考にしてください。
① トレッキングポールの素材
[アルミ]
アルミ素材は、軽量でトレッキングポールによく使われる素材です。また価格の安いモデルが多く、購入の際は選択肢も広いのが特徴です。強度が低いために曲がりやすい点がデメリットですが、衝撃を受けても曲がり、折れにくいという面ではメリットとなります。
[ジュラルミン]
ジュラルミンは、アルミニウムや銅、マグネシウムなどの合成により強度を高めたアルミニウム合金の一種です。アルミに比べて強度が高くなりますが、重さがある点がデメリットとなります。
[カーボン]
カーボン素材は、アルミよりも軽量で、加重に対しての強度が高い点、金属ではないので錆びる心配がない点が特徴です。しかし製造コストがかかる点と、一点への衝撃に弱く折れやすい、というデメリットが挙げられます。
② トレッキングポールの収納性
[テレスコーピング式]
テレスコーピング式とは、径の異なるシャフトを望遠鏡の筒のようにはまり込ませて収納させる方法のこと。一般的に強度が高く、長さ調節ができるモデルです。
[折りたたみ式]
折りたたみ式とは、同じ径のシャフトをワイヤーで連結するタイプで、軽量でコンパクトに収納できる点が特徴です。上段シャフトのみ、テレスコーピング式になっていて長さ調節できるモデルもありますが、調節できないものや高価なモデルが多くなっています。
③ トレッキングポールのサイズ調整方式
[スクリューロック式]
スクリューロック式は、トレッキングポールのシャフトを回して固定させる昔からあるタイプです。ジョイント部分に凹凸がなく強度もあり、価格の安いモデルが多いです。しかし締める(緩める)際に力がいる点がデメリットとして挙げられます。
[レバーロック式]
レバーロック式は、レバーの開け閉めでシャフトを伸縮させるタイプです。ワンタッチで長さ調節が可能なため、手袋をつけたままでも操作しやすい点が特徴です。アップダウンが多く調節の頻度が高いコースでの使用におすすめです。構造上、スクリュータイプよりも重くなってしまう点がデメリットとして挙げられます。
[ハイブリット式]
上段のジョイントがレバーロック式、下段のジョイントがスクリューロック式になったモデルもあります。
[ピンロック式]
ピンロック式は、シャフトを引っ張りテンションをかけ、伸ばした状態でスプリングピンをシャフトの穴などに引っ掛けて固定するタイプです。軽量なモデルになりますが、長さ調整ができない点と、強度が低い点がデメリットとして挙げられます。
④ トレッキングポールのグリップタイプ
[I型グリップ]
I型グリップは1本でも使用できますが、2本セットで両手で使用する使い方を基本としたタイプです。起伏に富んだコースでバランスを取りやすく、膝への負担も軽減します。横から握るため、長時間歩行にも適しています。平坦地で肘の角度が90度になるくらいが、長さの目安となります。
I字型グリップのストラップは、グリップと共に荷重がかかることが多いため、手首への負担が少なくなるように太目でクッション性があり、サイズ調整ができるものが多くなっています。メーカーによりストラップのサイズ調整方法も異なりますので、登山時にストレスがかかりにくいよう調整しておくことをおすすめします。
[T型グリップ]
T型グリップは、グリップの上から手のひらで体重を乗せやすいタイプです。比較的緩やかなコースでの使用が適しており、初心者でも扱いやすいトレッキングポールです。力を下向きにかけやすいことから、下りでの使用にも効果を発揮します。平坦地で、身長の1/2の長さが目安となります。
T字型グリップのストラップは、そのの形状からストラップに負担がかかることがないため、手首に絡みにくい簡易なものが多くなっています。
トレッキングポール おすすめ8選!
ここでご紹介するモデルは、どれも有名ブランドから販売されているトレッキングポールです。近年の「ファストパッキング」や「ウルトラライト」に対応する折り畳み式軽量トレッキングポールについて、6つのブランドからご紹介します。
【モンベル】 おすすめトレッキングポール
「モンベル」は、1975年に辰野勇と二人の山仲間により設立されました。以来、”Function is Beauty(機能美)”と、”Light & Fast(軽量と迅速)”をコンセプトに商品開発を行っています。
1. 2wayグリップアンチショック
機能・コスパ大満足のおすすめモデル!
モンベル グリップアンチショック
7001超々ジュラルミン使用で、高い強度と驚異的な軽さを両立させたトレッキングポール。内臓スプリングによる衝撃吸収システムを採用しています。ストラップの長さは、簡単に調節可能。グリップは超軽量なEVAフォームを使用し、素手で握っても滑りにくくしっくりと手に馴染む素材になっています。
【カリマー】 おすすめトレッキングポール
イギリスで創業し、スポーツやアウトドア用品を製作している老舗ブランド。代表アイテムとしてバックパックなどが挙げられますが、アイテム全体のデザイン性や機能性はどれも魅力的です。
2. アルミトレッキングポール
丈夫で使いやすい、コスパに優れたモデル
カリマー アルミ トレッキングポール
7075アルミニウム素材を使用した頑丈なトレッキングポール。伸縮するタイプのポールで、簡単に長さ調整できます。またポールの先端にはタングステン製の素材を採用しているため、安定した使用感で体をサポートしてくれるでしょう。
デザインもスタイリッシュで、ボディに入ったロゴもおしゃれ。アウトドアアイテムを同じブランドで揃えたい方にもおすすめです。
【レキ】 おすすめトレッキングポール2選
「LEKI」は、1948年にドイツ・キルヒハイムで創業し、新素材や新システムを採用した革新的なポールを生み出してきたポール専門メーカーです。1974年には、世界で初めて長さ調節可能なトレッキングポールを、そして1982年にはアンチショック・システムを採用したトレッキングポールを開発しました。
高機能・高品質のLEKIのトレッキングポールは、ヨーロッパはもちろん世界でもシェアNo.1で、スキーやトレッキングの分野で高い評価を得ています。
3.マカルーライト AS
高機能で身体全体の負担を軽減
レキ マカルーライト AS
LEKIのトレッキングポールを代表するモデルの後継です。アンチショックシステムを搭載し、上段に加えて中段にもスピードロック2システムを採用。衝撃を吸収して、手首への負担を軽減するとともに、状況に応じた長さ調節が簡単にできます。
シャフトは腐食に強い加工が施されており、マットな質感であることもポイント。大きめに入ったロゴと質感がスタイリッシュさと高級感を演出しているため、登山やアウトドアの気分も盛り上がるでしょう。
4.ブラックシリーズFXカーボン
安定の使用感とコンパクト収納!
レキ(LEKI) マイクロバリオカーボン
三段折り畳み式マイクロ・シリーズの中で、コアロッキングシステムを搭載されたモデルです。スピードロックシステムにより、長さ調節もスピーディに行えます。ボディはカーボン素材なのでその軽量さも魅力でしょう。使用感が良いだけでなく、持ち歩きの負担にもならないアイテムです。
【ダバダ】 おすすめトレッキングポール2選
大阪堺市に本社を置くDAVADAは、トレッキングポールやバックパックなどのアウトドアギアから、ヨガマットなどのフィットネス用品、トランポリンなど様々な製品を扱う会社です。DAVADAの製品はオンラインショップのみの取り扱いになりますので、ネットショップをチェックしてみてください。
5. トレッキングポール
コスパで選ぶおすすめモデル
DABADA|トレッキングポール アルミ製
ダバダのトレッキングポールは、なんといってもコストパフォーマンスが魅力です。付属品にトレッキングキャップとバスケットが付き、更に衝撃吸収のアンチショック機能付き!
驚くほどの低価格ですが、アンチショック機能はソフトな使用感で跳ね返りも少なく、ポールの長さ調整はシャフトを回すだけ、そしてストラップの調整は引っ張るだけ、という簡単操作。SGマークも取得してありますので、登山初心者の方にも安心しておすすめできるトレッキングポールです。
6.トレッキングポール カーボン
超軽量!錆びに強いカーボン素材
DABADA トレッキングポール カーボン
こちらはダバダのカーボン製トレッキングポール。充実した機能にも関わらず、こちらも驚くほどの低価格です。一本175gという超軽量であることに加えて、アンチショックシステム搭載となり、アウトドアを快適にしてくれるでしょう。
ストラップの調整はストラップ自体の紐を引くだけの簡単操作。グリップはコルクタイプで握りやすく、滑らずに力を加えやすいので、体の負担を減らしてくれます。
【ブラックダイヤモンド】 おすすめトレッキングポール
ブラックダイヤモンドは、1989年にクライマーによるクライマーのためのメーカーとして設立されました。1960年代に世界のビッグウォールで活躍したイヴォン・シュイナードが、自らの手でクライミング用ギアを製作、販売し、同時に岩に残置ピトンを残さないクリーンクライミングの潮流をリードしてきました。
彼のポリシーを受け継ぎ、クライミングだけでなくスキーやトレッキングなど様々なアクティビティで常に最高品質のギアを生み出しているのが、ブラックダイヤモンドです。
7. トレイル
心強いおすすめオールラウンダー
ブラックダイヤモンド トレイル BD82380
ブラックダイヤモンドのスタンダードモデル「トレイル」。機能性、収納性を十分に備えコストパフォーマンスに優れたオールラウンドポールです。フリックロックシステム2は、サイズ調整・固定操作が楽に行えるように、グリップトップはソフトな形状へと進化しています。そのため持ちやすく使いやすいポールとなっているので、初心者にも嬉しい性能であると言えます。
【シナノ】 おすすめトレッキングポール
「シナノ」は、スキーポールの国内ブランドとして高い評価を得ているブランドでしたが、現在はトレッキングポールやウォーキングポールと、バリエーション豊富に商品開発をおこなっているブランドです。創業から続く堅実な商品は初心者の方も使いやすいレッキングポールが揃っています。
8. ロングトレイル 115
初心者も使いやすい有名ブランドのポール
シナノ(SINANO) ロングトレイル 115
超軽量アルミ素材使用で軽さや丈夫さがポイント。耐久性に優れており、傷にも強いためさまざまなシーンで使えるトレッキングポールです。ファストロック搭載で長さ調節が簡単に行える点も魅力。グリップは握りやすく使いやすいデザインとなっているため、初心者でたくさん使いたいという方にもおすすめできます。
正しく使って負担軽減!
使い方で機能の効果は半減
ご紹介したトレッキングポール8選の他にも、様々なメーカーから高機能なトレッキングポールが販売されています。しかしそれらのトレッキングポールも、使い方次第で「登山時の負担軽減」という効果は半減してしまいます。
さらに、岩場が多いようなルートなど使用する場所によっては、バランスを取ってくれるはずのポール自体が、スムーズな歩行を妨げてしまう場合もあります。
持ち方・使い方を見直してみましょう!
何となく癖になり、自己流の持ち方をしてしまっている方も多いのではないでしょうか?ストラップへの手首の通し方やグリップの握り方なども、登山時の負担を軽減させるためには重要なポイントとなります。ご自身の身体と登山のルートに合わせて、ストラップやシャフトの長さを適宜調整し、持ち方も再確認するようにして下さい。
まとめ
いかがでしたか?登山時にかかる身体への負担を軽減し、安心・安全に登山をサポートしてくれるトレッキングポール。身体と目的に合ったトレッキングポールを上手に選択し、快適登山を楽しんでください!