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【完全版】内蔵助山荘の宿泊情報。立山の山小屋を利用し、快適な山歩きを満喫!

登山者にとって山歩きを快適に楽しむための心強い味方は山小屋ですが、立山には内蔵助山荘という山小屋があります。そこで今回は、内蔵助山荘の宿泊情報をご紹介!立山の山小屋を利用して、快適な山歩きを満喫しましょう。施設情報と合わせておすすめポイントもご紹介します。
更新: 2023年7月25日
syuka
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目次

「内蔵助山荘」について

立山の雪渓を臨む山小屋

内蔵助山荘は富山県の北アルプス立山エリアの東側に位置し、内蔵助雪渓のすぐ北側にあります。最寄りの室堂ターミナルからは登山道を登り、立山三山を越えて3.5時間ほどの場所です。

遮るものが何もない張り出した稜線上にあるため、天気がよければ後立山連峰から昇るご来光を臨むことができるでしょう。アットホームな山小屋で、旬の山菜をふんだんに使った食事メニューを楽しめます。

内蔵助山荘

  • 住所
    〒930-1406
    富山県中新川郡立山町芦峅寺
  • 電話番号
    090-5686-1250
内蔵助山荘 - ホーム
内蔵助山荘 - 予約、問い合わせは電話のみSNS.FAX対応返信不可現地衛星電話:090-5686-1250(営業期間中のみ) 2021年:7/25〜9/25完全予約営業2022年:7/20頃〜9月末予定(宿泊予約受付3/20 10:00〜)

POINT

  • 当記事は2022年4月時点の情報をもとに記載しているため、実際の情報とは異なる場合があります

内蔵助山荘の営業期間と宿泊可能人数

山荘の営業期間は7月中旬から9月末にかけての登山シーズンのみです。それ以外の期間、特に冬は営業していないのでご注意ください。1日に宿泊できる人数は45人までで、お部屋は個室ではなく基本相部屋となっています。

テント場はないので山荘内のお部屋でゆっくりお休みください。また、山荘内に公衆電話はなく、携帯の電波も届きづらい場所です。緊急時の家族との連絡方法などは登る前にきちんと確認しておきましょう。

内蔵助山荘の宿泊料金

出典:unsplash.com


宿泊料金は1泊2食付きでひとり12,000円です。感染症予防の観点から自炊スペースを用意できないため、素泊まりでの宿泊は受け付けていません。グループや団体で利用する場合は引率スタッフを含めて最大12名までとなっています。

また、インナーシーツやシュラフなどの寝具類は持参するのがおすすめです。お持ちでない場合は簡易シーツ代として1,000円がかかります。感染症対策に留意して利用してください。

内蔵助山荘の予約・受付

宿泊の予約やお問い合わせなどは、お電話でのみ受け付けています。公式SNSやファックスなどでお問い合わせいただいても、対応や返信はできないのでご注意ください。

受付は山荘の入り口を入ってすぐのところで行います。お部屋は基本的にひとり1畳分のスペースとなるため、荷物はお部屋ではなく廊下の収納棚をご利用ください。受付を済ませたら談話室などでゆっくりお過ごしいただけます。

お宿の設備情報

内蔵助山荘のお部屋

出典:pixabay.com

お部屋は基本的に個室ではなく相部屋となっています。ですが当日の利用者が少なかったり、グループの利用であれば自分たちの個室として使うことができるでしょう。きれいな畳敷きの和室で、寝具も新しいので清潔な布団でゆっくり休むことができます。

窓からは優しい光が差し込み、素晴らしい景色を楽しむことができるでしょう。また、同じ規模のほかの山小屋ではあまり見ない緊急時の避難経路図がしっかり書いてあるので安心です。

内蔵助山荘の食堂

2011年にリニューアルオープンした食堂では、おいしいと評判のお食事を味わうことができます。一度に20人ぐらいでお食事を取ることができ、朝食は卵料理をメインにソーセージや千切りキャベツなどのバランスのいいメニューです。

夕食は白身魚のフライや煮物などです。メニューは日によって変わるので、訪れるたびに違ったお食事を楽しむことができるでしょう。登山ではなく、お食事を目当てに宿泊される方もいるそうです。

内蔵助山荘のトイレ

出典:unsplash.com

宿泊者用のトイレは、山荘の入り口を入って右手側にあります。男女共用ですがきちんと清掃が行き届いた洋式のトイレで、出入口にはそれぞれの個室が使用中かどうかを示すランプが付いているので分かりやすいです。

使用済みのトイレットペーパーは備え付けのゴミ箱へ捨てる形式で、手洗い場もあります。立ち寄り利用される方のトイレは山荘の外にあり、こちらは有料なので受付料金箱に1回100円入金してから利用してください。


内蔵助山荘のそのほかの設備

山荘入口から食堂に続く廊下はカーペット敷きになっているので、冷える夜でもそれほど寒くありません。食堂の手前右側には畳敷きの談話室があり、寒い日はストーブが入るので温かく過ごすことができます。

夕食までの時間、ほかの利用者と楽しく山談議に花を咲かせることができるでしょう。また、2階への階段の踊り場には充電用のコンセントや本が並んだ本棚があり、自由に使ったり談話室に本を持って行って読むことが可能です。

お宿のおすすめポイント

おいしいと評判の食事メニューが楽しめる

先ほども触れましたが、内蔵助山荘はお食事がとても美味しいと評判です。食堂の入り口に置いてある炊飯器から自分でご飯をよそうスタイルで、ご飯と名物のなめこ汁はお変わりが自由となっています。

なめこ汁にはなめこがたくさん入っており、オリジナルの手ぬぐいがあるほど人気です。また、旬の山菜をふんだんに使った天ぷらを楽しむこともできます。すべて手作りにこだわっており、食べると元気が湧いてくるでしょう。

便利な売店がある

山荘の入り口を入って正面の売店では、なめこ汁の手ぬぐいなどのオリジナルグッズを販売しています。また、おつまみや飲み物を販売しており、カウンターの中にあるので声をかけて購入する仕組みです。

飲み物はコーヒーや紅茶などの一息つけるもののほか、ビールなどのアルコール類もあります。ライチョウがデザインされたピンバッチなど、ここでしか買えないグッズがたくさんあるので宿泊される際はぜひ覗いてみてください。

お部屋からご来光が見える

出典:unsplash.com

内蔵助カールの雪渓が目の前にある内蔵助山荘は、窓からの眺めがいいことでも評判です。約1,700年前に作られ、日本最古の氷ともいわれる内蔵助カールの素晴らしい景色を思う存分お楽しみください。

また、すべてのお部屋からとはいきませんが、天気がいい日はご来光を臨むことができるお部屋もあります。薄暗いため道中は足元に注意が必要ですが、夜明け前に起きて山頂からご来光を臨むのも神々しさがあっておすすめです。

雨の日に嬉しい乾燥室がある


内蔵助山荘には、雨の日に嬉しい乾燥室が入り口を入って左側にあります。立ち寄り利用の方のための休憩室と一緒になっており、とても強力なヒーターがあるので乾きにくい登山靴やザックも短時間で乾きます。

ヒーターは消灯時間に合わせて消されてしまい、その後は室内に入れなくなるので注意してください。翌朝は早く出発する予定の場合は、消灯時間の前に乾燥させている荷物を回収して出発の準備をしておくようにしましょう。

内蔵助山荘で充実した山歩きを楽しもう

出典:unsplash.com

今回は内蔵助山荘について、施設情報やおすすめポイントなどをご紹介しました。内蔵助山荘ではなめこ汁や旬の山菜を使った天ぷらがおいしいと評判で、登山ではなくお食事を目的に訪れる方もいるほどです。

また、窓からの景色も素晴らしく、天気のいい日はご来光を臨むことができるでしょう。宿泊だけでなく登山中の休憩場所として利用することもできるので、立山周辺で登山を考えている方はぜひ内蔵助山荘を利用してみてください。

ほかの山小屋が気になる方はこちらもチェック!

今回は、富山県の立山にある内蔵助山荘についてお話してきました。日本国内には、おすすめの山小屋が内蔵助山荘のほかにもたくさんあります。

ほかのおすすめの山小屋が気になる方、もっと知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。これから登山をするときに、山小屋選びの手助けになれば幸いです。