メジャークラフト・クロスライド5G・XR5-962M/LSJ
ソルティーステージプロトタイプ・XLSS-9112ML30
がまかつラグゼ・コヨーテS・S100H
ダイワ・オーバーゼアAIR・103M
シマノ・コルトスナイパーXR・ S100MH-3
ヤマガブランクス・ブルースナイパー96ML
シマノ・ワールドシャウラBG2953R-3
ダイワ・ショアスパルタンブレークスルー106MH
上級者用の専用ロッドは種類が豊富
ライトショアジギングロッドとは
ショア(岸)から比較的軽いメタルジグやルアーを投げて、さまざまなアクションで魚にアピールする「ライトショアジギング」に使用するロッドです。
ターゲットとなるのは、ハマチやブリのような青物を中心にカサゴなどの根魚、サバ、カマス、シーバスなどで、食卓にも上がる美味しい魚が多いのが魅力です。気軽に岸から楽しめるため、初心者から上級者まで幅広く人気があります。
上級者にも人気のライトショアジギングロッドが満載!
各釣り具メーカーからは上級者用にも適したライトショアジギングロッドが販売されています。上位機種の最新技術を流用したコスパがよい製品から、継ぎ目が分からないほどしなやかに曲がるハイエンド商品までバリエーションが豊富です。
そんな魅力的な上級者向けのライトショアジギングロッドを、価格別にしてご紹介していきます。本記事は2022年4月14日の情報をもとにしました。ご購入の際は最新情報をご確認ください。
上級者向けの専用ロッドの選び方
1.操作性が高く釣果が出やすいロッドを選ぼう
上級者になると長時間フィールドにいることが多くなるため、キャスティングやロッドアクションを繰り返しても疲れにくいことが重要です。そのためには、軽くて操作性が高いライトショアジギングロッドを選ぶのがおすすめです。
また、獲物に追従する穂先の繊細さや、パワーのある大物と対峙できるロッドのパワーといった釣果に直接かかわる性能も上級者が注目したいポイントです。このような性質を満たすロッドは多くは、各メーカーのミドルクラス以上となっています。
2.ライトショアジギングロッドの基本仕様を再確認
長さは10フィート前後がおすすめ
上級者にはおさらいになりますが、以下ではロッドの基本的な選び方を簡単に解説しておきます。ライトショアジギングロッドは岸から遠投して獲物を狙うため、長めのロッドが使われます。
9フィート(2.74m)から11フィート(3.35m)の間が、ライトショアジギングロッドに適したサイズです。初心者の場合は取り回しのよい9フィート台を、遠くに飛ばして他のアングラーと異なるエリアを狙う中級や上級者なら11フィート近いロングサイズがおすすめです。
ルアーウェイトは40g以上を確保しよう
ライトショアジギングロッドは、40g程度のメタルジグをフルキャストできる必要があります。硬さはML(ミディアムライト)からH(ヘビー)程度までバリエーションが豊富です。
MLは小場所での釣りや、小型の獲物をターゲットに適していて初心者に向いています。中型以上を狙えるM(ミディアム)以上のロッドは中級以上のアングラーにおすすめです。
2万円台|ライトショアジギングロッド2選
1.メジャークラフト・クロスライド5G・XR5-962M/LSJ
最新技術が搭載されたリーズナブルな製品
メジャークラフト・クロスライド5G・XR5-962M/LSJ
長さ | 2.9m |
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自重 | 非公開 |
仕舞寸法 | 149cm |
ルアー重量 | 15g~50g |
クロスライド5Gは、2021年にショアジギング専用としてリリースされました。さらに末尾に「LSJ」が付くものは、ライトショアジギングに特化したシリーズになっています。
本体には東レの最新素材「T1100Gカーボン」を採用し、ブランクスのカーボン繊維を全方向に巻きつけて力を分散する「R360構造」を適用した、ハイエンドに近い仕様です。
使い勝手が抜群&疲れにくい
「962M」 は50gまでのジグに対応し、M(ミディアム)のパワーがあります。ブラックを基調としたシックな外観で、価格は23500円ほどと上級者向けとしてはリーズナブルです。
また、新素材の採用により、従来よりも軽量で耐久性が高くなっただけでなく、ロッドのブレが小さくなることで、キャストやロッドアクションを繰り返しても疲れにくくなっています。
2.アブガルシア・ソルティーステージプロトタイプ・XLSS-9112ML30
アブガルシアのハイエンドテクノロジーを搭載
ソルティーステージプロトタイプ・XLSS-9112ML30
長さ | 302ⅽm |
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自重 | 168g |
仕舞寸法 | 154.6cm |
ルアー重量 | 7g~40g |
スウェーデンで創業したアブガルシアから2021年にリリースされた「ソルティーステージプロトタイプ」シリーズの一つです。旧ソルティーステージと大きく異なるのは、「TAF製法」というハイエンドテクノロジーが使われていることです。
カーボン繊維を縦横方向に重ねることによって、グラス素材を混入せずに強度を確保できる製法で、従来よりもブランクスが軽量で操作性が高くなっています。
リーズナブルで多彩な魚種に対応
「XLSS-9112ML30」はブランクスに塗装をしていない無骨な外観が特徴で、作業工数を減らすことにより価格を29800円ほどに抑えています。
30g前後のジグを投げるのに適したロッドで、魚種としてはハマチやサゴシのような青物から、マダイやヒラメ、シーバスといった中型魚まで対応することが可能です。
3万円台|ライトショアジギングロッド2選
1.がまかつラグゼ・コヨーテS・S100H
がまかつの最新のライトショアジギングロッド
がまかつラグゼ・コヨーテS・S100H
長さ | 305ⅽm |
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自重 | 245g |
仕舞寸法 | 158ⅽm |
ルアー重量 | 40g〜65g |
コヨーテSはがまかつラグゼのライトショアジギングロッドで、2021年に販売されました。同社のハイエンド機種・コヨーテに次ぐミドルクラスの位置づけで、コヨーテとの違いは新素材の「T1100Gカーボン」を搭載せず、3万円ほどに低コスト化していることです。
長さが3.05mのシリーズで硬さはMH・H・XHの3種類あり、魚種や用いるジグ・ルアーに応じて選ぶことができます。
遠投しやすく多彩な魚種に対応
「S100H」はご紹介する中では最強のヘビーモデルですが、ブランクスが柔らかいのが特徴で、ウエイトを乗せて振り切ることができます。
240gと軽量なので疲れにくく、長時間キャスティングやロッド操作をする上級者用としても最適です。パワーがあるので小型から中型の青物やシーバスといった幅広い魚種をターゲットにできます。
2.ダイワ・オーバーゼアAIR・103M
ハイエンドの機構が搭載されたミドルクラスロッド
ダイワ・オーバーゼアAIR・103M
長さ | 3.12 |
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自重 | 162g |
仕舞寸法 | 160ⅽm |
ルアー重量 | 10g~45g |
オーバーゼアAIRはダイワから2021年に販売された製品です。シリーズには全長が2.92mから3.28mまで、硬さがMLからMHまでのラインナップがあるので、釣りのスタイルに応じて選べます。
全てのモデルにカーボンを斜め巻きしてネジレを防止するカーボン「X45」や、軽量で高感度な「エアセンサーシート」というリールシートなど、ハイエンド相当の機構が搭載されているのが魅力です。
汎用性が高くレベルアップにぴったり
「103M」タイプの価格は33000円ほどとダイワとしてはリーズナブルで、初心者や中級者がレベルアップを目指す機種としても人気があります。シリーズでは中間的なサイズで、 30g程度のメタルジグやミノーを遠投するのに最適です。
調子は先端寄りで反発力があるので、メタルジグでのアクションも楽しめます。1kg未満のブリやヒラメ、シーバス、根魚などターゲットの種類が多彩で、汎用的に使えるのもおすすめポイントです。
4万円台|ライトショアジギングロッド2選
1.シマノ・コルトスナイパーXR・S100MH-3
20年発売の上級者向けロッド
シマノ・コルトスナイパーXR・ S100MH-3
長さ | 3.05m |
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自重 | 310g |
仕舞寸法 | 116ⅽm |
ルアー重量 | 最大90g |
コルトスナイパーはシマノのショアジギング用のシリーズです。「XR」は「エクスチューン」というハイエンドに次ぐ上位機種で、上級者からも人気があります。遠投性やシャープさ、軽さ、パワーのバランスがよいのが特徴です。
ブランクスはX状のカーボン繊維で締めこむ「スパイラルXコア」という構造で、その周りをカーボンによる斜めのテーピング「ハイパワーX」で補強しています。全長が2.9mから3.05mまで、硬さはMLからXHまでのラインナップです。
3ピース品は持ち運びが便利&ブレが少ない
S100MH-3モデルは3ピースの構造で、1m余りのコンパクトなサイズに折りたためるのが利点です。先端パーツ(#3)を短くして穂先のブレを低減し、根元のパーツ(#3)を長めにとってパワーを出しやすくするといった工夫もされています。
標準から大型の青物をターゲットにしたライトショアジギングロッドで、堤防やサーフ、磯など多彩なフィールドで利用できます。価格は345500円ほどで、中級者や上級者におすすめです。
2.ヤマガブランクス・ブルースナイパー96ML
操作性が高いハイエンド商品
ヤマガブランクス・ブルースナイパー96ML
長さ | 294ⅽm |
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自重 | 223g |
仕舞寸法 | 150ⅽm |
ルアー重量 | 最大60g |
ブルースナイパーはヤマガブランクスの上級者向けのショアジギングロッドで、2017年に発売されて以来のロングセラーです。ブランクに東レの特許技術・ナノアロイテクノロジーを採用することにより、軽快でシャープな操作性や、獲物の動きを素早く把握できる感度を備えています。
現在6機種をラインナップし、パワーは中型青物に対応する「ML」から、大型も釣り上げられる「H」まであるので、お好みの釣りスタイルに合わせることが可能です。
「ML」モデルは多彩な魚種が狙える
「ML(ミディアムライト)」モデルはシリーズのなかで最もライトなモデルです。60g までのジグをフルキャストすることが可能で、防波堤からサワラのような小型青物を狙うのに適しています。
また、ティップが柔軟な設計のため、サーフゲームで大型のヒラメやマゴチをターゲットとすることも可能です。価格は48400円ほどと高価ですが、汎用的に使えると人気があります。
5万円~|ライトショアジギングロッド2選
1.シマノ・ワールドシャウラBG2953R-3
シマノでも最強クラスのシリーズ
シマノ・ワールドシャウラBG2953R-3
長さ | 2.9m |
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自重 | 245g |
仕舞寸法 | 130ⅽm |
ルアー重量 | 20g~60g |
BG(ビッグゲーム)の名前が付いているように、シマノ製品のなかでは、大きな獲物とも対峙できる最強ロッドとして人気です。「スパイラルX」や「ハイパワーX」というシマノ独自の機構の搭載により、操作性にも定評があります。
シリーズ全てが3ピース仕様で、130cmの小さなサイズに収納できるのも特徴です。また、サソリが描かれた真っ赤なロッドのカラーも、フィールドでひときわ目立ちます。
遠投性や操作性が抜群の汎用性の高いロッド
「2953R-3」タイプは硬さが3番(=MH)のライトショアジギングロッドで、10フィート近い長さを利用して、岸からの遠投を楽しめます。また、ブランクスの反発力が強く、連続でキャストをしても疲れにくい仕様です。
メタルジグやジグヘッドのほか、中型スプーンやバイブレーション、ミノーといった多彩なルアーにも対応します。グリップは短めの設計で、トゥイッチやジャークのようなロッド操作がしやすいのもおすすめ点です。
2.ダイワ・ショアスパルタンブレークスルー106MH
ダイワのショアジギングのハイエンドモデル
ダイワ・ショアスパルタンブレークスルー106MH
長さ | 3.2m |
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自重 | 298g |
仕舞寸法 | 164ⅽm |
ルアー重量 | 15g~60g |
ショアジギング専用のダイワ・ショアスパルタンシリーズの最高峰で、2019年9月に発売されました。軽量で頑丈な「高密度HVFカーボン」を採用し、カーボン繊維を0・45・90度に巻いて強化する「X45」という最新技術も搭載されています。
ブレークスルーシリーズには現在6種類あり、硬さはMHからXXXHまでと、ライトショアジギングロッドから最強のショアジギングロッドまでがラインナップされています。
繊細さとパワーを兼ね備えたロッド
106MHは人の多い磯から沖の獲物をピンポイントに狙えるように設計されています。長尺の2ピース品で、「V-ジョイントα」というダイワ独自の接続技術が採用されているのが特徴です。これにより、1ピースロッドのような自然なしなりが得られ、操作性も高くなっています。
ルアーは最大80gのジグから小型のミノーまで扱うことが可能です。先調子の細めのティップには粘りがあり3kg程度の青物も釣り上げることができます。
上級者用の操作性の高いモデルで釣りを満喫
上級者用のライトショアジギングロッドのおすすめ品をご紹介してきました。操作性がよく軽量で疲れにくい上級者用のロッドは、初心者や中級者がレベルアップするのにも適しています。
また、ロッドアクションがしやすくハイパワーなので、釣果が上がり釣りがより楽しくなるのもメリットです。このような上級者向けのライトショアジギングロッドを入手して、釣りを満喫してはいかがでしょう。
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