サンライン エステルライン ソルティメイト 鯵の糸
ダイワ エステルライン 月下美人 TYPE-E 白
よつあみ エステルライン SG D-PET
初心者でもエステル・PEを使ってみよう
ジグ単で狙うアジングやメバリングなどのライトゲームでは、ナイロン・PE・エステル・フロロカーボンラインが使用されます。ナイロンやフロロカーボンはジグに直結できるため初心者向けですが、アジングのような繊細な釣りでは、エステルや細めのPEラインがおすすめです。
「でもリーダーの結束方法も分からないし、面倒くさそう」というあなたに、とても簡単にできる結束「3.5ノット」のやり方をお伝えします。
初心者でもエステルやPEがおすすめな理由
なぜナイロンやフロロカーボンではなく、エステルやPEがよいのか。それはずばり、感度のよさです。細いラインで軽量なジグをコントロールしやすく、あたりも敏感にキャッチできます。確かにリーダーの不要なラインを使用すれば楽ちんですが、釣果を望むなら少しでも高感度なラインを使用するのがおすすめです。
3.5ノットは釣り初心者にもおすすめ
シーバス釣りやエギングをしているなら、PEラインとリーダーを結束するのに代表的な結び方「FGノット」をお使いの方も多いでしょう。安心の強度を誇るFGノットですが、屋外や暗い時間帯では結束に手こずるのが難点。初心者には失敗も起こりやすく、ハードルが高いと感じられます。
しかし今回お伝えする3.5ノットは、ライトゲームには十分な強度があり、初心者でも簡単に結束できます。
3.5ノットの結び方
3.5ノットの結束方法をざっくりご説明すると以下の手順です。
- 1.メインラインとリーダーの2本を合わせる
- 2.合わせたライン2本で輪を作り、先端を3回巻き付ける
- 3.メインラインだけを追加でもう1回巻き付ける
- 4.ラインとリーダーを締め込む
初心者でも数回練習すれば、現地でサッと結べるようになれますよ。
3.5ノットの結び方を画像で解説
①メインラインとリーダーの準備
リーダーは予め必要な長さでカットしておきます。
締め込んだ後、最終的に余った部分をカットすることになるので、必要な長さより少し長めに用意しましょう。
②メインラインとリーダーを両側から合わせる
2本のラインを揃えて持ちます。
③2本を合わせたまま輪を作る
交差する部分を指で押さえつけておきましょう。
④輪の中に2本合わせたまま通して巻く
作った輪の中に右手に持った2本を通して巻き付けます。
⑤そのまま3回巻きつける
⑥メインライン(青)のみ輪に1回通す
エステルもしくはPEの方だけを追加で1回巻き付けます。
メインライン(青)が1回多く巻かれています。
⑦メインラインとリーダーをひっぱって軽く締め込む
ゆっくり左右へ引っ張ります。
⑧結束部を軽く水や唾液などで湿らせて、本締めをする
ラインを濡らすことで、摩擦熱によるラインへのダメージを防ぎます。本締の時に、均一に締め込むようにしましょう。締め込み方がかたよると、強度が弱くなります。
メインとメイン、リーダーとリーダーでそれぞれ引っ張ると、締め込みやすいです。
⑨余ったラインの先端をカットする
カットをして完成です。
3.5ノットを深堀り解説
簡単で嬉しい3.5ノットですが、どのような特徴がある結束方法でしょうか。
3.5ノットのメリット・デメリット
メリット
一番の利点は、簡単に結束できること。結び方がシンプルなので、夜釣りや風がある屋外でも失敗なくできます。もし初心者が細いラインをFGノットで結束する場合、非常に難しいと感じるでしょう。
アジングやメバリングなどは、朝・夕マズメや夜釣りが有効な場合が多いため、簡単に結べる3.5ノットはメリットが多いノットワークです。
デメリット
FGノットなどの摩擦系と呼ばれる結束と比べ、強度はあまり強くないノットです。大型のシーバスなど、狙っていた対象魚より大物がヒットした場合、すっぽ抜けの不安があります。
また、結束部分が大きめであるため、ラインの太さによってはガイド抜けの悪さが気になる可能性も。
3.5ノットの強度
編み込み系のFGノットほど強度が高くない3.5ノットですが、アジングなどのライトゲームでは、問題ない強さです。結束強度は70~80%ほどですが、ドラグを調整しテンションを張り過ぎない釣り方ならラインが切れる心配は少ないでしょう。
ドラグの設定の注意が必要
ライトゲームでは3.5ノットでも十分の強度があるとは言え、適切な設定をしなければラインが切れる恐れがあります。伸縮性が低く、瞬間的なショックに弱いエステルラインを使用する場合、ドラグは緩めに設定しましょう。強く締めた状態のドラグでは、アワセた時にラインが切れる可能性があるからです。
強度を確保するための結束時のコツ
結束する際は、摩擦熱に弱いラインを傷めないように以下の点に注意しましょう。締め込みの時には、全部の糸を均一に引っ張ることが大切です。バランスが悪い結び目では、負荷が一点に集中し、強度が下がります。
- 本締めをする前には結び目部分を湿らせる
- 最後の締め込みで、勢いよく締め過ぎない
- 本締めの時、全部の糸を均一に引っ張る
さらに強度を高めたいなら、余分なラインを切ったあとに焼きコブを作ると、すっぽ抜け防止につながります。熱でラインを傷めないよう注意して行ってください。
3.5ノットが向いている釣りとは
細いラインを用いた、アジングやメバリング、トラウトなどライトな釣りに向いています。エギングもセッティング次第では使用も可能。
細いラインは摩擦系のノットを使用すると、摩擦熱で傷む可能性があります。それに比べ簡易的に組める3.5ノットは、摩擦熱も少なく強度を保てるので、細いラインと相性がよいです。
逆に太いラインの結束に使用すると、結び目が大きくなりガイド抜けが悪くなるうえ強度も強くないので、3.5ノットに向きません。
ライトゲーム向けエステル・PEライン
3.5ノットなどの結束でショックリーダーをつなぐ必要のある、エステルとPEライン。感度が高くアジングやメバリングに主流のラインで、「伸びにくいので感度が高い」、「摩耗に弱い」、「値段が高い」など共通の特徴があります。
ではエステルとPEラインには、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を知ることで、狙う棚や風の状況でラインを選ぶポイントなどが分かります。
エステルラインの特徴
- PEより比重が高い⇒海中に沈んで馴染みやすく風にも強い
- 軽量のジグヘッドを使用する場合、PEより扱いやすい
- 沈みやすいので、アジが底の方にいる時に有利
- 水中で直線的な位置取りになる
- 瞬間的なショックに弱く切れやすい
- ライントラブルが起こりやすい
PEラインの特徴
- 比重がエステルより軽い⇒海中に沈みにくく、風に弱い
- 軽量のジグヘッドに不向き
- エステルと比べて強度が高い
- しなやかで飛距離が出やすい
- 直線的にかかる負荷に対して強い
初心者におすすめのアジング向けエステルライン
アジングのラインと言えば、以前はフロロカーボンやPEラインが使用されていましたが、現在はエステルラインが人気です。ライン自体の感度の良さ、水に馴染みやすく水中でも直線的な位置取りになり、あたりが取りやすいことなどメリットが多いためです。
その反面、ラインが切れる不安や絡まりやすいなどのデメリットがあるため注意が必要。そこで、感度は少し落ちますが、初心者が扱いやすい「しなやかなタイプ」を3商品ご紹介します。
サンライン ソルティメイト 鯵の糸 エステル
しなやかで程よく伸びます。度々各メディアで紹介される定番商品です。
サンライン エステルライン ソルティメイト 鯵の糸
ダイワ エステルライン 月下美人 TYPE-E 白 1.5lb
視認性が良く、夜間の釣りでも使いやすいです。
ダイワ エステルライン 月下美人 TYPE-E 白
よつあみ(YGK) エステルライン チェルム アンバーコード SG D-PET
パステルピンクで視認性がよく、強度や感度も定評がありバランスがよいラインです。
よつあみ エステルライン SG D-PET
エステルラインの中では非常にしなやかで扱いやすいものをピックアップしました。またラインに色が付いているので視認性がよいのも初心者にやさしくおすすめなポイントですよ。
簡単ノットでライトゲームを手軽に楽しもう
使用するラインも決まり、リーダーとの結束もマスター。次は「ジグヘッドやワームについても知りたい」という初心者さん向けの記事のリンクも、ご用意しました。ぜひ仕掛け選びの参考にご覧ください。
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出典:https://unsplash.com/photos/T4yxS0qeXDg