ランニングは顔痩せに効果がある?
ダイエットや顔痩せをしたいと考えた時に、最初に思いつく運動といえばランニングではないでしょうか。ランニングは有酸素運動の中でも脂肪燃焼効果のある特にハードなトレーニングです。走ることが苦手な人にとっては気合いが必要ですが、道具を準備するという面では負担がなく気軽に始められます。
またランニングは年代に関わらず挑戦しやすく、運動不足の解消が期待できます。早朝や休日に走っている人を見かけることも多いですよね。ここではランニングで得られる効果や適した頻度と一緒に、太る原因や小顔になるコツについても解説します。
ランニングの効果
ランニングによって得られる効果は、どれも健康や美を保つためには嬉しいものばかりです。ダイエットを考えている人の中には、ランニングで顔もすっきりさせたいという方も多いのではないでしょうか。まずはランニングでどのような効果が現れるか知ることが重要です。今回はその中でも大きく分けて、5つの効果について解説します。
ランニングで得られる効果①ダイエット
ランニングを続けることにより体が引き締まり、ダイエットに効果があります。ランニングは有酸素運動のひとつであり、脂肪燃焼につながるためです。しかし短期間で痩せることは難しく、継続が必要になります。
新たにダイエットを始める人は、早く痩せたいという気持ちが強い傾向にあります。急激なダイエットは体にも負担がかかり危険です。確実に脂肪を燃焼しながら長期間で痩せるランニングは、ダイエットには最適だといえます。
ランニングで得られる効果②免疫力アップ
ランニングには免疫力アップの効果があります。これは体に強い負荷を与えることで、体内のミトコンドリアの量が増えるためです。ミトコンドリアは酸素を使い、エネルギーを生み出す働きを向上させるので、持久力や免疫力がアップするという仕組みになっています。
免疫力を上げるのにちょうどいい負荷がかかる時間は30分です。1度に長距離や長時間走って負荷がかかりすぎると、反対に免疫力を低下させてしまいます。少しハードかなと感じるくらいで無理のないペースを心がけましょう。
ランニングで得られる効果③美肌効果
ランニングを続けると、美肌効果が得られます。走ることで血行が良くなり新陳代謝が活発になるためです。肌には細胞が生まれ変わる周期があり、新陳代謝が活発になることでこの周期が早くなります。
年齢を重ねると肌の生まれ変わりの周期が長くなるだけでなく、コラーゲンも減少するためうるおいがなくなります。ランニングで血行促進されることにより肌の再生力も上がるため、肌のトラブルが起きにくい美肌へと繋がります。
また汗をかくとことで毛穴に詰まった老廃物が排出されやすくなるのも、ランニングで肌が美しくなる理由だと言えます。
ランニングで得られる効果④便秘改善
ランニングを続けると、便秘改善の効果があります。有酸素運動のひとつであるランニングは腸を活発にさせる副交感神経の働きを良くするからです。有酸素運動をしている間は交感神経が優位になっていますが、運動をやめると副交感神経が優位になり腸が動き始めます。ランニングを習慣にすることで切り替えがスムーズになるため、便秘改善に繋がります。
またランニングをするとお腹周りの筋肉を使い、刺激が与えられます。筋力もアップするため、排出が楽になるのも便秘が改善されるポイントです。
ランニングで得られる効果⑤質の良い睡眠
ランニングには質の良い睡眠に導いてくれる効果があります。これには便秘改善と同じ副交感神経の働きが関係しています。睡眠の時間帯にリラックス状態である副交感神経を優位にさせるには、昼夜の行動にメリハリをつけることが大切です。昼に交感神経を活発にさせておくことが快眠へとつながります。
また太陽が沈む時間帯になると睡眠の質を高めるメラトニンが多く分泌されます。お肌のゴールデンタイムと言われる夜10時から深夜2時に眠りについていないと、メラトニンの分泌は低下します。緊張状態では睡眠につきにくくなるので、ランニングは夜ではなく日中か夕方にするのが快眠のポイントです。
ランニングと顔痩せは可能?
ランニングの効果がわかったところで、顔痩せとどのような関係にあるのか見ていきましょう。顔痩せやダイエットが目的でランニングを始めようと考えている場合、どのくらいの距離や頻度が適しているのかも解説します。
顔痩せには長期戦を覚悟
ランニングを続けることで顔痩せにも効果がありますが、長期戦を覚悟する必要があります。有酸素運動であるランニングは、継続したとしても内臓から遠い部分から順番に痩せていくからです。まず手首や足首から痩せ始め、次にお尻や太もも、最後に顔が痩せるという順番になります。
ランニングは何日か頑張れば効果が現れるものではありません。顔だけ痩せるのは難しく、実際に顔がすっきりして効果が現れるのは約3ヶ月後になります。かなり根気が必要ですが、体が痩せると顔も引き締まるので続けることが大切です。
ダイエットを目的としたランニングの距離
顔痩せやダイエットを目的としたランニングの場合、走る距離の長さではなく、何分かけて走ったかという点に注目します。有酸素運動の場合、脂肪燃焼の効果が出るまで20分以上の時間が必要だからです。長距離や長時間走ればいいというわけでもなく、だいたい30分で3~5kgが目安になります。最初は距離を気にせず、脂肪燃焼を意識しながらゆっくりでもいいので30分以上かけて走ることを目標にしましょう。
ダイエットを目的としたランニングの頻度
ランニングの頻度は週に3回程度がおすすめです。それ以上多いと休息時間がないためつらくなり、少ないとやる気がなくなって続かなくなるからです。また適度に休息を入れることで効果が表れやすくなります。短期間で急激に痩せることはリスクを伴うため、地道に努力を続けるのがポイントです。
顔が太る原因は?
顔痩せに効果がある方法を知るには、顔が太って見える原因を見極めることが大切です。原因によって対処の仕方も変わるので、自分はどのタイプなのか考えてみましょう。なぜ顔が太って見えるのか大きく3つの原因に分け、それぞれ効果のある対応方法を紹介します。
顔が太る原因①脂肪太り
顔が太っているだけでなく全身に脂肪がついている人は、脂肪太りが原因です。食事のカロリー摂取量に対し運動などによる消費量が少ないと、顔に脂肪が蓄積されやすくなります。また体と顔のバランスを比べた時に、顔が大きく見える人は、体質的に脂肪がたまりやすい可能性があります。
脂肪太りを改善するには有酸素運動であるランニングが効果的です。有酸素運動は酸素を取り込み脂肪をエネルギーとして消費するため、20分以上続けると脂肪燃焼の効果があります。顔が痩せたと感じるまでには時間必要ですが、根気よく続けることで顔痩せに繋がるといえるでしょう。
顔が太る原因②むくみ
むくみも顔が太って見える原因のひとつです。むくみは睡眠不足や食生活の乱れ、お酒の飲み過ぎなどにより起こります。血液やリンパの流れが悪くなり、水分が排出されず蓄積されるためです。
顔のむくみ対策方法としては、食生活の改善が重要です。人の体は塩分を摂取しすぎると濃度を調整するために水分を溜め込もうとします。塩分の多い食事を控えることでむくみの改善に繋がります。
またランニングなどの運動で新陳代謝をアップさせることも、顔のむくみ解消に効果的です。全身の新陳代謝がアップすると血行も良くなり、水分の排出さがスムーズになります。脂肪太りの場合と同じく、顔が痩せるまでには時間がかかることを覚えておきましょう。
顔が太る原因③たるみ
年齢や筋肉の衰えによって起こるたるみも、顔太りの原因です。皮膚の下には表情筋という筋肉がたくさんあります。表情筋が衰えて緩むことで皮膚を支えきれなくなり、顔にたるみが現れます。特に1人の部屋で誰とも話さずパソコン作業をしている人は、表情筋を使わないためたるみやすい傾向があります。
対策方法として意識して表情筋を使うことをおすすめします。具体的には、口角を上げた状態で作業したり、片方ずつウインクをしたりという方法があります。表情筋のトレーニングをすることで、普段使っていなかった筋肉も動かせるので、たるみを改善できます。
また顔のむくみと同様に、新陳代謝をアップさせるという点でランニングは効果的です。血行が良くなると老廃物が排出されるため、顔のたるみ解消につながります。
小顔になる3つのコツで顔痩せしよう!
ランニングだけでは得るのが難しい、小顔になる3つのコツを紹介します。ランニングにプラスして次の方法を取り入れることで、全身とピンポイント両方からのアプローチが可能になります。紹介する小顔になるコツは、ランニングよりも短い期間で効果を感じられます。ランニングで全身が痩せてから小顔になるのを待つのが長いという方は、是非試してみてください。
小顔になるコツ①リンパマッサージ
リンパマッサージは小顔になるためにとても効果的な方法です。耳の下のくぼみやエラのラインなど、老廃物の溜まりやすい場所をリンパの流れに沿ってマッサージします。老廃物がスムーズに流れると血行も良くなりむくみの改善につながります。
またリンパマッサージのあとはしっかり水分を取り、こまめにお手洗いに行くことも大切です。水分を摂取することで老廃物の排出がスムーズになるためです。頻度としては、1日3~5分を毎日続けるのがおすすめです。1週間から10日くらいの期間で効果を感じられるでしょう。
小顔になるコツ②舌回し体操
小顔になる方法で手軽にできておすすめなのが舌回し体操です。自宅ではもちろん、会社のデスクで人に見られていない時やマスクをつけたままでも手軽にできるのでおすすめです。
舌回し体操の方法は簡単です。口を閉じたまま、舌を歯茎に沿わせてぐるっと1周回し、反対方向にも回します。これを左右10回ほど繰り返すだけです。普段あまり使わない筋肉なので、頻度としては毎日1セットずつ続けるだけでも効果を感じられるでしょう。
小顔になるコツ③あいうえお体操
舌回し体操と似ていますが、あいうえお体操もおすすめです。口角が上がり、リフトアップにつながります。やり方は、あごを引き少し大げさなくらいに「あいうえお」と発音するだけです。特に決まった回数はありませんが、1分から3分ほどを毎日続けるだけでも効果は現れます。
また「あいうえお」以外にも、「ウイスキー」など母音が「う」と「い」で終わる単語を考えて発音するのもおすすめです。小顔だけでなく、活舌も良くなる効果があります。
ランニングで顔痩せを目指そう
ランニングの顔痩せ効果と小顔になるコツを見ていかがだったでしょうか。ランニングは顔痩せまでに時間がかかりますが、脂肪燃焼に効果があるため顔だけでなく体も引き締めたい方には最適だと言えます。頻度や距離を自分で調整しながら取り組み、負担のないダイエットを心がけましょう。
顔痩せ以外のダイエットが気になる方はこちらもチェック!
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出典:https://unsplash.com/photos/mNGaaLeWEp0