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サボテン・多肉植物の培養土
液体肥料/肥料/ハイポネックス キュート サボテン・多肉植物用
はじめに
サボテンの植え替え法!肥料は?水やりは?
サボテンを育てるのは水やりや肥料など難しそうと思っていませんか?うまく活かしておくことができても、植え替えとなるといったいどうしたらいいのか。全くわからないという人もいるでしょう。今回は、サボテンの植え替えのやり方を中心に、育て方を解説します。100均で手に入れた小さなサボテンが大きくなった。鉢植えを手に入れたが、そのあとのお世話の仕方で困っているという方、必見です。
植え替えの前に・サボテンについて
サボテンの基本情報
科・属:サボテン科。属は品種により異なる
原産地:メキシコ
学名/英語名:Cactaceae/Cactaceae
多肉植物のひとつがサボテンです。
サボテンの特徴
その葉(茎)の中にはたくさんの水分が貯められていて、植物にとっては水分が少ない過酷な状況でも生きやすい形に進化しています。サボテンと多肉植物を分けるのはその表面にトゲがあるかないかです。
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鉢植えサボテンの育て方植え替え①サイン
サボテンの植え替え時期サイン①
サボテンに限らずどんな植物でも株の大きさが鉢の大きさに対して明らかに大きくなりすぎたときが、植え替えのサインです。鉢が小さいということは、土が足りないということ。水も肥料も植物には不足していて、これでは植物はどんどん弱っていくだけです。サボテンは中に水分や養分を貯め込むことができるので、元気なように見えるでしょうがそれもいつまで続くのかわかりません。
サボテンの植え替え時期サイン②
水はけが悪くなったときも植え替え時です。なぜ水はけが悪くなるのかは2つの原因が考えられます。ひとつは土の間の空間が水やりによって詰まってきて土が硬くなるせい。ふたつめは根によって粗い粒が破壊されて細かい土になって土同士がくっついて根の周りを固めてしまうためです。
サボテンの植え替え時期サイン③
上記ふたつ以外でも、成長が早すぎて鉢の大きさが追いつかない場合。このときは、鉢穴から根が飛び出てきたりします。もっと大きくしたい場合は、すぐに植え替えてあげることで急激に成長するでしょう。
鉢植えサボテンの育て方植え替え②時期
サボテン植え替えの時期①
サボテンはいつ鉢を替えるのがいいのか?こちらの時期はそんな植え替えに向いているタイミングを紹介していきます。わかりやすい時期は、開花後2週間たった時です。どなたでも成功しやすいベストタイミングなので、はじめて植え替える時はこの時期をおすすめ。
サボテン植え替えの時期②
もし、植え替えが必要なサインがあるにも関わらず花が咲いてからずいぶん時期がたってしまっている時。最良の時ではないからといって、1年も放置してしまうことはありません。春~秋までは不向きな時期ではないので、いつやってしまっても大丈夫。植物に対して過酷な環境で1年過ごさせるよりは植え替えてしまった方がずっとましです。できれば盛夏は避けて3月から9月、遅くとも10月上旬までには済ませます。
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鉢植えサボテンの育て方植え替え③土
サボテン植え替え用の土①
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ほとんどのサボテンに向いている土の配合です。まずは川砂(使う前に水で流して泥を排除し乾燥させる)を半分量。赤玉土、腐葉土を残りの3:2入れます。
サボテン植え替え用の土②
肥料を必要とする種類向けの土の配合です。特別な土なのでどのサボテンにも合うわけではありませんが、短毛丸や金竜にはこの土を使用します。配合は赤玉土を使う半分、残りの5を2:2:1に分けてそれぞれ堆肥、牛糞、ピートモスを入れて混ぜてください。こうすることで、肥料分たっぷりのサボテン用の土ができます。
はじめての方はサボテン用培養土を
サボテン・多肉植物の培養土
土についてまだよくわからない。サボテンのためだけにいろいろな種類の土を集めきらないという初めての方には、サボテン・多肉植物の培養土として配合ずみのものを使ってください。その場合もできるだけ乾燥した土を選び使うことをおすすめします。
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鉢植えサボテンの育て方植え替え④植え方
サボテンの植え方①
土を用意したら早速植え替えていきましょう。サボテンの植え方自体は他の植物とそれほど変わりません。しかし、大きく違うのは植え替える前に土を乾かしておくということです。これは乾燥につよいサボテンだからできること。こうすることで根を痛めずに土から株を抜くことができます。
サボテンの植え方②
引き抜いた株から、だめになっている根を切り取って準備しておきます。新しく用意した鉢には鉢底網を敷いて石を薄く敷きます。その上に培養土などの土を2/3ほど入れます。
サボテンの植え方③
株の根を十分に広げてのびのびとした状態で鉢に置きます。その上からさらに土をかぶせて株が安定するように手で軽く土を固定します。引き抜いた株から傷んだ根を切り取るといいましたが、根が長すぎる場合はここで根の剪定をしてしまってもかまいません。長さ目安は5cmほど。
サボテンの植え方④
サボテンの植え方は根を整えるためという考え方もできます。植え付け後は日陰に置くか、ティッシュなどをかぶせてそのまま水やりをせずに5日ほど放置。そのあと水やりをしてさらに日陰のまま5日ほど管理して、だんだん明るいところへと移動させます。
鉢植えサボテンの育て方植え替え⑤水やり
植え替え後のサボテンの水やり
サボテンの植え方のポイントは、植え替え後の水やりは5日後から。他の植物にはない植え方ですので、ここはしっかりと覚えておきましょう。すぐに水をあげません。
通常のサボテンの水やり
1ヶ月もするとすっかり根も落ち着いて普通の状態に近づいています。この後からは通常の水やり管理です。室内での管理であれば、すっかりカラカラに乾いてからたっぷりと。時間は午前中にあたえましょう。冬の水やりは控えて乾燥させて育てます。もっと詳しく水やりについて知りたい方は下記の記事も役に立つでしょう。
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鉢植えサボテンの育て方植え替え⑥肥料
サボテンの植え替えに肥料は不要
サボテンの植え方として元肥を特別与えることは必要ありません。なぜなら、土にある程度の栄養を含むものを選んでいるからです。それ以上の肥料はあとから追肥として加えることが可能です。路地に植えるのであれば元肥も必要ですが、鉢植えのサボテンには元肥は逆に根にとってよくないことの方が多くなります。
追肥
液体肥料/肥料/ハイポネックス キュート サボテン・多肉植物用
元肥をあたえない分、追肥で肥料をあげましょう。肥料をあげる時期は、サボテンの成長期。品種によって違います。一般的なサボテンであれば春と秋がそれにあたります。液体肥料を指定の濃さまで希釈、多くても月に2~3回程度あたえます。
鉢植えサボテンの育て方植え替え⑦花
サボテンの花を見るには
サボテンを育てているけれど花が咲いているのを見たことがないという方もいます。植え替えを考えている人の中にも、もっと大きくしたら花が咲くかもと思っている方もいるのでは?生き物はどれも自分の子孫を残すために花を咲かせて種を作ります。そうでない場合は、自分が生きるために栄養を使っていますので花を付ける時は株としての危機を感じたときです。花が咲かないサボテンは恵まれた環境のサボテンともいえます。
花を見たいなら水やりを控える
サボテンに花を付けさせるには危機感を感じさせることです。そのやり方はとても単純で簡単。乾燥気味に育てることになります。特に、花の時期の前に株の目を覚まさせてあげると効果的です。水やりを控えて日陰におき、株を休眠状態にしてあげてから、そのあと適度な水やりと日光に当てるようにします。
鉢植えサボテンの育て方植え替え⑧病気・害虫
サボテンの病気
サボテンの病気で気をつけるのは根腐れ病です。この見分け方にはいくつかあって、①水切れでないのにシワシワになってしまう。②少し小さくなったように感じる。③やたらと小さなつぼみが付く。です。
サボテンの害虫
サボテンは比較的虫がつきにくい植物で、ほとんど心配はありませんがひとつだけ乾燥により発生するネジラミには注意が必要です。特に冬の時期に水やりをセーブするときにこの被害を受けやすくなります。症状は①株が小さくなる。②植え替えのときにアルコールのようなニオイがする。ことです。薬剤散布で対処します。
鉢植えサボテンの育て方植え替え⑨株分け
サボテンの増やし方株分けの方法①
サボテンの植え替え方法や日常のお世話についてだいたいのことを学べました。ここからは、植え替えで大きくなった株をさらにたくさん増やすためのやり方をご説明します。まずは株分けの方法から。株の根本から小さな子株が出てきたら株分けができるサインです。
サボテンの増やし方株分けの方法②
植え替えの時と同様に、サボテンを一度鉢から抜きます。丁寧に根を分けながら親株と子株を分けます。清潔なカッターなどで株の根本を切って分けても良いでしょう。そのまま2~3日日陰で乾燥させてから、植え方でご紹介したのと同じようにちょうど良い大きさの鉢に植え替えます。
サボテンの増やし方株分けの方法③
株分け時に子株に根が無いときもあるでしょう。この場合は、挿し木や胴切りという増やし方と同様になりますので、後述のその方法を参考にしてください。この他、ウチワサボテンの増やし方について解説した記事もご用意しています。
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鉢植えサボテンの育て方植え替え⑩挿し木
サボテンの増やし方挿し木の方法①
挿し木にはサボテンの葉から小さく出た子株を使います。そのやり方には2通りあってひとつは親株ごと切ってしまう方法です。
サボテンの増やし方挿し木の方法②
もうひとつの方法は子株だけをピンセットなどを使って取り外し、土に差して増やす方法。どちらも切る場所が違うだけでやり方は一緒です。2~3日切り口を乾かします。これは切り口についている雑菌を繁殖させないためです。サボテンの場合は必ずおこないましょう。
サボテンの増やし方挿し木の方法③
その後の植え方は通常の植え替え時と同じく、培養土に植えます。水やりも5日~10日後に一度。このとき、日なたにおかずに涼しい日陰で風通しがよい場所を選んで置きます。体に傷をつけられた状態なので、静かな落ち着ける場所で、ゆっくり静養させてあげてください。
鉢植えサボテンの育て方植え替え⑪胴切り
サボテンの増やし方胴切りの方法①
最後に胴切りという方法をご紹介します。これは、徒長したサボテンや木化したサボテンの形を整えるのにも使われる増やし方です。やり方は挿し木と似ていますが、子株がない部分を切るというところが違います。
サボテンの増やし方胴切りの方法②
胴切りする場所は、古い葉や木化した部分ではなくて、できるだけ新しく瑞々しい部分でおこないます。清潔なハサミやカッターで横一文字に切り取ります。その後、切り口は他の増やし方と同様に2~3日乾燥させてから土に植え付けます。
サボテンの増やし方胴切りの方法③
胴切りした部分は、古い株を大きめの鉢に植え替えてその脇に寄せ植えのように植えても良いですし、単独で新しい鉢に植え付けてもよいでしょう。植え方やその後の置き場所、水やりなどの管理は株分け時や植え方で説明したことと同様です。
鉢植えサボテンの育て方植え替え⑫注意点
植え替えのトラブル・注意点①土から抜けない
植え替えをしようとしたけれど、サボテンを土から抜くことができないという話も聞きます。ほとんどが乾燥不足か、土がつまりすぎているためです。しっかり乾燥させても抜けないようなら、鉢を斜めに持ち、トントンと手で叩いて土を崩すようにしてみましょう。一方方向からだけでなく、対角線になるような角度でやるとうまくいきます。
植え替えのトラブル・注意点②古い葉をどうするか
ひどく木化してしまった部分や、枯れたように茶色くなった部分の対処法もお悩みでしょう。挿し木などで増やすこともできますので、これらの部分は捨ててしまってよいでしょう。一度枯れたものや木になった植物が元のように瑞々しく戻ることはありません。一部だけであれば、ハサミでカットします。
まとめ
サボテンを植え替えて大きくしよう
サボテンの植え替えを中心としたお世話の方法を解説してきましたが、いかがでしたか?サボテンは土づくりと水やり管理が大切な植物です。大切に育てたいならできるだけ見守ること。水のやりすぎ、肥料の与えすぎが弱い株にしてしまいます。元々育っていた環境を考えて、過ごしやすい場所を作ってあげましょう。増やすのは簡単でやり方もたくさんありますので、気に入った種類があればたくさん増やしてみるのもよいですね。植物のある楽しい生活をエンジョイしましょう。
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