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クリスマスローズの株分け方法!知っておきたい3つのポイント!

クリスマスの頃にきれいな花を咲かせるクリスマスローズ。地植えなどそのままでも比較的長く花を咲かせますが、定期的な株分けを行うことで、株全体がさらに元気になり、長く花を楽しむことができます。 この記事では、クリスマスローズの株分けポイントなどをご紹介します。
更新: 2021年9月21日
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目次

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クリスマスローズってどんな植物

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クリスマスローズは、名前に「クリスマス」とついていますが、ヨーロッパでは冬の12月頃に花を咲かせることから「クリスマスの頃に咲くバラ」という意味があります。 クリスマスローズはヨーロッパ原産のヘレボルス属のキンポウゲ科の植物です。

日本では、このヘレボルス属を総称して「クリスマスローズ」と呼んでいます。 寒い冬、または花が少ない時期に咲くので、重宝されています。 このクリスマスローズは品種改良も進み、現在は花色や形なども多種多様になっています。

クリスマスローズの特徴と栽培時期など

科名:キンポウゲ科クリスマスローズ属(ヘレボルス属) 種類:多年草 原産地:ヨーロッパ 別名:レンテンローズ 植え替え時期:9~10月または3月~4月 開花時期:12~4月 耐寒性:強い 耐暑性:普通

有茎種と無茎種に分かれる

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ヘルボレス属の植物には。有茎種と無茎種に分かれますが、現在、園芸品種として取り扱いのある品種の多くは無茎種となっています。

有茎種と無茎種って何?

クリスマスローズは、有茎種と無茎種にわかれています。 有茎種というのは、茎が立ち上がった状態で葉が開き、その先に花が咲く種類を指します。一般的に常緑性のものが多くみられます。

一方無茎種は有茎種と違って、葉柄や花柄がそれぞれ根茎から別に生えています。 無茎種のほうが、根茎が丈夫な傾向にあり、茎が1本1本も太い特徴があります。 無茎種は、常緑性と落葉性のものがあり、春と秋の2回新芽が開き、新しい葉が生えてきます。 このような有茎種と無茎種以外にも、その中間といわれる種類もあるようです。

クリスマスローズは株分けが必要!?

芽が出にくくなったりしたら株分けしよう


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クリスマスローズは、地植えで育てていると放っておいても、元気に何年も咲き続けることがありますが、株は年々大きくなっていくので、ある一定の時期になると株分けが必要になってきます。

株が徐々に弱ってくると、太く勢いのある芽が出にくくなったり、芽数が増えて混み合うほか、小さな芽が多くなってくるので、そうなってくると株分けする必要があります。

クリスマスローズ株分けで使用する土について

クリスマスローズの土 12リットル 

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株分けの際は、まずは土が必要です。 クリスマスローズ専用の土も市販で購入できますし、自分で配合するなら、水はけが良くなるよう腐葉土、赤玉土、鹿沼土、軽石などを混ぜて作るのをおすすめします。 ご自身で配合して作られた土には、あらかじめ緩効性肥料を混ぜてから、株分けした苗を植え付けるようにします。

クリスマスローズの株分け時期について

株分けは一般的には9月~11月頃

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クリスマスローズの株分けは、一般的には9月~11月頃が適期だとされていますが、栽培場所によって時期は多少前後してきます。 例えば、日本でも北海道や東北などの寒冷地では、気温が下がる時期が早くやってくるので、一般的な株分け時期に株分けしてしまうと、株分け後の根の生育期間が短くなってしまうので、株分けは秋に行わず、少しずつ温かくなってくる3~4月頃におこないます。

真冬のクリスマスローズは、株分け後、土が凍結し、根の生育に影響をもたらす場合がありますので、鉢植えなど場所が移動できそうな場合は、雨風が当たりにくい軒下などに場所を移動させたり、庭植えの場合はマルチングをしたりするなど配慮が必要です。

知っておきたい株分けの3つのポイント

クリスマスローズの株分けポイントをざっくりとご紹介すると、このようになります。 株分けは、開花してから4年以上経過したものが対象です。 何年も生長を続け、老化した株も株分けすることで、新たに生育の力を伸ばすことができます。


株分けの際は、3つ以上つけるようにして株分けしましょう。 ・庭植え、鉢植え限らず、クリスマスローズの根についた不要な土をふるい落とします。 ・株の芽を分けるときは、位置を確認し、芽を傷つけないように

・芽が増えるまで時間がかかるので、あまり細かく分けないようにする などです。また植え付けの際は、芽が土に埋まらないように気を付けましょう。 植え付け後は、たっぷりと水やりをし、新たに芽が出始めたら肥料を施しましょう。

クリスマスローズの株分けと植え替え方法


根詰まりしていたら植え替えを!

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クリスマスローズの株分けの際に同時に植え替える場合は、開花時期が終わった3月~4月以降、または夏、株の生長がほぼ止まっている時期から開放された9月、10月ぐらいがおすすめです。

植え替えの時期を選ぶポイントは、クリスマスローズの生長が一番活発化されるといわれる12月~真冬の時期を避けるようにすることです。 また植物全般に言えることですが、植物の開花時期というのは、花にエネルギーがまわっているので、この時に植え替えるなどストレスをかけると株が弱るなど、生育不良を起こすことがありますので注意しましょう。

株分けは植え替えと同時に行うとベスト

株分けは植え替えと同時に行うことをおすすめします。 また株分けに必要な道具として ・ハサミ ・竹串や割りばし(根をほぐす際に使う) ・ビニールシート(鉢の土を広げて作業しやすいように) などを用意しておくと作業しやすくなります。

根詰まりしていたらどうなる!?

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クリスマスローズは、長年植木鉢などに植えておくと根詰まりを起こして、根鉢が固くなってしまうことがあります。こうなると、水やりしても根がうまく水分を吸収できず、生育不良になってしまいます。 水やりしても萎れている、鉢底から極端に根がはみ出しているなどの状態が見られたら、根詰まりしているかもしれません。

根詰まりを起こしていた場合でそのまま放っておくと、葉っぱが黄色くなって枯れこみ、さらに株が弱ってしまうので、緊急的に植え替えされることをおすすめします。 その場合は古い土を落とすと根を傷めてしまうので、根元についていた古い土は落とさず、一回り大きな鉢に植え替えます。

植え替えの際のポイント

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クリスマスローズの根詰まりにより植え替えるポイントですが、 ・大体3年に1回を目安に植え替える ・植え替えるときは、一回り大きな鉢に植え替える(植え替える鉢が大きすぎると、水分や養分が吸収しにくくなる) ・植え替え時の用土はクリスマス専用土を使うと簡単 などです。

株分けの手順はこちら


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1.まずは植え付け用の土を用意します。 2.鉢植えの場合は、鉢底をたたいたり、割りばしで鉢の周りを少しずつほぐすようにしてクリスマスローズの根鉢を取り出します。 3.根についた用土を落とし、根を軽くほぐします。根がほぐれたら、バケツなどを使って泥を洗い流します。

4.クリスマスローズを二つに切り離し、はさみやナイフで4~5芽ずつ分けます。この時多少根が切れても大丈夫ですが、根を乾燥させないように手早く作業しましょう。 5.切り離したクリスマスローズの根の部分をよく水で洗い流し、新しい鉢に植え替えたり、地植えするなどして完了です。

有茎種と無茎種で株分け方法が少し違う

ここまで株分け方法についてご説明しましたが、有茎種と無茎種の株分け方法で少し異なる部分があります。 有茎種の場合は、無茎種のクリスマスローズと比べると根が少なく、株分けしたあとに弱ってしまう可能性が高いとされています。

芽を分ける際には3芽以上つけた状態で分けるなど少し注意する点があります。 無茎種の場合は、鉢から苗を取り出し、根の先端を5分の1程度はさみで切り落とし、それぞれを株や鉢に入れ替えます。

クリスマスローズ、株分け後の肥料は?

クリスマスローズの株分けもしくは植え替え後、1~2週間は風が当たる場所を避け水やりも控えめにしましょう。 株分けや植え替え後はしっかり根付いていないこともあり、すぐに肥料を与えると、根が肥料で弱ってしまうこともあるので、新しい根が出てくる数か月後をめどに、最初は少なめに与えるようにします。

クリスマスローズの花を長く楽しむために

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クリスマスローズの株分けは開花時期を避け、特に有茎種の場合は芽の数を3~4つつけた状態で分けるというのがポイントです。 3年に1度ぐらいの定期的な株分けを行い、長くきれいな花を楽しみましょう。