浅間嶺の初心者向け登山コースを徹底解説!
浅間嶺とはどんな山?
浅間嶺は東京都檜原村にある標高903mの山で、山頂に浅間神社があります。難易度が易しくハイキングとして楽しめるため多くの観光客が訪れる場所です。この記事では浅間嶺の登山コースと絶景スポットを中心に解説していきます。
この記事は2022年9月26日現在の情報をもとに執筆しています。バスの運行や登山道の状況は天候や道路事情によって変わってくるので、計画を立てる前に必ず確認しておきましょう。
浅間嶺
- 住所東京都西多摩郡檜原村
- アクセスJR武蔵五日市駅から西東京バス「数馬」行きに乗り「払沢の滝」「浅間尾根登山口」バス停で下車
登山口へのアクセス
浅間嶺の登山口へのアクセスは、JR五日市線と西東京バスを使用します。新宿駅から武蔵五日市駅までの所要時間は約1時間半、武蔵五日市駅から浅間尾根登山口バス停までは約1時間です。
登山口になるバス停は「浅間尾根登山口」や「人里」、「払沢の滝入口」と多くありますが、それぞれ経由地によって乗るバスが変わってきます。間違えると時間をロスしてしまうため、どの行先のバスに乗ればいいか事前に調べておきましょう。
奥多摩の生活道路として使われていた道
払沢の滝から浅間尾根を結ぶ登山道は、小仏峠を経由する甲州街道が開かれる前には「古甲州道」と呼ばれる主要な街道でした。甲州街道が作られた後も炭や生活道具を運ぶ主要な生活道路として使われていたため、馬頭観音などの石仏が多く見られます。
現在は北秋川や南秋川沿いに作られた車道が主な生活道路になり使われていませんが、傾斜の穏やかなハイキングコースとして整備されているルートです。
初心者におすすめの浅間尾根コース
浅間尾根登山口からスタート
浅間尾根登山口のバス停から浅間尾根へと登っていきますが、数馬分岐までの最初の1時間はつづら折りの坂を始めとする急な坂が続きます。300mほど高低差があるので、ペース配分に気をつけましょう。
数馬分岐からは浅間嶺の山頂まで穏やかな稜線歩きになりますが、藤倉分岐や一本松、人里峠の分岐など多くの分岐点があるため地図を見て迷わないようにしてください。
浅間嶺の山頂へ
数馬分岐から1時間半ほど稜線歩きを楽しむと浅間嶺の山頂に到着します。浅間嶺の山頂には浅間神社があるほか、お手洗いや展望台がありちょっとした広場になっているため休憩しておきましょう。
天気がいい日は山頂から富士山も見られるほど眺望が良く、奥多摩の山も一望できます。奥多摩の山々と富士山の写真撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。
払沢の滝入口へ下山
浅間嶺の山頂からは払沢の滝方面へと下山します。時坂峠に向かって約1時間半ほど下っていく途中に峠の茶屋というお店があるため、ぜひ立ち寄ってみてください。時坂峠からは沢沿いに約40分歩いていくと払沢の滝入口バス停に到着です。
払沢の滝入口バス停から有名な払沢の滝までは往復で40分の道のりなので、体力に余裕がある人はぜひ立ち寄ってみましょう。
おすすめの絶景スポット3選
①日本の滝百選に選ばれている払沢の滝
払沢の滝は「ほっさわ」と読み、東京都で唯一日本の滝百選に選ばれている滝です。冬は結氷することでも知られていて、檜原村では最も凍る日を当てる「氷瀑クイズ」を行っています。
秋川の源流にあり高低差60mで4段の滝になっていて、遊歩道も整備されているため観光客で賑わう場所です。「払沢の滝入口」が最寄りのバス停ですが、バスによっては止まらないため必ず確認してからバスに乗りましょう。
払沢の滝
- 住所東京都西多摩郡檜原村本宿
- 電話番号ー
- 公式サイトURLhttps://hinohara-kankou.jp/spot/hossawanotaki/
- 駐車場あり
25台程度
②旧檜原郵便局のレトロな建物
払沢の滝入口バス停から滝までの道の途中には緑色のモダンな建物が建っています。この建物は1929年に建設された旧檜原郵便局を移築したもので、現在は木工や陶芸の土産物を売る「森のささやき」というお店に変わりました。
営業時間や定休日は不定なので、訪れる際には電話などで時間を聞いておくといいでしょう。古い洋風建築が残っているめずらしいお店なので、ぜひお土産を買いに来てみてください。
木工房 森のささやき
- 住所〒190-0214
東京都西多摩郡檜原村5555 - 公式サイトURLhttps://hinohara-kankou.jp/spot/morinosasayaki/
- 電話番号042-588-1110
- 営業時間10:00~日没
- 定休日原則平日(不定休)
- アクセス「払沢の滝入口」バス停から徒歩3分
③人里バス停のしだれ桜
人里は「へんぼり」と読む地名で、人里バス停も浅間嶺への登山口になっています。人里峠へとショートカットする道で1時間ほどでメインの登山道に合流できるルートです。
人里バス停はレトロなバス停も可愛らしいと評判ですが、4月上旬になるとバス停の上に覆い被さるように咲くしだれ桜が満開になります。桜の時期に浅間嶺へ登山に訪れる際にはぜひ人里バス停からも登ってみてください。
浅間嶺に登山にでかけよう!
浅間嶺への登山コースとおすすめの絶景スポットを紹介してきました。浅間嶺は生活に使われていた道だけあってゆったりとした稜線歩きが特徴で、春の桜や秋の紅葉、冬の富士山など季節に応じた風景が見られるのが特徴です。
片道5時間ほどのハイキングコースでお手洗いも整備されているため子供連れの登山客も多くいます。浅間尾根登山口の近くには温泉もありますので、奥多摩の自然を満喫しに訪れてみてはいかがでしょうか。
奥多摩エリアが気になる方はこちらもチェック!
檜原村にある浅間嶺への登山が気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。初心者でも楽しめる難易度の奥多摩の山々や、地図や服装など初心者が揃えておいた方がいい装備についての記事が多数掲載されています。
奥多摩は東京都心から電車で行きやすい場所にある地域ですが、多くの絶景スポットがあります。絶景の写真を撮るのに最適なスポットもありますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
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