ハンターカブとクロスカブの違いって?
ハンターカブ・クロスカブどっちがおすすめ?
ホンダが製造・販売しているオートバイの中でも人気のシリーズとされている「カブ」シリーズには、ハンターカブ、クロスカブなどのラインナップが揃っています。どのモデルも燃費性能が高いことでよく知られています。
モデルによっては50cc以下であるため原付一種にカテゴライズされ、普通自動車免許でも運転ができて便利です。でも、実際に買うのに迷う方もいらっしゃるでしょう。どの「カブ」がいいのか、自分に適したモデルを比較・検討する必要があります。
ハンターカブとクロスカブそれぞれを紹介!
そこで今回の記事では、ホンダが販売しているオートバイであり人気も高いシリーズである「ハンターカブ」ことCTシリーズと「クロスカブ」それぞれに注目していきます。両者のスタイルの違いや魅力をチェックしていきましょう。
どんな人にはどっちが適しているのかなど、比較しながら確認していきましょう。なお、本記事は2022年6月9日に作成されています。バイクの仕様は執筆時点のものとなりますのでご了承ください。
それぞれが登場したタイミングを確認!
ホンダが手がけるオートバイの人気シリーズ「カブ」シリーズ。スーパーカブから始まったシリーズは、ハンターカブとクロスカブといった派生モデルも登場し、それぞれが異なるデザイン・魅力・特徴を備えており幅広い層から親しまれています。
元々スーパーカブは1958年に、ハンターカブは1961年にそれぞれ誕生した歴史のあるモデルで、クロスカブは2013年と比較的新しいモデルになっています。古くから人気の高いシリーズだということが分かるでしょう。
CTシリーズの基本情報
製品名は「CT」なので注意しよう
まずはハンターカブことCTシリーズの魅力や特徴をチェックしていきましょう。最初に頭に留めておきたいのが、ハンターカブの製品名は正式には「CTシリーズ」だという点です。先ほどお伝えした通り、1961年に登場した「ハンターカブ55」から続くシリーズだと言えます。執筆時点では「CT125」という名前で1モデルのみ販売中です。
アウトドアに最適と言われる理由
ハンターカブは、アウトドアスタイルに最適なバイクと称されることもあるモデルです。その理由の1つが荷物の運搬がしやすいというポイントでしょう。リアキャリアがとても大きく、運搬力に優れます。
幅409mm・長さ477mmというサイズ感なので、ツーリングバッグも余裕で積載が可能です。キャンプなどはどうしても小物類を含めて荷物が多くなりがちですが、ハンターカブならアウトドア用品も問題なく持ち運べるでしょう。
オフロードスタイル感のあるデザイン
ハンターカブは「オフロードスタイルのカブ」だと認識している方もいるでしょう。エンジンまわりに標準装備されているガードパイプやアンダーガードがあり、デフォルト装備でも安心してオフロード走行が楽しめるつくりになっています。
そういった細かい部分を含め、全体的なビジュアルもオフロードバイク感のある見た目にまとまっているのもポイントです。デザインが好みだからハンターカブにする、という方もいらっしゃるでしょう。
CROSSCUBの基本情報
排気量が2仕様ある
続いてはクロスカブについてチェックしていきましょう。クロスカブ最大の特徴は、排気量が50cc型と110cc型の2仕様が存在していることでしょう。つまり、50ccモデルであれば普通自動車免許しか所持していない方でも運転可能だということです。
自分の求めるスタイルに応じた排気量を選べます。なお、クロスカブ50はタイヤが14インチ、110は17インチと異なっているので注意しましょう。
取り回しやすくて快適
クロスカブは、車体が軽く取り回しがしやすいという特徴を持っています。車体重量を比較してみると、クロスカブ110が106kgなのに対してハンターカブ(CT125)は120kgと14kgもの差があります。
手押しなどをする際に快適なのはクロスカブだということが分かります。また、クロスカブ50の場合はタイヤが小さいこともあり小回りが効きやすく、通常は入りにくい細い道や路地裏などでもスイスイと進めるでしょう。
それぞれどんな人におすすめなの?
価格を比較してみよう
どちらにするか迷う時に参考になる1つの基準が「価格」です。実は両者には大きな価格の差が存在しています。まず、ハンターカブことCT125は税込み440,000円という価格設定です。
対して、クロスカブの通常モデルは50が税込み308,000円、110が税込み363,000円ですので、約7~13万円もの差があることが分かります。ちなみに、こちらは2022年の改訂価格です。上記を踏まえると、予算を抑えたい方にはクロスカブがおすすめです。
オフロードが気になる方はCT125
記事中でお伝えした通り、CT125はオフロードスタイルでも走行できるポテンシャルを持ったバイクです。そのため、ダートやトレッキングといったスタイルを楽しみたい方にはハンターカブがおすすめです。
また、アウトドアを楽しむ際の移動手段としての使用をメインに考えている場合もハンターカブがおすすめです。積載量に優れており、安定した走行ができます。
街中での乗車がメインならCROSSCUB!
それに対して、クロスカブは小回りや取り回しのしやすさが魅力のオートバイです。そのため、クロスカブは街中でちょっと出かけるための足が欲しい方や、通勤・通学などで活用したい方におすすめできます。
デザイン面も日常に溶け込む見た目にまとまっており、どこで乗っても、どこへ停めても違和感を覚えさせない雰囲気を纏っています。価格もハンターカブよりリーズナブルですので、気軽に乗れる原付を探している方におすすめです。
免許がない場合は取得するか50ccモデルにしよう
今回はオートバイの「ハンターカブ」と「クロスカブ」に注目してきましたが、本記事で登場したハンターカブ・クロスカブ110は原付二種にカテゴライズされます。そのため、クロスカブ50を除いた両モデルは自動二輪免許が必須となるのでご注意ください。
もし自動二輪免許をお持ちでない場合は必然的にクロスカブの50cc版を選ぶことになります。もしクロスカブ110、もしくはハンターカブ(CT125)を運転したい場合は、免許を新たに取得しに行きましょう。
ハンターカブとクロスカブは甲乙つけがたい
今回の記事では、ホンダが販売しているバイクである「ハンターカブ」と「クロスカブ」、それぞれの魅力や特徴・仕様の比較などを行いました。どちらも気軽に乗れる原付二種および一種にカテゴライズされるオートバイで、それぞれが異なる魅力を持っています。
価格面ではクロスカブに軍配が上がるものの、一概に「どちらの方が優秀」とは言えません。そのため、自分の求めるスタイルや乗り方を明確にした上で選ぶようにしましょう!
ハンターカブとクロスカブが気になる方はこちらもチェック
本サイトには、他にもハンターカブ(CT125)・クロスカブにフォーカスを当てている記事が掲載されています。キャンプツーリングにおける使い勝手に関する情報や、クロスカブでのツーリング仕様カスタムなどを紹介している記事も掲載中です。
また、カブシリーズの源流と言えるスーパーカブに関する特集記事も掲載しています。ぜひ本記事だけでなく他の記事も併せてチェックしてみてくださいね!
CT125ハンターカブのレビュー!クロスカブ110とキャンプツーリング対決!
CT125のスペックとユーザーレビューを徹底検証します。CT125はアウトドアのツールとして人気の125ccバイクです。クロスカブ110と比...
クロスカブ110でツーリングが最高!長距離やオフロードにも使える魅力をご紹介!
クロスカブ110は原付二種最強ツーリングマシンの名をほしいままにしているレジャーバイクです。日帰り温泉ツーリングから長距離のロングツーリング...
スーパーカブでツーリングを楽しむ方法は?乗り心地や燃費性能等を紹介!
長年働くバイクとして使われきたスーパーカブですが、持ち物を沢山積載できタンク容量4Lでも長距離を走れるで、近年の性能向上と共にツーリングに使...