CT125用ローダウンカスタムビンテージシート
ハンターマフラー/エンデュランス
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CT125のスペックとレビュー:はじめに
ホンダのCT125ハンターカブはアウトドアのツールとして人気のレジャーバイクです。フレンドリーな車格や華やかで冒険心を掻き立てられる雰囲気は、ツーリングへの衝動を抑えられなくなるほど魅力的です。
ここではCT125のスペックとユーザーレビューを徹底検証!クロスカブ110とも比較します。なおこの記事は2021年5月1日現在の情報をもとに作成しますことをご了承ください。
スーパーカブC125との関係
CT125ハンターカブはスーパーカブC125をベースに開発されました。スーパーカブC125に悪路での走破性を加えた派生車種と捉えて問題ありません。しかし、変更箇所は多いので、キャラクターはまったくの別物です。
スーパーカブシリーズの最高峰として君臨するスーパーカブC125、道具として使い倒したいCT125、そんな位置づけだといえます。エンジンはどちらもタイホンダのWAVE125i由来です。
クロスカブ110との関係
CT125ハンターカブの情報をまとめるに当たり、もっとも気になるのはクロスカブ110の存在です。CT125とクロスカブ110に車体の関係性はありませんが、方向性は極めて近いですよね。CT125とクロスカブ110では本体価格に9万円の差があり、その差がどこにあるのかを見極める必要があります。
では本題!CT125ハンターカブを徹底検証していきましょう。まずはエンジンからチェックします。
CT125のスペックとレビュー:エンジン
CT125ハンターカブのエンジンには、空冷SOHC2バルブのロングストロークエンジンが搭載されています。ボア×ストロークは52.4×57.9mmで、排気量は124ccです。最高出力は8.8馬力で最大トルクは1.1Kgf・m。
原付二種バイクの平均値と比較すると、CT125の最高出力は下回っていますが、最大トルクは平均以上です。トップエンドのパワー感は非力ながらも、加速でのトルク感に期待できます。
クロスカブ110とスペックを比較
トップギヤでの最高速
CT125ハンターカブのトップギヤでの最高速度は低めに設定されています。クロスカブ110と比較すると若干速いものの、その差は空気抵抗や積み荷の重さで逆転するレベルの僅差です。また、同じ速度でもCT125はエンジン回転数が低く、トルク感に余裕がある印象を受けます。
ちなみに、WAVE125i由来のエンジンを搭載したバイクの最高速度と比較すると、スーパーカブC125(101.9km/h)が最速で、次にモンキー125(96.5km/h)が続きます。
CT125 | クロスカブ110 | |
最高速度1 | 88.2km/h | 82.9km/h |
最高速度2 | 56.7km/h | 60.8km/h |
60km/h | 4760rpm (105.8%) |
5429rpm (98.7%) |
40km/h | 3174rpm (70.5%) |
3619rpm (65.8%) |
※最高速度1:最高出力を発生させるエンジン回転数での理論上の速度 ※最高速度2:最大トルクを発生させるエンジン回転数での理論上の速度 ※60・40km/h:トップギヤでのエンジン回転数、()内は最大トルクを発生させるエンジン回転数比 |
CT125ハンターカブのレビュー:エンジン
CT125ハンターカブのエンジンスペックがユーザーレビューに反映されているかを確認します。ユーザーレビューで確認するポイントは①最高速度②低中速トルク③巡行時の余裕です。
CT125とクロスカブ110のスペックを比較すると、エンジンパワーに少しだけ余裕がある印象を受けますが、そこに9万円以上の価値があるかどうかを見極めなければなりません。
CT125の最高速度に関するレビュー
CT125の最高速度に関するユーザーレビューを紹介します。CT125を一目ぼれで購入したユーザーのレビューでは、法定速度までの加速は優れているものの、70km/h以上の伸びには余裕がないとのこと。最高速度はライダーの体重や積み荷の重さに影響されますが、他のユーザーレビューから見て取れる快適な速度域も異口同音です。
65キロくらいまではあっという間に行きますが、70越えるとエンジンが頑張ってる感じがあります。高速乗れないからこれでよしかな。
CT125のトルク感に関するレビュー
CT125のトルク感に関するユーザーレビューを紹介します。クロスカブ110から乗り換えたユーザーのレビューでは、発進加速の頼もしさに満足とのこと。他のユーザーのレビューでも、低中速域のトルク感に満足するコメントは多いですね。法定速度内で頼もしさを感じさせるトルク感だと推し量れます。
【CT125】クロスカブから乗り換えましたが大変満足感が高いです。良くも悪くもカブっぽくない走行性能で、低速トルクが増したので、クロスカブで不満に感じていた発進加速にストレスが無くなりました。
CT125の巡航速度に関するレビュー
CT125の巡航速度に関するユーザーレビューを紹介します。キャンプツーリングにはこれ以上のバイクはないとCT125を絶賛するユーザーのレビューでは、交通の流れが速くなりがちなバイパス道でも問題ないとのこと。
しかし、幹線道路では非力さを感じるというユーザーレビューも見かけます。ユーザーレビューに個人差がありますので、巡航速度の余裕は乗り方によって変わると推し量れます。
街乗りから郊外のバイパスまでストレス無く走れる。高速道路には乗れないのだから十分だと思う。
CT125のスペックとレビュー:ツーリング
CT125ハンターカブの車体サイズは、125ccバイクとしては若干大柄で重いといえます。しかし、街乗りでの扱いやすさはモンキー125やグロムと変わりないスペックです。
車体サイズは一般道をトコトコとツーリングするのにふさわしいスペックだといえます。トルクウエイトレシオも125ccバイクの平均値(114.050kg/kgf・m)を上回っていますので(CT125:109.091kg/kgf・m)、加速で不満を感じることはないでしょう。
クロスカブ110とスペックを比較:サイズ
CT125ハンターカブの車体サイズはクロスカブ110より少しだけ大柄で、ツーリングにはCT125のほうが有利だといえます。その差は外観を見ただけではわからないほど僅差で、乗って初めて体感できる差だといっても過言ではありません。
大きく違うのは車両重量。CT125の車両重量は125ccバイクとしては重く、空冷エンジンを搭載した250ccのオフロードバイクに近いですね。
CT125 | クロスカブ110 | |
全長 | 1960 | 1935 |
全幅 | 805 | 795 |
全高 | 1085 | 1090 |
軸間距離 (最小回転半径) |
1255 (1.9m) |
1230 (2.0m) |
シート高 | 800 | 784 |
最低地上高 | 165 | 157 |
※単位=mm |
CT125のレビュー:サイズ
CT125の車体サイズに関するレビューを確認します。ユーザーレビューで確認するポイントは①シート高②車両重量③駐車スペースです。
ツーリングでは、市街地を通過したり街中のグルメスポットを訪れたりする機会も多いですので、街乗り性はしっかりと確認したいところです。キャンプツーリングでの買い出しでは、スーパーの駐輪場に駐車できるかも気になります。
CT125の足つき性に関するレビュー
CT125のシート高に関するユーザーレビューを紹介します。CT125は評判が独り歩きしているのでは?と忠告するユーザーのレビューでは、シート高は高いが車両重量は軽いので問題ないとのこと。
おや?スペック上ではCT125の車両重量はやや重いはずですよね。CT125は重心が低くて重さを感じさせない、という意味のレビュー。横置きエンジンならではのバランスの良さが、ユーザーレビューから感じ取れます。
多少、足付きが悪いですが、車体が軽いので取り回しは楽です。50ccからの乗り換えなら悪く感じるでしょうし、250cc以上からの乗り換えなら楽ちんかと。
CT125の車両重量に関するレビュー
CT125の車両重量に関するレビューを紹介します。「足つきは良くないが、車体が軽いので立ちごけの心配は無用」と評価しながらも「125ccにしては重い」という矛盾したユーザーレビューを見つけました。CT125は「相対評価としては重いが、絶対評価としては軽い」という意味だと推し量れます。
なお、車両重量の重さが加速に影響しているか?を発信しているユーザーレビューは見受けられませんでした。
125ccにしては重いが、荷台の取手が握りやすく取り回しは楽。
駐車種ペースに関するレビュー
CT125の駐車スペースに関するレビューは見つけられませんでした。250ccクラス以上のバイクから乗り換えるユーザーが多く、駐車スペースが確保された状態で購入されるためだと考えられます。むしろ、やや大柄な車体サイズに満足するユーザーレビューのほうが多いくらいです。
ユーザーレビューからは、CT125は日常の移動手段として乗られることが少なく、ツーリングバイクとして購入するユーザーが多い印象を受けます。
カブと思って初めて観ると「デカッ」と思うスタイリングで、写真のイメージとは違う…。それも良さと思えるオマージュデザイン。
CT125VSクロスカブ110:ツーリング対決!
キャンプツーリング
CT125ハンターカブとクロスカブ110の積載性は互角だといえます。低中速のトルク感が高いCT125を選ぶか?車両重量が軽いクロスカブ110を選ぶか?で判断するしかありません。
荷台の大きさはCT125のほうが有利なものの、キャンプツーリングの道具を積載するならクロスカブ110の荷台も問題なく大きいですね。むしろ、積載重量で重心が上がってしまうことのほうが気になります。
キャンプツーリングのレビュー:積載性良好
CT125のキャンプツーリングに関するレビューを紹介します。積載性は必要以上に高く、荷台の後方に大型のボックスを取り付けるとリュックも背負えるほど余裕があるとのこと。
CT125の積載性に期待するユーザーレビューは多いですね。しかし、大きな荷台とアップマフラーが原因で、タンデムシートの座り心地は二の次になっているというレビューも見かけます。
47Lの大きなリアボックスを積載しても、シートとボックスの間はタンデム可能なスペースがあるので、別の荷物を積んだり、大きなバックパックを背負うことも可能。
キャンプツーリングのレビュー:過積載注意
CT125に荷物を積載したユーザーのレビューを紹介します。CT125のサイドスタンドは長さが短く、荷物を積載すると不安定になりやすいとのこと。他のユーザーにもサイドスタンドのバランスの悪さを指摘するコメントを見かけます。
荷物を積みすぎるとフロントが浮く、サイドスタンドが地面にのめり込んで倒れる、というレビューが多いですね。単に積みすぎなのかもですが、キャンプツーリングでの駐車では注意が必要です。
サイドスタンドは角度とバランスが良くない。道路左側に駐車しようとすると、かまぼこ状に端が下がっているのも相まって下手すると転倒するレベル。
林道ツーリング
CT125ハンターカブは林道でのオフロード走行も想定した足回りだといえます。ステアリングステムとトップブリッジでスライドパイプを保持するフロントサスペンションペンションや、80mm高い最低地上高とアンダーガードの装備など、林道でのオフロード走行での安心感は高いですね。
しかし、林道でのオフロード走行では軽さが正義!クロスカブ110のダウンマフラーは低重心化に貢献し、林道でのオフロード走行で安定感をもたらします。
林道でのオフロード走行に関するレビュー:操作性
CT125の林道でのオフロード走行は車格にメリットがあると評価するレビューを紹介します。CT125はフロント周りが軽いというユーザーレビューは多いですね。
リヤに荷重をかけやすいCT125は林道でのオフロード走行がしやすいといえます。舗装路でもいえることですが、フロントに荷重がかかった状態でスリップするとリカバリーできません。クルブシでクランクケースをはさんでコントロールするのがおすすめです。
軽い車体(特にフロント)のおかげで道とも呼べないような場所でも平気で突っ込んでいけますし、雑木を掻き分けながら進むような場面ではクラッチレスの恩恵を最大限に感じられます。
林道でのオフロード走行に関するレビュー:ブレーキ
CT125の林道でのオフロード走行に関するレビューを紹介します。CT125のブレーキはクロスカブ110よりもコントロールしやすいとのこと。レバーを引いた分だけ制動力を得られるブレーキだといえます。
しかし、CT125のフロントブレーキは効かない、というレビューも見かけます。これは、制動力の立ち上がりが急なバイクから乗り換えた人にありがちなレビュー。オフ車乗りには、敢えて制動力が緩やかなブレーキパッドを選択する人もいますよ。
前後ディスクブレーキはカブではない感覚で、コントロールしやすくよくとまります。
CT125をツーリング仕様にカスタム
豊富なカスタムパーツから厳選する
CT125ハンターカブのスペックとレビューを検証すると、非の打ちどころのない完成度の高さを感じます。クロスカブとの違いはキャラクターの差であって、性能の差ではありませんでした。
CT125はシート高や車両重量が課題です。ユーザーレビューでは足回りのカスタムもおすすめとのこと。カスタムパーツで車両重量が重くならないよう、ツーリングのスタイルに合わせてカスタムパーツを厳選しましょう。
ローダウンシート
CT125用ローダウンカスタムビンテージシート
TWRのCT125用ローダウンカスタムビンテージシートに換装すると、シート高を2cm低くできます。クラシカルなデザインもCT125に似合っていますね。ユーザーレビューでは尻痛改善の効果もあると評価されています。
サスペンションを詰めてローダウンする方法もありますが、CT125の最低地上高はオフロードバイクほど高くありませんので、シートで足つき性を確保するのが現実的です。
純正シートに比べてスリムになった分、座り心地は固めになりましたが、個人差があると思いますが私には硬すぎるというほどではなく、尻が痛くなる程度は純正シートと変わらない感じです。
カスタムマフラー
ハンターマフラー/エンデュランス
エンデュランスのハンターマフラーは純正マフラーから2.2kg軽量化できるカスタムマフラーです。CT110をイメージさせるクラシカルなデザインもかっこいいですね。音量も控えめですので、早朝の出発でもご近所に配慮できます。
CT125のマフラーはアップタイプですので、重い純正マフラーは重心を高くしてしまいます。今後はダウンマフラーのリリースにも期待したいですね。ハンターマフラーのユーザーレビューを紹介します。
【ハンターマフラー】値段も見た目も性能も。小気味良く大き過ぎず小さ過ぎない排気音とそれなりの抜け。フルステンレスの隔壁サイレンサー、バフとヘアライン仕上げ、走っても眺めていても楽しめますよ。
リヤサスペンション
CT125はリヤサスペンションのプリロード調整ができません。SP武川のリヤショックアブソーバーは5段のプリロード調整ができるカスタムサスペンション。キャンプツーリングにおすすめです。舗装路でも効果に期待できます。
また、SP武川からはローダウンサスペンションもリリースされています。40mmローダウンならフロントフォークを20mm突き出さなければなりませんが、25mmローダウンならフロントフォークの調整はしなくてOKです。
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リヤショックアブソーバー/SP武川
フロントフォーク
CT125のユーザーレビューではサスペンションへの不満を漏らすコメントも見かけます。YSSのフロントフォークアップグレードキットはCT125のフロントフォークに圧側と伸び側の減衰力調整機構を付加するカスタムパーツ。舗装路でも効果に期待できます。
リヤサスペンションのカスタムで不満を解消できない場合に追加するのがおすすめです。フロントサスペンションの沈み込みスピードとリバウンドスピードを微調整すると、接地感の印象は大きく変わります。
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フロントフォークアップグレードキット/YSS
CT125のスペックとレビュー:まとめ
CT125はアウトドア用品!
CT125ハンターカブはアウトドアギアとして酷使したい125ccバイクです。最高速度は低めに設定されていますが、低中速のトルク感やオフロードでの走破性は唯一無二の存在だといえます。積載性の高い荷台はキャンプツーリングへ行きたくなる衝動を抑えられなくなることでしょう。
ユーザーレビューを確認すると、CT125とクロスカブ110の違いはキャラクターだと分かりました。9万円の価値を探すのではなく、結果として9万円の差額ができた、と考えるのが正解です。
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