IRC GP-22 80/90-17
DUNROP UNIVERSAL 2.75-17
DEESTONE D982 2.75-17
MICHELIN パイロットストリート2 80/90-17
GP-5 80/90-17
クロスカブをカスタム化してみよう
クロスカブはホンダ製のバイクで、ワイルドな外観は街乗りだけでなくツーリングやレジャー用途にも人気があります。見た目や乗り心地のカスタム化がしやすいのも魅力で、なかでもタイヤは初心者にも簡単に交換できるパーツの一つです。
以下ではクロスカブ用のタイヤの選び方を解説し、おすすめの商品をジャンル別でご紹介していきます(本記事は2022年8月31日の情報をもとにしました)。
タイヤの選び方&交換時期
1.純正品の特徴とは
GP-5 80/90-17
最新のクロスカブ110(型名JA45)に標準装備されているのは、IRCというメーカーの「GP-5」という製品です。単体でも購入可能なので上には商品サイト例をリンクしておきました。
オンロードをメインにしたタイヤですが、河原や林道といった荒れた道にも対応します。走行距離が7000kmから10000km程度まで長持ちするとの商品レビューがあるので、まずは純正品との相性を確認してみましょう。
2.タイヤ交換のタイミング
6000km少々でスリップサインまで残り1mmを切ってる
— カンパ (@podee0226) May 9, 2022
そろそろ重い腰を上げるか…#クロスカブ pic.twitter.com/6fg40VE4ya
タイヤ交換の基本的な指標になるのは「スリップサイン」です。タイヤのすり減りを確認するための浅い溝のことで、タイヤ側面に刻印された(複数の)△マークの延長線上にあります。
タイヤの溝がスリップサインと同じ高さになると交換のサインです。グリップ力が弱くなりスリップの危険性があるので、早めに交換をしましょう。他にもタイヤのひび割れなどの目視検査も行い、総合的に判断するのがおすすめです。
3.クロスカブ用のタイヤサイズは?
2018年にリリースされたクロスカブ110(型式JA45)に装着されるタイヤサイズは、フロント・リアとも同じ「80/90-17」で、総幅が80mm(扁平率90%)、リム外径が17インチという仕様です。
一方、2018年以前の旧クロスカブ(型式JA10)のサイズは「2.75-17」と、幅もインチ表記(2.75インチ)となっています。互換性の高いタイヤですが、交換時はショップで確認してみましょう。
4.用途によるタイヤの選び方
おはようございます😃
— オヤジの自由時間 (@factorytoms) August 30, 2022
キャンプ仕様クロスカブ
最近は、こんな感じで pic.twitter.com/eRmZNrHoYR
純正タイヤは街乗りをメインにしたスマートなタイヤですが、キャンプツーリングなどで砂利道やダートも走行したいなら、オフロードにも対応する商品に履き替えてみましょう。特に大きなブロックパターンが入ったタイヤは、砂利や小石の衝撃をよく吸収してくれます。
また、クロスカブの外観にマッチするワイルドなデザインの商品も人気です。オンロード・オフロードの割合に合わせてお好みの商品を選びましょう。
国内ブランドのおすすめタイヤ2選
1.IRC・GP-22
IRC GP-22 80/90-17
クロスカブの純正タイヤと同じIRCが製造元です。IRCの正式名称は「井上ゴム工業株式会社(Inoue Rubber Co.,Ltd)」で、バイク用のタイヤやチューブといったゴム製パーツを専門としています。
5200円ほどの「80/90-17・50P」がクロスカブに装着できるモデルで、「50」は荷重指数で190kgまでに対応、「P」は最高速度が時速150kmまで出せることを表しています。
路面を選ばず活用できる便利なタイヤ
GP-22は純正のGP-5に比べてブロック間の距離を離した構造のため、よりハードなオフロードにも対応します。砂利や濡れた土もしっかりとつかんでくれるので、キャンプツーリングや林道ツーリングにもぴったりです。
一方で、溝の深さは7mm程度と控えめで、舗装路のカーブなどでも変形して動きを妨げることはありません。オンロードからオフロードまでバランスよく対応するので、バイクの活用の範囲が広がるでしょう。
2.ダンロップ・ユニバーサル
DUNROP UNIVERSAL 2.75-17
ダンロップはイギリスが発祥で、アジアやアフリカ、南米では住友ゴム工業がブランドを継承しています(北米や欧州はグッドイヤーの販売エリア)。舗装路をメインとしたタイヤですが、ブロックに近いパターンのため、アウトドアにもよく合うでしょう。
クロスカブ用のタイヤは「2.75-17・4PR」の一種類で価格は4840円ほど。「4PR」は耐荷重と最高速に換算できて、それぞれ195kg・時速100kmとなります。
通勤・通学用にも活用できるコスパ抜群のタイヤ
ユニバーサルのトレッドは一見すると3列のブロックパターンですが、中央部のパターンは隣と細いラインでつながっています。この構造により舗装道路でのグリップ力を確保しつつ、ブロックタイヤ特有のノイズ音が低減されているのがメリットです。
前後輪共通で、特に前輪は摩耗しにくいため、前後を交換しながら使用して寿命を伸ばすこともできます。オフロード専用と違い、ぬかるんだダートでは滑りやすいので気を付けましょう。
海外ブランドのおすすめタイヤ2選
1.ディーストーン・D982
DEESTONE D982 2.75-17
ディーストーンは天然ゴム生産が世界一のタイの老舗タイヤメーカーで、D982はオフロードからオンロードまで対応する汎用性の高い商品です。海外メーカー製ですがネットでの在庫が豊富にあるので、入手性は高いでしょう。
クロスカブ用としては「2.75-17・4PR」がジャストフィットで、一回り小さな「2.50-17・4PR」も選択肢となります。価格は2425円ほどとご紹介する商品の中で最も安い価格帯です。
ワイルドなルックスでキャンプにも活躍
D982はタイ全土での多彩な自然環境での試験をクリアした丈夫なタイヤです。四角いブロックが横並びになった外観は、バイクをより男前なルックスにしてくれます。装着した直後はやや硬い乗り心地ですが、数km走ればなじんでくるしょう。
なお、ブロック間の間隔が狭いこともあり、大きな石の多い林道は避けたほうが無難です。それ以外では、通勤通学から河原を中心としたキャンプツーリングまで幅広く活用できます。
2.ミシュラン・パイロットストリート2
MICHELIN パイロットストリート2 80/90-17
フランスの老舗タイヤブランド・ミシュランから2020年にリリースされたタイヤです。フロント・リア兼用の商品ですが、回転方向を示す矢印がタイヤの側面についているため、誤って装着することはないでしょう。
ゴム質は硬すぎずタイヤ交換もスムーズにできます。クロスカブ用は「70/90-17・43S」と「80/90-17・50S」が選択肢ですが、耐荷重は155kg・190kgと異なりますのでご注意ください。
初心者にもおすすめのストリート用タイヤ
パイロットストリート2は製品名のとおり、市街地を走ることをメインにしたタイヤで、価格は5480円ほどと比較的高級です。トレッドのセンター部に施されたライン状の溝により効率的な排水ができるため、雨天でもスリップの心配がありません。
適度な硬さを持ったトレッドは路面に密着します。また、ドライバーの操作に対しダイレクトに反応してくれるので、初心者でも安心してツーリングを楽しむことができるでしょう。
おしゃれなクロスカブで快適な走りを満喫
クロスカブのタイヤは種類が豊富です。交換することにより走りが快適になり、見た目もレベルアップするという効果が期待できます。慣れていれば自分で交換も可能ですが、初心者の場合は、2りんかんやナップスなどの専門店に依頼するのがおすすめです。
スムーズにタイヤ交換を行うためには、お気に入りのタイヤの在庫があることを確認し、事前に予約を入れておきましょう。
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クロスカブについては、タイヤ以外にもカスタムを楽しめるパーツが満載です。以下にはツーリング時のカスタム方法についての特集や、本記事では触れなかった50ⅽⅽのクロスカブについての記事もリンクしました。こちらも併せてお楽しみください。
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