Mt.富士ヒルクライムとコース
日本最大級のレースイベント
Mt.富士ヒルクライムは、例年6月上旬に開催される日本一高い富士山の5合目がゴール地点になる日本最大級のレースイベントで毎年1万人近い参加者があります。
道幅があり路面が整備されていて傾斜もさほどきつくないので初心者や女性・高齢者でもエントリーできます。しかも個人個人のレベルに合わせたブロックスタートになっているので安心です。過去の完走走行タイム平均の1時間49分に対し制限制限タイムは3時間10分と多めに設定されていて平均完走率は98%です。
コースは富士山5合目がゴール
富士ヒルクライムのコースは、富士北麓公園をスタート地点にし富士スバルラインを5合目までの距離25km(タイム計測は24km)を走ります。標高差は1270mで勾配の平均斜度は5.2%、最大が7.8%です。
スタート順は主催者選抜クラス、一般女子・男子などブロックごとに時間差を設けるウェーブスタートでしたが、2020年以降は主催者選抜以外はエントリー時に任意の時間を指定する自由スタートに変更されました。(当記事は2022年6月14日時点の情報をもとに制作)
参加エントリーと準備
①エントリーの受付
第18回Mt.富士ヒルクライムは2022年6月年6月12日(日)に開催され出走者数は7306人で完走者は7230人(完走率99%)でした。2023年度(第19回)の日程はまだ未定ですが、エントリーは例年開催日の3〜4ヶ月前に主催者の公式HPで受け付けています。
ちなみに2022年の参加募集は2月10日(木)20:00~3月31日(木)でしたので、開催日が近づいたら詳細を公式HPで確認することをおすすめします。
エントリー時に必要なこと
エントリーするには公式HPより会員登録が必要です(スマホ可)。また一般参加の場合はエントリー時に出走時間の指定や、レース終了後の荷物(下山時の防寒着着用は義務付けられています)を前日預けまたは当日預けにするかの申請を行ってください。荷物は5合目まで主催者が搬送してくれます。
②開催前日の宿泊予約
当日の出走は朝早いので、エントリー後すぐ前日の宿泊予約をしましょう。参加者が1万人近くいるので会場に近い宿泊先は予約でどんどん埋まってしまいます。
自転車を車載するなら多少離れても移動可能ですが、当日は渋滞も予想されるのでできるだけ早く会場に近い宿泊先を確保しましょう。河口湖周辺は宿泊施設が多く会場にも近いのでおすすめですが、予約が出遅れるとやはり満杯になるので要注意です。
宿泊予約が取れないときの対策
実はエントリー前に宿泊予約をする方が多く、実際にはエントリー後では遅すぎるくらいです。そんな場合に助け舟になるのがAirbnb(エアビーアンドビー)です。Airbnbとは民泊や民宿を提供するサイトで、中には貸別荘やアトリエなどもありグループで利用すれば割安料金で泊まることができます。
初心者向けヒルクライム攻略・練習方法
初心者がMt.富士ヒルクライムを攻略するための練習は、スバルラインの勾配に近い距離の短いコースでヒルクライムに慣れることです。その積み重ねがタイムを縮め自信につながります。首都圏のおすすめの練習コースを3つ紹介します。
①定峰峠コース
埼玉県西部の東秩父に位置する定峰(さだみね)峠を目指す約5kmのコースで、距離は富士ヒルクライムの約1/5で平均勾配は5.2%とほぼ同じなので、初心者が練習するのに最適なコースです。ただ交通量が多いので注意しましょう。
勾配変化が少ないので非常に登りやすく、穏やかなコーナーからヘアピンもあるのでコーナリングの練習にもなります。またゴール地点には「峠の茶屋」があり、ここで休憩や昼食を取ったりドリンクや補給食を購入することができます。
コース概要
- 走行距離:5.1km
- 平均斜度:全体5.1% 上り6.6% 下り2.7%
- 最大標高差:267m
- 獲得標高:上り271m 下り8m
- 目安時間:20分(時速15km換算)
定峰峠 峠の茶屋
- 住所〒355-0377
埼玉県秩父郡東秩父村白石311 - 電話番号0493-82-0659
- 営業時間10:00~14:00
- 定休日木曜日
②大垂水峠コース
東京都心からのアクセスがよい八王子にある峠で、距離・平均勾配ともに初めてヒルクライムに挑戦する方にぴったりの入門コースです。峠の東側には高尾山、西側には相模湖など観光地に隣接していて気持ちよく走ることができます。
大垂水(おおたるみ)峠を目指すには高尾山口からと反対側の相模湖からアタックするコースがあります。高尾山口からは比較的カーブが緩やかなのに対し相模湖からのコースは急カーブが連続しているので難易度が高くなるので自分のスキルによって選択しましょう。
コース概要(高尾山口スタート)
- 走行距離:5.7km
- 平均斜度:4.7%
- 獲得標高:209m
- 目安時間:15分(時速15km換算)

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③椿ライン
神奈川の有名温泉の湯河原をスタート地点として標高1011mの大観山にアタックする16.5kmのコースで、雄大な富士山や芦ノ湖を一望でき楽しく走ることができます。
富士ヒルクライムの練習コースとしてよく挙げられるのがヤビツ峠ですが、この椿ラインは開催されるスバルラインとコース状況が似ているので仕上げの練習スポットとしてはむしろ最適と言えます。短い距離でヒルクライムのコツをつかんだなら、少し長めの椿ラインに挑戦してみましょう。
コース概要
- 走行距離:16.5km
- 平均斜度:全体:5.6% 上り:5.8% 下り:0%
- 獲得標高:上り:915m 下り:0m
富士スバルラインコースの事前試走
富士ヒルクライム開催当日が迫ってきたなら、最終の攻略・練習は同じコースの「富士スバルライン」を試走してみましょう。しかし富士山は4月中旬までは雪が降る可能性があるので、試走できるのは4月下旬以降になります。
コース概要
- 走行距離:24.2km
- 平均斜度:5.7%
- 標高差:1389m
①試走時に使用する駐車場
富士ヒルクライムの参加者に解放される駐車場は「富士北麓公園駐車場」ですが、富士ヒルクライム開催時のみの臨時対応で普段は公園利用者のみの駐車場です。従って試走の場合はスタート地点より少し離れた県立富士北麓駐車場(無料)を利用します。名前が紛らわしいので間違えないように注意してください。
②通行料金と補給食
スバルラインは有料道路なので、試走の場合は自転車通行料金往復200円を支払う必要があります。料金所で止まるのでタイムを計測すのは料金所を越してからにします。また富士ヒルクライムは24kmと長丁場なのでエネルギーをかなり消費します。この機会に補給食を摂る時間やタイミングも試しておきましょう。
呼吸の仕方も注意
スバルラインは距離が長く標高も高いので呼吸の仕方にも注意しましょう。酸素を効率よく吸収するためには、しっかりと息を吐きその反動で息を吸い込むのがポイントです。また姿勢で頭がさがると気道が狭くなりますます苦しくなります。苦しくなったときほど上半身の力を抜き前を向いて走りましょう。
③下山用の防寒着
ゴール地点5合目の標高は約2400mありスタート地点との気温差をまず実感してください。登りは体力を使うので寒さは感じないけれども5合目はスタート地点と気温差が10℃以上あります。
下山時はもろに寒さを感じ主催者が防寒着の持参を義務付けている理由が理解できるはずです。5合目の気温を実感してどのような防寒着を持参するかをチェックしましょう。
Mt.富士ヒルクライムを完走しよう!
Mt.富士ヒルクライムは、毎年6月にスバルラインで開催される1万人規模の人気のレースイベントです。タイムを競うより完走することや去年のタイムを上回ることを楽しみに参加する方が多く、初心者からベテランまで老若男女を問わず多くの方が集まります。
ここまで富士ヒルクライムの概要や初心者が攻略する練習方法などを紹介してきました。これらを参考にしてぜひMt.富士ヒルクライムを完走しましょう!
富士山以外のヒルクライムが気になる方はこちらをチェック!
当サイトではヒルクライムに関する記事をたくさん掲載しています。富士ヒルクライム以外に全国で開催されるヒルクライムレース情報や、ヒルクライムで楽に速く走るポイントなどに興味がある方はぜひ参考にしてください。

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出典:jitensha-hoken.jp