ツーリングするならHONDAのバイク
自動車やバイクを展開する大手メーカー
「HONDA」は、東京都港区に本社がある国内の大手輸送機器メーカーです。自動車メーカーとしてのイメージが強いですが、バイクも取り扱っており、販売台数や売上高は世界でもトップクラスのシェアを誇っています。
また、さらに小型ジェット機や芝刈機なども取り扱っており、こちらも世界首位のシェアを誇っているのが特徴です。メーカー名の「HONDA」という名前は、創業者である本田宗一郎氏の苗字から名付けられました。
- 当記事は2022年8月時点の情報をもとに記載しているため、実際の情報とは異なる場合があります
HONDAのクロスカブ50でツーリングに出かける
「クロスカブ50」が発売されたのは、2018年2月。元々110ccタイプだった「クロスカブ」がモデルチェンジを機に、110ccの「クロスカブ110」と50ccの「クロスカブ50」に分かれたという経緯があります。
1968年に発売された「CT50ハンターカブ」以来約50年ぶりのアウトドア向きのオフロードルックで50ccクラスのカブで、ツーリングに出かけるのに最適なモデルとなっています。
クロスカブ50のスペックをチェック
クロスカブ50の基本情報と価格
クロスカブ50のサイズ感は全長1840×幅720×高さ1050mm、重量は100kgです。エンジンには空冷4ストSOHC単気筒が搭載されており、燃料タンクの容量は4.3Lとなっています。
燃料消費率はWMTCモード値で69.4km/Lと、燃費のよさが特徴です。タイヤのサイズはフロント70/100-14M/C 37P、リアが80/100-14M/C 49Pとなっています。価格は税込み308,000円です。
スーパーカブをベースに作られたモデル
クロスカブ50は、スーパーカブというモデルをベースに作られています。ベースのスーパーカブ50からレッグシールドを廃止し、スリットが入ったマフラーカバーやヘッドライトガード、ブロックタイプのタイヤを採用しました。
また、基本の装備はクロスカブ50と110で同じとなっています。違うのは110はベースとなったスーパーカブと同じ17インチホイールなのに対し、50は少し小さい14インチホイールであることです。
カラーバリエーションは全部で5種類
クロスカブ50はもともと、クラシカルホワイトとカムフラージュグリーンの2色を展開していました。そこに2019年6月からHONDAの工場がある熊本県の人気ゆるキャラ・くまモンとコラボレーションした、グラファイトブラックカラーが登場。
さらに、2022年6月に発売されたばかりの最新モデルからはマッドアーマードグリーンメタリックとパールディープマッドグレーの2色が登場しており、合わせて5色を展開しています。
クロスカブ50とスーパーカブを比較
世界一量産されているオートバイ
スーパーカブ50はHONDAのオートバイの中でも、世界一量産されていることで知られています。堅牢性や耐久性に優れていて長く乗れることに定評があり、日本では郵便配達など営業用として使われることが多いです。
また、クラシック調でまとめられたカラーリングは若い世代からの高い人気を得ています。AT仕様が多い原付クラスに珍しい4速ギアのMTで、クラッチの操作を楽しみながら運転したいという方におすすめのバイクです。
足つきはどちらも抜群
カブシリーズの特徴と言えば足つきのよさで、小柄な方や女性でも安心できる座り心地です。クロスカブ50とスーパーカブで足つきのよさそのものは変わりませんが、シートの高さには若干の違いがあります。
スーパーカブは、110㏄タイプの場合で735mmのシート高です。対してクロスカブ50のシートの高さは740mmと、かなりの高さがあります。ですが、カブの特性は損なわれておらず、足つきのよさは健在と言えるでしょう。
足回りの装備にも違いがある
クロスカブ50とスーパーカブでは、足回りの装備にも少し違いがあります。スーパーカブのフロントホイールは70/90-17M/C 38P、リアホイールは80/90-17M/C 44Pです。
ホイールのサイズが違うことに加えてタイヤの幅も異なるので、それぞれ違った顔を見せてくれるでしょう。なお、クロスカブ50の14インチホイールには、坂道や長距離でも軽快にツーリングすることができるというレビューが多いです。
クロスカブ50とモンキーを比較
HONDAを代表したバイク
スーパーカブと同じく、HONDAのバイクの代表だったのが「モンキー」でした。HONDAがかつて経営していたテーマパーク・多摩テックの遊具だったミニサイズのバイクを、ライダーのニーズに応えて市販したのが最初です。
それから1960年代に起こったレジャーブームの風を受け、ハンドル部分を折り畳むと車のトランクに積み込めることでも人気を集めました。その後、ファンに惜しまれつつも2017年に販売を終了しています。
長距離のツーリングでも快適
5速のギアが持つ加速のよさや坂道でシフトダウンしても回転しすぎないエンジンによって、モンキーは小柄な車体でありながら長距離のツーリングでも快適です。長距離ツーリングの快適さは、クロスカブ50にも備わっています。
シートにはクッション性があり、1日中シッティングで走ってもお尻が痛くなることはありません。また、サスペンションという坂道やガタついた道でも快適に走れる性能のよさも快適さに繋がっているでしょう。
モンキーとクロスカブ50のエンジンのタイプは同じ
バイクの性能に直接影響するエンジンは、モンキーの50年の歴史でそれほど変わっていません。モンキーシリーズのエンジンは横型と呼ばれている、シリンダーが前側に伸びた形状の空冷4ストロークというエンジンです。
品質向上のための細かい変更は施されていますが、クロスカブ50にも基本的な構造が同じエンジンが搭載されています。50年という長い期間使われ続けているエンジンというのは、世界的に見てもめずらしいでしょう。
ツーリングにおすすめのバイク
今回はクロスカブ50について、スペックなどをご紹介しました。クロスカブ50は特にカブが好きな方にとって、見た目も走りも満足できるバイクです。カスタムパーツにもさまざまな種類があり、好みに合わせてカスタムすることができます。
その気になればいつでも乗ることができ、エンジンが丈夫でダサいところのないバイクと言えるでしょう。クロスカブ50は、ゆったりしたツーリングが好きな方におすすめのバイクとなっています。
ツーリング情報が気になる方はこちらもチェック!
今回は、ツーリングの定番とも言えるHONDAの「クロスカブ50」というバイクについてお話してきました。暮らし―のでは、当記事のほかにもツーリングに関するさまざまな記事を多数掲載しています。
坂道やガタガタした道などの道路状況や走行距離によっておすすめのバイクが変わるので、ツーリングについて気になる方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。ツーリングに出かける際に、少しでも参考になれば幸いです。
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出典:unsplash.com