アブガルシア・バスビート3・BBC-702H+ 3
ジャッカル・ジャッカル・21BPM・B1-C73XHSB
ダイワ・リベリオン701HXB-ST
シマノ・22エクスプライド172H-2
シマノ・20スコーピオン17113R-2
メガバス F7.1/2-90X
ダイワ・スティーズC72H-SV・AGS
エバーグリーン・オライオンOCSC-711XXスローン
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ヘビキャロロッドとは
ヘビキャロ仕掛けを買ってみたのはマスゲンチャンネルのせい pic.twitter.com/AJvcn4zROh
— rengokulab.f (@rengokuF) July 14, 2019
「ヘビキャロロッド」はヘビーキャロライナロッドの略で、ヘビーキャロライナリグという特殊なリグの使用に適した竿のことを指します。キャロライナリグはバス釣りに定番の仕掛けで、シンカーとワームを切り離すことで、シンカーの重さの影響を受けずにワームを泳がせることが可能です。
とくにシンカーが重いものをヘビーキャロライナリグ(ヘビキャロ)と呼び、琵琶湖や霞ケ浦といった大きな湖でのバス釣り用として人気があります。
魅力的なヘビキャロ用のロッドが満載
ショアジギング用やシーバス用ロッドでもヘビキャロを扱えますが、長さや硬さなどに注意する必要があります。下ではヘビキャロ用に適したロッドのスペックを解説し、おすすめのロッドを価格帯別でご紹介していきます。
バス釣りに特化したシリーズ最強のロッドから、多彩な釣り方が楽しめる汎用的な製品まで幅広くご紹介しますので、お気に入りを探してみてください。本記事は2022年4月8日の情報をもとにしました。ご購入の場合は最新情報のご確認をお願いします。
ヘビキャロに適したロッドとは
1.ロッドの長さは7フィート以上
琵琶湖のような広大なフィールドに用いるヘビキャロロッドには、遠投性能が必要となります。また、飛距離を伸ばすことによって、ほかのアングラーと異なるエリアを狙えるのもメリットです。
ロッドが長いほど遠心力を利用できるので飛距離的に有利になりますが、長すぎると取り回しが悪いというデメリットがあります。一般にヘビキャロ用のロッドは7から8フィートが目安です。初心者は短めのものを、少しでも飛ばしたい方は8フィート前後のロッドを選びましょう。
2.ロッドの硬さはMH以上が適切
ヘビキャロでは8号(30g)から10号(37.5g)程度の重いシンカーを利用することがあり、ロッドにはシンカーをキャストできる強度が必要になります。ロッドの強度は硬さで表され、ヘビキャロに向いているのはMH(ミディアムヘビー)からXH(エクストラヘビー)の範囲です。
また、シンカーは自分で選べますが、かかる獲物の大きさは選べません。特に琵琶湖のような広い場所には大型のバスが生息するので、余裕をもった硬さのロッドを準備しましょう。
3.先に重心のあるロッドを選ぼう
ヘビキャロでは先端にあるワームのアクションにより獲物を誘います。また、根掛かりをさけるためには、細かいポジション調整が必要です。そのため、ロッドは先端を繊細に動かせる「先調子(ファーストテーパー)」が有利になります。
ただし、重いシンカーを投げる場合、ファーストテーパーのロッドはリリースポイントが狭くなるため、遠くに投げるにはコツが必要です。初心者の場合は、少し胴寄りに重心があるレギュラーファーストテーパーも候補に入れましょう。
ヘビキャロ用ロッド【2万円以下】2選
1.アブガルシア・バスビート3・BBC-702H+3
アブガルシア・バスビート3・BBC-702H+ 3
長さ | 213cm |
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自重 | 110g |
仕舞 | 147cm |
ルアー重量 | 10g~56g |
バスビート3はスウェーデンを発祥とするアブガルシアが2019年に発売したロッドです。バス釣りをメインしたシリーズで、なかでも「BBC-702H+」は56gのルアーを投げられるシリーズ最強のパワーをもっています。
12000円ほどとご紹介するなかで最も安い価格帯ですが、コルク調のリールシートや、ゴールドでシリーズ名がプリントされたグリップなど外観も凝っていて、価格以上の高級感があると評判です。
軽量で飛距離を稼げるおしゃれなロッド
バスビート3は2ピースのロッドで、150cm以下にたたんで持ち運びができます。さらに、ロッドケースや、肩掛け用のベルトが付属しているのもうれしいポイントです。7フィートちょうどの投げやすいサイズで、軽量なのでヘビキャロの初心者にもおすすめできます。
また、ファーストテーパーなのでビッグベイトやスイムベイトで、テクニカルなアクションをするのも得意です。ほかにも、テキサスリグやラバージグでのカバー撃ちといった多彩なスタイルを楽しめます。
2.ジャッカル・21BPM・B1-C73XHSB
ジャッカル・ジャッカル・21BPM・B1-C73XHSB
長さ | 2.21m |
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自重 | 173g |
仕舞 | 189.1cm |
ルアー重量 | 最大120g |
「BPM」は琵琶湖・湖岸の滋賀県大津市を本拠とするジャッカルのロッドシリーズで、昨年(2021年)大幅にリニューアルされました。末尾に「XHSB(エクストラヘビースイムベイト)」が付くシリーズ最強のベイトロッドで、最大120gのビッグベイトやスイムベイトを扱えます。
ジャッカルの同名の前シリーズに対し素材や設計を見直すことで、18%程度の軽量化がされています。ブラックを基調としたシックな外観で、16940円ほどの比較的安い価格帯です。
遠投やコントロール能力に優れた高コスパ品
「B1-C73XHSB」は全長が7フィート以上あり、ビッグベイトやヘビキャロを遠投しての釣りに向いています。ロッドには粘りがあるのでバスの当たりを弾くことがなく、一度かかったら対峙できるパワーを持っているのも魅力です。
また、キャスティングの精度も高く、ピンポイントで獲物を狙うこともできます。ガイドは、硬くて放熱性に優れたアルコナイトリングを採用し、PEラインやナイロンといった多彩なライン素材に対応可能です。
ヘビキャロ用ロッド【3万円以下】2選
1.ダイワ・リベリオン701HXB-ST
ダイワ・リベリオン701HXB-ST
長さ | 2.13m |
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自重 | 117g |
仕舞 | 185ⅽm |
ルアー重量 | 11g~42g |
リベリオン701HXB-STは有名釣り具ブランドのダイワのベイトロッドで、2021年に発売されました。リベリオンは「聖剣」という意味で、シックなブラックのブランクスと、鮮やかなオレンジのグリップナットとのコントラストが印象的です。
最大42gを投げられるパワーがあるのでヘビキャロにも適しています。また、調子はエクストラファーストと細かいロッドアクションをするのにぴったりです。2ピースのグリップジョイント仕様で価格は27500円ほです。
ダイワの技術が詰まったリーズナブルな製品
ダイワのロッドとしては比較的安い価格帯ですが、「X45」や「ブレーディングX」といった、カーボンを45度方向に巻いて強化するダイワの技術が採用されています。
また、硬くて感度の高いソリッドティップを搭載しているのも特徴です。湖底や障害物への引っかかりを防止しやすく、繊細なアクションでアピールするのも得意です。遠投性能も高いので、シーバスやロックフィッシュをターゲットにしたソルトウォーターゲームにも流用できます。
2.シマノ・22エクスプライド172H-2
シマノ・22エクスプライド172H-2
長さ | 2.18m |
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自重 | 120g |
仕舞 | 112ⅽm |
ルアー重量 | 14g~42g |
人気釣り具メーカーのシマノから今年(2022年)リリースされた新作ロッドです。2ピースに分解して小さく折りたためるので、公共交通での遠征用としても使えます。
40g以上のシンカーを遠投できるので、ヘビキャロを使った湖でのバス釣りや、サーフでのシーバス釣りにも適したロッドです。価格は3万円ほどとシマノのロッドとしてはミドルクラスで、初心者からベテランの方まで幅広い用途で使えます。
エクスプライドの22年モデルには「カーボンモノコックグリップ」というシマノ独自のグリップが搭載されています。エッジが付いた特徴的なデザインになっていて、指をしっかりと掛けて操作ができるのがメリットです。
また、前モデルと比較して全体で10%以上も軽量化され、小さな獲物の当たりも感じやすくなったのも進化点です。リールシートにはマットラバーコーティングが施され、滑りにくい仕様になっています。
ヘビキャロ用ロッド【5万円以下】2選
1.シマノ・20スコーピオン17113R-2
シマノ・20スコーピオン17113R-2
長さ | 2.41m |
---|---|
自重 | 165g |
仕舞 | 130ⅽm |
ルアー重量 | 10g~40g |
スコーピオンはシマノのミドルクラスの製品で、42300円ほどの価格帯です。深紅の差し色に「さそり」のロゴが施され、所有感を満たしてくれます。「17113R-2」は2020年の新作で、シリーズのなかで最も長尺のモデルです。
センターカットとバッドジョイントの中間的な、ワンアンドハーフという2ピース構造を採用しています。小さく折りたためるだけでなく、振動の伝達性能も高く、繊細な釣りを楽しめるのもおすすめポイントです。
おしゃれな外観の長尺ロッド
こちらのロッドはMH(ミーディアムヘビー)の硬さがあり、30gを超えるヘビキャロを使った釣りにも適しています。ロッドの長さに加えて、大口径のガイドはラインとの摩擦が少なく、飛距離が出やすいのがメリットです。
こちらのロッドはヘビキャロだけでなく、バイブレーションや巻き物といったさまざまなルアーを扱うことができます。また、ショアからのバスやタイ、メバル、シーバスといったさまざまな魚種がターゲットとなります。
2.メガバス・F7.1/2-90X
メガバス F7.1/2-90X
長さ | 2.7m |
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自重 | 168g |
仕舞 | 234cm |
ルアー重量 | 10g~85g |
釣り具メーカーとしても人気のメガバスから2020年にリリースされたロッドです。こちらのロッドはご紹介するなかでも最長の9フィートもあり、琵琶湖の岸からのヘビキャロやサーフでのヒラメ釣りにも利用できます。
グリップ脱着式の2ピースタイプで、最大3オンス(85g)までのオモリを投げられるパワーがあります。シックなブラック地にコルク調のグリップが印象的で、価格は44000円ほどです。
メガバスの最新技術が登載された長尺ロッド
メガバスF7.1/2-90Xには「5Dグラファイトシステム」が用いられているのが特徴です。縦方向・横方向・斜角方向・伸度・弾性といった5つのエレメントに特化して作成したパーツを最適に貼り合わせることにより、従来の多重巻きのブランクスと性能は同等で軽量化・高感度化することに成功しています。
ほかにも、フィールドテストを繰り返すことによってつくられたリールシートは、指や手のひらとの接触面積が大きく、扱いやすいと評判です。
ヘビキャロ用ロッド【6万円以上】2選
1.エバーグリーン・オライオンOCSC-711XXスローン
エバーグリーン・オライオンOCSC-711XXスローン
長さ | 2.4m |
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自重 | 177g |
仕舞 | 202.5cm |
ルアー重量 | 28g~280g |
プロアングラーとのコラボ商品を数多く手がけるエバーグリーンから、2020年にリリースされたロッドです。8フィートに迫る長尺で、XX(ダブルエクストラヘヴィ)というシリーズ最強のパワーを備えています。
75000円ほどと同社のハイエンド商品ですが、上級者に特化したものではなく、初心者や中級者にも扱えるくせの少ないロッドです。ベイトタイプで、グリップと本体とを2ピースに着脱できます。
シリーズ最強で軽量のハイエンドロッド
こちらのブランクには「トレカT1100G」という高弾性のカーボン素材が使われていて、軽量で耐久性が高く、しなやかさも兼ね備えています。また、最大280gまで扱えるパワーがあるので、ヘビキャロはもちろん、バラムのようなジャイアントベイトを投げることもできます。
細めでフィット感の高いグリップは、8の字にルアーを動作させる「エイトトラップ」のような本格的なアクションもしやすく、大型のバスやシーバスをおびき寄せるのに有効です。
2.ダイワ・スティーズC72H-SV・AGS
ダイワ・スティーズC72H-SV・AGS
長さ | 2.18m |
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自重 | 110g |
仕舞 | 187ⅽm |
ルアー重量 | 11g~42g |
スティーズはダイワのなかでも上位モデルの位置づけで、79500円ほどとご紹介するなかで最も高級なロッドです。「C72H-SV・AGS」は2021年に発売になったモデルで、ダイワ独自の最新技術が搭載されています。
AGS(エアガイドシステム)は軽量で剛性が高いカーボン製のガイドで、シャープに振りぬけるため、従来の金属ガイドに比べ飛距離が伸びコントロールもしやすいというメリットがあります。
ダイワの技術が満載の汎用性が高いロッド
ガイドやリールシートは、CWS(カーボンラッピングシステム)という特殊な繊維で本体に固定され、感度が高くなっています。ブランクスにはSVF・COMPILE・Xというカーボン率の高い素材が使われ、湖のボトム周辺を感度よくサーチすることが可能です。
また、エアセンサーシートという独自の軽量なリールシートの採用により、ロッド操作が快適になっています。ヘビキャロ以外にも、テキサスリグやラバージグなどを用いた多彩なゲームを楽しめます。
広大なフィールドで釣りを満喫!
ヘビキャロにおすすめのロッドをピックアップしてきました。こちらのロッドを使えば、琵琶湖のような広大なフィールドにおいても、遠投をして大物を釣り上げることができます。
ほかのアングラーとは異なる広い範囲を狙うことができて、ボトム付近までのフィールドを立体的に使えるので、多彩な釣りを楽しめることでも人気です。気になるロッドがありましたら、商品サイトにて詳細をご確認ください。
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