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雨の日登山って大丈夫?安全な楽しみ方や、冷え対策などの注意点も解説!

雨が降った日は、登山を決行するべきか中止するべきか迷うこともあるでしょう。そこで、今回は雨の日の登山について特集します。安全な楽しみ方や冷え対策などの注意点を確認した上で、本当に雨の登山に出かけても大丈夫なのか判断の参考にしてみてください。
2022年4月8日
kon_w
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雨の日の登山は大丈夫?

雨の日の登山は、晴天の日と比べて路面状況が変わります。初心者はもちろんのこと、経験者もきちんと気を付けた上で出かけないと、思わぬ危険に遭う場合もあるため注意が必要です。ですが注意点を把握し、対策を立てておけば安全に雨登山を楽しめるようになります。

雨の登山について確認しよう

木が立ち並ぶ山
Photo byArcaion

雨の登山には魅力がある一方で、冷え対策や濡れ対策など、やっておきたい対策もたくさんあります。そこで本記事では、雨の日に登山をする時に意識しておきたい安全な楽しみ方や、事前に準備しておくべき対策などについて解説します。

事前に確認しておきたい判断基準

雨の日に登山へ行っても大丈夫か否かは、天候の様子によって変わります。事前に判断基準を確認し、天候状況をチェックすることが大切です。そこで、まずは登山をする前に意識しておきたい判断基準について解説します。

雨の日が続いている場合はNG

雨に濡れた窓
Photo bymarkusspiske

直近の天候で雨の日が続いている場合は、登山へ行くのは危険だと考えられます。長期的な雨によって地盤が緩み、崖崩れなどのリスクが高まるからです。また、川のある山の場合は鉄砲水の可能性もありますので、過去1週間くらいの天候を見て、雨が続いていないかの確認を怠らないようにしてください。

雨だけでなく強風や雷の恐れがある

空から落ちる雷
Photo bysethink

雨に加えて強風や雷の恐れがある場合も、登山へ行くのはやめておいた方がよいでしょう。強風の日は枝などが飛んできたり、視界不良で足が滑ったりといったリスクがあります。雷が多い日は落雷の危険があるため、登山の計画は別の日に延期するようにしてください。

霧雨や一時的な雨なら大丈夫な場合が多い

細かい雨粒の霧雨や、一時的な雨であれば登山に出かけても大丈夫な場合が多いと言われています。現在の雨の様子に加えて天気予報も確認し、今後の天候がどうなるのか把握しておくと安心です。しっかりと安全が確保できると確信を得た上で、出かけるようにしてください。

安全な楽しみ方

雨の日だからこそ感じられる登山の魅力は、たくさんあります。ただし、きちんと安全を確保した上で登山をすることも重要です。そこで、ここからは安心安全な楽しみ方について解説します。

平坦な道が多い低山を満喫


湖の前にある山
Photo byjplenio

雨の日の山は足元が滑りやすくなっているため、急勾配の山はおすすめできません。特に初心者は危険な目に遭う可能性が高くなりますので、なるべく平坦な道が続く低山を選ぶのが安全に楽しむためのポイントです。

ゆっくり登りながら景色を楽しむ

雨に濡れたあじさい
Photo byftanuki

雨の日は、通常よりも足元が滑りやすくなります。スピードを上げるのではなく、景色を満喫しながらのんびり歩く楽しみ方がおすすめです。

それに雨の日は、晴れの日とは違った景色を見られるのが大きな魅力として挙げられます。雨に濡れた植物は、普段よりも色が鮮やかになると言われており、特に紫陽花やシダなど湿気を好む植物は雨が降ると生き生きとした様子を見せてくれるでしょう。

雨の風景をカメラで写真撮影

カメラを持つ人
Photo byinnokurnia

雨の日しか見ることのできない幻想的な風景や植物の姿を写真に収めるのも、おすすめです。気になる景色があったら途中で立ち止まって、撮影を楽しんでみてください。貴重な一枚を撮れるチャンスがあるかもしれません。

服装の冷え対策

雨の日は全身が濡れてしまう恐れがあるため、事前の冷え対策は欠かせません。冷えを放置しておくと、体調不良の危険性が増してしまうでしょう。そこで、ここでは服装における冷え対策について詳しく解説します。

レインウェアで水の侵入を防ぐ

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雨の日は、必ずレインウェアを着用する必要があります。防水性のあるレインウェアを着ていないと、すぐに雨が染み込んで体が冷える原因になるため、注意が必要です。上半身だけでなく下半身もカバーするため、上下セットになったレインウェを使うとよいでしょう。

また、防水性だけでなく通気性も備えたレインウェアであることも重要なポイントです。ウェアの内部が汗で蒸れるとニオイが発生しやすくなる他、汗冷えの原因になります。

速乾性のあるインナーで汗冷えを予防

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登山をしていると体温が上がり、汗をかきやすくなります。特に夏は汗をかくことが多いため、速乾性のあるインナーを着用することも大切です。汗を放置したままだと、休憩時の汗冷えで体温が急激に下がり、体調不良に繋がる可能性があります。

汗を素早く吸収し、外部に放出するタイプのインナーなら夏でも汗が溜まりにくく、休憩時の冷えを抑えることが可能です。インナー選びにもこだわって、登山に出かけてください。

小物類を使った冷え対策

服装に加えて小物類でも冷え対策をしておくと、雨による影響を最小限に抑えられるようになります。ここからは雨の日に用意しておきたい小物類について紹介しますので、登山をする時の参考にしてみてください。

防水グローブ


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雨の日は、手が濡れやすく、かじかんでしまうこともあります。手元の冷えを防ぐために、防水グローブを準備しておくと安心です。また、グローブは袖口からの雨の侵入も防いでくれます。

水濡れによる手元の滑りを抑えてくれるのも、グローブのよいところです。特にトレッキングポールを持つ場合は手元が滑ると危ないため、グローブで対策を立てておくとよいでしょう。冷え対策としてだけでなく、安全確保の面でも役立つアイテムです。
 

防水ハット

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登山で傘を持つのは現実的ではありません。すれ違う人の邪魔になるだけでなく、どこかに引っ掛けて転倒の原因になる場合があります。そこで傘の代わりとして使えるのが、防水性のあるハットです。

つばが広く、水の侵入を防いでくれるハットであれば、傘を指さなくても頭部を守れます。頭部が濡れると体全体が冷える原因になりますので、必ず防水ハットを準備して冷え対策を行うようにしてください。

持ち物の濡れ対策

防水性のあるバックパックを使用していても、開閉の際に雨が入り込んで持ち物が濡れてしまうことがあります。大切な登山道具を濡らさないためには、事前の対策が必要不可欠です。そこで、ここでは持ち物の濡れ対策について解説します。

ドライバッグに持ち物を入れる

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持ち物を濡らさないために取り入れておきたいのが、ドライバッグです。防水性のある生地を使用しているため、持ち物を入れて口を閉めておけば、雨の中で登山をしても水濡れを防げます。

また、ドライバッグは濡れたり汚れたりした持ち物を入れるのにも最適です。濡れた部分を拭くために使ったタオルなどを入れておけば、バックパックに入れた他のものが濡れるのを防げますので、活用してみてください。

ジッパー付き保存袋も活躍

初心者の場合は他にも揃えなければならないものがたくさんあるため、ドライバッグまで手が回らないかもしれません。そんな時の応急対策としておすすめなのが、ジッパー付き保存袋を使う方法です。

大きめのジッパー付き保存袋を用意しておけば、必要なものを入れて雨による水濡れを防げます。小物類は小さな保存袋に入れて小分けにしておくことで、バックパックの中でバラバラに散らばるのを防げるでしょう。

視界不良への対策

雨の日は霧が出たり、普段よりも周りが暗くなって視界不良になる恐れがあります。視界が悪くなると足元が見えず、滑って転倒してしまうこともあるため注意が必要です。そこで、ここでは視界不良への対策について解説します。

登山用ヘッドライトを活用する

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雨の日に登山へ行く時は、ヘッドライトを持って行くのがおすすめです。視界不良の恐れがある時も、ヘッドライトで照らせば足元や周囲の様子を把握しやすくなります。雨の中で使うことを想定して、必ず防水性のあるものを選ぶようにしてください。

また、周りを照らすだけでなく、SOS表示もできるヘッドライトなら万が一のトラブルが起こった時も周囲に助けを求めやすくなります。機能性の高いライトを活用してみてはいかがでしょうか。

山を登る上での注意点

雨の日に山を登る時には、注意しておきたいポイントもあります。注意を怠ると思わぬ事故の原因にもなるため、気を付けるようにしてください。そこで、ここでは雨の日に意識しておきたい注意点について解説します。


基本は日帰り

雨に濡れたシダ
Photo byArcaion

一泊を想定した長時間の登山は、雨の日は避けた方が無難です。雨の日は暗くなるのが早いため、宿泊地に着く前に視界が悪くなり、危険が増す可能性があります。基本的には往復3〜4時間の日帰り登山にするのがおすすめです。日帰りなら、時間に余裕を持って登山を楽しめるでしょう。

時間をチェックして計画的に登る

足元の悪い雨の日の登山は、想像以上に時間がかかってしまうことがあります。安全に帰ることができるよう、時間をチェックしながら計画的に登ることが重要です。もし、計画通りに山頂まで着けないようなら、下山を優先してください。無理に山頂まで行こうとすると、下山時に日がくれて辺りが暗くなってしまう可能性があります。

こまめに栄養と水分を摂取する

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雨が降っている中での登山は普段以上にエネルギーを使い、水分不足になることもあります。途中で立ち止まり、こまめに栄養と水分を摂取してください。休憩時には、雨の日ならではの景色を楽しむのがおすすめです。

安心安全に雨の登山を楽しもう

雨が降っている山の中
Photo bysasetkaphotos

雨の日に登山へ行くか否かは、雨だけでなく風・雷の予報を見ることが重要になります。安全に登山ができると判断できた場合は、雨ならではの魅力を感じながら山登りを満喫するのがおすすめです。

また、服装や小物を使った冷え対策や、持ち物の濡れ対策を行うことも大切なポイントとして挙げられます。特に初心者は注意点をしっかり把握して、無理をしない範囲で登山をするとよいでしょう。安心安全な登山を心がけるようにしてください。

雨の登山が気になる方はこちらもチェック!

雨が降っている時の登山は、しっかりと経験を積んだ上で行うことが大切です。関連記事では雨対策や必要な装備などに解説していますので、安心して登山を楽しむための参考にしてみてください。