ロケットカウルはカフェレーサーの定番!
人気を集めるカフェレーサーのカスタム
バイクの楽しみを広げるなら、カスタムに挑戦してみませんか。既存のバイクに好みのパーツを取り付けることで、自分だけの個性を出せるようになるでしょう。カスタムにはさまざまな手法がありますが、近年はロケットカウルを使ったカフェレーサー化が人気を集めています。
ロケットカウルのカフェレーサー化をチェックしよう
本記事では、カフェレーサーの概要やロケットカウルを使ったカスタムの流れなどを解説します。ロケットカウルを使ったカスタム事例もピックアップしたので、自分なりのカフェレーサースタイルを楽しむための参考にしてはいかがでしょうか。
カスタム手法の概要
カフェレーサーは1960年代のイギリスで誕生
カフェレーサーの始まりは、1960年代のイギリスです。この時期のイギリスではロッカーズと呼ばれるロックンロール好きな若者が自分達のカスタムバイクに乗ってカフェやパブに集まり、公道レースを繰り広げていました。
カフェのジュークボックスから音楽が流れ出すと共にレースがスタートし、音楽が終わるまでに戻ってくるのがロッカーズのスタイルです。レースに勝つためにさまざまなカスタムが用いられ、これがカフェレーサーの原点となりました。
スピードとレトロな見た目が特徴
イギリスのロッカーズ達は、バイクの速さを出すのはもちろんのこと、クールな外装にもこだわってカスタムを行いました。そのため、しっかりとしたスピード力と1960年代らしいレトロな見た目がカフェレーサーの特徴とされています。ただ速いだけでなく、誰にでも自慢できるカッコよさがカフェレーサーに求められていると言えるでしょう。
現在でも世界的な人気を誇る
カフェレーサースタイルは現代でも根強い人気を誇っており、自らのバイクをカスタムする人は後を絶ちません。カワサキやヤマハなどの有名バイクメーカーからカフェ仕様のバイクが発表されたり、パーツメーカーから新たなカフェレーサー用のパーツが販売されたりすることも多く、カスタム手法の定番として知られています。
ロケットカウルはカフェレーサー定番パーツの1つ
カフェレーサーのカスタムに明確は定義はありませんが、セパレートハンドルやメガホンマフラーなど昔から取り入れられてきた定番のパーツは存在します。ロケットカウルも伝統的なカフェレーサースタイルの定番パーツです。カウルを取り替えるだけでもガラッと雰囲気が変わるため、カスタムの第一歩として取り入れてはいかがでしょうか。
カウルの概要と選び方
そもそもロケットカウルとは?
ロケットカウルとは、ガソリンタンクから車体の前面を覆うように被さるカウルのことです。丸みを帯びた形が特徴的で、円形のヘッドライトに取り付けられるようになっています。
ロケットカウルは主にバイクの走行風を整流するために用いられ、スピード力アップに役立つのが特徴です。1960年代のロッカーズ時代から使われていたため、装着するだけでレトロな風合いに仕上がります。
ロケットカウルの選び方
ロケットカウルと一口に言ってもさまざまな仕様があるため、どれを選ぶか迷うこともあるでしょう。選び方のポイントをチェックして、自分のバイクにぴったりなロケットカウルを取り入れるようにしてみてください。
フルタイプとハーフタイプで決める
ロケットカウルには、フルタイプとハーフタイプの2種類があります。クランクケースからライトを覆う形状がフルタイプで、腰下までを覆い排気管やエンジンは剥き出しの状態になるのがハーフタイプです。
なるべく排気管を見せたくない場合はフルタイプがおすすめですが、カスタムで取り替えた排気管のデザインを活かしたい場合はハーフタイプが適しています。どのような部分を見せたいのか考慮に入れて選んでみてください。
コミネタイプとイノウエタイプ
デザイン面では、コミネタイプとイノウエタイプにも分けられます。コミネタイプは、ふっくらとした形状が特徴的なデザインです。前方から見た時、左右両端が膨らんだような形になります。
イノウエタイプはヘッドライト周りに膨らみを持たせ、他の部分はシャープな形状になっているのが特徴です。ロケットカウルのデザインによってバイクの印象は変わるため、車体との相性も考えながら取り入れるようにしてみてください。
取り付けの流れ
ステーなどの取り付け金具や工具を揃える
お気に入りのロケットカウルを選んだら、取り付けに入ります。取り付けにあたっては、カウルの付属品を確認してください。ブンチンステーやスクリーン、ミラーなど、ロケットカウルのカスタムにはいくつかの取り付け金具を用意する必要があります。もし付属品に入っていなければ、別途用意しておくことが大切です。
工具はメガネレンチやソケットレンチ、スパナがあれば対応できます。カスタム用として工具一式を揃えておくとよいでしょう。
汎用カウルは加工が必要
手持ちのバイク専用カウルであればそのまま取り付けられますが、汎用カウルを使う場合は本体やステーを事前に加工する必要があります。例えば、ステーとカウルの間に隙間ができたらスペーサーを挿入して調整してください。
カウルが車体に当たる場合は、その部分を削っておかないとバイクが傷つく原因になります。汎用カウルをバイクに仮付けした状態でどこを加工すればよいのか確認するのがポイントです。
ライトの光軸をしっかり合わせる
カウルの形がバイクにフィットしたら、工具を使って取り付けていきます。取扱説明書に取り付けの流れが記載されているため、参考にしてください。最後にライトの光軸を合わせ、問題なく照射できることを確認したら完了です。
真似したい!カスタム事例2選
①:落ち着いた印象のヤマハ XSRとモトグッツィV7
ヤマハのXSRとモトグッツィのV7にロケットカウルを装着した事例です。ハーフタイプのロケットカウルを選ぶことでエンジンや排気管の美しさを引きたてています。全体的に落ち着いた色味のカウルを選んでいるため、レトロシックな仕上がりになっているのもポイントです。
②:ヤマハ XSRを黄色×黒に塗装
XSR900ロケットカウル アニバーサリーカラーバージョン!#XSR900 #YAMAHA #ロケットカウル pic.twitter.com/npKxVIce5X
— ファニーズカスタムサービス (@funnys_cs) July 19, 2019
こちらもヤマハのXSRにロケットカウルを取り付けた事例ですが、黄色×黒の塗装で全く異なる仕様になっています。メリハリの効いたカラーリングが個性を引き立たせるため、人目を引くカスタムに仕上げたい時に最適です。
③:高級感のあるカワサキ GPZ400F
愛知からGPz400F
— バイク売ります (@gpz400f_bike) August 10, 2017
一括40値下げあり
書類有り車検切れ
不具合
フロントウインカーありません
黒タックロール
大川三段シート
JORKERロケットカウル
マルコメ菅35cmカット
CBXスイッチボックス
CBXアクセルワイヤー
軽スロ、クラ#GPz400F売ります pic.twitter.com/cgJ08ue8iL
カウルと車両、どちらもメタリック感のある赤や紫でカラーリングすることで高級感のあるデザインに仕上げています。1980年代から愛され続けているGPZ400Fは硬派なイメージがあり、レトロなロケットカウルとの相性もバッチリです。
ロケットカウルでカフェレーサーを楽しもう
カフェレーサーは1960年代から受け継がれてきたカスタム手法であり、スピード力だけでなく見た目のカッコよさも重要なポイントです。ロケットカウルはカフェレーサーらしさを引き立たせる定番パーツの1つになりますので、ぜひ取り入れてみてください。
ロケットカウルを選ぶ時は形状やデザインなど、商品の仕様を確認しておくことが大切です。ロケットカウルを取り付けた事例も参考にしながら、自分なりのカスタムを満喫してはいかがでしょうか。
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ロケットカウルを使ったカフェレーサーカスタムを楽しみたい場合は、基本的な情報を把握しておくことが重要です。関連記事ではカフェレーサーのカスタム方法や魅力、参考バイクなどを紹介していますので、参考にしてみてください。
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