バイクのカスタムベースはどれくらいある?
バイクには無数のカスタムスタイルがあります。エンジンが単気筒や4気筒のモデルをはじめ、ネイキッド、レーザーレプリカ、オフロード、アメリカンなど、豊富な車種があります。カフェスタイルへのカスタムベースとなる車種もたくさんありますので、やり方次第でカスタムの方向性も無限に広がります。
エイプでもカスタムできる
エイプという50㏄と100㏄の排気量のバイクがあります。こちらは、オフ車やストリート、もしくはカフェスタイルにもカスタムできる万能なバイクです。
免許も原付二種を持っていれば、どちらの排気量でも乗ることができます。
まずは、小さなバイクのカスタムを楽しみんで、次に250㏄や400㏄のバイクへステップアップすることもおすすめです。
4気筒とは?
バイクのエンジンには排気ガスを放出するためのエキゾーストという穴があります。これにエキゾーストパイプとマフラーが付いています。4気筒とは4本のエキゾーストパイプがあるエンジンです。
また、単気筒エンジンというバイクはエキゾーストパイプが1本のスタイルを指します。
4気筒エンジンは排気ガスを4分割するため連続性の音となり、単気筒エンジンとはエキゾーストノートが異なります。
バイクのカフェレーサースタイル
かっこいいカスタムの方法にカフェレーサーというスタイルがあります。こちらは、スポーティーなスタイルでもありながら、街乗りにも適しているカスタムです。
今回ご紹介するかっこいいベース車両をカスタムすることで、好みのカフェレーサースタイルのバイクへ変身させることができます。
カフェレーサーはどこが発祥?
カフェレーサーというスタイルは、元々イギリス・ロンドンの若者の間で流行したスタイルです。
カフェに集まるロッカーズと呼ばれる若者達が、カフェのジュークボックスにお金を入れて、曲が始まると同時にバイクで走り出し、曲が終わるまでの短時間でカフェに戻ってくるという公道でのレースを行っていました。
つまり、一種のゲーム感覚で始まったことが今のカフェレーサースタイルの発祥です。
どんなスタイル?
カフェレーサースタイルとは、全身レザージャケットでまとっており、ロングブーツを履いてバイクに乗るスタイルです。
半キャップ型のヘルメットを被り、首にストールを巻きます。派手な赤色のストールを巻くこともあり、走行中に目立つファッションスタイルです。
前傾姿勢でバイクに乗り、ロンドンの街中を疾走することが流行していた時代のスタイルです。
バイクのどこをカスタムするの?
カフェレーサースタイルへカスタムするには、ハンドル、ミラー、ヘッドライトなど各所ありますが、一番のカスタムがガソリンタンクの変更です。ガソリンタンクはバイクの顔とも呼ばれていますので、バイクのベースの印象を大幅に変えられるパーツです。カフェレーサーに適した縦長のガソリンタンクにカスタムしましょう。
バイクをカスタムするのに向いているベース車両①
カフェレーサーカスタムの入門として、おすすめできるのが250㏄のバイクです。車検もなく、軽いバイクですので、前傾姿勢になるカフェレーサースタイルでも乗りやすさを感じることでしょう。
維持費があまりかかりませんので、その分カスタムへ費用をかけて楽しめます。車種も豊富にありますので250㏄のバイクはおすすめです。
250㏄はカフェカスタムの入門用バイク
免許も普通二輪車の区分ですので、取得しやすい傾向があります。カフェレーサーカスタムは、ハンドル、ミラー、ヘッドライト、ガソリンタンク、シートなど多数のカスタムベースがあります。
そのため、好みのスタイルへ変えることも存分に堪能できます。排気音を変える場合でも、マフラーをキャブトンスタイルへ交換することで、クラシックなカフェスタイルのエキゾーストノートに変えることができます。
バイクをカスタムするのに向いているベース車両②
400㏄のバイクでカフェレーサーカスタムを堪能することもできます。車検が必須のバイクですが、それ以上にトルク感を感じさせる排気量と言えます。
250㏄と同じく普通二輪の免許で乗車できますので、大きな鼓動感あるカフェレーサースタイルを味わいたい場合にはおすすめのカスタムベースのバイクです。
ハイパワーな400㏄でカスタムの幅が広がる
400㏄バイクは、普通二輪免許を取得する時に教習所で乗っていたバイクです。初めて乗るバイクとなると大きな印象がありますが、徐々に大きなバイクへ移行してきた方であれば問題なくコントロールできます。
単気筒から4気筒のモデルまでありますので、自在にカフェレーサーカスタムを楽しめることでしょう。
バイクをカスタムするのに向いているベース車両③
今回は250㏄と400㏄のバイクを中心にご紹介していますので、番外編となりますが、400㏄を超える大型バイクでもカフェレーサーカスタムを堪能できます。
免許の区分が1段階上がりますので、免許取得するまで時間と費用がかかりますが、400㏄のカフェレーサースタイルよりも大きなバイクでカスタムを楽しみたい方へおすすめです。
トルクフルな1000㏄以上でもカスタムを楽しめる
カスタムベースとしては普通二輪よりもカスタムパーツ点数が少なくなる傾向がありますが、それ以上にトルク感とパワーを感じながら走ることができるバイクです。
ヘッドライト、ガソリンタンク、ミラー、ハンドルなどをカフェスタイルにカスタムすることで、4気筒エンジンでも迫力あるカフェレーサースタイルを実現できます。
カフェレーサーカスタムに適したハンドル①
カフェスタイルに最適なハンドルがあります。そして、ハンドルをカフェレーサーカスタムするのなら、4気筒などの多気筒エンジンではなく、単気筒や二気筒エンジンに最適です。
本場イギリスのカフェレーサースタイルを踏襲するならば、ハンドルがノーマルのままでは本格派スタイルとはなりません。
カフェレーサーカスタムのハンドル
ハンドル交換をすることで一気に雰囲気が変わります。おすすめはセパレートタイプやコンチネンタルタイプのハンドルにカスタムすることで、前傾の姿勢で運転できる本格的なカフェレーサーに近いスタイルを演出することができます。まずは、ハンドルからカスタムしてみるのはいかがでしょうか。
カフェレーサーカスタムに適したハンドル②
セパハンを付けるなら、短めのハの字型のハンドルがよいです。これにより国産車でもイギリス風のカフェレーサースタイルを作ることができます。
グリップもクラシカルなタル型グリップがおすすめです。そして、レザーグローブを装着してライダースを着込めば、立派なカフェレーサースタイルです。1本のバー状のコンチネンタルハンドルもありますので、好みでカスタムしてみましょう。
カフェレーサーカスタムに適したミラー①
カフェレーサースタイルにしたい場合、ミラーを変えることも必須です。各種ノーマルのバイクに付いているミラーではカフェレーサースタイルとはなりません。
一般的には、ノーマルのバイクには四角い横長のミラーが付いています。ですが、カフェレーサースタイルにするのであれば、やはり丸型です。
これによりクラシカル感が一段と増します。4気筒エンジンモデルにはないクラッシックさを演出するにはミラー交換がうってつけです。
カフェレーサーカスタムに適したミラー②
丸型の中でもナポレオンミラーというミラーを装備することで、よりカフェレーサースタイルへ近付きます。
角度を自在に変えることができる実用性を兼ね備えながらも、クラシカルなルックスでカフェレーサースタイルにマッチします。両側に付けずに片側のみに装備することで、より一層とカフェスタイルになります。
カフェレーサーカスタムできる250㏄バイク①
クラブマン250
ホンダが製造するロングセラーモデルがクラブマン250です。排気量よりも大きく感じるトルク感や鼓動感は特殊な魅力があります。4気筒エンジンと比較すると、音がシンプルな単気筒エンジンを搭載しています。
1983年に発売されて1997年まで製造されてきたバイクです。カフェレーサースタイルの基本を踏襲していますので、ハンドルやミラーを変えるだけで簡単にカフェレーサーカスタムができます。
カフェレーサースタイルにしやすいカスタム
クラブマン250を簡単にカフェレーサースタイルにするならばシート交換です。パイピングされたシングルシートを装備しましょう。これによりクラシカル感がアップしますので、ハンドルやミラーとの相性もよいです。
本革製のシートもありますので、よりグレードアップするならばおすすめです。
カフェレーサーカスタムできる250㏄バイク②
ST250
スズキが1994年から2004年まで製造していた250㏄のバイクがST250です。こちらはノーマルの状態でカフェレーサースタイルを感じさせるフォルムをしています。そのため、ハンドルをセパハンにしたり、ミラーを丸型の小さなスタイルにカスタムするだけで、一気にカフェレーサースタイルとなります。
カフェレーサースタイルにしやすいカスタム
サスペンションを交換することで、ST250がカフェスタイルへと近付きます。カバーされたタイプではなく、スプリングがむき出しのサスペンションがよりクラシカル感が増しますので、おすすめできるカスタムです。
カフェレーサーカスタムできる250㏄バイク③
グラストラッカー250
スズキのグラストラッカー250もカフェレーサースタイルへとカスタムしやすい1台です。オフロード的な雰囲気とストリート感もあるスタイルです。
そのため、砲弾型ヘッドライト、セパハン、丸型ミラーといった基本のカフェカスタムをほどこすことで、簡単にカフェレーサースタイルへ変貌します。こちらも単気筒エンジンですので、シンプルなエキゾーストノートを堪能できます。
カフェレーサースタイルにしやすいカスタム
グラストラッカー250であれば、先のような装備をはじめとして、カラーリングをカスタムしましょう。少しでもクラシカルな感じを出すには、シックで落ち着いた茶系統や淡いクリームカラーがおすすめです。ぜひ、カラーでのカフェカスタムもしてみましょう。
カフェレーサーカスタムできる400㏄バイク④
SR400
ヤマハのロングセラーモデルSR400はカフェレーサースタイルに最適です。こちらも単気筒エンジンで、歯切れよいエキゾーストノートを奏でます。
キックオンリーというエンジン始動スタイルにこだわったバイクです。2017年9月で生産終了となりましたが、ノーマルのままでも、すでにカフェレーサーベースとなっています。
コンチネンタルハンドルへの交換でも十分カフェレーサー気分を堪能できます。
カフェレーサースタイルにしやすいカスタム
アルミタンクを付けることで、簡単にカフェレーサーの雰囲気を出せますので、おすすめのカスタムの1つです。ニーグリップホールが付いたアルミタンクを装着するだけでも、格段にカフェレーサースタイルとなります。
現在、SR400は新車で買えないですが、今でも中古車市場ではたくさんのSR400の中から選べますので、好みの1台を購入してアルミタンクを付けてみましょう。
カフェレーサーカスタムできる400㏄バイク⑤
CB400SS
2008年9月に生産終了したホンダCB400SSはカフェレーサースタイルとなります。ノーマルでもベースがクラシカルスタイルですので、費用をかけずにカスタムできる1台です。
やはり、セパハンやコンチネンタルにハンドル交換したり、ミラーをナポレオンスタイルへ交換することで一段とカフェスタイルを演出できます。
こちらは一見4気筒のように見えますが、単気筒エンジンを搭載しています。ですので、音からしてもカフェスタイルと言えるバイクです。
カフェレーサースタイルにしやすいカスタム
CB400SSの場合であれば、クラシカルなタイヤに交換しましょう、新品でもクラシックタイヤが販売されていますので、ぜひ交換してみましょう。タイヤ1つとっても全体のい雰囲気が一気にクラシカルになりますので、手軽なおすすめカスタムの1つです。
カフェレーサーカスタムできる400㏄バイク⑥
W400
カワサキW400というモデルも人気のカフェレーサースタイルベースと言える車種です。ガソリンタンクを交換することで、より一層カフェレーサースタイルへと近づきます。
ヘッドライト、ハンドル、ミラーをはじめ、バックステップへカスタムすることで、さらに前傾姿勢のスタイルで乗車できますので、カフェレーサースタイルに憧れている方へおすすめのバイクです。
カフェレーサースタイルにしやすいカスタム
W400はボーマルでマフラーがキャブトンタイプですので、すでにベースがクラシカルです。ですが、さらにフロントフェンダーへ風切りを付けましょう。
風切りを付けることによって、とてもクラシックなカフェレーサースタイルとなります。全体のイメージチェンジを簡単にできるカスタムですのでおすすめです。
カフェレーサーカスタムをしてみよう!
今回は、カフェレーサーカスタムに関する内容をご紹介しました。
気筒数にこだわらず、4気筒エンジンでも同じようにカスタムをすることで、カフェレーサースタイルに変身させることも可能です。
自分だけののカフェレーサースタイルを作ることがライダーにとっての楽しみですので、愛車の4気筒バイク適したバイクがあれば、カスタムしてみましょう。
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バイクのカスタムベースには、まだまだ豊富なスタイルがあります。以下よりチェックしてみましょう。
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