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ホーネット250が名車と言われる理由とは?!その魅力とスペックを解説!

1996年のデビューから一気にメジャーバイクの仲間入りを果たした「ホーネット250」。その特徴的なグラマラスなボディーとハイスペックで時代を魅了した「ホーネット250」。 バイクマニアにとって垂涎なバイクの1台。この名バイクが選ばれる理由と魅力とは。
2020年8月27日
nagyas
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「素敵な相棒」候補の魅力を紹介。

ホーネット250とは何者?

今から約20年前の1995年の東京モーターショーで「HONDAジェイド」の後継車として参考出品後の翌年デビューしたのが「ホーネット250」です。 かつてホンダ「CB250」や「CBR250RR」と言った名バイクと同じ系譜にあたるのが「ジェイド」。 そして「ジェイド」の後継車が「ホーネット250」になります。 「CB・CBR」とはタイプの違いは有れど、立派な「後継者(車)」です。デビューから約20年経っても未だにコアな人気の有る「ホーネット250」の魅力を探っていきます。

ホーネット250のスタイル

ホーネット250の特徴有るデザイン

「ホーネット」は日本語で「スズメバチ」。 その名前通りのグラマラスなスタイルです。写真を見て頂くと分かる様に、250CCのボディーの割にボリューム感の有るタンク。引き締まったシートからの、ボリューム感の有るリアカウル。「ホーネット」の名前通り、非常に「セクシー」なボディです。 パッと見は、大柄でゴツい感じはしますが、意外と乗りやすいと言う意見が多いのも、この「ホーネット250」の特徴で有り魅力の1つです。高速道路を「最高速」で「飛び回る」姿はまさに「HORNET」です。

ホーネット250のスペック:サイズ

全長(mm):2035 全幅(mm):740 全高(mm):1050 ホイールベース(mm):1410 最低地上高(mm):155 シート高(mm):745 タイヤ(前):130/70ZR16 タイヤ(後):180/55ZR17 乾燥重量(kg):151 車両重量(kg):168 乗車定員(名):2

ホーネット250のスペック:エンジン

車体形式:MC31 エンジン:MC14E型 249CC 4ST 水冷DOHCバルブ並列4気筒 最高出力:29.4KW(40PS) 最大トルク:23.5Nm 燃料タンク:16L 燃料:レギュラーガソリン 燃費:32.0Km/L 最高速:180km/h

ホーネット250のサイズ感

ネットで検索すると、ホーネット250は意外とシート高が低いと言う声がや女性向きなんて声も見られます。 確かに見た目はゴツく感じられますが、後の項で書きますが、実用性を考えると「なるほど」と実感する方もいるかと思います。確かに、タンクが大きい割に、シート高が低いと取り回しや足つきは「大丈夫?」って思います。 ただスペック表の「シート高」を見ると745mm(約75cm)なので、クッションが効かせれば小柄な女性でも[つま先立ち」が出来る位の足つきになります。なのでそこは、「実用性」を取るか「格好良さ」を取るか悩むところです。

ホーネット250のスペックからのフィーリング


名車の血統 その①

それでは、スペックから見た「ホーネット250」の第1印象はどうでしょう。 まず目に付くのは、その最高出力です。ちなみに比較として3台の最高出力を記載します。 ・ジェイド(1993年モデル):40PS ・ホーネット(1996年モデル):40PS ・CB250R 27PS (CBR250RR 38PS) ※CB250RとCBR250RRは2018年モデル 明らかに、「小さな巨人」なのが分かります。

名車の血統 その②

約20年前のバイクと現行のバイクなので、現行車とは安全規格が違うので、単純に比較は出来ないかも知れないですが、それを差し引いても、かなり違いますね。「最高速」もカタログ値(スペック表)では、180km/hが記載されています。「燃費」も同じくカタログ値(スペック表)では、「32.0km/L」が記載されています。

スタイルは伊達じゃない

そして、前の項で書いた肝心の「取り回し」「足つき」ですが、もう気付いている方もいるかと思いますが、これだけ大きな出力だと大きなタイプのボディだと、慣れない人が乗ると足つきが悪くて走り出しは結構大変です。 でも、「シート高」が低いタイプのボディだと足付きが良く走り出しは割とスムーズです。 しかも、タイヤサイズが大きので走行安定性は高いので、取り回しも楽々です。

ホーネット250の魅力はココ

出典: http://www.bikebros.co.jp/catalog/1/167_1/#spec_top

ホーネット250の魅力 その①

「ホーネット250」の魅力は、何と言っても「エンジン」です。 何故なら、前の項でも書いている通り、HONDAの名車「CB・CBR」のエンジンをモデルに低中回転域を強化して、更に扱いやすくなったエンジンを搭載している事です。 その上、レッドゾーンが16,000rpmから18,000rpmと言う超高回転型エンジンに仕上がっている、なかなか侮れないエンジンです。これなら、高速走行も快適です。ちなみに、スペック上の参考値の、最高速は「180Km/h」。この排気量にしては、十分な「最高速」です。

ホーネット250の魅力 その②

「ホーネット250」のもう一つの魅力は、その「ワイルド」で「セクシー」なボディワークです。 大きなタンクに、引き締まったシート。そして程よく膨らんだリアカウル。まさに、「ボン・キュッ・ボン」もしくは「細マッチョ」。シート形状が「キュッと」絞って有るので、「足つき」にも影響してるのも良いです。 写真でも分かる様に見た目は250CCのバイクには見えない理由が、もう一つ有ります。 それは、タイヤのサイズが同じHONDAの「CBR900RR」と同じサイズのホイールを履いているから余計に大きくみえます。本体サイズも、リッターサイズの大型バイクにも遜色が無いサイズなので、まさに「ワイルドでセクシーな250CC」と言えます。


ホーネット250の魅力 その③

バイク好きの方ならフレームとエンジンの配置のデザインも気になるところです。 「ホーネット250」は、モノバックボーンのフレーム(太い背骨の様なフレーム配置)にエンジンがそこに吊り下がる配置。フレーム後方に向かって上方に跳ね上がる形状のマフラーが特徴的なデザイン。 全体的に特徴的な「セクシー」で「グラマラスなスズメバチ」のデザインであると言われる所以です。

ホーネット250の魅力 その④

バイクで気になるのは、「シート高」「足つき」「取り回し」です。 上記の「サイズ感」の項でも書いた通り、エンジン位置が比較的下側に配置されているので、重心が低く、ショックが柔らかく、シート高も高く無いので、小柄な女性でも十分な「足つき」が得られます。 取り回しも、特徴的なデザインの割に、激しく飛び出している部分も無く、車体も軽いので、かなり扱いやすいタイプになるのも「ホーネット250」の魅力の1つです。

ホーネット250の魅力 その⑤

それでは、更に詳細にエンジン性能を見てます。 名車「CBR250RR」の超高回転型エンジンを基に開発されたエンジンを採用している「ホーネット250」。低速トルクが良くないとの声も有りますが、4ストロークエンジンとしては十分な低速トルクが有ります。これは恐らく大きな排気量のバイクと比較して良くないと言われているかと思われます。(感じ方は人それぞれですね。) レッドゾーンは、16000~18000rpmに設定されています。「最高速」は、実際には160km/h前後は出せます。動画でも分かる様に、加速はかなりスムーズかつパワフルです。エンジン音も10,000rpmを超える辺りから「F1の様な」魅力的なエンジン音が始まり、「流石、HONDA」「モータースポーツのHONDA」と言った感じです。

ホーネット250の魅力 その⑥

エンジンを積んでいれば気になるのは「燃費」です。カタログ値(スペック表)です、「32.0km/L)と言われています。ただ、これはあくまで参考値です。 実際には、「約20km/L」前後の燃費との声が多いです。もちろん街中や「最高速」の出せる高速道路等や、エンジンの程度の違いは有るので一概に「燃費」が良いとも悪いとも言えませんが、概ね4ストロークバイクでは、「標準的」な燃費かと思います。ここでよく考えてみると、「ホーネット250」は今から約20年前に発売されたバイクです。 なので、今では殆どが中古で購入された方が殆どです。 発売から約20年経っても、「約20km/L前後」の燃費って何気に凄いと思いませんか。このエンジン性能も「ホーネット250」の隠れた魅力の1つです。

ホーネット250の難点

魅力が有れば、難点も有るのが世の常。 魅力が多い「ホーネット250」にも難点が有ります。 ここでは、いくつかの「難点」を挙げます。

ホーネット250の難点 その①

前の項でも書きましたが、「足付き」は良好過ぎる位ですが、シートが「硬すぎる」との声が多く聞かれます。 長時間のツーリングになると、かなり厳しくなる事が多い様です。 デザイン的にシートの形状も細い事も有り、「シート高」が低く「足付き」「取り回し」が良い分、勿体無いです。 シート加工や、好みのパーツに交換することをオススメします。

ホーネット250の難点 その②


高速走行時には、「頑張っている」感は否めないです。 250CC4ストロークで加速もスムーズかつパワフルで良いのですが、高速走行中の追い抜きは若干のモタツキ感が有るとの声も有ります。 タイヤが太いので、高速走行の安定性は高いので、最高速を出しやすいのが救いです。

ホーネット250の相場価格は?

さて、「ホーネット250」の「魅力」も「難点」も見てきたところで、「買ってみたい」「乗ってみたい」と言う方も出てきたと思います。 実際の相場を調べてみました。 単刀直入に相場価格は、「43.87万円」(2018年2月 現在) この金額は全国平均で「総額」になります。

ホーネット250は新車で買える?

「ホーネット250」は残念ながら、生産終了しているため新車購入は厳しいです。(何せ約20年前のバイクで最終型で出てから約10年) そこで中古車での購入になるので、中古車販売のサイトや、中古車販売店を覗いて見ると、「ホーネット250」は意外と根強い人気が有り、年代も台数もかなりの数が出回っていて比較的高値で取引されている様です。

ホーネット250は新車では買えません!

通常は、最終型の販売から約10年程経過した車種で有れば、程度の良いバイクが限られた台数しか残っていないと言われます。 この事から買取価格も高値になり、比較的安定した取引になっている「特異な車種」の部類になります。 新車には無い、味わいを感じたい方は、中古の購入を一考してみては。

ホーネット250 まとめ

ホーネット250は素敵な相棒になる

1996年のデビューから、約20年が経過してもバイク好きからの人気が止まない「ホーネット250」。 その特徴的な「セクシー」「グラマラスなスズメバチボディ」が魅力の1つになっていながら、高い走行性能も誇る、まさに才色兼備なバイクです。 ツーリングでも、250CCなのに大型バイクと同じサイズのタイヤを履いているので、高い安定性も有り、非常に走りやすいバイクです。 「使い勝手」も「足つき」も良く、自分の思い通りに走ってくれるバイクは「素敵な相棒」になります。

ホーネットは素敵な相棒だ。

「燃費」や「シートの硬さ」の欠点もひっくるめて「ホーネット250」の魅力です。 スムーズでパワフルな加速や、高速でエンジンを「ぶん回したい」方から、これからバイクを乗りたいと言う方まで、幅広い世代で楽しめるバイクが「ホーネット250」です。 ロングセラーなバイクを「相棒」に、爽快なツーリングを楽しんで下さい。