ボルダリングのホールドとは
人口の壁に付いている石のようなもの
ボルダリングのホールドとは、人工の壁に取り付けてある石のようなものです。1つ1つ形や色、素材などが異なっていて、見た目がとても特徴的ですよね。素材は主に合成樹脂で出来ており、ポリエステルとポリウレタンの2種類で分けられています。
ポリエステルのホールドは樹脂密度が高く耐久性が高いのが魅力で、ポリウレタンは弾力のあるつかみ心地が特徴です。
インテリアとして販売されている
ボルダリングのホールドはインテリア用としても販売もされています。ホールドの形や色がさまざまで家に飾れるほどのサイズ感なため、インテリアとして置く人も多いです。
ボルダリングのホールドはセットやバラ売りで販売されているので、比較的購入しやすくなっていますよ。取り付け方法も簡単でサイズが丁度いいので、インテリアとしてボルダリングを楽しむ人が増えてきています。
ボルダリングホールドの種類
ホールドの種類①カバ
ボルダリングのホールドガバは「ガバっと」持ちやすいので、ガバホールドという名前が付けられました。大きくて指が引っ掛けやすいのが特徴的です。
指を深くかけられるのと自然に力が入れやすい形状で、ボルダリングでよく登場するホールドになります。使い見やすいホールドではありますが、向きによって持ち方を変えないといけないので侮れません。
ホールドの種類②カチ
ボルダリングのカチは指先で薄く持つとても小さいホールドです。指先で体重を支えるため、指への負担がかなり大きいホールドになります。親指を含めて5本の指でしっかりと握りこむことでカチホールドが掴みやすいです。力が入りすぎると指を痛めてしまう可能性もあるので注意しましょう。
ホールドの種類③ピンチ
ピンチホールドは指で挟んで持つタイプになります。ピンチは英語で挟むという意味があり、ホールドの形が指で挟みやすい形状です。手の大きさやピンチホールドの形、幅によって持ちやすさが異なってきます。長く掴んでいると力を消費してしまうので、ボルダリングをする際はすぐに別のホールドに移りましょう。
ホールドの種類④スローパー
手のひらで押さえつけるような持ち方をするのがスローパーホールドになります。見た目は丸い石で指を引っ掛ける穴はありません。手の重心の位置が高いと持ちにくく、ボルダリングに慣れていない人は苦戦するでしょう。後ほど紹介しますが、横から包むような持ち方が最適です。
ホールドの種類⑤ポケット
ポケットのように穴が開いてるホールドです。基本的には指を引っ掛けて使用するため、他のホールドと比べてもあまり力が必要ありません。ポケットホールドによっては指を引っ掛ける穴の数や大きさが異なっています。ポケットホールドに引っ掛けた指に体重が乗るので怪我には注意してください。
ホールドの種類⑥ハリボテ
壁から突起が出ているとても目立つボルダリングホールドがハリボテです。見た目の通りハリボテのような形をしているため、名前が付けられたホールドになります。持ちにくい形状をしていて、初心者の方は掴むのに慣れる必要がありますよ。
ホールドの種類⑦ジブス
足置き用に使われることが多い、小さな石ころみたいなものがジブスです。基本的には手で持つことはありません。指だけでは登れないような場所に設置されていることがよくあり、サポートの役割として置いてあります。
形状を活かしたホールドの持ち方
オープンハンド
オープンハンドは指を伸ばしてもつ持ち方になります。指への負担が少なく痛めにくいのが特徴的で、脱力できるので体を自由に動かしやすいです。
人差し指、中指、薬指の3本でホールドに引っ掛け、残りの親指と小指は手のひらに握り込むようにすると力が入りやすいです。最初に引っ掛けた3本の指は、握り込むように力を入れないのがポイントになります。
ハーフクリンプ
握り込むように力を入れると指が立ち、ハーフクリンプという持ち方になります。親指以外の4本の指を握り込むように曲げても持ち、親指は手の中でしっかりと握りましょう。カチホールドを持つときによく使われるます。
ラップ
ラップ持ちはホールドを横から包むように持つ持ち方です。上にあるホールドをつかむ際に踏ん張れる持ち方なため、力を入れやすいのがメリットになります。
ラップ持ちをする場合はホールドの選択と向きに注意しましょう。肩に力が入らないように心がけることでラップ持ちがしやすく、スローパーホールドを握る際にラップ持ちが向いています。
俵持ち
人差し指と薬指を中指の上に重ねるのが俵持ちです。ポケットボールドの穴に上手く指が入り込み、力が入りやすい持ち方になります。上級者向けの持ち方になりますが、ポケットホールドの穴が指にしっくりこない時に使える持ち方です。ポケットホールドの持ち方はいろいろあるので、自分に合った方法を見つけましょう。
下引き
下引きはホールドを上から下に持つ持ち方です。下に体重をかけると持ちやすく、体がホールドより上にあると持ちにくくなります。下引きはガバホールドを掴むのに向いていますが、ホールドの向きや位置によっては掴みにくくなってしまうので注意しましょう。
アンダーホールド
アンダーホールドは下引きとは逆で、ホールドを下から上に持つような持ち方になります。ガバホールドのくぼみが下向きに付いてる時に役立つ持ち方です。足で踏ん張り上体を起こす時に最適で、使う場面が多いので覚えておくと役に立ちますよ。
ガストン
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— まつぼっくり (@ma_tsu_bo_kuri) May 26, 2020
ガストンは親指を下に持ち、観音開きをするように力を入れる持ち方です。ガストの名前の由来はフランスの登山家の名前から来ていて、ボルダリングでは有名な持ち方になります。
外に開く力で押さえて重心を移動できるので横移動をする際に向いていますよ。ガストンができると重心移動がしやすくなるので、使いこなせるとクライミングがより楽しくなります。
ボルダリングホールドの配置方法
設置方法①直登り
垂直な壁に沿ってまっすぐにボルダリングのホールドを配置する方法です。ホールドのスタート地点を作り、その下に足場となるホールドを置きましょう。
そして、手が届く範囲でスタート地点から上にホールドをいくつか配置していくといいですよ。ボルダリングの基礎を理解できる配置方法なので、初心者の方にはクライミングの練習になります。
設置方法②横登り
横に長くホールドを配置するのに向いている設置方法です。スタート地点を決めてからその下に足場のホールドを設置しましょう。次に、手を伸ばした先に次のホールドを置き、その下にも足場となるホールドを配置します。
この作業を繰り返しつつ、角度や高さを微妙に変えながら配置していくとホールド上手く置けますよ。重心移動をする掴み方「ガストン」を練習する際に向いています。
設置方法③アンバランス
不規則な動きのクライミングを楽しみたい方に向いている配置方法になります。スタートするホールドを決めて、真下に足場が来ないようにホールドを配置しましょう。
足場の上にまた足場を用意し、斜め上にホールドを置いて不規則に配置するといいですよ。クライミングジムなどのボルダリングホールドの配置を参考にしてみるのもいいですね。
ボルダリングホールドの種類を覚えよう!
プライベートウォールでボルダリングを楽しもう
プライベートウォールでボルダリングを楽しみましょう。プライベートウォールを用意すれば、クライミングジムでなくても自宅で気軽にボルダリングが楽しめます。また、ホールドを自由に配置できたりインテリアとしても人気が高いです。
ボルダリングのホールドはばら売りでも販売されているので、とても購入しやすいですよ。自分だけのプライベートウォールで、ボルダリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ボルダリングに関する情報が気になる方はこちらの記事をチェック!
ボルダリングに関する情報が気になる方は下の記事をチェックしてみてください。ボルダリングには筋力だけではなく、コツやテクニックも重要になってきます。また、ボルダリングをする際はシューズなどのグッズも必要です。これからボルダリングを始めたいという方や上達したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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