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この2つで洗剤入らず!クエン酸と重曹を使った掃除方法を解説!使い分けがポイント!

クエン酸と重曹があれば家庭内のあらゆる汚れがきれいに落とせます。両者は食品にも使われている成分のため、口に入っても大丈夫な点も人気の理由でしょう。この記事ではクエン酸と重曹の違いや使い分けのポイントなどを解説。汚れ別の掃除方法について詳しくご紹介します。
2021年5月18日
みもざ
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目次

クエン酸と重曹があればあらゆる汚れが落ちる!

クエン酸や重曹が家庭用の洗剤として人気です。両者どちらでもドラッグストアや100円均一ショップでも販売されており、非常に手軽に購入できます。特徴を知っていると、汚れの違いに応じて正しい洗剤を使い分けられるようになるでしょう。

いずれも粉末で販売されているので家庭でも保存も楽で、1袋あればいつでも必要に応じて洗剤が作れます。
 

クエン酸と重曹の違いと成分

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クエン酸は酸っぱい柑橘類に含まれる成分で、酸性の性質があります。一方、重曹は炭酸水素ナトリウム、や重炭酸ナトリウムとも呼ばれるアルカリ性成分です。

いずれも、食品に使われる成分でもあるため、万が一口に入っても大丈夫。「ナチュラル系洗剤」としても人気です。

両者の大きな違いはpH。クエン酸は酸性、重曹はアルカリ性なので、汚れの違いによって使い分けるのがポイントです。

POINTクエン酸と重曹の違い

  • クエン酸は酸性成分の粉末
  • 重曹はアルカリ性成分の粉末

クエン酸の効果と特徴

Photo byMonfocus

クエン酸はアルカリ性の汚れにおすすめ。水垢などに代表されるアルカリ性の汚れにクエン酸をかけると、汚れを中和・分解して、高い洗浄効果を発揮します。

また、クエン酸には低いpHによって殺菌効果も期待できます。そのため、トイレや風呂場、玄関など雑菌が原因の「こもった臭い」にも効果的です。

POINTクエン酸がおすすめの汚れ

  • 頑固な水垢
  • 石鹸カス汚れ
  • トイレの黄ばみ
  • タバコの汚れ・臭い

重曹の効果と特徴

Photo byNatureFriend

重曹は水に溶かすとアルカリ性の液体になります。したがってクエン酸とは違い、酸性の汚れに強い成分です。皮脂や食品の油が酸化してこびりついたような汚れを分解してきれいに落とします。

また、重曹は粉の形質上、研磨剤のような働きや、臭いを吸収する働きも同時に発揮します。

POINT重曹がおすすめの汚れ

  • 皮脂汚れ
  • 食品油汚れ
  • 臭い汚れ

クエン酸・重曹スプレーの作り方

クエン酸や重曹は汚れを中和して洗剤の働きを担うわけですが、水に溶かす量がどのくらいなのか、はじめてだとわからない人もいるかもしれませんね。

1本作っておけば便利なクエン酸スプレー、重曹スプレーの作り方をご紹介します。

クエン酸スプレーの作り方

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クエン酸スプレーの作り方は、水100mLに対してクエン酸を小さじ1/2を溶かした液体をスプレーに入れるだけです。使用する容器は、スプレー部分も含め、全体がプラスチック製のものを選びましょう。金属部分があると時間とともに錆びる恐れがあります。

汚れに応じてクエン酸の液体の濃度を上げても大丈夫ですが、金属の腐食や手荒れのリスクはあがるので注意しましょう。

クエン酸を避けるべき素材

Photo byPRAIRAT_FHUNTA

コンクリート、天然大理石、鉄などの金属部分はクエン酸の使用を避けましょう。いぞれも素材を溶かしたり劣化を早めたり、錆びを作る原因となります。クエン酸で掃除するか迷った場合は説明書などを確認して判断しましょう。


【絶対ダメ!】クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜるのは危険!

Photo byOpenClipart-Vectors

クエン酸を扱うにあたり、絶対にしてはいけないのが「塩素系漂白剤」と混ぜることです。

塩素系漂白剤は、「ハイター」や「カビキラー」と呼ばれるもので、塩素系漂白剤に含まれる成分とクエン酸(酸性の液体)が混ざると有害な塩素ガスが発生します。最悪、命の危険があるため、混ぜるのは絶対にいけません。

パッキンのカビ取りをしている間にお風呂場の水垢をクエン酸で掃除するといったように一緒に使うことのないようにしましょう。

重曹スプレーの作り方

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重曹スプレーの作り方もとても簡単。40℃ほどのお湯100mLに対して重曹小さじ1をいれて混ぜるだけです。重曹は粒子が大きく、低い温度の水には溶けにくい性質があります。スプレーの目詰まりや腐敗の原因にもなるため、一度に使いきる量を作りましょう。

重曹を避けるべき素材

Photo byVIVIANE6276

重曹スプレーは高いpHのため、アルミや銅といった金属に使うと変色する場合があります。ほかにも無垢床や畳、大理石、漆といった素材の表面を傷つける恐れも。説明書を確認し、「中性洗剤で」と書かれているものには重曹スプレーは避けましょう。

クエン酸・重曹スプレーを使った掃除方法

クエン酸や重曹は洗剤が簡単に作れて、家庭のあらゆる汚れに活躍してくれる便利なものです。使い分けの方法などを解説します。

クエン酸の用途①水垢汚れ

知らずしらずのうちに頑固な水垢がこびりつてしまうシンク。こういった水垢汚れには「クエン酸スプレー」がおすすめ。こびりついた水垢にはクエン酸スプレーを水垢全体にかけ、しばらく放置してからスポンジで落としましょう。

ただし、クエン酸は前述したように金属のサビの原因ともなるため、掃除のあとはたっぷりの水で洗い流すのを忘れずに。

水垢掃除について知りたい方はこちら

いくらスポンジでこすっても取れない頑固な水垢にはクエン酸がおすすめ。クエン酸をつかった水垢掃除についてさらに詳しく解説した記事はこちらです。

クエン酸の用途②ステンレスの曇り

Photo by3345408

シンクと並んで水垢が付きやすいのが蛇口部分でしょう。クエン酸を蛇口にスプレーして、細かな部分にはラップでパックしておきます。5分ほど放置した後、拭き取り、しっかり水で洗い流しましょう。

クエン酸の用途③トイレの清掃

フリー写真素材ぱくたそ

クエン酸はトイレの黄ばみ汚れにも効果的。さらに、殺菌効果があるため、知らずしらずに便器から飛び散り、臭いの原因となる雑菌がついてしまった床や壁の消臭にも使えます。クエン酸スプレーを通常の洗剤のようにスプレーし、トイレの周りや床、壁を拭き掃除しましょう。便器にも使用できます。


一緒に使うトイレ用洗剤には要注意!

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トイレ用洗剤の中には「混ぜるな危険」表示のあるトイレ用ハイターもあるため、別の洗剤と一緒に使用する際は十分に注意しましょう。

重曹の用途①生ごみの消臭

Photo byPainter06

ゴミの回収日まで日数があり、臭いが気になる生ごみなどに直接重曹の粉末ふりかけると、重曹の吸着作用で臭いが軽減されます。

重曹の用途②布類の消臭

フリー写真素材ぱくたそ

洗濯できないカーペットやラグの消臭にも重曹は使えます。粉末の重曹をふりかけ、2~3時間してから掃除機で吸い取ってしまいましょう。臭いを閉じ込めた重曹をホコリと一緒に吸い取ることで、臭いを取り除けます。

掃除機も一緒に消臭できる

Photo byOpenClipart-Vectors

重曹を掃除機で吸い込めば、掃除機のフィルターや本体についた臭いを取り除く効果も期待できます。カーペットやラグは小さなお子さんやペットが触れる部分ですが、万が一口に入っても大丈夫な重曹を使って掃除すれば安心ですね。

靴の消臭について気になる方はこちら

カーペットや生ごみの消臭にも使える重曹は、靴の臭い取りにも効果があります。詳しい使い方について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

重曹の用途③油汚れ

家庭内の汚れで苦労するのがキッチン周りの油汚れではないでしょうか。換気扇やコンロにこびりついた油汚れは難敵です。しかし、ある程度の油汚れであれば、重曹スプレーを吹きかけて数分放置し、拭き取りだけできれいになります。

人の手がよく触れるスイッチやドアノブなどにについた手あかにも重曹はおすすめです。

頑固な汚れに!【重曹パック】

重曹スプレーでは落ち切らない頑固な油汚れには「重曹パック」がおすすめ。

ぬるま湯1に対して重曹2の割合で混ぜると重曹パックができます。ペースト状の重曹パックを汚れに塗って、表面にラップをし、1~2時間放置し、分解を待ちましょう。その後、ラップを剥し、そのラップを丸めてスポンジ代わりにくるくると重曹パックをふき取っていきます。

重曹の粒子がクレンザーの役目も果たして、驚くほど簡単にきれいに油汚れがとれます。

重曹の用途④皮脂汚れ

フリー写真素材ぱくたそ

家庭は人の皮脂汚れの宝庫です。触れているつもりはなくても、裸足で歩き回るフローリング、体の皮脂汚れを洗い流すお風呂場などには皮脂汚れが蓄積していることも。

いつもの拭き掃除に重曹スプレーをプラスするだけで簡単にすっきりきれいに掃除できます。

重曹を使った皮脂汚れの掃除方法について知りたい方はこちら

お風呂や洗濯機の中は皮脂汚れがぎっしり!重曹を使ってきれいに掃除する方法について解説した記事はこちらです。

クエン酸と重曹を混ぜる用途

両者を使い分けず、クエン酸と重曹を1つの液体に混ぜて使うと効果はあるのか気になる人もいるでしょう。基本的には別々に使わないと効果は発揮できません。しかし、クエン酸と重曹を混ぜることでよりきれいになる場合もあります。

効果①重曹の曇りをとる

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重曹ですが、何度拭き取っても重曹の白い筋が残るという声もよく聞きます。重曹の拭き残り気になるときは、クエン酸スプレーを使いましょう。重曹がクエン酸で中和され、きれいに仕上がります。

効果②発砲効果が生まれる

Photo by Aube insanité

重曹とクエン酸を一緒に混ぜると泡が発生します。この泡の力で汚れを浮かせる働きが期待できるでしょう。

ただし、はじめから両者を一緒に混ぜると、互いに中和しあって汚れに対する洗浄効果は見込めません。

そのため、例えば、重曹パックした換気扇の細かい部分の汚れを浮き立たせるために、最後にクエン酸スプレーを混ぜるなど一緒に使うタイミングを使い分けるいいでしょう。

クエン酸と重曹は家庭の汚れ落としに最適

Photo byMimzy

クエン酸と重曹の違いはpHで、それぞれ逆の性質を持つ汚れに有効です。両者を使い分ければ家庭内の汚れの多くがスッキリきれいに落とせます。

ガラスの鱗汚れやシンクの水垢、スイッチ周りの手あかなど気になっているけど放置してしまっていた汚れにはクエン酸と重曹を試してみてくださいね。さらりとした床を裸足で歩く感覚はとても心地いいですよ。

クエン酸と重曹が気になった方はこちらもチェック

クエン酸と重曹違いやさまざまな使い方について興味のある方は以下の記事をご覧ください。クエン酸と重曹を粉で一緒に混ぜておくと発砲するバスボムも作れますよ。