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初心者でも簡単!プランター家庭菜園の方法を解説!ベランダで栽培できる野菜も!

プランターや植木鉢を使った家庭菜園は初心者でも実は始めやすいです。畑と比べると容器での栽培ということで土の量が減り管理しやすくなりますよ。今回はプランターで始める家庭菜園と初心者でもプランターで育てやすい野菜を紹介します。
2020年8月28日
揚げ餅
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初心者でも家庭菜園はできる

プランターを使うと畑がなくても野菜が作れる

Photo by iyoupapa

家庭菜園で野菜を作りたいけど、スペースがないという方はプランター(植木鉢)で家庭菜園をしてみませんか?実はプランターや植木鉢で育てやすい野菜は多いですよ。プランターだと省スペースで育てられることから、ベランダでも育てやすいです。またプランターなどの容器は畑と比べると、土の量が少なくなるため市販の花や野菜の土を利用しやすくなり、準備も畑と比べると簡略化でき初心者でもすぐに始められておすすめです。

大まかな育て方

植える場所、プランター、土、苗を用意しましょう。プランターに土を入れ苗を植えます。その後は野菜に合ったタイミングで水やりや選定などをしていきましょう。これが植物の育て方の基本です。各項目ごとに家庭菜園の始め方と題して順に紹介していきますね。ほとんどの野菜で共通する育て方となります。

家庭菜園でプランター(植木鉢)を使うメリット

初期費用が安くお手軽

Photo by __U___

レンタル菜園(畑)だと意外と費用がかかりますが、プランターでの家庭菜園は100均のものでも大丈夫です。初心者だから少しだけ野菜を作ってみたいという方にはプランターや植木鉢のほうがおすすめです。また買ってきてすぐに始められるお手軽感もありますよ。100均ではプランターだけではなく、一部の野菜、山菜は苗(根)も購入できますよ。

好きなものを栽培できる

Photo by iyoupapa

ハーブのように小さい野菜なら浅型プランターで栽培でき、白菜や大根のように大きくなるものは植木鉢や深型プランターで栽培できます。育てやすいとは少し異なりますが、プランターなどの容器で栽培できる野菜の種類は多いです。容器のサイズを変えるといろいろな野菜が畑のように育てられます。ただしすべての野菜がプランターで栽培できるというわけではありません。適さないものもあります。

準備も簡単

前述したようにはたけと比べると市販の土を利用しやすく、土の準備が省略できます。畑と同じように土を自分で作ってもいいですが、土が酸性かアルカリか調べたり、水はけや通気性を改良していく必要があるため、初心者の方は自分で作るより市販の土がおすすめです。

管理も簡単

Photo byJillWellington

畑は動かすことができませんが、プランターは動かせます。土の重さで1人で持てないときでも手伝ってもらうと簡単に動かせますよ。動かせるとどうなるかというと、雨が強いときは雨の当たらない場所に移動できる、風が強いときも風が当たらない場所に移動できる、太陽があまり当たらないなら当たる場所に移動できるというふうに状況に応じて最適な場所で管理できるようになるため初心者でも栽培しやすくなります。

プランターを使った家庭菜園の始め方1:道具の準備

準備するもの

Photo by yto

プランターでの家庭菜園は畑と比べると少ない道具、資材で始められますよ。以下の道具や資材を用意しておくといいでしょう。栽培のポイントとなる容器や土については後述します。

プランター・植木鉢
支柱・防虫対策
畑となる容器
支柱と防虫対策になる道具は野菜によって必要になる
土・底石 容器に入れる土と石
市販の土がおすすめ
移植ゴテ 土を入れるための小さなスコップ
ゴム手袋・じょうろ 手袋をしたほうが怪我の防止にもなる
水を与える道具
好きな苗・肥料 苗と肥料はセットで買いましょう

プランターを使った家庭菜園の始め方2:容器の準備

プランター・植木鉢の深さ

Photo by ryumu

プランターには大きく分けて3種類の深さがあります。深さが15cm程度の浅型、20cm程度の中型、30cm程度の深型に分かれています。プランターや植木鉢での家庭菜園は、育てたい野菜に合った容器を選びましょう。実を食べる野菜、根を食べる野菜は深型となり、それ以外の野菜は中型か浅型のプランターとなります。長方形のプランターなら複数株栽培できますよ。植木鉢は木を植えるときに使うものなので深いものが多いです。

プランター・植木鉢の材質

Photo byulleo

容器の材質はプラスチック、素焼き(陶器)、木、金属などいろいろな種類があります。初心者におすすめなのはプラスチックです。チープで安く、太陽が当たり続けると熱くなりますが、軽くて移動させやすく、他の材質と同じようにきちんと栽培できますよ。こけた程度で割れることも少なめです。通気性、水はけのよさを特に好む野菜は不織布を使った容器もおすすめです。

形について

Photo bymanfredrichter

長方形のプランターは横幅があるため複数植えるときに便利です。また奥行きもあまりないため狭い場所でも育てやすい容器です。丸形は植木鉢と同じタイプです。丸いためどうしても無駄な空間ができてしまいますが、深いものが多く大きな野菜を育てるときに重宝します。角がないためやさしい雰囲気をもちますよ。四角いプランターはデッドスペースがなくきれいに並べられます。

プランターを使った家庭菜園の始め方3:置き場所

日当たりと風通しのいい場所を準備する

Photo by yto

日当たりは野菜によって違うため本来は育てる野菜に合わせて場所を準備するようにします。しかし殆どの野菜は日当たりを好み、多湿を嫌う性質があるため最初からベランダなどの日当たりのいい場所を確保しておいてもいいでしょう。半日陰がいい場合は遮光ネットなどを使って調節します。風通しのいい場所というのは適度に風が吹き抜ける場所です。室外機の近くのように常に風がある場所、建物に囲まれている場所はさけましょう。

プランターのサイズにも注意

プランターのサイズにも注意しましょう。大きいプランターならいろいろな野菜が育てられますが、その分スペースを取りますよ。ベランダの大きさなどを考えて計画的に用意しましょう。

プランターを使った家庭菜園の始め方4:苗の準備

育てやすい苗を選ぶ

Photo byPublicDomainPictures

初心者は品種に注目して苗を準備しましょう。例えばニンジンをプランターで育てる場合は通常のサイズよりもプランターや植木鉢でも育てやすい短いタイプのニンジンを選ぶようにすると育てやすくなりますよ。夏の味覚として人気のスイカやメロンもベランダなどの小さなスペースで、育てられる小型の品種があるので確認してくださいね。また春に植えるカブも大きなものではなく小型の種類があります。

接木苗が育てやすい

接木(つぎき)苗はとは野菜の根を台木と呼ばれる違う種類の植物にすることで病気に強くなったり、育てやすくした特殊な苗です。初心者でも育てやすくなっていることから種から育てた実生苗よりもおすすめです。根の部分は違う植物が利用されていますが、育て方に変化はなく実生苗と同様に育てられます。

苗の確認ポイント

Photo bycongerdesign

色が濃いもの、害虫に食べられていないもの
変色していものを選ぶ
葉と葉の間の節が詰まっているものがおすすめ
底から根が確認できるものは根張りがいい
時期 植え付け時期を過ぎた苗は売れ残りの可能性が高い

プランターを使った家庭菜園の始め方5:栽培準備

土の準備

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91p%2Bx7lov-L._AC_SL1500_.jpg

前述したように初心者には市販の土がおすすめです。市販の土にもいろいろな種類があります。野菜に合った専用の土もありますよ。市販の土ならどんな土でも育てられますが、元肥が入っているもの、粒状のものが栽培しやすいでしょう。粒状だと粒と粒の間に隙間ができ、通気性と排水性がよくなり、水はけのいい土となります。価格も安いものから高いものまで種類が豊富にあるため土の形状などを確認して準備してくださいね。

底板・底石の準備

プランターには排水用の穴が開いていますがそのまま土を入れて植え付けていくと、水はけが悪くなる可能性があります。そこで底に石を敷き詰めると、水を保持せず流してくれます。底石はネットに入れて敷く土を捨てるときに楽です。敷く時は1~2cm程度で大丈夫です。また底石の代わりに板を敷くことで水はけを確保できますよ。

プランターを使った家庭菜園の始め方6:植え方

ギリギリまで土を入れない

プランターや植木鉢の土は縁のギリギリまで入れないようにしましょう。縁から2cmほど空けて入れます。この空けたスペースをウォータースペースといって水を与えたときに土や肥料が流れださないようにするために空けます。土の中に含まれている小石や肥料は軽いので水を与えると簡単に浮きますよ。

苗の植え方

植え方は苗のポリポットと同じ深さの穴を掘る方法とある程度土をプランターに入れたあと苗を置き、残りの土を入れる方法があります。どちらの植え方でも大丈夫ですよ。ポリポットを取り出す時は茎を持たないようにしてくださいね。手でポリポットの上部を抑えながら逆さにして出します。ポリポットの土を根鉢といいますが壊さないようにしてそのまま植えていきましょう。植え付け後はプランターの穴から水が出るまでたっぷり与えます。

プランターを使った家庭菜園の始め方7:水やり

プランターでは水やりが重要


Photo byannawaldl

プランターは畑と比べると土の量は少ないため定期的に水やりが必要になります。毎日水与えればいいかというと、必ずしも水を与える必要はありません。水を与えるタイミングは土が乾いてからになります。土が乾く前に水を与えてしまうと加湿状態になり植物の声質によっては枯れる原因になります。土が乾いた状態で水やりを忘れてしまうと水切れをすぐに起こしてしまうため水の管理だけでは注意してくださいね。

時間帯に注意

水を与える時間帯にも注意してくださいね。特にプラスチックのプランターは熱くなるため夏の昼に水を与えるとお湯のようになってしまいます。夏は朝もしくは夕方の涼しい時間に与えるようにしましょう。これが植物栽培のコツです。

プランターを使った家庭菜園の始め方8:肥料

扱いやすい化成肥料がおすすめ

Photo by salchuiwt

野菜の成長には土の中にある養分だけでは足りなくなります。そのためほとんどの野菜は、一定のタイミングで肥料を追加します。追加する肥料のことを追肥といい必ず与えましょう。苗を買ったときに一緒に買っておくと後から買いに行かなくてもいいですよ。肥料には天然由来の有機肥料と科学的に作られた化成肥料があります。追肥は扱いやすい化成肥料がおすすめです。植え付ける前の土に混ぜる場合は有機肥料がおすすめです。

有機肥料と化成肥料について

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51IBXrQeeHL._AC_.jpg

有機肥料は天然由来の成分で植物が養分として使うようになるまで少し時間がかかり、ゆっくり長く効くものが多いです。また土をふかふかにするなどの効果もあります。化成肥料は成分がバランスよく含まれていて水に溶けやすいものもあり、有機肥料よりも早く効きますよ。それぞれ例外もあり、有機肥料でも早く効く、化成肥料でもゆっくり効くものもあります。植え付け前はゆっくり効く肥料、追肥は早く効く肥料を使いましょう。

初心者でも育てやすい野菜1:ナス

育て方

Photo byLarisa-K

市販の土なら問題なく植え付けられる野菜です。実を食べるので深型のプランターを用意しましょう。前述したように植え付けていき、支柱を根鉢壊さないように立てます。植え付け後はたっぷり水を与えましょう。ナスは水を好むため土がパサパサに乾く前に水を与えてくださいね。水分とともに肥料もたくさん必要になる野菜です。植え付けから14日ほどすると追肥を2週間に1度与えてください。液体の肥料だと1週間に一回がおすすめです。
 

育て方のポイント

肥料の量は肥料のパッケージに記載されている量を与えましょう。ナスは枝を管理すると収穫量が増します。一番最初に咲いた花から下に数えて2枚めまでの脇芽は残し、それよりも下の葉のつけ根から伸びてくる脇芽は取ってくださいね。最初に咲いた花周辺の脇芽は樹勢が強くたくさん実るいい茎になりますよ。肥料と水やりに注意するとプランターでも簡単に育てられておすすめです。

初心者でも育てやすい野菜2:トマト

育て方

Photo byelle_kh

専用の土と肥料があります。また栽培キットもあるぐらい初心者向けで、容器で栽培しやすい野菜です。植え付け後は支柱をしましょう。プランターには支柱が取り付けしやすくなっているものもありますよ。用意するプランターは深型にします。ナスとは違い脇芽はできるだけ取り除いて伸ばす茎を1本だけにして育てていきましょう。高くなりすぎるようなら先端をつむことで成長を抑えられます。

育て方のポイント

追肥のタイミングは実が大きくなり始めた頃に与えましょう。そのあとは化成肥料を2週間に1回与えます。トマトの水やりは土の表面が乾いてからたっぷり与えてくださいね。収穫した部分より下の葉は病気予防に摘み取っても大丈夫です。葉を摘み取ることで風通しがよくなりますよ。

初心者でも育てやすい野菜3:葉ネギ

育て方

Photo by sayo-ts

苗からではなく種から育てますが、非常に簡単な野菜です。またスーパーで売られているネギに、根があればそれを植えて栽培することも可能です。種まきは1cm程度の溝を堀り、そこに種をまいて薄く土をかぶせ発芽するまでしっかり水を与えます。じょうろで与えにくいなrあ霧吹きなどを使うといいでしょう。月に一回化成肥料を与えるか1~2週間に1回肥料を与えてください。収穫する際は葉の部分だけ切り取ると何度も育てられて便利です。

育て方のポイント

肥料を定期的に与えると複数回、簡単に育てられます。水はけが悪いと病気になりやすいため、土が乾燥したらたっぷり与えてください。雨の日は当たらない場所へ移動してみてもいいでしょう。


初心者でも育てやすい野菜4:枝豆(大豆)

育て方

Photo by kynbit

プランターでも枝豆(大豆)は簡単に育てられる野菜です。育て方は20cm程度のプランターを用意し苗を植え付けていきましょう。65cmのプランターなら2本植え付けれますよ。日当たりのいい場所で管理してくださいね。本葉が6枚になると追肥のタイミングです。与える肥料は窒素が少ない肥料にして化成肥料を2週間に1回程度与えてください。土が乾くとたっぷり水を与えてくださいね。

育て方のポイント

追肥を与えるタイミングと同時期に摘心すると脇芽が増え収穫量アップが期待できます。さやが膨らんできたら収穫しましょう。場所によっては防虫、防鳥ネットをしておかないと鳥に食べられてしまいます。

初心者でも育てやすい野菜5:茎ブロッコリー

育て方

普通のブロッコリーもプランターで育てられますが、より簡単なのは小型の茎ブロッコリーです。大きくならず茎の先に小さなブロッコリーができるため初心者でも簡単に育てられますよ。日当たりのいい場所で育ててください。虫が付きやすいため防虫対策を必ずしてくださいね。追肥のタイミングは本葉が8枚程度になると与えその後は2週間に1回程度与えていきます。水やりは土が乾いてからたっぷり与えましょう。

育て方のポイント

肥料を切らさないように育ててください。茎の先端にブロッコリーができ始めたら摘心することで収穫量が増えますよ。通常のブロッコリーよりも簡単に作れますが、虫にだけ注意してくださいね。

プランターでの家庭菜園のまとめ

意外と簡単

小さな畑となるプランターや植木鉢での野菜作りは初心者でも実は簡単にできます。畑だと野菜にあった土作りも必要ですがプランターでは10~30Lぐらいの土しか使わないため市販の土で対応でき、土作りの知識がなくても野菜作りに適した土が使え、天候に合わせて容器を動かせば暴風雨の影響を受けにくいです。土が少ない分水やりの忘れだけでには注意してくださいね。

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