スコーンとショートブレッドのレシピ！イギリスの家庭的なお菓子の作り方！

スコーンやショートブレッドはお好きですか？カフェでよく見かけるおしゃれな焼き菓子は、もともとはイギリスの家庭で作られる素朴で簡単なお菓子です。ここではスコーンとショートブレッドの基本のレシピとアレンジレシピをご紹介します。

更新: 2021年5月15日

ライフハック

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スコーンとショートブレッドのレシピを作ろう！

コーヒーショップにあるようなおいしいスコーンとショートブレッドをご家庭で楽しみませんか。どちらもイギリスの家庭で作るお菓子なので、簡単に作れるのが魅力です。バターと粉を混ぜるところだけ、少しコツがいりますが、それさえ守ればアレンジも効く楽しいレシピです。

スコーンとショートブレッドについて

イギリスの代表的なお菓子、スコーンとショートブレッド、どちらも小麦粉とバターを使う家庭で作られる焼き菓子です。家庭で作られるものですから、ボウル一つで簡単に作れる点はよく似ています。

スコーンについて

スコーンは牛乳とベーキングパウダーが入り、膨らんで層ができる点が特徴的です。イギリス菓子として知られていますが、正確にはスコットランドのお菓子です。甘いフルーツやチョコレート、ナッツを入れたり、チーズなど塩気のあるものを入れるなどアレンジが豊富です。パンよりも食感が重いので腹持ちがよいです。

ショートブレッドについて

ショートブレッドはクッキーやビスケットのように小麦粉、バター、砂糖のみで作られます。こちらも正しくはスコットランドのお菓子です。イギリス土産として有名な「WALKERS」のショートブレッドは食べたことがある方も多いのではないでしょうか。長方形のほか、パイ型に入れて焼く丸いショートブレッドも一般的です。

スコーンとショートブレッドのレシピ①

ミルクスコーン

とてもシンプルなスコーンはみんなが好きな素朴な味わいです。ボウル一つで簡単においしい焼き立てのスコーンができます。お休みの日のブランチやティータイムにもおすすめです。お好きなジャムやクリームを添えていただきます。

材料

8～10個分
薄力粉180g、砂糖20g、塩ひとつまみ（無塩バターを使うときのみ）、ベーキングパウダー小さじ1と1/2、バター50g、卵1個、牛乳大さじ2

作り方

粉類をまとめてふるっておきます。バターは1㎝角に切って冷蔵庫でよく冷やしておきます。ボウルに粉とバターを入れます。

カードで切るように混ぜます。バターが小さくなったら手ですり合わせるようにしてサラサラにします。この作業はフードプロセッサーでもできます。

卵と牛乳を混ぜ合わせてボウルに加え、カードでざっくりと混ぜます。まとまってきたら全体を半分にカードで切って重ね、上から押さえつけます。これを4～5回くらい繰り返します。この作業できれいな層ができます。途中でバターが溶けて生地がだれてきたらボールごと冷蔵庫に入れて冷やしてください。

オーブンを200度に温めます。分量外の薄力粉で打ち粉をし、生地を麺棒などで1～2㎝位の厚さに伸ばします。

好みの形に切ります。切り落とした周りの部分は丸めてもよいです。

クッキングシートをしいた天板に並べてオーブンで焼きます。200度で15分、180度に下げて5分くらい焼きます。

スコーンとショートブレッドのレシピ②

ヘルシースコーン

バターの代わりにオリーブオイル、小麦粉の一部に全粒粉、牛乳の代わりに豆乳を使ったヘルシー志向のスコーンです。全部を全粒粉にしても作れますが、食感がぼそぼそしてしまいます。オイルはサラダオイルやグレープシードオイルなどお好みのものに変えられます。もちろん一部をバターにしてもおいしいです。

材料

8～10個分
薄力粉140g、全粒粉40g、砂糖30g、塩ひとつまみ、ベーキングパウダー小さじ1と1/2、オリーブオイル50㏄、豆乳50㏄

作り方

粉類を全て合わせてふるっておきます。

オイルを入れてゴムベラかカードで切るように混ぜます。途中で手ですり混ぜるようにしてにさらさらの状態にします。さらさらしてきたら、豆乳を加えてゴムベラかカードでさっくり混ぜます。

生地がまとまってきたら、カードで半分に切り重ねてぎゅっと押しつぶします。これを4～5回繰り返します。

オーブンを200度に温めます。打ち粉（分量外の薄力粉）をした台に生地を乗せて、麺棒や手でぎゅっと押し付けるようにして伸ばします。高さが1～2㎝になるようにして四角く形を調えます。

包丁やカードなどで好みの形に切ります。クッキングシートを敷いた鉄板に並べます。200度のオーブンで15分、温度を180度に下げて5～10分焼きます。

スコーンとショートブレッドのレシピ③

オレンジとアーモンドのスコーン

アーモンドとオレンジピールを入れたほんのり甘いスコーンです。ベースの生地はミルクスコーンでもヘルシースコーンでも、お好みのもので作れます。アーモンドの代わりにすりごまを入れても作れるので色々アレンジが楽しめるのも嬉しいです。オレンジピールの代わりに家庭でも手に入りやすい市販のママレードを代用してもおいしいです。

材料

ミルクスコーンかヘルシースコーンの材料に、アーモンドプードル80g、オレンジピール30g、オレンジジュース50㏄

作り方

ふるった粉類をボウルに入れ、アーモンドプードルを入れます。この後の生地を作成する工程は一緒です。小鍋にオレンジピールとオレンジジュースを入れ、弱火で煮詰めて冷ましておきます。

生地ができたら水気を軽き切ったオレンジピールを入れて混ぜ合わせてから生地をまとめます。

好みの形に成形して、オーブンで焼きます。焼き加減はミルクスコーン、ヘルシースコーンと同じです。

スコーンとショートブレッドのレシピ④

レモンミルクスコーン

ミルクスコーンに砂糖漬けのレモンをのせただけの簡単アレンジです。簡単なのに、カフェで買うようなかわいい見た目でおいしいスコーンは、おもてなしやプレゼントにも喜ばれます。レモンカード（下記参照）を添えて、ダブルレモンにしてもおいしいです。

材料

レモンの砂糖漬け：レモン1個、砂糖50g（はちみつにしてもOK）、ミルクスコーンの材料

作り方

レモンの砂糖漬けを作ります。きれいに皮を洗ったレモンを薄切りにし、砂糖またははちみつを振りかけて、保存容器に入れ、冷蔵庫で1晩冷やしておきます。

成形したミルクスコーンに一枚づつ形を調えながらレモンをのせて、焼きます。砂糖の液が焦げやすいので、成形するときに生地を厚めにするときれいに作れます。

スコーンとショートブレッドのレシピ⑤

スコーンに添えるクリーム

焼き立てのスコーンはそのままでもおいしいですが、クリームやジャムを添えてもおいしいです。イギリスでは家庭でも簡単に作れるクロテッドクリームやジャムを添えるのが定番のようです。

クロテッドクリームの材料と作り方

■材料
クリームチーズ50g、生クリーム50g、砂糖大さじ1/2
■作り方
材料をゴムベラなどで滑らかになるまで混ぜ合わせます。クリームチーズと生クリームを1：1が目安です。お砂糖はお好みで加減してください。

簡単カッテージチーズの材料と作り方

■材料
牛乳500㏄、レモン汁（または酢）大さじ1と1/2、塩小さじ1
■作り方
鍋に材料を入れて軽く混ぜ、中火にかけます。ふつふつするくらいの火加減を保って、静かにゴムベラなどで混ぜながら分離するのを待ちます。分離してきたら火からおろし、小さめのボウルの上にざるをのせ、ガーゼなどを広げて濾します。

レモンカードの材料と作り方

■材料
レモン汁1個分、卵1個、バター50g、砂糖50g
■作り方
ボールに卵を割り入れて溶き、残りの材料を入れて湯せんにかけます。とろりとするまでゴムベラなどで混ぜて出来上がりです。

スコーンとショートブレッドのレシピ⑥

プレーンショートブレッド

ザクザクとした食感で素朴な味わいのショートブレッドです。薄力粉、バター、砂糖で作るのが一般的です。ここでは薄力粉の一部を全粒粉に、バターの一部をショートニングにしてさらにザクザクした食感を出しています。もちろん、薄力粉だけ、バターだけにしてもおいしいです。その場合は食感が少しだけしっとりとします。

材料

薄力粉80g、全粒粉20g、グラニュー糖20g、バター40g、ショートニング10g

作り方

粉類をボウルに入れて泡だて器などでよく混ぜます。小さく切ったバターをよく冷やしておき、混ぜ入れます。写真ではカードを使っていますが、泡だて器でつぶすようにしてもOKです。

ひとまとめにしてラップで包み、冷蔵庫で30分くらい休ませます。

オーブンを160度に温めます。麺棒などで休ませた生地を1㎝位の厚さに伸ばして成形し、フォークで穴を開けます。ここでは長方形に成形し、包丁で切っています。160度のオーブンで25～30分焼きます。

スコーンとショートブレッドのレシピ⑦

セサミショートブレッド

プレーンショートブレッドにすりごまを混ぜ込みました。まとまりをよくするために少量の牛乳を使います。ごまの量やバターの量の配合を変えると食感が変わります。生地をまとめることのできるギリギリにすることが食感のザクザク感を楽しむコツです。口に入れるとサクッとほどけてごまの風味が広がるのがおいしいです。すりごま以外にはココナツなどもおすすめです。