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パニエの簡単な作り方をご紹介!ボリュームを出す縫い方や材料の選び方は?

パニエはドレスのボリュームを出してくれるスカート。パニエの縫い方・作り方は意外と簡単!子供用大人用のパニエの材料選びや簡単な作り方のコツをご紹介します。ポイントを押さえればボリュームは自由自在。ミシンがなくても出来る子供用パニエの作り方も必見です!
更新: 2024年1月10日
佐藤3
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はじめに

ボリュームを出すパニエの作り方を紹介

パニエは市販のものを買うと材料もたくさん必要なこととあまり一般的な下履きではないことから値段も高めで、欲しいなと思ってもなかなか手が出せないもの。

マイパニエを持っているという人は限られますが、作り方がわかれば自分で作れるのにと考えたことはありませんか?シンプルなパニエの作り方は意外と簡単!そこからボリュームを出すコツを加えていくことで、自分の思い通りのふんわりかわいいパニエを作ることができます!

今回は子供用・大人用両方の簡単パニエの作り方と縫い方のコツをご紹介します。

パニエについて

パニエといえば西洋のドレスの下に履くものといったイメージがありますね。パニエにはどのような歴史や目的があるのでしょうか。似たようなペチコートとパニエの違いもご紹介します。

パニエの歴史

ふんわりとスカートを膨らませたスタイルはヨーロッパの貴族の服装を思い出させるでしょう。パニエの起源は16世紀のスペイン。その後18世紀にはフランスの宮廷に伝わりパニエの名前が定着します。

パニエとは鳥かごの意味。確かに鳥かごに形が似ていますね。

パニエの目的

現代では昔のような丈の長い衣装を着る機会もなくパニエの様子もずいぶんと変わりましたが、ウェディングドレス用やバレエの衣装。

コスプレの2次元衣装を再現したふんわりさせる用途などに使われています。パニエはあくまでもワンピースやスカートなどの下履き。下着と同じ位置づけをされています。

表面から見たシルエットが美しくなるよう形を整える役目を持った衣類で表に履くことはなく、そのため作り方も縫い目を内側ではなく外に向けるなど異なるのが一般的な作り方。

パニエとペチコートとの違い

同じようにインナーとして履く下着でペチコートがあるのをご存知ですか。パニエとはどう違うのでしょう。似たようなボトムズの下履きであるこのふたつ。

ペチコートはスカート裏地のように布地の絡みつきを防ぎ足さばきをよくする下着で実用的な目的で使われ、パニエはあくまでも見た目をふんわりさせる目的で使われる下着であるところが大きな違いとなっています。

簡単かわいい!パニエの縫い方・作り方①子供用

小さな子供のパニエは生地も縫うところも少しで済むので作り方も簡単。布が近くの手芸店で扱っていないという方なら、100均で売られているもので代用できたら嬉しいですね。

思いもよらないもので出来る作り方を紹介します。

ミシンを使わない子供用パニエの作り方

まずは子供用の簡単なかわいいパニエの作り方から見ていきましょう。こちらはミシンが要らない作り方で100均で手に入る材料でできています。

ハロウィンイベント用のドレスや幼稚園のお遊戯会の衣装など、子供用パニエが必要なときに役立ちますよ。

パニエの作り方ポイント

一切ミシンも針と糸も使わずにできる作り方です。使う材料はキッチンの水切りネット。細く割いて子供のウエストサイズに合わせたゴムにくくりつけていくだけのとっても簡単な作り方。


簡単かわいい!パニエの縫い方・作り方②子供用

パニエの素材として人気のチュール。そのままスカートとして履くこともできるチュールスカートの作り方動画を紹介します。

チュール生地の選び方で同じ作り方のパニエでもボリュームが変わりますのでいろいろ試してみるのも良いですね。

 

パニエにも!チュールスカートの作り方

こちらは裏地付きでとても足さばきも良いチュール生地を使ったスカートです。そのままスカートとして履くこともできますし、軽くてボリュームがあるのでパニエ代わりにワンピースの下履きに履かせてもGood!

生地のサイズを大きくすることで、大人用も作れます。

パニエの作り方ポイント

大人用と子供用の合計3通りの寸法を教えてくれるので3種類のチュールスカートが作れます。どれもチュール生地の横幅をすべて使って極力裁断せずに作っていますので子供用の方がボリュームがたっぷり出ます。

大人用でふんわり感が物足りない人は、スカート部分を2重に重ねるのがおすすめです。

本格かわいい!パニエの縫い方・作り方③大人用

これでもか!とフリルとギャザーを盛ったパニエを作ってみませんか。本格的な大人用の豪華なパニエを作っている動画をご紹介します。

ロックミシンがなくても、三つ巻きかがりができるミシン押さえなどを使えば似たような感じに作ることもできます。ただし布の量がすごいので、たくさん縫う覚悟は必要です!

ボリュームに圧倒!大人用パニエの作り方

ウェディングドレスなどに使う本格的な大人用パニエの作り方動画です。本物の高価なパニエ作り方なので専用のミシンが必要になり簡単に作るということはできませんが、パニエの作り方のコツとして見ていただきたいと思います。

パニエの作り方ポイント

材料は透け感があり生地にコシもあるオーガンジー。普段着にはなかなか使われない高級織物です。一般的にはリボンの材料やパーティードレスやウェディングドレスの生地として見かけることが多いですね。

チュールよりも光沢があり、肌触りはすべすべです。幾重にも重ねたフリルでとてもボリュームがあり、高級なパニエに仕上がっています。

このような適度なコシがあり軽い生地がふんわりかわいいパニエの材料選びのポイントになるでしょう。

パニエをふんわりさせる縫い方・作り方のコツ①

作り方を3つ見てきたところで、ここからは具体的な作り方でなくコツやヒントになる作り方を紹介します。具体的には、ミシンでのギャザーの作り方やパニエ作りに使えるスカートの縫い方と生地の選び方などに触れたいと思います。

主に、ドレスのボリュームアップのさせ方を知りたい人に見ていただければ幸いです。

パニエ作りに活用!ギャザーミシンのかけ方

ここまでミシン不要の簡単なものから本格的な大人用のものまで3種類の難易度の作り方を見ていただきました。パニエはギャザーやフリルが重要な作り方のコツであるというのを感じていただけたのではないでしょうか?

簡単に作る作り方を知っていると作業が断然はかどるのでおすすめ!パニエ作りに活用したい布の寄せ方・作り方を動画で確認しましょう。

パニエの作り方ポイント


パニエに限らず服や小物作りに活用できる便利な布の寄せ方。手縫いでぐし縫いを2本縫うことでも作れますが、大人用のパニエともなると分量が多くなるのでミシンでやってしまいたいですね。

下糸と上糸を調整することでぐし縫いの要領で糸を引いて細かく幅が均等なきれいな布寄せを作ることができます。パニエ作りに活用してください。

パニエをふんわりさせる縫い方・作り方のコツ②

ウエストスッキリ!ボリュームアップパニエ

パニエはかわいいけれどウエストが膨らみすぎると太って見えるという悩みもあります。そんな場合には段を入れたティアードスカート風に作ればウエストはスッキリ!

下に行くほどフリルの分量が増えるのでスカートのボリュームがでるでしょう。

パニエのボリュームを出す作り方

段にギャザーを入れたパニエは生地も長方形に裁断するだけなので型紙不要で意外と簡単にボリュームのあるパニエにすることができます。

ギャザーの分量は上の生地の1.5倍、2倍幅とお好みで増やしていくことで調整してください。

パニエをふんわりさせる縫い方・作り方のコツ③

パニエのボリュームアップにフリルを増やす

下に向かってボリュームを出すのではなくヒップ位置に一番ボリュームを出すにはフリルを使ったパニエ作りがおすすめです。腰の分量をキープしながらきれいな裾までのラインが続くでしょう。

動画はミニチュアの3段フリルスカートを作っていますが、手持ちのスカートの寸法を参考にギャザーを寄せたフリルを上中下と縫い付けてパニエを作っていきましょう。

パニエのボリュームを出す作り方

パニエのベースとなる土台のスカートは円形にカットした4枚はぎのフレアスカート。そこにパニエの円周寸法に合わせてギャザーを寄せ縫い縮めたレースをウエスト、中、下と縫い付けてしあげてください。

パニエをふんわりさせる縫い方・作り方のコツ④

生地選びでパニエのボリュームが変わる

パニエのボリュームを変えたいならデザインだけでなく材料にも注目!同じようにギャザーやフリルを使っても生地の硬さ(コシ)によって膨らみ方が違います。

また布の量が多くなりがちなパニエはいくらコシのある生地でも重量があるものは不向きです。軽くて硬めなものがおすすめ。

パニエ用おすすめ人気生地はチュール

ソフトチュール生地幅188cm

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

軽くて薄くてコシがある生地。しかもお値段もそれほど高くなくたっぷり使えるとよく利用されるのがチュールです。チュールとは網状に織られた布地のことです。

綿製のものもありますが、ナイロンチュールなら白だけでなく発色の良い色が豊富に揃っています。合わせるスカートや、ワンピースにぴったりの色付きパニエが作れます。

パニエのボリュームを出す作り方


チュールもソフトからハードなものとたくさん種類があります。硬いものほどギャザーを寄せてパニエにしたときの上に乗るスカートの重さによる潰れ方が少なく形がキープされる傾向が高いもの。

バレエの衣装に使うチュールはかなり硬いもので出来ているのであの真横に広がるような形が可能なのです。ただし硬いので肌ざわりはなめらかとは決して言えません。

パニエにする場合にも、チュールだけでなく裏地を付けて仕立てた方が良いですね。

パニエをふんわりさせる縫い方・作り方のコツ⑤

ゴムを使ってパニエ作りを簡単に

ミシンでギャザーを入れるのも良いですが、パニエのウエストはゴムで処理すればギャザー寄せと履きやすさの両方を兼ね備えます。

ゴムにもいろいろな種類があってその3種類を解説している動画をご紹介します。ゴムの処理の仕方を覚えると手作りパニエ作りに役立つでしょう。

パニエのボリュームを出す作り方

パニエのウエストに使うなら平ゴムが、シャーリングゴムやコールゴムはパニエの下に履くドロワーズ作りなどに使えるでしょう。ウエストにゴム通しを作ってコールゴムを入れるやり方もあります。

まとめ

パニエの作り方は大人も子供も同じ!

出典: https://item.rakuten.co.jp/catherine/cc0334/

パニエの作り方をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。作り方は子供用でも大人用でも同じ。コツもボリュームを増やしたいならギャザーやフリルを含む布量を増やしたり硬いコシのある材料を選びます。

パニエはスカートの下に隠れてしまうものなので、縫い方が少しくらい不格好でも使うのには困りません。ギャザースカート作りの練習用にパニエを作ってみるのも良いですね。

自分の欲しいボリュームのパニエを自分で作って、もっとおしゃれを楽しんでくださいね!

服飾の作り方が気になる方はこちらもチェック

パニエの他にも自分で身につけるものを作ってみたい方のお役に立つ作り方記事があります。コスプレでも使えるフェイクネクタイの作り方からシュシュやターバンなど日用的に使える服飾品まで、自分で身につけるものを自分で作ってみませんか。