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缶詰は温め方で美味しさが変わる!おすすめの温め方と注意すべき危険性を解説!

山登りの楽しみの1つが食事です。お握りやパンをかじり、水筒の水を飲む簡単な食事もあります。でも折角ならお茶を淹れ、スープや1品作るなど食事の温め方を工夫したいものです。そんな時に役立つのが缶詰です。それに相応しい缶詰めとおいしく食べるための温め方を紹介します。
2020年8月27日
栗鼠の森人
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はじめに

本格的な遠征とか冬山縦走など行動日数の多い山行での食材は荷物を極力軽くするために水気のない野菜や肉類のフリーズドライ製品とかアルファ米、乾物などを主体として、その他にカロリー源としては別途バターやラードに食料油などが加えられます。勿論、それだけでは味気ないので、おいしい食事にするために余裕に応じてさまざまな食材が加えられるでしょう。それらには生の食材もありますが、保存の効く缶詰などが主に使われます。なお、レトルト食品も広義には缶詰に入ると考えています。

瓶詰は19世紀初頭にフランスで考案され、ナポレオンのヨーロッパ遠征で用いられました。まもなくイギリスでブリキ缶詰めが考案され、アメリカ南北戦争(186 -1865)で本格的な糧食に用いられました。日本では明治4年 (1871)に長崎でオイルサーディン缶が作られたのが最初の缶詰です。缶詰から進化したレトルト食品が1969年月面着陸したアポロ11号で宇宙食として使われ、その後、缶詰と共に多くの種類が市場にでまわっています。

缶詰のあゆみ

初心者や中級登山者の登山食への缶詰の利用

登山時の食事

初心者や中級登山者の登山食の場合は荷物に対して「はじめ」で述べたような厳しい重量制限の必要はありません。初心者や中級登山者の登山食は、できるだけおいしい食べ方で食事を摂り、山行を楽しみましょう。とは言え、行動時間には制限があるので缶詰などを有効利用して調理時間を切り詰める工夫が必要です。登山食用の缶詰としてつま缶詰、鯖缶、カレー缶詰、さんまの蒲焼缶詰、焼き鳥缶詰めなどがおすすめです。

登山食として缶詰の適性

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缶詰は登山食に手早く簡単においしいおかずが作れる食べ方を提供してくれます。山行に利用される主な缶詰としてはつま缶詰、鯖缶、カレー缶詰、さんまの蒲焼缶詰、焼き鳥缶詰め等が挙げられますが、種類も豊富なので自分の好みにあった缶詰を選びましょう。一人前用の食べ方ができる小ぶりの缶詰には100円ショップなどで調達できるものも少なくありません。大きさも手頃で密封されていて丈夫です。鯖缶缶詰などでもザックの隙間に潜り込ませてさえおけば、登山食のおかずとして一品になります。

非常食

保存が効き、食べ方としては蓋さえ開ければそのまま常温で食べられます。つま缶詰、鯖缶、カレー缶詰、さんまの蒲焼缶詰、焼き鳥缶詰などの缶詰類を余分に持てば非常食としての食べ方にも有効です。メーカーの推奨する賞味期限を気にしなければ、相当長期間保存できます。しかし、万一の危険を避けるために1年位を目処に更新するのがおすすめです。

缶詰のあけ方

Photo byClker-Free-Vector-Images

非常食用の缶詰には缶切り不要のプルタブ式などのイージーオープンエンド缶がおすすめでが、非常時に備えてスプーンを使った缶詰のあけ方も覚えておきましょう。スプーンなどで缶の縁を穴が開くほど強く繰り返し擦ります。切れ目が入ったらそこにスプーン等の先端を押入れて缶の縁に沿ってこじ開けて行きます。器具の無い場合は缶の縁がすり減るまで岩などに擦り付けます。

登山食に向いた缶詰

缶詰は空気を抜いて内容物を詰め、密封した後に調理を兼ねて加熱・滅菌されているので常温でも長期間にわたって保存できます。薄い金属缶なので軽量で剛性があり、加えて弾力もあるのでザックなどへのパッキングも容易です。登山食としては調理されているので行動時間に余裕がなければ、食べ方として缶を開けて常温のままでも食べられます。行動時間に余裕があれば、お湯を沸かして湯煎などで加熱すると、さらに美味しく食べられます。

空き缶の持ち帰り方(空き缶処理)

空き缶は中に残った汁気や蓋部分の鋭い切れ目など扱いにくいゴミになります。原則としてはできるだけかさを減らしたいので、できれば潰したり、おおきな缶に小さな缶を入れ込んだりする工夫が必要です。それを持参したペットシーツに包んでレジ袋にしまってザックに入れます。袋破れが心配であればレジ袋を二重にするとか、ジブロックの袋を使いましょう。ただし、ペットシーツは柔らかく空き缶を包み、汁気は問題なく吸収しますし、裏がビニール張りになっているので、漏れる心配はまずありません。

登山食としてのおいしさ

昔から販売されて来て馴染みの深いつま缶詰、鯖缶、カレー缶詰、さんまの蒲焼缶詰、焼き鳥缶詰などからグルメ向きに素材や味を吟味したプレミアムなものまでさまざまな缶詰が売られています。食べ方としては常温のまま、蓋をあけてそのままに食べてもおいしいですが、ひと手間掛けてお湯を沸かし湯煎などで温めるだけでももっとおいしくなります。

内容物を缶から取り出した簡単調理


また、内容物を取り出して、煮たり、焼いたり、炒めたり、さらに料理の素材としてアレンジすればおいしさを一層引き出すこともできます。例えば、コンビーフとかまぼこのソテー、シーチキンや鯖缶とモヤシのサラダなど、行動中のTPOに応じていろいろ工夫してみましょう。

登山食としての缶詰の種類

たくさんの種類の缶詰から食べ方として登山食用に向いている缶詰を選ぶと、缶詰パン、缶詰ご飯(炊き込みご飯缶詰、五目飯缶詰、赤飯缶詰など)、野菜缶詰(スイートコーン缶詰、トマト缶詰、大豆缶詰など)、魚肉缶詰(鯖缶、さんまの蒲焼缶詰、シーチキン缶詰めなど)、肉類缶詰(コンビーフ缶詰、焼き鳥缶詰、ウィンナーソーセージ缶詰など)、カレー缶詰(いなば、ハインツなど)、つま缶詰(オイルサーディン缶詰め、いか味付け缶詰、魚や肉のフレーク缶詰など)やその他が挙げられます。

登山食として缶詰をおいしくする温め方①

お湯を使った湯煎や直火、煮る、炒めるなどの調理法

鯖缶などの缶詰は食べ方として蓋を開けて冷たいままでも勿論食べられますし、刻み野菜と混ぜればサラダにもなります。缶詰がもっともおいしいのは出荷される前に内容物の具を詰めて缶を閉め、密閉加熱した状態です。個人個人の好みもありますが、缶詰のおいしい食べ方としてはお湯など使って加熱することがおすすめです。また、余ほど暑い時期を除けば、山は冷涼なので温かい食事は元気を付けてくれます。また、お湯を沸かして茶を淹れ、食事に時間を費やすることで食事した場所の印象もより深く記憶に刻まれ、思い出にもなります。温め方にはお湯を使った湯煎の他にも直火、煮る、炒めるなどがあります。

登山食として缶詰をおいしくする温め方②

缶詰を開けて直火を使う温め方

登山中では調理器具も限られているため、特にオイルサーディンやさんまの蒲焼等の食べ方としては蓋を開けた缶を鍋代わりに直火で温めることもあり、香ばしさもあって好む人も少なくありません。缶詰の缶に使われているスズは3,500年も前から安全な食器として使われて来ています。また、内面塗装やコーティング(ポリ塩化ビニールやエポキシ樹脂など)も食品衛生法に基づく溶出試験には合格しています。この為、直火で温めることに問題は無さそうに思えますし、広く行われていますが、缶詰製造メーカーでは止めるよう推奨していますので注意しましょう。

登山食として缶詰をおいしくする温め方③

缶詰を密閉したまま湯煎する温め方

コッフェルなどでお湯を沸かし、沸騰したら火を止めます。その中に缶詰全体を入れ込みます。その際に缶詰めの蓋は開けません。そのまま5分位放置して温めます。本来、缶詰は素材を入れて密封した後に加熱・滅菌・調理されるので、その状態にできるだけ近づけることがもっともおいしい食べ方です。このようなお湯を使った暖め方は湯煎とよばれ中身をじっくりと均等に温め、おいしさを引き出す方法です。湯煎では水の沸点以上にお湯を温めないので蒸気による爆発事故の危険性はまったく心配ありません。湯煎は昔から行われてきた伝統的な方法でもあります。

登山食として缶詰をおいしくする温め方④

缶詰を開けて湯煎する温め方

お湯を使った湯煎でも缶詰を温めると内容物が膨らんで缶詰を開けた時に中身が吹きこぼれる危険性はあります。それを防ぐために湯煎をする前に缶詰の蓋を開けることも推奨されています。この食べ方では缶詰全体をお湯に浸けての湯煎ではないので、缶詰全体を均一に温めることはできません。また、湯煎の途中での吹きこぼれを防ぐためにあらかじ汁気を少し抜いたりしておく必要があります。このため、缶詰の内容物の割合が製造した時とは微妙に変わってきます。ただし、安全を重視すればこの湯煎の方法が一番優れています。

登山食として缶詰をおいしくする温め方⑤

缶詰を開けてほかの具と汁物にする温め方

缶詰を開けて内容物をコッフェルや鍋に他の食料と共にあけて温めるのは、突沸や缶の破裂などの危険がない安全な食べ方です。また、缶詰の内容物はコッフェルや鍋などの中の水分が沸くことでコッフェルや鍋など全体に熱が通るので均一に温まります。ただ、一緒にあけた缶詰同士の汁気が混じりあいますので味の調整が必要です。この方法では手軽にシチューやスープを作ることができますので、さまざまなレシピを楽しんでください。

登山食として缶詰をおいしくする温め方⑥

缶詰を開けてほかの具と炒め物にする温め方


缶詰を開けて内容物をフライパンやスキットにあけて温めるのも、突沸や缶の破裂などの危険がない安全な食べ方です。つま缶詰の多くやさんまの蒲焼缶詰、焼き鳥缶詰やオイルサーディン缶などに特におすすめです。できるだけ全体が均一に温まるように初めは弱火がおすすめです。全体が温まったら香ばしくなる程度に焦げ目をつけることもおすすめです。又、他の食材や缶詰と組む合わせて調理を楽しむこともできます。

登山食として温めた方がおすすめの缶詰①

登山食として温めておいしい缶詰類

缶詰のメーカーには国際的大手の万洲国際、キャンベル・スープ、クラフトハインツ、ゼネラル・ミルズ、ボルトン、ホーメルフーズ、タイ・ユニオン等あり、日本の大手にはごろもフーズ、マルハニチロ、ニッスイなどがあり、その販売している缶詰製品も千差万別です。その中でも登山食として温めておいしい缶詰は、一缶当たりの内容物の量と値ごろ感から前述した「つま缶詰め、鯖缶、カレー缶詰、さんまの蒲焼かん詰め、焼き鳥缶詰め」などが挙げられます。

登山食として温めた方がおすすめの缶詰②

登山食としてのつま缶詰

最近になって人気が出て来ているのが、おつまみの缶詰のつま缶詰です。おつまみだけあって種類も豊富で100種類は軽く超えています。代表的な物だけでも、つま缶詰「焼き鳥」、つま缶詰「ほたて貝柱」、つま缶詰「コンビーフの各種味」、つま缶詰「牛のホルモン」、つま缶詰「豚角煮」、つま缶詰「かき燻製油漬け」などがあります。中でもつま缶詰の代表と言えるのがオイルサーディン缶です。缶の蓋をあけて直火で温めるだけでも、また、スキットなどに移して焦げ目をつけるくらいに焙っても一品になります。

国分グループ本社株式会社が運営する缶つまオフィシャルサイトです。さまざまな種類のつま缶とレシピが紹介されています。

缶つま倶楽部

登山食として温めた方がおすすめの缶詰③

登山食としての鯖缶詰

鯖缶とは鯖の水煮の通称です。鯖缶には魚肉に限らず、骨も皮も煮汁まで含まれるので、鯖缶は値段が手頃であるにもかかわらず、栄養豊富で美味いとされる魚肉缶詰の定番です。近年、鯖缶はタンパク質が豊富で、その魚油がコレステロールをコントロールしつつ、善玉コレステロール(HDL)を増やし、骨のマグネシウムやカルシウムさらに皮に含まれるコラーゲン、ビタミンAとB群などで体に良いと好評です。このため、鯖缶は品薄になる程の人気があります。代表的な調理方法として鯖カレーや鯖のトマト煮などがあり、常温のまま生野菜と混ぜると、おいしいサラダの感覚で食べられます。

登山食として温めた方がおすすめの缶詰④

登山食としてのカレー缶詰

カレー缶詰はハインツ、S&B、MCC食品などさまざまなメーカーがあり、おいしい素晴らしい風味のものも多く出回っています。内容容量は4人分800g、2人分400gと1人分100g台と3種類あります。登山食用のカレー缶詰だと1人または少人数なので100g台のカレー缶詰を山行に合わせてザックに詰めて置くのがおすすめです。125gのカレー缶詰はいなば食品のタイカレー缶詰が、十数種類の品ぞろえと味の良さに加え,100円ショップでも売られている値ごろ感から断然トップシェアを占めています。ココナッツミルクを使い、香辛料を利かせたタイカレーの味は白飯にお握りさらにパンとも合います。

バラエティも多く、量も値段も手ごろで100円ショップでも買える手軽さから人気があります。

いなば食品 カレーシリーズ

登山食として温めた方がおすすめの缶詰⑤

登山食としてのさんまの蒲焼缶詰

旬のサンマを開いて独自に開発したタレを使ったさんまの蒲焼の缶詰です。さんまの蒲焼缶詰は、手頃な値段で魚独特の臭みがないので誰にでも食べやすくおいしいので人気があります。マルハニチロ、キョクヨー、ニッスイ、はごろもなどが主なメーカーでそれそれに特徴があるさんまの蒲焼缶詰を発売しています。さんまの蒲焼缶詰は、白飯やお握りとたべると特においしいと評判です。

登山食として温めた方がおすすめの缶詰⑥

登山食としての焼き鳥缶詰め

暖めてそのままでもおいしい一品ですが、スキットなどで炒めた野菜やキノコにくわえれば鶏肉入り野菜炒めになります。美味しく1人前として分量(60g~65g)も値段(100円ショップでも買える範囲か少し高め)のものを挙げると極洋の焼き鳥缶詰め「やきとり たれ」、マルハニチロの焼き鳥缶詰め「やきとり たれ」、いなば食品の焼き鳥缶詰め「焼きとり たれ味」などがおすすめできます。その他、量が80g~85gとなり、値段もその分高く成りますが、ホテイフーズの焼き鳥缶詰め「やきとり たれ味」、宝幸(HOKO)の焼き鳥缶詰め「やきとり たれ味」などもあります。


缶詰の温め方での注意すべき危険性について

直火を使う温め方の注意事項

缶詰には水分が含まれており、お湯になって沸騰すると気化して蒸気になると共にその体積は約1,240倍になります。このため、直火で密閉したままの缶詰を加熱し続けると水蒸気による爆発が起き、たいへん危険です。この危険を避けるために密閉した缶詰を直火で加熱し続けることは厳に慎みましょう。また、缶詰の蓋を開けた状態でも長く加熱し続けると、缶のつなぎ目の錫が融けてつなぎ目から内要物が漏れ出し、火傷などする危険性もあります。直火で缶詰を温める場合は、危険をさせるために必ず蓋を開け、手早く行いましょう。また、事故や健康に被害が起きた場合は自己責任であることも認識してください。

スズに対する注意

金属のスズや無機化合物は食器やブリキ缶などの形で食器や食品貯蔵に広く使われていので、缶詰の缶を直火で温める登山者は少なくありません。スズは基本的には無害ですが、缶詰が内部腐食を起こすと内容物は高濃度の溶出したスズを含みます。これを食すると吐き気やおう吐や下痢などの急性の食中毒を実際に起こします。このため、スズの濃度は150PPM以下に保つことが衛生法で定められています。缶詰メーカーも缶の溶接部のスズが溶け出すなどの危険を考慮して「直火は避けるべき」と注意しています。

環境ホルモンの溶け出し

内面塗装やコーティングからは、ビスフェノールA(BPA)などの環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)が溶け出す危険性があります。直ちに人体に害のある危険性は無いものの非常に低い摂取量(低用量暴露)でも前立腺や乳腺に影響があります。また、神経や行動にも問題がててくるとの報告もされています。胎児や乳幼児期には内分泌かく乱作用が現われてすぐに危険ですが、成人ではその影響が現れるには長い時間を要すると考えられています。

環境ホルモンで缶詰ともっとも関係が深いのがビスフェノールAです。ビスフェノールAは缶詰内部の防蝕塗装に使われているエポキシ樹脂から溶け出す可能性があります。近年になってビスフェノールAは非常に微量であっても人体に影響があるとの報告がされ、対策されつつあります。

厚生労働省HP「ビスフェノールAについてのQ&A」

熱く成った缶詰での火傷に注意

BUNDOK スタンダード万能トング/BD-434/トング、火ばさみ、バーベキュー用品、BBQ

缶詰は直火の場合に熱せらるのは勿論ですが、湯煎の場合でも90℃近くまで熱くなるので火傷をしないように注意しましょう。バーベキュー用の小型火ばさみや厚手の軍手など用意して置くのがおすすめです。

まとめ

初心者や中級登山者は、休息もそこそこに先を急ぐ心理状態になりがちです。それを防ぎ、また、山の自然をより満喫して親しむ意味でも食事休憩は十分余裕を持つことがおすすめです。そんな時に携帯した登山用バーナーでお湯を沸かしてコーヒーや紅茶を淹れるだけでも体が温まり、気力や元気が取り戻せます。缶詰を持参すれば、同じ手軽さで簡単に温かい副食も用意でき、食べ方もいっそうおいしい豊かなものになります。缶詰料理をおいしく工夫して山行をさらに楽しくしてください。なお、缶詰を温める際の危険性についても文末に解説しておきましたので確認してください。

「缶詰は温め方で美味しさが変わる」が気になる方はこちらをチェック!

缶詰は常温のままでも食べられますが、温めたり、少し調理したりするだけでとてもおいしくなります。また、缶詰を温めるにはバーナーが必要です。食事時のTPOとバーナーの特徴に応じてバーナーを選択しましょう。