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スターポリプはどんなサンゴ?特徴や種類、飼育方法などを詳しく解説!

スターポリプとはどのようなサンゴかご存知でしょうか?スターポリプはとても育てやすく、見た目も鮮やかなので人気がありますが、飼育に失敗する方も実は少なくありません。今回はそんなスターポリプの特徴や種類、飼育方法などを詳しく解説していきます!
更新: 2022年5月3日
T・S

スターポリプはどんなサンゴ?

スターポリプと言えば、初心者がまず育てるべきサンゴの一つとして知られていますよね。とても育てやすく、見た目にも綺麗なので人気があります。しかし、そんなスターポリプもちゃんと育てなければ溶けて死んでしまいますので、コツ・ポイントは知っておかなければいけません。今回はそんなスターポリプの特徴や種類、飼育方法などを詳しく解説していきます。

スターポリプの特徴


スターポリプとは?

スターポリプは八放サンゴ亜綱、ウミトサカ目に属するサンゴで、名前の通り星の形をしているのが特徴です。画像のように触手が非常に長い種類ものもいて、まるで芝生のような見た目になることで人気があります。この触手が本体ではなく、触手が出ている根本に本体があります。本体は紫色なので、ムラキハナヅタという和名になっています。

スターポリプは初心者でも飼育しやすいサンゴ


スターポリプは初心者でも育てやすいことで知られていますよね。サンゴの中でも非常に生命力が強い種類です。もちろん、飼育方法を間違えてしまえば死んで溶けることもありますので、育てる際は基本をしっかり守りましょう。

スターポリプの毒性

サンゴには毒性がありますが、スターポリプはその中でも毒性が強い種類です。他のサンゴを駆逐してしまう程の毒性がありますので注意しましょう。とはいえ、その毒性は人にとっては大したものではありませんので、基本的には触っても大丈夫です。中にはその毒性で手が荒れてしまう方もいますので、触る際は年の為にビニール手袋などをしておくと安心です。

スターポリプと相性


クマノミは共生出来る?

海水水槽と言えばクマノミですよね。クマノミはイソギンチャクと共生することで知られていますが、スターポリプの緑色の触手とも共生してくれます。とはいえ、クマノミにも色々あり、スターポリプの中に入ってくれない個体もいますので、「可能性はある」程度に考えておくと良いでしょう。因みにクマノミは毒性に対する抵抗があるので、毒性に触れても問題ありません。クマノミが気になる方は下記記事もチェックしてみて下さい。

相性の悪い魚は?

スターポリプはクマノミを始め色々な魚と一緒に育てられますが、中にはスターポリプを食害する魚もいますので注意しましょう。チョウチョウウオやヤッコ類は危険です。また、ハゼの仲間で砂を口に含んでエラから砂を出す種類がいますが、その砂のせいで弱ってしまうことがありますので、ハゼを育てる際は種類に注意しましょう。

相性の悪いサンゴは?

他のサンゴとの相性ですが、基本的にスターポリプの方が強いので、出来るだけどのサンゴもスターポリプに近づけないようにしておきましょう。他のサンゴとの仕切りにトランペットコーラルなど毒性がとても強いサンゴを置くという手もあります。

スターポリプの種類

種類①茶色

見た目に地味なのが、茶色の種類です。形は星型で可愛らしいのですが、色が色なだけに人気があまり無く、取り扱いも少ない種類です。価格は2~3000円程度で販売されていることが多いですね。

種類②グリーン

大人気なのが、画像のグリーンタイプです。特に触手が長くてフサフサしたものが人気ですね。美しくて状態の良いものほど高く、通常は2~3000円程度で購入出来ますが、1万円を超えることもあります。ただ、株分けなどで増やすのが容易な生き物ではありますので、安く販売されていることも多々あります。

種類③その他

あまり一般的ではありませんが、ピンク色や白色の種類が出回ることもあります。画像のようなピンク色の個体はとても綺麗ですよね。育て方は特に変わりませんので、見かけた際は育ててみて下さい。

スターポリプの飼育方法①用意

用意するもの①水槽

育てていくことを決めたら、まずは水槽を用意しましょう。水槽サイズは大きいほど水質が安定しやすいのですが、その分スペースもとりますし、機材も大きくなってしまいますので、初心者の場合は60㎝水槽が一番バランスが取れていてオススメです。もしスペースが無ければ45㎝水槽でも良いでしょう。

用意するもの②フィルターとスキマー

サンゴ類は水質に非常に敏感な生き物ですので、フィルターは必ず必要になります。60㎝水槽であれば、上部フィルターか外部フィルターを用意すると良いでしょう。それに加えて、タンパク質などを除去する、上の画像のようなプロテインスキマーという機材を用意出来ればベストです。スキマーがあれば、サンゴにとってかなり快適な環境を作れます。スキマーについては下記記事で解説していますのでチェックしてみて下さい。

用意するもの③サンゴ砂とライブロック

サンゴを育てる上で欠かせないのがライブロックです。このライブロックに固定させて飼育していくことになりますので必ず用意しましょう。また、合わせて下に敷くサンゴ砂も用意しておきましょう。ライブロックとはどのようなものか分からない方は下記記事をチェックしてみて下さい。

用意するもの④照明

照明を必要としますので、用意しましょう。弱めの照明でも問題無いのですが、色揚げを考えるのであれば強い照明が欲しいところです。特に色揚げに効果的とされている照明が、紫外線LED等の照明。紫外線はサンゴにとって有害であり、紫外線を当てることでサンゴは防御策として色揚げされるという仕組みになっています。色揚げしたい方は照明にこだわってみましょう。色揚げの目的がなければ普通の照明で大丈夫です。

用意するもの⑤ヒーターとクーラー

暖かな海に生息する生き物ですので、水温調節は必ず行いましょう。適温は25度前後ですので、水槽用のヒーターとクーラーを入れて、常に温度が一定になるようにしておきます。春秋冬はヒーターだけでも大丈夫ですが、夏の暑い時期にはクーラーを用意してあげて下さい。水槽用のヒーターが気になる方は下記記事を見てみて下さい。

用意するもの⑥水流ポンプ

サンゴは水流を好む種類が多く、スターポリプも少し強めの水流を好みます。ですが、そもそもの生命力が強いので、フィルターからの水流だけでも問題ありません。用意出来るなら用意してあげると良いでしょう。設置する際は水流がランダムになるように調整してあげて下さい。水流ポンプについては下記記事で解説していますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

用意するもの⑦人工海水

海の生き物ですので、水は海水にしなければいけません。市販の人工海水を使うと簡単に海水に出来ますので購入しておきましょう。色々な製品がありますが、上のライブシーソルトは、後述するカルキ抜きも出来る便利な人工海水です。

用意するもの⑧カルキ抜き

ジェックス コロラインオフ 500cc

出典:Amazon

人工海水にカルキ抜き機能が備わっていない場合は、カルキ抜きを用意しましょう。水道水の塩素は天日に当てることでも抜けますが、薬剤を使用した方が早くて簡単です。おすすめのカルキ抜きは下記記事でご紹介していますのでチェックしてみて下さい。

用意するもの⑨餌

アクアギーク フィト・ブラスト

出典:Amazon

サンゴも生き物ではありますが、基本的にスターポリプは餌をあまり必要としません。もし与えたい場合は液体タイプの餌・植物プランクトンを与えましょう。海水魚であれば色揚げ用の餌もありますが、サンゴには色揚げ用の餌はありません。また、餌ではありませんが、添加剤としてヨウ素や微量元素は与えると良いでしょう。無くても構いませんが、より元気になります。特に、色揚げを考えている方は検討しましょう。

用意するもの⑩掃除用具

プロテインスキマーをしっかり稼働さえていても、魚を一緒に育てている水槽なら水換えは定期的にした方が良いので、掃除用具も用意しておきましょう。上記の水作プロホースは水換えが非常に簡単に出来るアイテムです。また、水を入れる為の大きめのバケツも用意しておきましょう。

スターポリプの飼育方法②準備

水槽のセッティング

まずは水槽などを水洗いしてから、水槽をセッティングします。水槽はかなりの重量になりますので、強度のある場所に置きましょう。サンゴ砂を入れ、人工海水を入れ、ヒーターやフィルター等を設置すれば準備完了です。

2週間空回し

設置が終わったら、しばらく生き物を入れずに空回ししておきましょう。ライブロックだけはこのタイミングで入れてしまって構いません。立ち上げたばかりの水槽はバクテリアがいないので、汚れるとすぐに水質が悪化してしまいますので、しばらく空回しをすることで環境を改善します。

スターポリプの購入

空回し期間が済んだら、スターポリプを購入しましょう。海水魚を取り扱っているお店なら大抵ありますので安心です。生体を見てみて、状態の悪そうなものは避け、元気そうな様子のものを選んでください。また、本体部分がベージュのものと紫色のものがありますが、紫色の方が若干だけ飼育が難しいとされています。

スターポリプの固定

購入したスターポリプはライブロックに設置・固定します。そのまま問題無く固定出来れば良いのですが、もし上手く固定されないようであれば、上のような接着剤を使って固定しましょう。固定が上手くいかないと、ひっくり帰って死んでしまうこともあります。また、固定させる際は水流が良い具合に当たる位置かどうかもチェックしておきましょう。

スターポリプの飼育方法③管理

海水魚であれば餌やりが必要ですが、スターポリプは餌やりをしなくても良いので、管理は非常に簡単です。一緒に海水魚を育てる場合は、餌を与えすぎて水質が悪化しないよう気をつけましょう。水質を維持することが一番大切ですので、水換えや掃除を定期的に行って下さい。

スターポリプの株分け

スターポリプはよく増える

実はスターポリプはよく増えるサンゴです。飼育環境が合っていればどんどん増えていきますので、水槽を賑やかにしていきましょう。ただし、増えすぎて困る場合もありますので、サンゴ飼育仲間がいるなら株分けして交換したりしても良いですね。

スターポリプの株分けポイント

スターポリプはどんどん大きくなっていきますので、株分けして分断します。株分けはハサミで切り分けるだけですので難しくありません。ただし、ライブロックにしっかりと張り付いていますので、株分けする際は上手く間を切り分ける必要があります。ガラスに張り付いている時は簡単に剥がせますので、株分けは簡単です。

スターポリプが開かない場合

水流が当たっているのに開かない場合

購入してしばらく経ったのにポリプが開かない場合はよくあります。この場合は環境を疑いましょう。水流がそれなりに当たっていることが大切です。もし水流が当たっているのに開かないのであれば、微量元素が不足していることも疑いましょう。水換えをしてみるといきなり開く場合もありますので、開かない場合は水換えをしてみるのも良いですね。

触らないようにする

開かないと心配になって触ってしまう方もいます。しかし、触るとやはりストレスになりますので、様子を見るだけにしておいた方が良いでしょう。場所を動かすのもストレスになりますので、水流がそれなりに当たっているなら移動も避けた方が良いですね。

スターポリプは開かない時期がある?

時折、スターポリプはポリプを出さなくなる時があります。これは何か問題が起きている訳ではないので心配いりません。しばらくしても開かない場合は問題が発生しているかもしれませんので、よく観察して原因を突き止めましょう。

スターポリプが溶ける場合

スターポリプは死ぬと溶けるのですが、溶ける前にポリプが出なくなります。そして次第に色が悪くなり、最終的に溶けることになります。生命力が強いのであまり溶けることは無いのですが、もし何回育てても溶ける場合は、何か問題があるはずです。飼育方法の基本が守れているかチェックしてみましょう。魚につつかれて弱って溶ける場合もありますので、魚の様子も観察してみて下さい。

まとめ:スターポリプはどんなサンゴ?

今回の「スターポリプはどんなサンゴ?特徴や種類、飼育方法などを詳しく解説!」はいかがでしたでしょうか?スターポリプの特徴から飼育方法などを詳しく解説しましたが、今すぐ育ててみたくなった方も多いかもしれません。飼育難易度は低いのですが、環境が合わないと死んでしまう場合もありますので、基本をしっかり守りましょう!

スターポリプが気になる方はこちらもチェック!

今回はスターポリプについて解説させて頂きましたが、他にも海水水槽に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。