カミハタ リオ プロップ 1000 (60HZ) 4.5W
ナプコ マキシジェット マイクロ (Hz共用)
ナプコ ウェーブ1 マキシジェット
ハイドール コラリア 2200
TUNZE Nanoストリーム 6040
ZOOX ファンタスティックウェーブ ZX8000
ハイドール コラリア サードジェネレーション 9000
ボルクスジャパン ベスタウェーブ スリム
ナプコ ネワ ジェット NJ1700N
エーハイム コンパクトオン 2100 (50Hz)
水流ポンプとは?
海水魚水槽を楽しまれている方なら、もう水流ポンプを使っているかもしれません。これから海水魚水槽、またはサンゴ水槽を始める方であれば、気になるところですよね。
水流ポンプは飼育する際に必ず必要になるアイテムという訳では無いのですが、サンゴを飼育する際はとても重要なアイテムとなります。今回はそんな水流ポンプの特徴や使い方、おすすめの製品、巻き込み防止対策まで紹介しましょう!
水流ポンプについて
水流ポンプはその名の通り、水流を起こす為のアイテムです。サーキュレーターと呼ばれることもあります。海水魚水槽でよく使われているのですが、必ず必要という訳ではありませんので、使用を検討したことが無い方もいるでしょう。
しかし、実は魚やサンゴにとって水流も非常に大切な要素の一つです。自然環境である海には常に水流がありますので、なるべく再現した方が心地よく過ごせます。
海の自然な状態を再現
本来生息している海にはいつも水流があり、この水流で淀みを無くし、プランクトンを運び、汚れを綺麗にしています。しかし、水槽内は自然に水流が発生しないので、淀んでしまったり、汚れが一か所に溜まってしまったりするのです。
また、酸素供給の役割もあり、使い方も簡単ですので、なるべくなら入れてあげた方が良いアイテムと言えます。
海水水槽にとって良い水流とは?
ランダムな水流で自然を再現
水流はあった方が良いのですが、魚やサンゴにとって心地よい水流があります。その生き物によっても好みはありますが、基本的にはランダムな水流が良いとされており、逆に、いつも一定の水流はあまり良くないとされているのです。
ランダムな水流が作りやすい製品もありますが、設置の工夫で作ることも出来ます。
幅広い水流が良い
水流は細いよりも太く、広い方が良いとされています。元々、水槽内にはフィルターで起きる水流がありますが、この水流は細いので、魚やサンゴにとって心地よいものではありません。それよりも、専用の水流ポンプで太く広い水流を作ってあげた方が良いでしょう。
水流ポンプと海水魚
海水魚はサンゴよりも気を使わなくても良い
海水魚飼育の場合、水流は元々のフィルターのみでも構いません。水流ポンプがあった方がより快適な環境は作れますが、サンゴほど敏感では無いので安心です。そもそも魚は自分で移動出来てしまいますので、対応力があります。
淀みがある場合に水流ポンプを設置
フィルターの水流だけでも海水魚は問題ありませんが、もしフィルターの水流だけでは水槽全体の水が動いていない場合は水流ポンプを検討しましょう。
全体の水が動かず、一部に淀みがあると、淀んだ部分がどんどん汚れていき、水質悪化に繋がってしまいます。レイアウト変更でも対応出来る可能性がありますので試してみましょう。
水流ポンプとサンゴ
サンゴは水流が非常に大切な生き物
海水魚と違って、サンゴは水流が非常に重要となる生き物。魚は自分で動いて快適な状況を探せますが、サンゴは縦横無尽に動き回れる訳では無いので、元々の環境に左右される部分が大きくなる為です。
サンゴ飼育には水質と光と水流の状態を整える必要がありますので、サンゴをこれから育てていきたい方は水流ポンプを検討しましょう。
ソフトコーラルの場合
見た目にも柔らかそうなソフトコーラルの場合は、ハードコーラルよりも気にしなくても良いのですが、やはり水流があった方が調子が上がります。特に触手の長い種類は強めの水流を好みますので、そういった種類を育てる場合は是非用意したいですね。
もちろん、強すぎる水流ですと悪影響となりますので、水槽サイズに適したものを購入して下さい。
LPSの場合
LPSはランダムな水流好むらしい(?)から、排水をプチ改造してフロー付けたけど中心付近まで飛び出して影ができちゃった(;一_一) pic.twitter.com/kejXeTAM7r
— Semi (@aqua_ebi) October 27, 2018
ハードコーラルのLPSの場合は、ある程度の水流があると良いとされています。こちらも強すぎると悪影響となりますので、水流の向きや強さを調整しましょう。
触手の長いものの方は少し強めで、そうでないものは弱めの水流に調整すると調子が良くなります。LPSの種類によって調整してあげましょう。
SPSの場合
水道水ドバーでも飼育できるし色も揚がる。コラリア3台で水流も問題ないと証明したからみんなSPS始めよう pic.twitter.com/3LsBuA4aNx
— 無職 (@bit5129) September 6, 2016
ハードコーラルのSPSの場合は、強い水流が必要となります。元々SPSは水流の強いところに生息することが多いので、自然環境を再現しようとすると、必然的に強めとなることに。しかし、強すぎると悪化してしまいますので、上手く調整してあげましょう。
また、一定の水流ではなく、ランダムな水流にすることが大切です。
淡水に水流ポンプは必要?
淡水水槽では水流ポンプは使わない?
海水水槽での使い方ばかりが紹介されていますが、淡水では使えないのかが気になりますよね。淡水でももちろん使用することは出来ますが、実は淡水ではあまり必要でないことが多いのです。
淡水水槽にいる生き物は淡水魚や水草、エビや貝といった生き物ですが、これらはそこまで水流を必要とする生き物ではないことが多く、フィルターの水流でまかなえてしまうことがほとんどとなっています。
プレコは水流があると良い
淡水魚の中には強めの水流を好むものもいます。例えば画像のプレコという淡水魚は水流の強い場所に生息しており、水槽でも水流ポンプを設置すると調子が良くなるのです。
また、プレコは餌を沢山食べる淡水魚ですので、水が汚れやすく、水流ポンプを設置することでゴミが集まりやすくなるのもメリット。淡水では必要性が薄れてしまいますが、場合によっては使用すると良いでしょう。
水流ポンプの選び方①サイズ
水槽に適したサイズを選ぶ
選ぶ際にまず大切になるのが、水槽サイズに合っているかどうかです。小型の水槽であれば小型のものを、大型の水槽であれば大型に対応したものを選びましょう。
基準として、その水槽の水を一周回せるかがポイントとなりますが、大抵の製品はパッケージに適合サイズが記載されていますので参考にして下さい。水流が強すぎると生き物にストレスを与えますので注意しましょう。
幅広く対応するものもある
画像のポンプは後述して紹介するジャイルというポンプで、色々なサイズの水槽に対応する高機能製品となっています。大抵の製品はある程度の範囲にしか対応出来ませんが、中にはジャイルのように中型水槽から大型水槽まで幅広く対応出来るものもあるのです。
どのような使い方をするかに合わせて検討していきましょう。
水流ポンプの選び方②機能
色々な機能を持たせた製品達
次にチェックするのが、そのポンプが持っている機能です。例えば水流の強さの調整や、水流の種類の変更など。また、首振り機能を持つものもあるのです。
首振り機能を持つポンプは少ないのですが、よりランダムな水流が作れるとして愛用されている方もいますね。首振り機能を持つ製品も後述して紹介していきましょう。
高機能なほど高い
やはり機能の少ないものは安く、機能の多いものほど高い傾向にあります。ただ、育てている生き物に必要な機能であれば、やはり付いているものが良いですよね。最近の製品は多機能なものが多くなっているので、機能面もしっかりチェックしておきましょう。
水流ポンプの選び方③価格
小型のものほど安い
出来るだけ良いものを選びたいところですが、最後に選ぶポイントとなってくるのが価格ですよね。安いに越したことは無いのですが、安いものは小型だったり、機能面が劣ることもあります。
ただし、最近の水流ポンプは安いのに使える製品が多いので嬉しいですよね。まずは安いものから始めてみても良いのではないでしょうか。
安いものから高いものへ
水流ポンプの使い方から心配されている方は、まずは小型の安いものから始めてみるのもおすすめ。安いものを使ってみて、次第にグレードを上げてみるのも良いでしょう。
安いものでも、上手く調整すれば十分使えます。後述するおすすめポンプでは、安いものから高機能なものまで紹介していきますので参考にしてみて下さい。
おすすめの水流ポンプ①
カミハタ リオ プロップ 1000
カミハタ リオ プロップ 1000 (60HZ) 4.5W
小型タイプとなっていますが、大きな流出口が特徴。小さめの水槽であれば問題なく水流を作れるでしょう。マグネットホルダーで壁面設置が可能となっており、水流のベストな位置も見つけられます。
値段が安く手に取りやすいポンプとなっているので、初めてポンプを設置する方におすすめです。
詳細
【製品サイズ】10×3.8×10㎝
【重量】300g
おすすめの水流ポンプ②
マキシジェット マイクロ
ナプコ マキシジェット マイクロ (Hz共用)
こちらは今回ご紹介する中でも小型の製品です。小型海水水槽を使用されている方におすすめ。限界まで小さく設計されている為、水流が細めとなっていますので、魚やサンゴに直接当てないように注意しましょう。小さい分、価格が安いのがメリットです。
詳細
【製品サイズ】6×4.4×4.6cm
【重量】240g
おすすめの水流ポンプ③
マキシジェット ウェーブ1
ナプコ ウェーブ1 マキシジェット
こちらも小型水槽向けの製品ですが、先述した製品よりパワーが上がったポンプとなっています。また、水流も少し太くなっている為、魚やサンゴにとって快適なのも嬉しいポイント。価格も安いので気軽に購入出来ます。
詳細
【製品サイズ】5×8.5×4.4cm
【重量】330g
おすすめの水流ポンプ④
ネワジェット NJ1700N
ナプコ ネワ ジェット NJ1700N
こちらは中サイズのパワーポンプです。価格は安いのですが、水流の強さが調整できるなど、コスパが良いのが特徴です。また省エネ設計となっていますので、電気代が気になる方にもおすすめ出来る製品となっています。
詳細
【製品サイズ】10.9×6.9×14.2cm
【重量】980g
おすすめの水流ポンプ⑤
ハイドール コラリア 2200
ハイドール コラリア 2200
こちらも主要なポンプとして知られています。1台で対応可能ですが、中型水槽になってくると淀みが生まれやすくなるので2台設置しても良いでしょう。小型水槽用のものを追加設置するという手もあります。
詳細
【製品サイズ】5×6×5cm
【重量】200g
おすすめの水流ポンプ⑥
TUNZE Nanoストリーム6040
TUNZE Nanoストリーム 6040
こちらはハイパワーかつ高機能で大人気の製品です。サイズ自体は小さいのですが、90㎝水槽にも対応でき、またパワーを抑えることで小型の水槽にも対応出来るという特徴があります。また、形状にもこだわっており、水槽内がスッキリするのもポイント。
画像のようにコントローラーで操作し、水流に強弱を付けることも可能です。価格は高いのですが、その分の価値があるポンプとなっています。
詳細
【製品サイズ】17×10×11cm
【重量】720g
おすすめの水流ポンプ⑦
ファンタスティックウェーブ ZX8000
ZOOX ファンタスティックウェーブ ZX8000
こちらも人気のある高機能ハイパワーポンプです。90㎝~120㎝サイズの水槽を使用している方は検討してみましょう。コントローラーで強さやモードを切り替えることができ、使い方も簡単。
餌やりの時はフィードモードにして水流を止めることも出来ます。
詳細

【製品サイズ】11×8×7.8cm
【重量】850g
おすすめの水流ポンプ⑧
HYDOR コラリア サードジェネレーション 9000
ハイドール コラリア サードジェネレーション 9000
コンパクトなサイズ感でありながら電力を抑えてくれる機能や、大きく太い水流が特徴のポンプとなっています。また好みの水流に変更できるアタッチメントが3種類ついており、水槽の具合をみて調整できる点が魅力です。
詳細
【製品サイズ】12×7.7×8cm
【重量】485g
おすすめの水流ポンプ⑨
ボルクスジャパン ベスタウェーブ スリム
ボルクスジャパン ベスタウェーブ スリム
こちらの水流ポンプは見た目こそスッキリしていますが、実はハイパワーな製品です。小さめの水槽なら1つでも、大きな水槽を持っている方には補助としてもおすすめ。スリムな形なのでレイアウトの邪魔になることもありませんね。
コントローラー付き
こちらはコントローラーで操作するタイプで、そのコントローラーもおしゃれでかっこいいデザインとなっています。使い方は多様で、6パターンの水流調整から停止、ナイトモードなどを設定可能。非常に使い勝手の良い製品です。
詳細
【サイズ】9×5×3.8㎝
【推奨水量】12~40L
おすすめの水流ポンプ⑩
エーハイム コンパクトオン 2100
エーハイム コンパクトオン 2100 (50Hz)
有名メーカーであるエーハイムから販売されている水流ポンプとなっています。流量を調整できたり、ホースを繋げて水陸両用にしたりと、水流調整の幅が広いことが特徴。
シンプルなデザインは水槽のレイアウトにも馴染んでくれるでしょう。高機能で安心感もある上に値段が手頃なので、初めて水流ポンプを取り入れる方にもおすすめできます。
特徴
【サイズ】10.9×7×14.2㎝
【重量】950g
水流ポンプの設置
直接水流を当てないようにする
使い方ですが、設置する際は直接サンゴ等に当たり続けないようにしましょう。直接当たるとストレスになってしまいます。首振り機能があればあまり気にしなくても良いのですが、首振りが無ければ、水面に向けるのがオススメです。
水面に水流を向けると綺麗に拡散していきます。設置した後は淀みが無いか見ておきましょう。
乱流を作る
出来るだけランダムな水流を作った方が良いのですが、首振り機能が無い場合は、水流と水流を当てることも効果的です。水流がぶつかると乱流が発生しますので、よりランダムな水流となります。
フィルターの排水とぶつけても良いですし、別途小型ポンプを設置してぶつけるのも良いでしょう。
水流ポンプの掃除
水流ポンプはよくコケや海藻などが生えますので、見た目が悪くなってきたタイミングで掃除をしましょう。あまりにも絡んでいると、水流が弱くなってしまいます。歯ブラシなどで掃除出来ますが、取りにくいものも専用クリーナーを使って落として下さい。
水流ポンプの巻き込み防止策
魚やイソギンチャク等の巻き込み防止が必要
水流やら 水換えやら 照明やら いろいろ 微調整のすえ
— たけちゃん (@takebow5030) November 25, 2018
やっと 落ち着いたかたと思ったら 水流ポンプ 落下からの 触手 巻き込み事故… 少しキズついて しまった…
ごめんよ…
早く治ってー pic.twitter.com/oGBQwc9MrI
ポンプを使用する際に気を付けなければいけないのが、巻き込みです。巻き込み防止対策をしておかないと、魚やイソギンチャク等の生き物が悲しい状態になることがあります。小型のポンプでもパワーがありますので、巻き込み防止対策はしっかり行っておきましょう。
網・ネットを巻いて巻き込み防止
チャームさん。ポチッとな〜!ボーナス出たので。鉢底ネットは水流ポンプの巻き込み防止用に。 #マリンアクア pic.twitter.com/Py2ZIxOp1V
— 茶カテキン (@chakatekin550mg) December 8, 2017
巻き込み防止をする為にスポンジを巻いてしまうと水流が弱くなりすぎます。巻き込み防止には網やネットを使用すると良いでしょう。網やネットであれば、巻いても水流を妨げません。
巻き込み防止にはよく鉢底のネットが使用されており、上記ツイートの方も購入されていますね。ただし、しっかり巻きつけておかないと、巻き込み防止のネットが落ちて、後で見たら悲惨なことになっていたということもよくあります。絶対外れないようにしておきましょう。
まとめ:水流ポンプとは?
今回の「水流ポンプとは?使い方の解説から、おすすめの水流ポンプまでご紹介!」はいかがでしたでしょうか?概要から使い方、巻き込み防止策までご紹介させて頂きましたが、今すぐ設置してみたくなった方も多いのではないでしょうか。
設置する際はネットを取り付けて巻き込み防止策を施してから使用してくださいね。首振りだとネットが取り付けにくいので工夫が必要となります。安全第一で使ってみましょう!
水流ポンプが気になる方はこちらもチェック!
今回は水流ポンプについてご紹介させて頂きましたが、他にも海水魚・淡水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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