川魚で飼育出来る種類は?
川遊びで川魚を捕まえたら、家に帰って飼育してみたくなりますよね!しかし、川魚はそもそも飼育出来るのか、どのように飼育すれば良いのか、また飼育しても良い種類なのかが分からなくて困る方が沢山いるようです。
ほとんどの川魚は捕まえて飼育しても構わないのですが、中には飼育してはいけない種類もいますので注意が必要です。今回はそんな飼育出来るおすすめの川魚の種類と、飼育してはいけない種類をご紹介します!
川魚で飼育出来るおすすめの種類①
メダカ
川魚で飼育となると、誰もが思い浮かべるのがメダカではないでしょうか?メダカはダツ目メダカ科メダカ属に分類されている有名な淡水魚。サイズも小さいため扱いやすく、金魚のように一般的に飼育されている魚ですよね。
元々はオーソドックスな、シンプルな色合いをしていますが、最近はまるで錦鯉のような美しい柄のものも作られており、大人気になってきています。
初心者でも飼いやすい?
メダカは非常に育てやすい淡水魚ですので、初心者でも気軽に挑戦出来ます。小型なので水槽サイズは小さめの30㎝水槽でも構いません。水温は4~30度までなら耐えられます。フィルターの水流も問題ありません。
餌は市販されているメダカの餌を使用すると良いでしょう。レイアウトも特にこだわらなければいけない訳では無いので、底砂を敷いて、水草を少し植えてあげると良いでしょう。混泳も可能ですので、他の魚と一緒に育ててみて下さい。
川魚で飼育出来るおすすめの種類②
ナマズ
こちらも誰もが知る定番の川魚ですよね!ナマズはナマズ目ナマズ科に分類される淡水魚。日本には主に三種類の野生のナマズが生息しており、どれもある程度サイズがある為、迫力ある川魚として知られています。
釣りで釣ることも出来るので人気がありますね。ヒゲが生えた外見は可愛らしいのですが、大きな個体を近くで見ると、少し怖く感じる方もいるかもしれません。まるで川の主のような雰囲気を持っています。
初心者でも飼いやすい?
ナマズの種類によってサイズは変わりますが、中々大きくなる淡水魚ですので、水槽サイズは150㎝の大型サイズを用意した方が良いでしょう。寿命も10年以上ありますので、飼いやすくは無いですね。
水温は日本の気温であれば問題無いことも多いのですが、暑すぎ寒すぎな状態は避けた方が良いでしょう。川で捕まえてきた個体は人口餌に馴染みにくいので、生餌がおすすめです。レイアウトは底砂無しのベアタンクが掃除しやすくて良いですね。混泳には向いていません。
川魚で飼育出来るおすすめの種類③
ヨシノボリ
こちらはハゼ科ヨシノボリ族に分類される淡水魚。サイズは5~10㎝程度で、小さな種類の川魚です。顔が非常に可愛らしく、ペットとしても大人気なハゼの仲間ですので、是非育ててみて下さい。
日本各地の河川に生息しており、吸盤状になっている腹鰭で石などに張り付いています。川を遡り、葦にも登ることからこの名前がついたそうですね。藻類も食べますが、実は肉食性で、普段はミミズやエビ、稚魚などを捕食しています。
初心者でも飼いやすい?
ヨシノボリは飼育しやすい魚ですので、是非チャレンジしてみて下さい。サイズも小さいので、小型の水槽で育てることが出来ます。水温やフィルターの水流は特に気にしなくて大丈夫です。野生の個体は人口餌を中々食べてくれないので、動物性の生餌を与えましょう。赤虫などがおすすめです。
レイアウトは画像のように、石を配置して自然な様子を作ってあげたいですね。実は縄張り意識の強い魚ですので、混泳は向いていません。
川魚で飼育出来るおすすめの種類④
タイリクバラタナゴ
こちらはコイ目コイ科バラタナゴ族に分類される淡水魚です。ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴがいますが、タイリクバラタナゴの方がよく飼育されています川で捕まえることももちろん出来ますが、人気な為、ペットショップでもよく販売されていますね。
体は画像のように丸みがあり、繫殖可能になると、婚姻色という美しい色合いになるのも特徴です。
初心者でも飼いやすい?
丈夫な魚ですので、初心者でも育てられる魚です。サイズも大きくないので、45㎝程度の水槽で育てると良いでしょう。水温の上昇に少し弱いところがあるため、夏場は注意して下さい。フィルターの水流は気にしなくても大丈夫です。
餌は金魚や川魚用の小さな人口餌を与えると良いでしょう。レイアウトに柔らかい水草を入れておくことで、餌が足りなかった時に食べてくれます。混泳も出来ますので、気軽に育ててみて下さい。
川魚で飼育出来るおすすめの種類⑤
ドジョウ
ドジョウも誰でも知っている川魚ですよね!こちらはコイ目ドジョウ科に分類されている淡水魚で、小さいイメージが強いのですが、10㎝以上に成長します。顔には口ヒゲが合計で10本もあり、愛嬌ある顔つきをしていますよね。
普段は水田や湿地などに生息しており、日本だけじゃなく、アジア圏に広く分布しています。食用としても重宝されていますので、養殖も盛んです。
初心者でも飼いやすい?
飼育しやすい淡水魚ですので、初心者の方も気軽にチャレンジしてみましょう!大きくはありませんので、小さな水槽で始められます。水温やフィルターの水流も特には気にしなくて大丈夫です。
餌は他の魚の食べ残しを食べてくれますので、是非混泳させてみて下さい。また、食べ残しだけでは足りないことが多いので、ドジョウ用の沈む餌を与えましょう。砂に潜る性質があるため、底砂をレイアウトして下さい。
川魚で飼育出来るおすすめの種類⑥
モツゴ
こちらはクチボソの別名でも知られる淡水魚。コイ目コイ科モツゴ族に分類されている魚で、サイズは大体10㎝前後になりますが、更に大きく育つ場合もあります。画像のような綺麗な銀色をしており、ハッキリとした側線があるのも特徴。
日本の河川だけじゃなく、アジア圏に広く分類している、適応力の高い川魚です。別名の通り口が細いので、釣ろうとしても中々合わせにくい面がありますね。泳ぐスピードは速めです。
初心者でも飼いやすい?
モツゴは生命力の強い魚ですので、初心者でも育てられます。サイズは10㎝程度ですので、45㎝以上の水槽で育てると良いでしょう。水温は広く適応していますが、夏場に暑くなるようなら水槽用のクーラーを付けてあげたいところ。
フィルターの水流は問題ありません。餌は川魚用の人工飼料を与えると良いでしょう。食欲旺盛な魚ですので、餌の与えすぎにご注意下さい。レイアウトは普通の底砂に石、水草のレイアウトがおすすめです。混泳も可能ですので、他の魚と一緒に育ててみて下さい。
川魚で飼育出来るおすすめの種類⑦
フナ
こちらはコイ目コイ科フナ族に分類される、川魚の定番淡水魚です。元々金魚はフナでしたので、金魚を育てるようなイメージで飼育すると良いでしょう。
日本の魚というイメージが強いかもしれませんが、ユーラシア大陸に広く分布している魚で、丈夫なので色々な川に生息しています。コイに似ているので間違えられることもありますが、ヒゲがなく、またコイに比べてサイズも小さめなのもポイントです。
初心者でも飼いやすい?
フナは丈夫な魚ですので、初心者でも簡単に育てられます。種類によりますが、キンブナであれば15㎝程度ですので、60㎝水槽があれば育てられるでしょう。水温やフィルターの水流は気にしなくても大丈夫です。餌は金魚の餌を与えましょう。
食欲旺盛ですので、与えすぎないよう、5分程度で食べ終える量を与えて下さい。レイアウトは画像のように、底砂に柔らかい水草を与えるのがおすすめです。性格は大人しいので、小さくない魚となら混泳も問題ありません。
川魚で飼育出来るおすすめの種類⑧
オイカワ
こちらはコイ科ハス属に分類される淡水魚。よくフライフィッシングで釣られている魚で、釣り人ならよく知っていますよね。大きさは大体15㎝ほどですので、自宅でも育てられるサイズ感です。
日本で広く分布している川魚で、環境への順応力も高く、昨今の河川改修にも対応しています。繫殖可能となると、オス個体は画像のような婚姻色を持ち美しくなるのも特徴です。
初心者でも飼いやすい?
初心者でも育てられますが、いくつかポイントがあります。サイズが15㎝程度になりますので、60㎝以上の水槽を使用しましょう。水温は、夏場で30度以上になりそうな際はクーラーを使用します。
水流は外部フィルターの排水で作ってあげた方が良いでしょう。餌は人工飼料で構いませんが、野生個体は食べてくれないこともありますので、その際は生餌を使用します。レイアウトはシンプルにして、水槽には蓋をして下さい。混泳も可能です。
川魚で飼育出来るおすすめの種類⑨
カワムツ
こちらはコイ科カワムツ属に分類される淡水魚。オイカワなどと並んで身近な魚として知られていますね。大きさは15㎝程度に成長し、20㎝ほどになることもあります。産卵期になると婚姻色が出るのと、画像のよう顔にポツポツと突起がでるのも特徴です。
初心者でも飼いやすい?
ある程度大きくなりますので、60㎝以上、出来れば90㎝の水槽を用意してあげたいところです。水温や水流はあまり気にしなくても構いません。餌は人工飼料を与えるのがおすすめ。レイアウトは画像のように、底砂に水草、石や流木などが合います。混泳も可能です。
川魚の飼育してはいけない種類
飼育してはいけない川魚がいる
多くの川魚は持ち帰って飼育しても構わないのですが、川で泳いでいる魚をすべて飼育して良い訳ではありません。例えばバス釣りで有名なブラックバスは特定外来生物であり、捕まえて育てることを禁止されています。
もし育てた場合は罰金が課される可能性もありますので、飼育しないようにしましょう。他にも、オオタナゴやブルーギル、カダヤシ、ヨーロッパオオナマズ等が禁止されています。
渓流魚も飼育しない方が無難
禁止されていなくても、持ち帰って飼育しない方が良い魚もいます。例えば美しい川魚として知られているヤマメやイワナなどです。とても綺麗なので育ててみたくなるかもしれませんが、実は育てにくい魚ですので、初心者の方にはおすすめしません。
ある程度大きな水槽も必要になりますので、初心者の方は避けた方が良いでしょう。
まとめ:川魚で飼育出来る種類は?
今回の「川魚で飼育出来る種類は?初心者でも自宅で育てられる川魚をご紹介!」はいかがでしたでしょうか?飼育出来る川魚は色々いますが、それぞれに注意点・ポイントが違いますので、捕まえた川魚を飼育出来るか確認してから持ち帰るようにしましょう!
一部川魚は飼育することを禁止されていますので、捕まえたらしっかり確認するようにして下さいね!
川魚が気になる方はこちらもチェック!
今回は川魚の飼育についてご紹介させて頂きましたが、他にも魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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