検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ライブロックとは?水槽に入れるべき理由やキュアリングの方法を解説!

ライブロックとはどのようなものかご存知でしょうか?ライブロックは海水魚飼育に欠かせないものとして知られており、サンゴやイソギンチャクにも欠かせないアイテムですが、使用する際は気をつけるべきポイントがあります。今回はそんなライブロックの効果や使い方を解説します!
2020年8月27日
T・S
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ライブロックとは?

海水魚飼育をされている方であれば、ライブロックを既に使用されているかもしれません。逆に、これから海水魚飼育を始める方は、ライブロックがどういうものなのか、普通の岩とどう違うのかが気になるところですよね。ライブロックは海水魚飼育に欠かせないものとして知られていますが、使用する上で気をつけるべきポイントもあります。今回はそんなライブロックの効果や使い方を解説していきます。

ライブロックについて

ライブロックとは?

ライブロックはLive rockと書きます。まさに、生きている岩ということです。しかし、岩石という訳ではなく、元々はサンゴの骨格です。死んだサンゴの骨格に藻や生き物が住み着くことで、まるで一つの生き物のように存在している状態なのです。ですので、扱う時も、そこに多数の生き物がいるという視点で、生きているように扱われています。

ライブロックから思わぬ生き物が?

ライブロックの効果は様々ありますが、水槽に入れてしばらくすると、思わぬ生き物が出てくることもあるのがライブロックの面白味です。例えばカニやウニ、イソギンチャクなどが出てくることがあります。それらの生き物は時に水槽内の状況を悪くしてしまいますので、キュアリングという作業で防ぐのですが、そのまま問題なく飼育出来ることもあります。そういった想定外の楽しみも含まれているアイテムなのです。

ライブロックを入れるべき理由①

ライブロックでバクテリアを増やす

ライブロックを入れるべき理由は様々ありますが、まずは水質の浄化効果があげられます。岩ではなくサンゴの骨格であり、穴が沢山ある多孔質の形状となっている為、バクテリアが沢山付きます。バクテリアは水中の有害物質を綺麗にしてくれますので、海水魚やサンゴ、イソギンチャクといった生き物にとって良い環境が保たれやすくなるのです。特に入れない理由が無ければ、入れた方がよいアイテムと言えます。

ベルリンシステムとは?

ドイツのベルリンで発展されたベルリンシステムという仕組みがあります。通常の水槽ではフィルターを使って水を濾過するのですが、ベルリンシステムではフィルターを使用せず、ライブロックの水質浄化作用とプロテインスキマーによる有機物の処理で水質を保ちます。初心者にオススメの方法ではありませんが、出来るようになると活きる面がありますので、慣れてきたら挑戦してみましょう。

ライブロックを入れるべき理由②

ライブロックは魚の隠れ家になる

ライブロックは水質を保ってくれるだけじゃなく、魚にとっての家の役割も果たします。魚の性格は様々ですが、臆病な性格のものほど隠れる場所が必要となり、隠れられないと大きなストレスとなることもあります。また、性格の荒い魚と混泳させた際には逃げ場となります。他にも、魚によってはライブロックを住居とする場合もありますので、なるべく入れた方が良いアイテムなのです。

サンゴが活着する場所

ライブロックはサンゴやイソギンチャクが活着する場所としても重要です。中には下に敷いたサンゴ砂に潜るようなものもいますが、多くの場合はライブロック上に活着しますので、サンゴやイソギンチャクを育てている方には必須です。もし、現在は海水魚しか育てていないけど、後々はサンゴやイソギンチャクを育てるという予定の方も、入れておいても良いでしょう。

ライブロックのレプリカは?

レプリカには生き物が住み着いていない

ライブロックのレプリカ品も沢山販売されています。レプリカは本物のサンゴの骨格ではなく、人工的に作られたものですので、当然生き物も住み着いていない状態です。見た目は画像のように海藻がしっかり生えているような見た目をしていますが、効果を期待するのであればレプリカではなく、本物のライブロックを使用しましょう。

レイアウト目的ならレプリカも有用

効果を期待する場合は本物の使用をオススメしますが、ただレイアウトを作りたいという場合であればレプリカで構いません。レプリカの方が扱いやすいので、場合によってはレプリカを入れた方が良いでしょう。また、全て本物のライブロックにするのではなく、一部をレプリカにして混ぜるという方法もあります。土台は本物のライブロック、上部はレプリカという組み方も良いですよね。

ライブロックは淡水には効果無し?

ライブロックは淡水に入れると逆効果に?

ライブロックは淡水水槽に入れても良いのか気になる方も多いようです。確かに、バクテリアが増えるなら淡水水槽に入れても効果がありそうですよね。ただ、元々ライブロックはサンゴであり、そのサンゴの骨格に棲んでいる生き物達は海水環境に適した生き物ですので、淡水に入れるとやはり死んでしまいます。死んでしまうと腐ってしまい、水質を悪化させてしまいますので、そのまま淡水に入れるのは避けた方が良いでしょう。

完全に死んでいるライブロックなら淡水に入れられる


もしどうしても淡水水槽にライブロックを入れたい場合は、死んでいるものを入れましょう。生き物が棲んでいない状態であれば、淡水水槽に入れても腐ることはありません。また、淡水水槽のレイアウトを目的とする場合はレプリカも検討しましょう。レプリカでも効果が期待出来るものもありますので、色々な製品をチェックしてみて下さい。

ライブロックの購入

海水魚を扱っているお店ならライブロックもある

ではどこで購入出来るのかということですが、海水魚を扱っているお店なら大体の場合はライブロックも取り扱っています。海水魚を育てるのに必ず必須のアイテムという訳ではありませんが、やはり効果が高いので、セットで購入される方が多数います。サンゴやイソギンチャクにはほぼ必須ですね。お店の方に色々な相談も出来ますので、お近くのお店に見に行ってみましょう。

ライブロックにはグレードがある

お店に行くと、様々な形状のもの、そして様々なグレードのライブロックが置いてあるかもしれません。実はライブロックには質・グレードがあり、グレードが高いほど高額です。単純に大きさだけじゃなく、藻の付き方などが影響していますので、店員の方に話を聞いて、予算に合わせて選びましょう。60㎝水槽であれば1~3万円分ほど入れるのが目安です。レプリカと組み合わせて予算を下げるのも手ですね。

ライブロックの選び方①

色が変色しているものが良い

購入するなら、なるべく良い状態のものを購入したいですよね。その状態を見た目で判断出来るのが、画像のような紫色の藻です。これは石灰藻という藻で、良い状態だと付きます。びっしりと付いているものほどグレードが上がりますが、全面的に付いていなければいけないという訳でもありません。そこは店員の方に、どのような状態かを聞いてみましょう。真っ白なものは死んでいるものが多く、完全に死んでいる場合は淡水にも入れられます。

軽いものが多孔質

見た目は重たそうなライブロックですが、多孔質ですので岩よりも軽いのが特徴です。軽いものほど沢山の穴が開いているということで、よりバクテリアが付きやすくなります。水質浄化の作用を狙う場合は、なるべく軽いものを選ぶと良いでしょう。軽いものは取り扱いも楽なのでオススメです。

ライブロックの選び方②

匂いもチェック

ライブロックをよく観察しても、実は死んだ生物が中にいるかもしれませんよね。死んだ生き物が中にいて、水槽に入れて腐ってしまうと水質が悪化してしまいますので、匂いもチェックしてみましょう。腐っていればおかしい匂いがしたりします。逆に、良い状態のものは磯の香りがします。丁寧に管理しているショップであれば問題無いことが多いのですが、念のためにチェックしておくと良いでしょう。

レイアウトに合うかも大切

どんなに品質が良くても、描いている組み方が出来ないと使えませんよね。ご自分がどんな組み方を作ろうとしているのか、組み方に合わせたライブロックを購入しましょう。もし希望のライブロックが無ければ、土台にだけ本物を使い、複雑な箇所にはレプリカを使用するのもオススメです。

ライブロックは通販でも購入出来る

ライブロックは多くの通販店が扱う

ライブロックは海水魚を扱っているお店で購入出来ますが、もし周囲に海水魚のお店が無い場合は、通販の利用も検討しましょう。通販であればお店に行く必要が無く、商品のラインナップも豊富です。通販にはメリットもデメリットもありますが、現在では通販のリスクも大分減っていますので、多くの方が通販を利用して購入しています。

通販する際の注意点

通販を利用する際は色々な不安がありますよね。商品がイメージしていたものと違ったという話はよく聞く話です。ですので、信頼出来るネットショップを探すことが大切です。口コミでの評価や、ホームページがしっかり作られているか、商品のラインナップは豊富かなど、様々な点で見て信頼出来るかをチェックしてみて下さい。電話が出来るお店も多いので、直接聞いてみるのも良いでしょう。

フリマアプリ等でも

意外と人気があるのが、フリマアプリ等での取引です。お店で通販するよりも安く手に入ることが多く、利用者が増えていますよね。ですが、中には想像と違ったものが届くケースもあり、嫌な取引となってしまうこともあります。心配な時は、近隣の方と取引をして、直接受け取りに行くと良いでしょう。

ライブロックを採取する場合

沖縄県ではライブロック採取に許可が必要

天然の物なら、わざわざお店で買ったり通販したりせずに海から採取してくれば良いのではと考える方も沢山います。沖縄ならそのまま使えるような状態のものが確かに採取出来るのですが、実は勝手に採取することは禁止されているのです。ライブロックには貴重な生き物が付いていることが多く、環境への悪影響が有りうるという理由からです。ですので、現在販売されているものはインドネシア等から輸入されているものとなっています。


レプリカを沈めてライブロックを作る場合も

天然のものを採取してはいけないのであれば、人工物を沈めておいて、生き物が付着したら使えば良いのではないかと考えますよね。実はこれは石垣島などで現在行われており、擬岩を作って数か月から数年ほど沈めて熟成させて販売されています。ただし、このやり方はやはり貴重な生き物を持っていってしまいますので、本当に問題無いのか疑問視する見方もあるようですね。

ライブロックを入れる量

ライブロックはある程度入れた方が良い

ライブロックは高額なものも多々ありますので、少ししか入れない方もいます。それでも入れないよりは浄化効果がありますが、十分な浄化能力とは言えません。目安として、水槽の5分の1程度は入れた方が良いとされています。

入れ過ぎには注意

逆に、水槽内にライブロックを入れ過ぎると悪く作用することもあります。入れ過ぎてしまうと水の流れが悪くなってしまい、淀んでしまうのです。水が淀んでしまうと、悪い菌が増えることもありますので、流れが悪くないかをチェックすることが大切です。

ライブロックのキュアリングとは?

キュアリングの必要性

ライブロックを購入したらキュアリングをしましょう。キュアリングとは、ライブロックに付いている、水槽内に入れたくない生き物、または入れると死んでしまう生き物を先に出してしまう作業のことを指します。お店によっては既にキュアリング済みの場合もありますので、購入する際に確認してみて下さい。

カニが水槽を崩す可能性もある

キュアリングで出したい生き物の一つがカニです。カニは魚を食べてしまったり、レイアウトを崩してしまうこともありますので、キュアリングが必要となります。中には魚を食べない小さな種類のカニがいることもあり、コケを食べてくれたりもするのですが、基本的には出した方が良いでしょう。キュアリングしても中々出てきてくれない場合は、ライブロックを振り回して無理矢理出す方法もあります。

シャコに要注意!

カニ以上に出しておかなければいけないのがシャコです。カニも中々攻撃力がありますが、シャコは非常にパンチ力が強く、人間でも危険なほどです。魚が食べられてしまいますので、カニ同様に出しておきましょう。中にはシャコが可愛いと感じる方もいますので、そういった場合は別の水槽で育てるのも良いですね。シャコが出てきてくれない場合は、シャコがいる部分だけ熱湯をかける、またはハンマーで砕くといった方法があります。

ウミケムシには毒がある

ゴカイの仲間もよく出てくるのですが、中には魚を襲う種類もいますので出しておきましょう。画像のウミケムシは非常に大きく、実は毒を持っていますので触る時には注意が必要です。もし見つけたら、直接触らずにピンセットなどで取り出しましょう。

ウニは水槽を傷つける

画像のようにウニが付いていることもあります。ウニも育てたい方は育てても構いませんが、アクリルの水槽ですと傷が付きますのでご注意下さい。また、種類によっては毒があったりと危険ですので、十分気を付けましょう。

キュアリングのやり方

エアレーションにかけて放置

上記の動画では、ライブロックをキュアリングしている様子が紹介されています。動画のように、海水に入れて、強めのエアレーションや水流ポンプを当てて、1週間ほど放置しておきましょう。最初は汚れが出ますので、その都度海水を変えて、綺麗になるまで放置します。汚れが出ず、匂いも問題無ければ水槽に入れましょう。このタイミングで、余計な生き物がいないかもチェックしておいて下さい。

水槽で直接キュアリング

立ち上げたばかりで、まだ水槽内に何も入っていない状態であれば、直接水槽に入れてキュアリングをしても構いません。ただし、結局海水を変えたり水流ポンプを使用したりするのは変わりませんので、別でキュアリングをする方がオススメです。

ライブロックのレイアウト

ガラスにはくっつけない

キュアリングをしたらいよいよレイアウトしますが、組み方はもちろん自由です。理想の組み方をイメージして置いていきましょう。ただし、水の流れが悪いと水質が悪化してしまいますので、基本的な組み方として、壁にライブロックをくっつけないことが大切です。また、下の底砂への接地面積も少ない方が良いでしょう。


レイアウトは形に合わせて

ライブロックは様々な形がありますので、形に合わせた組み方をしましょう。画像のようなアーチを作る組み方は定番でオススメです。こうした隙間に魚が通るのはとても可愛い光景ですので、是非試してみて下さい。画像は両サイドに土台を置く組み方となっていますが、真ん中を盛る山型の組み方や、片方だけ盛り上げる組み方など、色々な組み方があります。

ライブロックに魚病薬は危険

ライブロックを入れてしばらく海水魚飼育をしていると、魚が病気になってしまうこともあるかもしれません。魚が病気になった場合は薬を使って治療をするのですが、実はライブロックが入った水槽に薬を入れると、弱い生き物が死んでしまう可能性があります。ライブロックが入っていても使えるものもありますので、使う際はご注意下さい。

ライブロックにコケが生えている場合は?

ライブロックには普通はコケが生えない

もしライブロックにコケが生えているなら、それは悪い状態です。ライブロックは基本的にコケが生えないもので、コケが生えているということは、コケが生えている部分は活動していないということ。つまり、コケが生えている場合は死んでいる可能性があるということです。海藻が生えているのは問題無いのですが、コケが生えている場合は、そのライブロックがちゃんと生きているか確認してみましょう。

ライブロックにコケが生えた場合

コケが生えてしまうと、その内部は腐敗してしまいます。一度水槽からバケツに移してコケの処理をしてあげましょう。完全に死んでいる場合は難しいのですが、一部だけコケが生えているのなら、まだ復活するかもしれません。

ライブロックに関するTwitter

最初のレイアウトが大切

こちらは上手くレイアウトが出来た様子が紹介されています。レイアウトは一旦組むと後で直しにくいので、最初にしっかり作り込むのが大切です。焦らずにじっくり考えましょう!

小さなカニが棲むライブロック

こちらのツイートでは、ライブロックの中に小さなカニが沢山棲んでいることが書かれています。カニは種類によっては危険なのですが、サイズが小さいものであれば魚を食べません。そのようなカニであれば、そのまま飼育しても良いでしょう。

まとめ:ライブロックとは?

今回の「ライブロックとは?水槽に入れるべき理由やキュアリングの方法を解説!」はいかがでしたでしょうか?ライブロックの効果や使い方などを解説させて頂きましたが、興味深いアイテムでしたよね。出来ればお店で購入した方が良いのですが、お近くにない場合は通販も検討してみましょう。理想のレイアウトになるよう、じっくり選んで下さいね!

ライブロックが気になる方はこちらもチェック!

今回はライブロックについて解説させて頂きましたが、他にも熱帯魚・海水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。