沖縄最強の淡水魚「マダラロリカリア(プレコ)」とは?食べられるの?

沖縄最強の淡水魚「マダラロリカリア(プレコ)」とは?食べられるの?

沖縄のマダラロリカリアという魚をご存知ですか?別名プレコとも呼ばれるこの魚、沖縄最強と言われるには理由があります。そして釣りはできるか、料理にしたら美味しいのかと謎は尽きません。そんなマダラロリカリア=プレコの疑問を解消します。

記事の目次

  1. 1.マダラロリカリア=プレコの特徴的外見
  2. 2.マダラロリカリアの生態に迫る
  3. 3.南米大陸のアマゾンからの使者プレコ
  4. 4.マダラロリカリアの問題点
  5. 5.沖縄ではどこに生息しているか
  6. 6.マダラロリカリアの釣り方
  7. 7.マダラロリカリアのさばき方
  8. 8.マダラロリカリアの美味しい料理①
  9. 9.マダラロリカリアの美味しい料理②
  10. 10.マダラロリカリアの美味しい料理③
  11. 11.沖縄に行ったらマダラロリカリア!

マダラロリカリア=プレコの特徴的外見

沖縄に住んでいない人は、マダラロリカリアを始めて目撃するかもしれません。その奇妙で禍々しい外見には、きっと度肝を抜かれてしまいますよ。

遠目に見ても魚にしては特徴的な巨大なひれ

水中に泳いでいる姿を目撃するだけでも、マダラロリカリアだとすぐに認識できるのは、魚にしては巨大なひれがあるから。手足のように両側にくっつく胸ビレと腹びれ。看板のようにして誇示する巨大な背びれ。うちわのように巨大な尾ひれ。マダラロリカリアをひと目見れば判別できるというのは、こんな特徴があるからです。

鎧をまとった屈強な巨大魚

マダラロリカリアは姿は、一般的に鎧をまとっているようだと例えられ、ヨロイナマズの異名があります。巨大な頭、全身の黒い色と摩訶不思議な模様で覆われた、頑丈でザラザラなウロコ。巨大なひれを持つ姿は、まさに鎧を身につけたプレデターや、黒い甲冑の武士を思わせてくれます。

マダラロリカリアの生態に迫る

そんなマダラロリカリアは、沖縄県の川で一体どんな生態を持っているのか、分からないことだらけ。だから一つ一つ解明していきます。

別名をプレコとも呼ばれている

マダラロリカリアは、日本語でまだら模様のロリカリア(Loricariidae) という意味です。別名はプレコストムス (Plecostomus) という名前ですが、簡略化してプレコと呼ぶほうが一般的です。沖縄ではヨロイナマズと呼ぶことは一般的です。日本では観賞用として、水槽で飼育している愛好者がいます。

プレコはナマズの淡水魚である

巨大なひれが特徴だから、率直に考えてカサゴの一種かと思ってしまうところです。しかしマダラロリカリアはナマズの一種で、熱帯や亜熱帯の暖かな淡水域に生息しています。顔をまじまじと見れば、確かに口元にヒゲが2本生えているので、ナマズの仲間なことが分かります。

10年生きて50センチをこえる巨大さ

そんな鎧をまとったマダラロリカリアは、10年ほども生きることが知られています。長生きになってくると、大きな個体では体長50センチを超えるほどに巨大化しています。その大きさから釣りごたえがあり、プレコ釣りを好んでいる沖縄人も珍しくはありません。

口が吸盤になって岩に張り付く

口は完全に頭部の真下に位置しているのも特徴的です。プレコの口は180度に円形に開き、吸盤としての役割を持っています。川では岩場に張り付くことによって、体を固定させることができます。ガラスの水槽の中の姿を見れば、ぺったりと張り付いている様子が分かります。

南米大陸のアマゾンからの使者プレコ

奇妙な魚だけれど、沖縄ではすっかりお馴染みになってしまったマダラロリカリア。実はこの魚は外国からやってきた外来種なのです。

原産地は南米アマゾンな外来種

マダラロリカリアの原産地は、南米大陸のブラジル、アマゾン川マデイラ支流。アマゾン川をはじめとして、南米大陸の熱帯気候の淡水域に生息していた魚でした。高度経済成長期には日本で外来種の熱帯魚ブームが始まり、世界中の魚類が輸入されましたが、マダラロリカリアは食用として、日本に持ち込まれるようになります。

プレコにも色んな種類がいる

沖縄ではマダラロリカリアという種類のプレコが一般的ですが、熱帯のアマゾン川には多種類のプレコがいます。1メートルを超える巨大なアカリエスピーニョ。大型になるセルフィンプレコやロイヤル・プレコ。中型のオレンジフィンカイザープレコ。小型のインペリアル・ゼブラ・プレコなどです。

マダラロリカリアの問題点

その外見的な特徴から、魅力的なマダラロリカリアではありますが、外来種であるがために色々と問題を引き起こしているといいます。

どうしてプレコは沖縄の川に定着したのか

熱帯の外来種なので、日本の本土の寒い季節には適応できませんでした。しかし沖縄は真冬でも気温や水温が20度前後を維持している亜熱帯気候に属しています。しかも沖縄には、アマゾンのワニみたいな天敵も存在していません。こころない飼い主が川に投棄した結果、沖縄にうじゃうじゃと定着することも必然的でした。

マダラロリカリアが捨てられてしまう理由とは

この魚は水槽で飼うと、水槽内にこびりついた苔を根こそぎお掃除してくれます。だから手間いらずの水槽を手にしたい、観賞魚愛好家が、大勢この魚を飼い始めます。しかしあまりに大きくなると手に余るようになり、捨てられてしまうケースが後を絶たないといいます。

生態系を変える外来種で問題視

マダラロリカリアという外来種が、沖縄本来の淡水系の環境を変えてしまうとして、ずっと問題視されて来ました。淡水の水草を食べるのみならず、沖縄に固有の小魚なども根こそぎ食べてしまうためです。川では数え切れないほど、繁殖して並び泳ぐ様子が見られます。外来生物法では要注意外来生物に指定され、駆除の対象とも見られているのです。

沖縄ではどこに生息しているか

マダラロリカリアの生息範囲は、具体的にはご存知でしょうか。沖縄に行ったら何処で見たり釣ったりできるか、知っておきましょう。

マダラロリカリアの生息範囲

出典: http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/50130.html

国立環境研究所によれば、マダラロリカリアの生息地は日本国内の沖縄県に限定的です。特に沖縄本島を中心とした南西諸島の淡水域に生息していて、それ意外の場所では確認がされていません。熱帯気候や亜熱帯気候に定着する魚なだけに、冬に水温が低下してしまう沖縄以北の土地では、卵も稚魚も成長できないと見られます。

沖縄のこんなところにいるプレコ

沖縄本島の中部から南部にかけて淡水の河川であれば、何処にでも見られるのがプレコです。例えば沖縄中部の嘉手納町に流れている比謝川、那覇市の中心市街地を流れている安里川などで、プレコが泳いでいる姿が見やすいでしょう。那覇に行ったら川を覗き込んでみてください。

マダラロリカリアの釣り方

そんな沖縄最強の釣りごたえがあるマダラロリカリアは、格好の釣りのターゲットになります。どんな道具を用意すべきでしょうか。

ルアーで釣れるマダラロリカリア

沖縄で釣りをする時は、バスロッドやトラウトロッドなど、ルアーフィッシングの竿や道具を使うことができます。竿は振り出し竿も最適で、3.5~5メートル程度のものが良いです。ルアーはワームやミノーなど、ごく一般的なものを使います。

マダラロリカリアの釣法

マダラロリカリアは水底にじっとしている個体、餌を求めて動き回る個体、水面に上がってきている個体など、個々の動きを見分けることができるポイントが多いです。水底で動き回っている場合はお食事中な個体です。ルアーを近づけて生物のように動かすことでヒットしやすくなります。

ウキ釣りでの釣り方

ウキ釣りでも小型リール付きのスピニングロッドや、振り出し竿を使って問題ありません。エサは練りエサ、ミミズ、パンの耳を水でこねたものなどが一般的です。マダラロリカリアは水底でモグモグしているので、竿をたらして水底にエサがセットされるように調節します。

プレコ釣りなら沖縄こどもの国に行ってみる

那覇中心部から車で30分、沖縄市の「こどもの国」は、動物園と遊園地が合体したレジャー施設。そして沖縄でも数少ない、釣り堀のある場所です。釣り堀では竹竿とエサ付きのウキ釣り道具が、200円でレンタルされているので、手ぶらで訪れてもok。マダラロリカリアのほか、ティラピア、フナなど多種の魚が釣れます。制限時間が無いので、ずっと入り浸ることができます。

マダラロリカリアのさばき方

特定外来種は美味しく食べて駆除を進めるべきでしょう。しかし非常に硬いウロコをもっているマダラロリカリアなだけに、普通の魚のさばき方より難易度が若干高めです。

マダラロリカリアは泥抜きをする

マダラロリカリアはナマズなので、体が泥臭く、体内にも泥を溜め込んでいます。それを取るために、1日か数日、生きたまま清浄な淡水の桶に入れて、泥抜きをすることも通常の方法です。

下ごしらえには金切りバサミと軍手が必須

全身が堅牢な鎧なため、普通の包丁を体の何処にも入れることができません。したがってマダラロリカリアの頑固な鎧をさばく時には、金切り鋏、骨切り鋏という切断可能なハサミを用意します。また、全体にザラザラ、トゲトゲしているので、解体中に指先を痛めてしまいます。軍手を用意するのがベストです。

お腹側からさばいて三枚に卸しペンチで骨抜き

お腹側に金切りバサミを入れて、お腹全体の鎧を切り取り、内臓を取り出します。いったん穴が開けば、なんとか通常の包丁を入れることができます。全体のウロコ付きの皮を引く、というより少しづつ解体して取り外していきます。特有な紅白色した身を三枚におろしたら、小骨は骨切りでも良いですが、ペンチで抜いていくのも良いです。

プレコは卵も食べられるけど味はどうか

マダラロリカリアは、お腹の中に入っている卵も食べることができます。下ごしらえする過程で卵を見つけますが、これは一応料理しておいて損はしません。しかしウェブ上では、あまり卵の情報が見当たりません。食べ方は色々工夫してみてください。

マダラロリカリアの美味しい料理①

マダラロリカリアのムニエル

ムニエルとは、魚の切り身に塩コショウ味を付け、小麦粉をまぶして両面をカリッと焼いた魚料理の食べ方。強敵なマダラロリカリアでしたが、ここはムニエル料理で勝負を決めてみませんか。さっぱりとした味わいになる、レモン汁をかける食べ方が特におすすめできます。

マダラロリカリアのムニエルのレシピ

三枚におろした身は、お好みで赤ワインに浸します。塩コショウをまぶして下味を付けるだけでも良いです。身に小麦粉をまぶしたら、フライパンにバターかサラダ油を敷いて、両面焼きをします。マダラロリカリアの卵も、一緒に焼いてみましょう。ムニエルなら、タルタルソースなどで、美味しくいただくことができるでしょう。

マダラロリカリアの美味しい料理②

マダラロリカリアのアラ汁

アラ汁とは、いろんな魚を三枚おろしにした時に出る、切り身意外の部位を使った食べ方です。マダラロリカリアのアラ汁を料理する場合、頭を含む硬い鎧の部分は、あまりアラ汁にはおすすめしません。中骨と切り身を使ったアラ汁を作ってみませんか。

マダラロリカリアのアラ汁レシピ

材料はだいこん、ねぎを用意します。鍋でかつおだし、だいこんを煮て、アクを取ります。煮えたらマダラロリカリアの身と中骨を入れて、ネギの白い部分をぶつ切りに、お酒も入れます。味噌を加えて味を調節し、ひと煮立ちさせます。うつわに盛り付け、刻みネギを乗せたら完成です。

マダラロリカリアの美味しい料理③

マダラロリカリアの唐揚げ

マダラロリカリアの食べ方としては、唐揚げはすぐに思いつく手軽な料理です。ロリカリアなだけに、カリっと揚げてみるのがベストです。沖縄風味にするならレモンではなく、シークワーサーを絞ってみてください。

マダラロリカリアの唐揚げのレシピ

まずマダラロリカリアの身は、食べやすい大きさに切ります。しょうゆ、塩、コショウ、お好みで生姜で下味をつけましょう。片栗粉をまぶしたら、170度の高温でカラッと揚げます。ソースはチリソースで辛く、酢の餡をかけて甘酸っぱくする食べ方もできます。

沖縄に行ったらマダラロリカリア!

そこらへんにうじゃうじゃいるレベルな、沖縄のマダラロリカリア=プレコのことが、十分理解できたでしょうか。外来種だから邪魔者として扱われることもある不遇な魚ではありますが、釣り上げて楽しく、美味しい食べ方のできる価値の高い魚でもあります。沖縄旅行で暇があれば、マダラロリカリア釣りやアイデア料理で楽しんでみませんか。

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はぐれ猫
ライター

はぐれ猫

都会から離れた田舎で暮らす、はぐれ猫です。幼少時から地理が好きという特徴も活かしつつ、キャンプやトラベルスポットの紹介が得意分野です。しかし身近なDIY等含め、興味深い話題の紹介も怠りません。


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