1.どれくらい練習すればいい?
体重やこれまでの運動経験によって必要な練習量が異なるため、一概にはいえません。ライター自身のことを例に挙げると、以下の通りです。
・学生時代は運動経験なし
・30歳ごろにマラソンや自転車を趣味にしていた
・ここ数年は運動不足気味
マラソン経験から自分自身の体力が落ちていることは理解していたため、長時間自転車に乗ることに身体を慣らすように意識しました。
自分の体力に合わせて無理をしない
トレーニング期間や負荷はあまり無理がないように計画しました。トレーニングのポイントは以下の通りです。
・どれくらい前から?:アワイチの2週間前から開始
・トレーニング内容は?:最初は1時間(約20km)ほど疲労が残らないような負荷から、ゆとりがあるときは2〜3時間(約40〜60km)を目安に長時間乗るように心がけた
・2週間のうち何回自転車に乗った?:10回。疲労感があるときや忙しいときは乗らなかった
ライター自身はロードバイクにほとんど乗ったことがありません。そのため、速く走るのではなく、ロードバイクに乗り続けられるようになることを意識しました。
ロードバイク初心者でも淡路島一周「アワイチ」はできるのか?ライターが実際に走った体験をもとに解説!
ライター自身は、ロードバイクを手に入れて1週間の初心者です。練習はこれまでに乗っていた自転車を併用しながら、約2週間の準備期間でアワイチに挑...
2.淡路島までの移動手段は?
淡路島までの移動手段は“高速道路(車)”と“ジェノバライン(高速船)”“高速バス”の3つに限られます。それぞれの注意点を解説しますので、訪れる前にチェックしておきましょう。
高速道路(車)
車の場合は明石海峡大橋を通り、淡路ICで淡路島に上陸します。自転車に乗るためには車をどこかへ停めなければなりませんが、道の駅への長時間駐車は避けてください。岩屋周辺にはコインパーキングが点在していますので、そちらを利用しましょう。
主に使われる駐車場としては以下の3か所が挙げられます。
・岩屋ポートビル駐車場
・東浦バスターミナル駐車場
・美湯(ビュー)松帆の郷 サイクリスト専用無料駐車場
この中でも「岩屋ポートビル駐車場」は、スタート地点に設置されているモニュメントがすぐ側にあるため、特におすすめです。
ジェノバライン(高速船)
ジェノバラインは、明石港と岩屋港を結ぶ高速船です。約13分で明石海峡を渡ることができます。自転車で訪れるために必要な料金は、片道「乗船料+自転車料金(550+260=810円)」です。
運行時間は平日は5〜23時、土・日祝日は6〜23時、1時間に1〜2本の運行ダイヤ。天候や海上状況によって時間通りの運航ができない・運休となるおそれがあることに注意が必要です。
高速バス
高速バスは、四国から淡路島に渡る場合に使える移動手段です。運賃は660円、積載は各便7台までと制限があります。また、現在は平日のみのダイヤとなっているため、週末を利用してアワイチをしようと検討している人には不向きです。
3.交通量や走りやすさは?
交通量に関してはそこまで多くはありません。渋滞や混雑した場所はほとんどなかったように思います。また、走りやすさに関しては岩屋から淡路ワールドパークONOKOROまでは道も太く、平坦な道が40km程度続きます。しかし、由良を超えると車通りが急に少なくなり、登坂道ゾーンへ突入します。登坂道は走行が辛くなるだけではなく、道幅が狭く、釘やガラス片が落ちていることもあるため、足元にも注意を払いながら走行しましょう。
4.迷わずに走れる?
「アワイチ」は一般的に淡路島を時計回りで一周するため、基本的には左へ進路を取れば迷いません。また、わかりにくい分岐点に関しては標識や道路ペイントで示されており、困ることも少ないでしょう。もしも、迷いそうな場所があれば、一旦止まって地図を確認してから進むと安心です。5kmごとに岩屋からの距離標が設置されていますので、計測アプリを使わなくても視覚的に走った距離がわかります。
5.路面は荒れていない?
路面状態の所感は以下の通りです。
・前半は道が整備されており、走りやすい
・登坂ゾーンはパンクに注意
・南部は凸凹がある場所も
・西部〜ゴールも比較的整備されている
アワイチ以外にも、平坦路や観光地を巡るコースがいくつもありますので、体力と経験に応じて無理のない計画を立てることが楽しむためのポイントです。
6.もしもトラブルに遭ったら?
パンクなど、自分で対応できるトラブルに関しては事前の準備で対応できます。しかし、体調不良や自分で対応できない故障などは、ピックアップしてもらわなければ帰れないおそれもあるでしょう。
そんな場合に備えて、淡路島観光協会が公表しているページをブックマークしておくと安心です。
7.アワイチ以外のルートはある?
ロードバイク初心者が150km、10時間を超える走行は苦痛に感じるでしょう。淡路島はアワイチ以外にも、観光やグルメを楽しめるスポットがたくさんあります。自分が巡りたいスポットをいくつかピックアップし、点と点をつなぐようにルート設計してみるのも面白いかもしれません。
淡路島観光協会がモデルコースを示してくれていますので、参考にしてみてください。
気になるポイントを知って「アワイチ」を楽しもう!
淡路島を自転車で一周する「アワイチ」へ挑戦する前に知っておきたいポイントを解説しました。初心者は「自転車に長時間乗る」ことから始めて、身体を慣らしていきましょう。また、移動手段や路面状況、ルートプランについても解説しましたので、自分に合った楽しみ方を検討するときの参考にしてみてください!
サイクリングが気になる方はこちらもチェック!
当サイトでは、淡路島一周「アワイチ」で気になる7つのことを解説!事前準備の参考に!以外にも、サイクリングに関することを取り扱った記事がたくさん掲載されています。気になる方はチェックしてみてください。
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出典:ライター撮影