東北の冬のツーリングコースをご紹介!
冬におすすめのツーリングコース&スポットを厳選!
東北エリアは海や山、渓谷など自然豊かな場所が多くあり、絶景を堪能しながらツーリングが楽しめる人気スポットがそろう地です。
冬には積雪や路面凍結、冬季通行止めなどにより走行できるスポットが限られますが、その中から厳選して冬でもツーリングが楽しめる東北のおすすめコースと絶景スポットをご紹介します。冬の東北をバイクで爽快に走行しましょう。(当記事は2022年10月18日時点での情報に基づいて作成しています)
東北の冬のツーリングの注意点
今回ご紹介するツーリングコースは、降雪や路面への積雪が比較的少ないエリアを選んでいますが、天候によっては路面凍結や積雪する場合もあります。
雪が降ったあとや雨上がりなどは避けて、晴れが続いた日を選ぶなど、ツーリングの日程を決める際にはコース付近の天候に注意してください。また、走行前には道路状況や通行止め情報など、最新の情報を確認してから出発しましょう。
東北の冬のツーリングのポイント
東北エリアでの冬のツーリングは、朝晩に路面が凍結したり気温が低かったりするため、長距離ではなく、お昼を挟んだ暖かい時間帯に移動ができる短距離コースがおすすめです。
道路の渋滞などで思いがけず時間がかかってしまったり、天気が急変した時には無理をせず、途中でコースを変更して安全に走行してください。また、気温が低いため服装にも注意しましょう。
福島県:海沿いを進むコース
いわき市の海沿いツーリングで東北の冬を満喫!
東北エリアの南部に位置する福島県いわき市は降雪する日が少なく、冬のツーリングにおすすめです。
ここでは、「道の駅 よつくら港」からスタートして灯台やタワーからの絶景を楽しみながら「いわき・ら・ら・ミュウ」まで向かう、走行距離25kmほどのツーリングコースをご紹介します。
①スタート地点「道の駅 よつくら港」
「道の駅 よつくら港」は、常磐自動車道「いわき四倉I.C.」から15分ほどの場所にある、太平洋に面した道の駅です。
トイレの利用はもちろん、海鮮料理や麺類を堪能できるフードコートもあり、ツーリングの出発地点に最適。また、いわき市内の情報を発信するコーナーもあるので、立ち寄っておきましょう。
道の駅よつくら港
- 住所〒979-0201
福島県いわき市四倉町5丁目218-1 - 電話番号0246-32-8075
- 公式サイトURLhttp://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1001000001150/index.html
②のぼれる灯台「塩屋埼灯台」
道の駅から海沿いを13kmほど南下した場所にある「塩屋埼灯台」は「のぼれる灯台」のひとつで、太平洋の絶景をながめられる人気のスポットです。
参観寄付金として300円が必要となりますが、灯台踊場からの雄大な景色や資料展示室の見学を楽しみましょう。
塩屋埼灯台
- 住所〒970-0223
福島県いわき市平薄磯宿崎34
③東北の絶景「三崎公園 いわきマリンタワー」
灯台から海沿いをさらに10kmほど南下した場所にある「三崎公園」は、タワーや広場、バーベキュー場など、さまざまな施設がそろう自然豊かな公園です。
園内にある「いわきマリンタワー」では、パノラマの絶景がながめられます。一般料金は330円で、第3火曜日(祝日以外)と1月1日は休館となるので注意しましょう。
三崎公園
- 住所福島県いわき市小名浜下神白字大作93
- 電話番号0246-53-2448
- アクセス常磐自動車道「いわき湯本IC」より20分
④食事とお土産に最適「いわき・ら・ら・ミュウ」
三崎公園から2kmほどの場所にある「いわき・ら・ら・ミュウ」は、いわき市ならではの海産物や工芸品が豊富にそろっていて、食事やお土産の購入におすすめです。
また、「小名浜港観光遊覧船」の発着所があり、約50分間のクルージングも楽しめます。ですが出航が不定期のため、事前に確認しておきましょう。
いわき・ら・ら・ミュウ
- 住所〒971-8101
福島県いわき市小名浜字辰巳町43-1 - 電話番号0246-92-3701
宿泊や日帰り入浴は「いわき湯本温泉」へ!
「いわき・ら・ら・ミュウ」の最寄りのインターチェンジは常磐自動車道の「いわき湯元I.C.」で、20分ほどの距離となります。
「いわき湯元I.C.」付近には立ち寄り湯スポットがそろう「いわき湯本温泉」があり、じっくりと体を温めてから帰路につくのもおすすめ。また、余裕を持ってツーリングを楽しみたい時の宿泊スポットにも最適です。さまざまなスタイルの宿がそろっているので、事前にチェックしておきましょう。
いわき湯本温泉
- 住所福島県いわき市常磐湯本町
- 電話番号0246-42-4322
宮城県:牡鹿半島を一周するコース
「牡鹿コバルトライン」で東北の冬の半島を満喫!
東北エリアの宮城県にある「牡鹿コバルトライン」(宮城県道220号線)は、太平洋に突き出すような形をした牡鹿半島を縦走する人気のツーリングコースです。
女川町から牡鹿半島の南端まで続く走行距離30kmほどのコースで、帰路は来た道を戻るほか、宮城県道2号線を北上して石巻市方面へと向かう牡鹿半島一周コースも組めます。ここでは、「牡鹿コバルトライン」でおすすめのスポットをご紹介します。
①東北の半島の絶景「おしか御番所公園」
「おしか御番所公園」は、江戸時代に見張り所の「仙台藩唐船番所」を設置していた地で、牡鹿半島の自然豊かな景色とともに、海に浮かぶ「金華山」の絶景を堪能できます。
「金華山」には鮎川港から、日曜日のみ発着する定期船や、不定期運航のモーターボートでアクセスが可能です。運航していない場合もあるため、利用する際には事前に確認しておきましょう。
おしか御番所公園
- 住所宮城県石巻市鮎川浜黒崎
- 電話番号0225-93-6448
- アクセス三陸自動車道「石巻女川IC」より65分
②東北で人気の猫スポット「田代島」
牡鹿半島の西側の海に位置する「田代島」は、猫好きに人気のスポットです。周囲11kmほどの小さな島にはたくさんの猫がいて、中でも島内に2ヶ所ある港では愛らしい姿を間近に見ることができます。
猫を祀った「猫神社」などもあるので、ゆったりと散策を楽しみましょう。「田代島」には鮎川港から船で向かうため、運航日と時刻を事前に確認してください。
田代島
- 住所〒986-0023
宮城県石巻市田代浜
「おしか家族旅行村 オートキャンプ場」で宿泊!
船に乗って金華山や田代島での観光も楽しみたい時には、「おしか家族旅行村 オートキャンプ場」に宿泊するのがおすすめです。
トイレや炊事場はもちろん、無料温水シャワーや無料コインランドリー、ゴミ捨て場を完備しています。また、レンタル品も充実しているので、荷物を減らしたいバイク旅でも安心して利用できるのも人気のポイントです。
好みのサイトで東北の冬キャンプを満喫
テントサイトはオートサイトとフリーサイトがそろいます。冬の寒さが心配な時やゆっくりと過ごしたい時には、暖房や寝具などを備えたケビン棟がおすすめです。
それぞれのサイトやケビンにより料金が異なるため、設備などをしっかりと確認してから予約を入れて、好みのスタイルで牡鹿半島の自然を満喫しましょう。
おしか家族旅行村オートキャンプ場
- 住所宮城県石巻市鮎川浜駒ヶ峯1-1
- 電話番号0225-45-3420
- アクセス三陸自動車道石巻河南ICより約1時間
- 公式サイトURLhttps://www.oshika-campingpark.jp/
岩手県:三陸海岸沿いのコース
宮古市の海岸ツーリングで冬の東北を満喫!
東北エリアの宮城県の太平洋側に位置する宮古市は降雪する日が比較的少なめで、冬のツーリングにおすすめです。とはいえ、天候によっては路面に積雪することもあるので天気予報を確認したり、当日に急変した場合にはツーリングを中止するなどして、安全を心がけましょう。
ここでは、「道の駅 たろう」を出発して三陸海岸の絶景を楽しみながら「道の駅・みなとオアシス みやこ」まで向かう、走行距離17kmほどのツーリングコースをご紹介します。
①スタート地点「道の駅 たろう」
「道の駅 たろう」は三陸沿岸道路の「田老南I.C.」または「田老真崎海岸I.C.」から3分ほどの場所にある道の駅です。トイレや食事処があり、ツーリングの出発地点に最適です。
また、近くには「津波遺構たろう観光ホテル」など、東日本大震災の震災伝承施設もあるので、立ち寄ってみてください。
道の駅 たろう
- 住所岩手県宮古市田老2-5-1
②東北の海上から絶景を満喫「宮古うみねこ丸」
道の駅から三陸海岸沿いに15kmほど南下した「浄土ヶ浜」と「出崎ふ頭」に発着所がある「宮古うみねこ丸」は、浄土ヶ浜を船上から観光できる人気の遊覧船です。
「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」が2021年1月に運航終了したあと、2022年7月から運航を開始したばかりの遊覧船で、東北の海の絶景を満喫できます。観光や食事をゆっくりと楽しみたい時には「浄土ヶ浜」から乗船するのがおすすめです。「青の洞窟」をめぐる「さっぱ船」は冬季休業のため注意してください。
宮古うみねこ丸
- 住所〒027-0004
岩手県宮古市臨港通1-20 シートピアなあど内 - 電話番号0193-65-8856
③食事と絶景を堪能「浄土ヶ浜レストハウス」
遊覧船の発着所付近にある「浄土ヶ浜レストハウス」は、白い岩と青い海の絶景が広がる浄土ヶ浜の絶景をながめながら食事ができるスポットです。
三陸産の海の幸を使ったラーメンや海鮮丼をメインに、浄土ヶ浜の岩をイメージしたカレーやおにぎりなどのご当地メニューがそろいます。周辺での散策や遊覧船に乗船したあとに、ゆっくりと食事を楽しみましょう。
浄土ヶ浜レストハウス
- 住所〒027-0001
岩手県宮古市日立浜町32 - 電話番号0193-62-1179
④お土産購入に最適「道の駅・みなとオアシス みやこ シートピアなあど」
三陸沿岸道路の「宮古港I.C.」から5分ほどの場所にある「道の駅・みなとオアシス みやこ シートピアなあど」は、帰路につく前の立ち寄りスポットにおすすめです。
海が見えるレストランには丼物や麺類など、豊富なメニューがそろいます。また、海産物や地酒などもそろっていて、お土産の購入にも最適です。
道の駅・みなとオアシス みやこ シートピアなあど
- 住所〒027-0004
岩手県宮古市臨港通1-20 - 電話番号0193-71-3100
「浄土ヶ浜パークホテル」で宿泊!
余裕を持ってツーリングを楽しみたい時には、「浄土ヶ浜パークホテル」での宿泊がおすすめです。特におすすめなのが海側の客室で、絶景をながめながらゆったりと過ごせます。
夕食と朝食は、三陸エリアの海の幸と山の幸の旬の食材を使った料理を好きなだけ堪能できるビュッフェスタイルです。お風呂は温泉ではなく天然鉱石の人工温泉ですが、開放的な大浴場と露天風呂でツーリングの疲れを癒しましょう。
浄土ヶ浜パークホテル
- 住所〒027-0001
岩手県宮古市日立浜町32-4 - 電話番号0193-62-2321
冬の東北でツーリングを楽しもう!
冬の東北エリアで、絶景を堪能しながら爽快なバイク旅を楽しめるおすすめコースとスポットを厳選してご紹介しました。路面凍結や道路に積雪している時のバイクでの走行は危険を伴うため、必ず道路が乾いている天気のよい日を選んで、東北の冬のツーリングを満喫しましょう。
東北の人気スポットが気になる人はこちらもチェック!
東北エリアは、今回ご紹介した冬のツーリングコースのように魅力あふれるスポットが多くそろう地です。
ここでは、東北のパワースポットと、冬の東北でおすすめの観光スポット、道路の通行止めがないシーズンにおすすめの東北の絶景ツーリングスポットについてまとめた記事をご紹介します。東北の人気スポットが気になる時に、あわせて読んでみてください。
【得られるご利益別】東北のパワースポット人気17選!エネルギー溢れる温泉もご紹介!
東北地方は、海や山など自然が豊富にあるエリアで、四季を通して観光客に人気です。古くから信仰されるスポットや建造物がたくさん残り、それらはパワ...
冬の東北地方でおすすめの観光スポット15選!温泉や絶景など名所揃い!
冬の東北観光でおすすめスポットを紹介します。冬の東北地方は豪雪地帯の印象が強く観光に不向きにも見えますが、そんなことは全くなくおすすめの観光...
【東北・エリア別】絶景ツーリングスポット6選!おすすめの穴場コースをご紹介!
東北の絶景をバイクツーリングで堪能してみませんか?爽快な走りを楽しみながら素晴らしい景色を楽しめるコースが目白押しです。本記事では東北でおす...