スポーツクライミングの1つ・ボルダリング
スポーツクライミングの中で知名度が高いボルダリング
オリンピック競技にもなった「スポーツクライミング」には、「リード」・「ボルダリング」・「スピード」という3つの種目が存在しています。中でも最も身近で知名度が高いと言えるのが、ボルダリングでしょう。
日本国内では全国各地でボルダリングジムが営業しており、初心者から上級者まで、幅広い層の人たちが日々ボルダリングを楽しんでいます。反面、競技としての細かいルールは知らずに「何となく」見ている方は少なくないかもしれません。
スポーツクライミング・ボルダリングのルールは?
今回の記事では、スポーツクライミングの中の1種目である「ボルダリング」のルールや魅力について紹介いたします。オリンピック競技にも採用され、さらに注目度が高まっていると言えるボルダリングについて、見識を深めておきましょう。
ざっくりでもルールを頭に入れておけば、今まで以上にボルダリング観戦が楽しめるはずです。なお、本記事で取り扱っているルールは2022年7月28日時点のものとなりますのでご了承ください。
競技のルールについて知っておこう!
高さ5m以下の壁を登っていく競技!
スポーツクライミングの中でもボルダリングは、命綱を使わないという特徴を持っている競技です。高さ5m以下の壁に設けられたホールド・複数の課題を制限時間である4分ほどの時間以内にいくつ登れたかを競います。
他のスポーツクライミングの種目と比較するととりわけコースが難しいのも見逃せないポイントです。種目紹介の際に「極限まで難しく設定」といった文言で表現されることもあるほどです。
落下しても再チャレンジが可能!
同じくスポーツクライミングの内の1種目であるリードなどでは、落下した時点で挑戦終了・そこまでの高さが記録となりますが、ボルダリングはそうではありません。リードとは違い、仮に落下してしまったとしても制限時間内であれば再チャレンジが可能です。
そのため、観戦時は落下したからといって見るのを中断したりせず、むしろ制限時間いっぱいまで挑戦を続ける選手の雄姿を見届けましょう。
採点方法の基本は「完登数」!
最終的に順位を決めるのは、いくつ課題を登れたかの「完登数」です。完登数が多い順に順位付けがされていきますが、当然同数で並ぶケースも生じます。その際は、課題によって定められている「ゾーン」という高度に達した数で順位が決まります。
さらに、完登数・ゾーンどちらも同じ数だった場合は、完登した課題に挑戦した回数の少なさ、ゾーン獲得に要した挑戦回数の少なさが基準となります。
競技観戦時にはどんな魅力があるの?
1.アクロバティックな動き
ボルダリングでは、観戦している人たちを魅了するアクロバティックでダイナミックな動きを楽しむことができます。普通では考えられないような動きが見られるのは、スポーツクライミングの中でもボルダリングならではです。
手が届かない遠い位置にあるホールドに飛び移ったり、連続性のある動きなど思わず見入ってしまうような派手なムーブが堪能できるでしょう。そのため、ボルダリングは一度見始めたら目が離せない競技だと言えます。
2.選手それぞれの体格とムーブ
出場している選手たちの「体格」に注目してみるのも面白いのがボルダリングです。ただ、これはボルダリングに限った話ではなくスポーツクライミング全体に言える魅力だと言えます。長身で大きな選手がいるかと思えば、小柄な選手もいるなど実に多様です。
それぞれが自分の体格に合った攻め方、リーチを活かしたコース取りや小柄だからこそできるダイナミックなムーブなど、選手によってさまざまな動きが見られるのはボルダリングならではの魅力だと言えるでしょう。
ルールを学んでボルダリングを観戦しよう
今回の記事では、スポーツクライミングの1種目である「ボルダリング」のルールや魅力をチェックしてきました。ただ何となく見ているだけでもアクロバティックな動きなどで十分に楽しめる競技ですが、より深く楽しむのにはルールの理解が必要不可欠です。
全てを理解はせずとも、順位が決まる基準だけでも知っておけばより力を込めて応援・観戦ができるでしょう。今回の記事で注目してきた魅力とルールを意識しながら観戦を楽しんでくださいね!
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