宿泊登山はテント場の種類の把握が重要!
近年人気を集めるテント泊登山
近年は、登山の際にテント泊も楽しむスタイルが人気を集めています。自然の中でのんびりと過ごすことのできるテント泊は、アウトドアライフを満喫したい方にぴったりです。ただし、初めてテント泊をする場合は、初心者に最適な種類のテント場を把握しておくことが大切になります。
テント場の種類をチェックしよう
本記事では、初心者が確認しておきたいテント場の種類を解説します。また、初めてのテント泊でも安心・安全に過ごせるおすすめのテント場も集めました。登山初心者でも快適なテント泊を楽しむための参考にしてみてください。
一般的なテント泊場のタイプ
登山口タイプ
登山口の近くにあるテント場は体力の消耗が少なく、初心者でも安全に登山に臨めることから高い人気を集めています。初心者が利用することが多いため、山小屋や水回りなどの設備が整っているテント場が多く、快適に過ごせるのが嬉しいポイントです。
前日に登山口近くのテント場に泊まり、翌日朝早くから登山を開始すれば、通常の日帰り登山よりも長く歩くことができ、下山時の体力消耗も防げるでしょう。
ベースキャンプタイプ
山の中腹辺りに設けられたキャンプ場のことを指します。ここを拠点として、翌日の早朝から山頂を目指すのが基本的なスタイルです。標高の高い山にアタックする場合に適しており、登山やテント泊に慣れてきた中級者以上の方におすすめとなります。
早朝に山頂まで達したらキャンプ場まで戻って撤収・下山する必要があるため、メインのバックパックの他に身軽に動くことのできるアタックザックを用意しておくとよいでしょう。
稜線タイプ
登山で縦走を楽しみたい場合に最適なテント場です。稜線を歩いてテント場に泊まり、再び次のテント場を目指して稜線を歩いていくことが多いため、連泊を想定して装備を整えておく必要があります。縦走に慣れていない初心者にはハードルが高く、中級者から上級者向けのテント場の種類と言えるでしょう。
難易度は上がりますが、稜線上にあるテント場は非常に美しい星空や雲海を見られることもあり、テント泊の魅力を存分に感じられるのが嬉しいポイントです。
秩父エリアで初心者に最適なスポット2選
①:廻り目平キャンプ場
金峰山の登山口近くに位置し、初心者でも気軽に宿泊できるテント場として人気を集めているスポットです。敷地内には山小屋があり、便利な設備も整っているため、安心安全かつ快適に過ごせると評判を集めています。
奇岩群に囲まれ、金峰渓谷らしい景観を楽しめるのも嬉しいポイントです。雄大な景色を眺めながら、のんびりとテント泊を満喫できます。キャンプ場の中央ではイベントが開催されることもあり、賑やかな雰囲気が流れているのもポイントです。
トイレやシャワー場などの水回りも完備
敷地内には、山小屋だけでなくトイレやシャワーなどの水回り設備もしっかり完備されています。初心者でも快適に過ごすことができ、翌日までのエネルギーをチャージしておけるのが魅力です。初めての宿泊登山に便利なテント場を探している場合によいでしょう。
廻り目平キャンプ場の基本情報
廻り目平キャンプ場
- 住所〒384-1401
長野県南佐久郡川上村川端下546-2 - 電話番号0267-99-2428
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②:笠取小屋テント場
フラットな芝生エリアが広がり、テントに慣れていない方でも簡単に設営ができることで人気のテント場です。笠取山への登山口にほど近く、前日からテント泊をして翌日に登山を楽しみたいと考えている方に適しています。
テント場のすぐ近くには駐車場も完備しているため、車でのアクセスも可能です。バイオトイレや炊事場などの便利な設備が整っており、快適に過ごせると高い評価を集めています。
富士山も楽しめる絶景
テント場付近の展望台からは、富士山を眺められるのも嬉しいポイントです。テント泊を楽しむだけでなく、山ならではの眺望を満喫したい方に適しています。テント場内には食事に役立つテーブルやチェアが用意されていますので、ゆったりと景色を眺めながらアウトドア料理を堪能してみるのもよいでしょう。
笠取小屋テント場の基本情報
笠取小屋テント場
- 住所〒404-0047
山梨県甲州市 塩山三日市場2750-10 - 電話番号090-8581-9119
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八ヶ岳エリアで初心者に最適なスポット2選
①:青苔荘テント場
白駒池の畔にある、美しい景色を楽しめるテント場です。駐車場のほど近くに位置しているため、大きな荷物を運ぶ際も体力を消耗することなくアクセスできます。冬になると白駒池が凍り、湖の上から星空を楽しめるのも魅力です。
テント場内には山小屋があり、非常事態が起きた時にはすぐに対応してくれるため、初心者でも安全に利用できます。山小屋では旬の食材を使った料理を提供しており、グルメ好きの間でも人気です。
美しい苔の森も必見
白駒の池周辺は、美しい苔の森としても知られています。原生林の根元にさまざまな種類の苔が広がり、見るだけで心が癒やされると評判です。中には珍しい種類の苔もあるため、じっくり観察してはいかがでしょうか。
また、苔の森開き前夜祭や苔の観察会などのイベントも定期的に開催しており、他の登山家や現地の人との交流を深める機会もあります。
青苔荘テント場の基本情報
青苔荘テント場
- 住所〒384-0704
長野県南佐久郡佐久穂町八郡603 - 電話番号090-1423-2725
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②:黒百合ヒュッテ
黒百合平で通年営業しているテント場です。シラビソの樹林と黒百合の草原を楽しむことができ、雄大な景色を満喫したい場合に適しています。併設の山小屋ではカップケーキやおはぎなどのスイーツ、ラーメンやうどんなどの食事も提供しており、便利な設備も整っているため快適に過ごせるでしょう。
黒百合ヒュッテの基本情報
黒百合ヒュッテ
- 住所〒391-0013
長野県茅野市宮川8065-1 - 電話番号090-2533-0620
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意識しておきたいポイント
決められた場所以外でテント泊は非常事態の原因に
テント泊は、必ず決められた場所で行う必要があります。テント場以外のエリアでテントを設営するのは避けてください。整備されていない場所でテント泊をすると、害獣被害を始めとした非常事態のリスクが高まり、安全を確保できなくなります。
早めに到着して設営を始める
登山泊は、早めにテント場に到着して日が暮れる前に設営を終えるのが基本です。休憩できる時間を長めにとることで体力を回復させ、翌日の登山に備えるようにしてください。テント場に着くまでの時間をきちんと計算し、計画を立てておくことが重要です。
風上側を最初に留める
標高の高い場所は風が強く吹くことも多く、テントをうまく設営できない場合もあるでしょう。そのため、テントを設営する際には風上側を先に留めるようにしてください。風上を最初に留めておけば強い風が吹いてもテントが煽られることが少なくなり、設営しやすくなります。
テント場の種類を確認して登山を楽しもう
初心者が登山泊をする場合は事前にテント場の種類を把握し、安心して過ごせる場所を選ぶことが大切です。初心者にぴったりなテント場の種類としては、登山口タイプが挙げられます。登山口からすぐ近くにあるテント場なら、前日に宿泊し、翌日の早朝から登山を始められるため、スムーズに下山できるのが魅力です。
テント泊に慣れてきたら、ベースキャンプや稜線タイプに挑戦するのもよいでしょう。ぜひ、安心安全なテント場で登山泊を楽しんでみてください。
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登山の際に役立つテント場の種類は、バリエーション豊かです。関連記事ではおすすめのテント場を紹介していますので、テント泊登山を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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