Febixo レジャーマット
サーマレスト Zライトソル
コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク
HIKENTURE エアーマット
サーマレスト ネオエアーXライト
キャンプで快適な睡眠を得るには?
地面と体の距離を離す
キャンプや登山でテント泊をする際に寝袋が必須ですが、寝袋だけでは地面の凹凸や伝わる冷気を防ぎきれません。快適な睡眠を得るためには地面と体(寝袋)との距離を離すことで断熱とショックを和らげることが大切です。
そのためのアイテムがスリーピングマット(以後マットと省略します)やコットです。しかしコットは重量がありガサばるのでソロキャンプや登山には向きません。いっぽうマットは軽量で携帯・収納性が高いタイプが多いので注目されています。
テント泊には寝袋とマットがセット
テント泊で快適な睡眠を得るために寝袋とマットをセットで利用するのが今や主流になっています。とは言えマットにはさまざまなタイプやモデルが各メーカーから発売されているので初心者の方は迷うことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は初心者の方にもわかりやすくテント泊用のマットの種類とタイプや、その選び方のポイントにおすすめのマットを機能別に5つ選んで紹介します。
テント泊用マットの種類と特徴
①軽量で携帯に便利な銀マット
銀マットはアルミを片面に加工しアルミの反射機能を利用し断熱や保温をするアイテムです。銀マットには丸めて収納するロール式と折りたたむ蛇腹式の2種類があり、どちらも軽量で携帯性に優れ広げるだけですぐに利用でき片付けも簡単、他のマットと比較しても最も安価なのがメリットです。ただ厚みが少ないのでクッション性は劣ります。
テント泊で注意するのは夏はアルミ(銀)面を下に向け地面の熱を遮断し、冬は上に向けて体温の反射熱で保温します。使い方を間違えないように注意しましょう。
②クッション性があるウレタンマット
クッション性と断熱性・耐久性が高く過酷な状況下でも使えるのがウレタンマットのメリットです。メーカーにより厚みがまちまちで、当然厚みがあるほど断熱とクッション機能が高くなりますが、収納性が悪くなり重量とガサが増します。
ロール式と折りたたみ式がありますが厚みがある分携帯性は銀マットに比較して劣るので車を利用するオートキャンプ向きといえます。荷物を減らしたいソロキャンプや登山のテント泊には向きません。
③空気注入式のエアマット
携帯性とクッション性に優れているのが空気注入式のエアマットです。使用時には空気の入れようでクッション具合を自分の好みに調節でき、使用後にはロール状に巻きながら空気を抜けばコンパクトになり、持ち運びが楽で携帯性に優れているのが特徴です。
ただ使用時には空気の注入、使用後には空気を抜く手間と時間が必要になるのがデメリットです。またエアマットは風船のような構造なのでパンクに要注意です。
④自動で膨らむインフレータブルマット
空気注入式のエアマットの1種ですが、フォーム内蔵でバルブを開けると自動的に膨らむ便利なマットです。エアマットほどふわふわせずウレタンマットほど硬くない適度な柔らかさで、寝心地が家のベッドに最も近いマットです。
ただエアマット同様、穴があくと使えなくなるので注意しましょう。これは空気注入式の宿命とも言えるので、念のために修理キットを持参することをおすすめします。
テント泊向けマットの選び方
①断熱性(R値)を確認
テント泊をする場所の気温を想定して、十分な断熱性のあるマットを選びましょう。断熱性はR値で表示され数値が大きいほど断熱性能が高くなります。テント泊では地面から体温が奪われていくので、季節の気温にあった断熱性(R値)を選ぶことが大切です。
夏はR1〜2、3シーズン用はR2〜4、冬またはオールシーズン用ならR4〜6を目安にしてください。就寝時の寒さの感じ方には個人差がありますが、思い切ってR値の高いモデルを選んでおけば無難です。
②クッション性で選ぶ
テント泊の快適な寝心地を左右するのはクッション性です。地面の凹凸をやわらげるにはマットの厚みが大きいほどクッション性が増しますが、その分重量も増し携帯性が落ちます。
石がゴロゴロしている場所ならエアマットやインフレータブル、整地されたテント場なら銀マットやウレタンマットなどのクローズドセルタイプを選びましょう。もちろん柔らかさの好みには個人差があるので、自分の好みを把握しておくことも大切です。
③携帯性と収納性
登山のテント泊で使用する場合は、特に携帯性と収納性が選び方の重要ポイントになります。登山は荷物をザックに詰め長時間登るので、できるだけ軽量でコンパクトにしなければなりません。
夏の低山テント泊ならロール式や折りたたみ式の銀マットでもOKですが、寒い季節や高山の登山泊には断熱性が高く軽量で収納性がよいエアマットやインフレータブルマットをおすすめします。安全のため少しでも重量を減らし疲労の蓄積を防ぎましょう。
④設置と撤収の簡便性
キャンプや登山泊では、テントの設営や食事の準備に火おこしなど、することがたくさんあるので初心者の方には負担になります。一つでも負担を減らすためマットも設置と撤収の簡便性を考慮して選びましょう。
設置も撤収も簡単なのは銀マットとウレタンマットで、広げるだけですぐに使え使用後は丸めるか折りたたむだけで撤収終了です。インフレータブルマットは設置は簡単ですが撤収には多少手間と時間がかかります。
設置が簡単なテント泊マット2選
①Febixo レジャーマット
広げればすぐ使え、わずか数秒で折りたためる多目的レジャーマットです。六角形の特徴的デザインでクッション性をあげ、保温性・断熱性・耐久性にも優れていてテント泊からピクニック・ツーリング・BBQ・お花見などさまざまなシーンで気軽に使えます。
防水加工が施されていて汚れても丸洗いができる嬉しい品質です。柔軟性があり軽量で耐久性に優れ1年間の保証サービスが付いているのもメーカーが品質に自信がある証と言えます。
Febixo レジャーマット
サイズ | 使用時:(約)長さ185cm×幅56cm×厚み1.8cm、収納時:縦13cm × 横56cm × 高さ15cm |
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重量 | 約410g |
素材 | アルミニウム, ポリエチレン |
タイプ | クローズドセル(銀マット) |
R値 | ー |
カラー | シルバー/イエロー |
②サーマレスト Zライトソル
キャンピングマットの分野で常にトップを走る米国サーマレスト社の人気商品で、アコーディオンのようにスムーズで簡単に設置・収納ができるクローズドセルタイプの軽量マットです。
表面にアルミを蒸着させる技術で断熱性に優れ、厚みも2cmの耐久性のある架橋ポリエチレンを採用して体をしっかりサポートし3シーズン快適に使用できます。ザックに括り付けても負担にならず登山のテント泊に最適のアイテムです。
サーマレスト Zライトソル
サイズ | 使用時:51×183×2cm、収納時:51×15×13cm |
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重量 | 410g |
素材 | エチレン酢酸ビニル(アルミ蒸着) |
タイプ | クローズドセル |
R値 | 2.0 |
カラー | シルバー/イエロー、シルバー/ブルー |
寝心地快適なテント泊マット3選
①コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク
テント泊では最大級の約10cmの極厚フォームで、まるで家のベッドで寝ているような寝心地を実現するコールマンの自動膨張式インフレータブルマットです。
弁を開けるだけで約2分で8割ほどに自動膨張し、パンパンの硬めにしたい場合は付属の収納袋がポンプがわりになり調整が可能です。また逆止弁を内側にすればポンプで注入時の空気の逆流を防ぎ、外側にすれば排出時の逆流を防ぎ撤収をサポートして楽にします。しかも価格がリーズナブルなのも魅力です。
コールマン キャンパーインフレーターマットハイピーク
サイズ | 使用時:約198×68×10(h)cm、収納時:約直径21×72cm |
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重量 | 約2.7kg |
素材 | ポリエステル |
タイプ | セルフインフレーティングパッド |
R値 | ー |
カラー | グレー |
②HIKENTURE エアーマット
人体工学を取り入れた設計で、沈み込みや体圧の均等化などで体重をバランスよく支えどんな姿勢でも快適な睡眠が得られるエアマットです。厚さが7cm長さも190cmあるにも関わらず軽量化を実現し、収納サイズも27×8cmとコンパクトでバックパックの隙間にさっとしまえる優れものです。
自動膨張式ではありませんが付属のポンプバッグで4、5回空気を押し込むと2分足らずでパンパンに膨らみます。空気を抜くのはわずか1秒と驚異的な速さです。
耐荷重は300kg!
軽量にもかかわらず耐荷重がなんと300kgもあり、体重の重い人や数人で乗っても大丈夫です。その秘密は破損しにくい耐久性に優れた190Tポリと多層構造のTPU素材を採用しているからです。また抗菌性が高く耐水加工が施されているので、汚れてもタオルでサッと拭き取れお手入れが簡単に済ませます。
HIKENTURE エアーマット
サイズ | 使用時:60×190×厚さ7cm、収納時:直径8×長さ27cm |
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重量 | 570g |
素材 | 熱可塑性ポリウレタン |
タイプ | エアマット |
R値 | 3.5 |
カラー | グレー |
③サーマレスト ネオエアーXライト
素材を三角形に組み合わせたサーマレスト独自の技術で、体温の放出を抑えR値4.2の断熱保温力を実現しオールシーズンで使えるインフレータブルマットです。30D高強度ナイロン製で耐久性の高く6.4cmの厚みがあるのでクッション性・寝心地も最高です。
これだけの高機能を備えていながら230gという驚異の超軽量を実現しているのはさすがサーマレストと言わざるを得ません。インフレータブルの宿命とも言える万が一のパンクに備え、応急処置用の修理キットも付属されています。
サーマレスト社とは
サーマレスト社は世界で初めてインフレータブルマットを開発したメーカーで、常にテント泊をするキャンパーや登山者の負担を減らすための機能や軽量化に取り組んでいる企業です。
だからこそ230gという超軽量マットを実現でき、テント泊マットの分野では右に出るものがないとまで多くの信頼と人気を集めています。価格は高価になりますが機能と信頼性を求める方におすすめします。
サーマレスト ネオエアーXライト
サイズ | 使用時:51×183×厚さ6.4cm、収納時::長さ23×直径10cm |
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重量 | 340g |
素材 | 30D高強度ナイロン |
タイプ | インフレータブル |
R値 | 4.2 |
カラー | イエロー |
最適のアイテムで快適な睡眠を!
マットはテント泊する人にとって、寝袋とセットで快適な睡眠をとるための欠かせない必須アイテムです。ここまでマットの種類と特徴や選び方のポイント、おすすめのマットを目的別に5つ選んで紹介してきました。これらを参考にして最適なアイテムで登山やキャンプの明日の活力につながる快適な睡眠を得ていただければ最高です。
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出典:photo-ac.com