バンドック・チャコール缶
ロゴス・ポータブル火消し壺
キャプテンスタッグ・アルスター火消しつぼ(M)
ユニフレーム・火消し壺SUS
焚き火を快適にしてくれるアイテムをご紹介
火消し壺のメリットとは?
火のついた炭を中に入れて火を消すキャンプ用品で、ふたで密閉することにより酸素を遮断し燃焼を抑えるというしくみです。使い終わったばかりの焚き火台の炭に、いきなり水をかけてしまいがちですが、高温の水蒸気があがり火傷の危険性があるほか、機器が変形してしまう場合もあります。
消火を目的に作られた火消し壺を用いれば、焚き火台などのキャンプ用品を長持ちさせ、安全に焚き火を楽しめるでしょう。
エコなアイテムとしても人気
火消し壺のメリットは焚き火やバーベキューの後の後始末を、安全で簡単にできることだけではありません。消火後にできる消し炭は再利用ができるため、最後まで使いきれるためエコでキャンプ費用の節約にもなります。価格もリーズナブルなので、頻繁に焚き火をするなら1台入手しておくのがおすすめです。
焚き火用の火消し壺は多彩!
火消し壺は素材やサイズのバリエーションが豊富です。また、持ち運びに便利な軽量タイプや密閉方式と水冷方式の2WAYモデルもあるので用途に応じて選択しましょう。
以下では焚き火用の火消し壺の選び方や使用上の注意点について解説し、おすすめの製品を価格帯別でピックアップしていきます。本記事は2022年7月6日の情報をもとにしました。ご購入の際は最新情報の確認をお願いします。
火消し壺の選び方&注意点
1.用途や予算に応じて素材を決定
火消し壺は金属から陶器まで多彩な素材が使われています。アルミやスチールは比較的軽量で、特にアルミは冷める時間が短いのが特徴です。また、ステンレスの商品はやや高価になりますが、さびにくくメンテナンスの手間が省けるでしょう。陶器は安い価格帯で入手できますが、金属製に比べて割れやすいというデメリットがあります。
2.サイズ&構造もチェック
火消し壺は豊富なサイズのラインナップがあります。大きすぎると移動の際に炭が中で動いて砕けてしまい再利用が難しくなります。一緒に焚き火を楽しむ人の数を想定して、ちょうどよいサイズを選択しましょう。
また、持ち運びや車を利用する場合は、傾けたり倒れたりしても炭がこぼれないように、ロック機能が付いた壺を選ぶことをおすすめします。
3.環境を保ち安全性を確保しよう
使用方法は炭をトングなどで壺に入れ、ふたで空気を遮断するといった簡単な手順です。炭を入れた壷の冷める時間は素材によっても違うので、仕様をチェックしておきましょう。
また、芝生サイトで直に壺を置くと焦がしてしまう危険性があります。スタンドが付いた商品を選ぶか、焚き火シートなどを活用して焚き火前の環境を保つように心がけましょう。なお、壺は高温になりますので作業時は手袋の着用が必須となります。
おすすめの火消し壺【~5000円】2選
1.バンドック(BUNDOK)・チャコール缶
バンドック・チャコール缶
サイズ | 25.5ⅽmx18.5ⅽmx高さ27ⅽm |
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重量 | 940g |
新潟県に本社を置く株式会社カワセのアウトドアブランド・バンドックが販売しています。1700円ほどとご紹介する中で最もリーズナブルで、初めて購入する方にもおすすめの製品です。
間口が広く底も深いので、ソロ用はもちろん4人程度のグルキャンにも使える容量があります。スチールのしっかりした素材ですが、薄く加工されているため軽量で、スムーズに持ち運びができるでしょう。
初心者にもおすすめのシンプルな商品
チャコール缶は薄い金属製のため熱くなりやすく、冷める時間も短めなのが特徴です。取っ手は樹脂製なので、火傷の心配なく持つことができます。また、ロック機能で密閉できる仕様なので中身がこぼれることもありません。
スタンドは付いていませんが2㎝ほどの上げ底になっているため地面への影響も少ないでしょう。ただし本体が地面に近いため、周辺に可燃物を置くのは避けましょう。
2.キャプテンスタッグ・アルスター火消しつぼ(M)
キャプテンスタッグ・アルスター火消しつぼ(M)
サイズ | 20.5cm×19.5cm×高さ22cm |
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重量 | 640g |
キャプテンスタッグが提供するソロやデュオでの焚き火に適したコンパクトな壺です。鉄にアルミをメッキしたアルスター鋼板を素材としたご紹介する中でも最軽量の製品で、さびにくいのでメンテナンスもしやすいでしょう。
カラーはシンプルなシルバーで、価格は4300円ほどとリーズナブルです。同ラインナップにはファミリーにぴったりのLサイズや、火起こし器とセットになったタイプもあるので、選ぶ際の参考にしてみてください。
環境に優しく焚き火を満喫できる
アルスター火消しつぼにはスタンドも付属していて、地面と本体の間の距離を取ることができるため芝生などを焦がす心配はありません。また、冷却後にはスタンドを簡易ロックとして流用できる仕様で、こぼれる心配をせずに持ち運びができます。
アルミの熱伝導率が高いため冷める時間は30分程度と比較的早く、消火の後片付けが簡単にできるのもおすすめポイントです。
おすすめの火消し壺【5000円以上】2選
1.ロゴス・ポータブル火消し壺
ロゴス・ポータブル火消し壺
サイズ | 直径20.5cm×高さ27cm |
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重量 | 2.15kg |
ポータブル火消し壺は、国内でも有名なアウトドアブランドのロゴスから6300円ほどで販売されています。ブラックの落ち着いた色調で、カエデのロゴが白抜きで描かれたおしゃれなデザインです。
ロック機能はスクリュー方式で、マニュアルでは使用中は時計回りに1回転ほどで止めることを推奨しています。完全に密閉すると、内外の圧力の差によりふたが開きにくくなるので注意しましょう。
安全や環境に配慮したおしゃれな商品
アルミ素材のため冷める時間が早く、撤収作業をスムーズにできます。底を広めにしているので安定感が高く、下部に隙間を設けた地面に影響を与えにくい構造です。「熱い!さわるな」と書かれたプレートが付属しているので、積極的に活用し安全を確保しましょう。
コンパクトなサイズで、2人までのバーベキュー用にぴったりです。ファミリーの場合は一回り大きな「マイティー火消し壺」という姉妹品も候補にしましょう。
2.ユニフレーム・火消し壺SUS
ユニフレーム・火消し壺SUS
サイズ | 直径18ⅽm×高さ18ⅽm |
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重量 | 1.7kg |
金物の街として知られる新潟県燕三条エリアに本社を置くユニフレームの商品で、12000円ほどとご紹介するなかでも最高級品です。
こちらの壺は水で消火することを前提としているので、酸素を遮断して消火する製品よりも素早く撤収作業が完了できるでしょう。壺に用いられている「SUS」という素材はステンレスの1種で、さびにくいのが特徴です。
多彩な場面で活躍する2WAY仕様
火消し壺SUSは本体と水切り用のザルの2重構造です。事前に水を汲んでおき、使用後の炭を入れるだけで簡単に消火ができます。移動時にはロック機能で密閉ができる上、パッキン付きなので水が入ったままでもこぼれることはありません。
また、水を切ったザルごと乾燥させれば再利用もできます。ほかの壺と同じく密閉して火を消すこともできるので、用途や場所に応じて使い分けましょう。
便利なキャンプ用品を活用して焚き火を満喫
キャンプ人気が高まり焚き火のマナーが注目されているため、火消し壺は必須のキャンプギアになってきました。火傷などのリスクを減らし、焚き火台の寿命を延ばしてくれるので長い目で見ればコスト的にもお得になるでしょう。
火消し壺はネット販売だけでえなく多くのアウトドアショップで取り扱っています。気になる製品がありましたら、実際に手に取って確認してみてはいかがでしょう。
焚き火用の火消し壺が気になる方はこちらもチェック!
ご紹介してきた以外にも多くのブランドから火消し壺が販売されています。以下にはおすすめ商品や、火消し壺の代用方法についての記事をリンクしました。こちらも併せてお楽しみください。
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