キャプテンスタッグ焼きいも用石 3kg
スノーピーク焚き火台(3〜4人用)
スノーピーク 和鉄ダッチオーブン26
秋〜冬に人気のキャンプ飯
焚き火で作るホクホクの焼き芋
秋〜冬の寒い季節のキャンプで焚き火で作るホクホクの焼き芋は絶品です。焚き火を囲んで暖をとりながら焼き上がるのを待つワクワク感や、でき上がった焼き芋を頬張ったときの幸せ感はたまりません。
もちろん焼き芋は家庭の電子レンジやオーブントースターで作る方法もありますが、焚き火で作った焼き芋はひと味もふた味も違います。その味の違いはキャンプやアウトドアという雰囲気だけではありません。科学的に甘さや食感の違いが証明されています。
焼き芋を上手に焼くにはコツが必要
焼き芋は単純な料理ですが、焚き火で上手に美味しく焼き上げるやり方にはちょっとしたコツが必要です。簡単なコツをおろそかにすると、おいしいはずの焼き芋を台無しにしてしまいます。
そんな失敗をしないために、今回はキャンプや野外の焚き火で焼く焼き芋の作り方の方法と簡単レシピや、サツマイモの種類と特徴、準備する必要な道具などを徹底的に解説していきます。
サツマイモの種類と特徴
焼き芋の味は、作り方だけでなくサツマイモの品種により大きく左右されます。一口にサツマイモと言っても約60種類もあり、その中から焼き芋に適したおいしい品種を4つ紹介します。自分の好みに合う芋を選ぶ参考にしてください。
①ホクホク感の代表「紅あずま」
焼き芋の定番と言われるほどポピュラーな品種で、甘みは控えめですが水分が少なく焼き上げたときのホクホク感は抜群です。飽きがこない優しい甘さで栗に近い味わいがあります。昔ながらの素朴で懐かしい味の焼き芋を楽しみたい方におすすめの品種です。牛乳との相性が良く、バターや塩をつけて味の変化も楽しめるサツマイモです。
②滑らかな食感の「シルクスイート」
2012年に千葉県で開発された新種の芋で、繊維が少なく名前のようにシルクのように滑らかな舌触りが特徴です。甘さもマイルドで口の中で滑るような食感がたまりません。新しい品種で栽培している農家が少なく珍しい品種なので、スーパーなどで見かけたらぜひゲットしてください。シルクのように上品な食感と甘さが口の中に広がります。
③甘さ抜群の「安納芋」
芋を指で押せば、中から蜜がにじみ出てくるほど糖度が高いのが安納芋(あんのういも)です。濃厚な甘みとしっとりした食感が舌に絡みつきスイーツのようで、甘党にはたまらない魅力の品種です。パリッと焦げた皮と中のねっとり感がアクセントになり、コーヒーやお茶の最高のお供になります。
④ホクホク感と滑らかさが絶妙な「五郎島金時」
石川県加賀で作られている伝統的野菜の一つで、甘さと滑らかさにホクホク感が絶妙のバランスの品種です。ホクホク感がありながら程よい水分量があるので滑らかな食感も演出し、さらに上品な甘さが口の中にジューシーに広がります。食感と糖度のバランスが取れた焼き芋を求める方におすすめのサツマイモです。
焚き火とレンジ調理の違い
①料理時間の違い
焼き芋ができ上がるまでの料理時間が何分ぐらいかかるかを比較すると、家庭の電子レンジ(600W)では約20分、焚き火では40分〜1時間かかります。時間だけを比べればレンジ調理の方が早くて便利なのですが、焼き芋屋さんのあの味には決してなりません。料理時間の違いだけで判断しないように注意しましょう。
②熱の伝わり方で糖度が変わる
サツマイモの糖度(甘み)は熱の伝わり方で違いが出ます。サツマイモのデンプンは加熱すると60℃〜75℃で分解され麦芽糖(ばくがとう)に変わり、これが焼き芋の甘さのもとです。電子レンジの場合は何分もかからず一気に温度が上昇しデンプンの分解があまり進まないので糖度が上がりません。
いっぽう焚き火ではゆっくりと熱が伝わり60℃〜75℃の温度帯が長く続くことで、デンプンが分解され麦芽糖が多く形成されるので甘みが増します。実際にセンサーで糖度を比較すると2倍以上の値になります。
③栄養素(ビタミンC)の違い
サツマイモはNASAで宇宙食として研究され、準完全食品と言われるほどビタミンやミネラルが豊富な優れた食品です。中でも健康や美容に効果があるとされるビタミンCはりんごの約5倍も含まれており、しかもサツマイモのビタミンCは熱でも壊れにくいので焼き芋にしても多量に摂取できます。
しかし電子レンジでは耐熱温度の限界を超えてしまうのでビタミンCが壊れてしまいます。つまり栄養面でも焚き火調理の焼き芋に軍配が上がるのです。
焼き芋を作るための準備
①必要な道具と用意するもの
まず焚き火の準備をしましょう。火種となる薪や炭に着火剤と焚きつけに焚き火台、あとは長めのトングに革手袋やチャッカマンやトーチバーナーがあれば万全です。食材のサツマイモはできるだけ太さや大きさを揃えたものを準備しましょう。サイズがまちまちだと焼き上がりに時間差ができ、多人数で楽しむ場合には不公平感が出てしまいます。
②焚き火の火力の調節
焚き火で焼き芋を作る際は火力の調節が大切です。炎をあげて燃えている間は、火力が強すぎて芋の表面だけが黒焦げになり中心まで火が通らないのでNGです。薪が燃えきって熾火(おきび)になるまで待ちましょう。
赤く炭火の状態(熾火)になると火力の調節がしやすく、遠赤外線効果で芋の芯まで火が通ります。トングで熾火の量や、芋との距離を調節してゆっくり時間をかけて焼くのがコツです。
③ホクホクorねっとりの仕上がりの選択
焼き芋はサツマイモの品種で食感の好みを分ける方法と、焼き方でホクホクorねっとりに仕上げを分けるやり方の2通りがあり、焼き方で仕上がりを分けるには用意と準備の仕方が違います。
少し硬めのホクホクの焼き芋に仕上げたい場合は、芋を直接アルミホイールで巻きアルミの表面にシワを寄せることで焦げ付きを防ぎます。またねっとりした食感に仕上げるには、水で濡らした新聞紙やキッチンペーパーで芋を包みその上を水分が外に逃げないようにアルミホイールをしっかり巻き準備しましょう。
④待つ間のドリンクやおつまみを用意する
焼き芋が焼き上がるまでには結構時間がかかります。何分かかるかは芋のサイズによりますが、待つ間のワクワク感を盛り上げるようなドリンクとおつまみを用意しましょう。焼き芋は糖度があるので、その甘さを引き立てるようなドリンクや塩分系や辛めのソーセージなどのおつまみを焚き火で焼いて待つのがベストです。
美味しい焼き芋の作り方
①焚き火の直火で作る方法
焚き火台に網を乗せ火種が熾火になるのを見極めてから、芋の表面をよく濡らしてアルミホイルで包んだ芋を並べます。火力が強い真ん中をさけ端に寄せて遠火の遠赤外線効果で焼き上げます。15分ごとにひっくり返し30分〜40分でできあがります。
竹串などを刺してスーッと入るかどうかを確認してから召し上がってください。何分で焼けるという時間はあくまで目安で、芋の種類やサイズや火力によりまちまちなので、必ず竹串などで焼き上がり具合を確認しましょう。
【材料と用意するもの】
●サツマイモ
●焚き火台
●トング
●網
●アルミホイル
②ダッチオーブンでの作り方
ダッチオーブンを利用して焼き芋を作ると、直火とは一味違う焼き上がりになります。ダッチオーブンの底にクシャクシャにしたアルミホイルや網を敷き、その上によく洗ったサツマイモを直に並べ蓋を閉めて焼くと中火で約40分でホクホクの焼き芋が完成しますが、うっかりすると焼き過ぎになるので注意しましょう。
【材料と用意するもの】
●サツマイモ
●ダッチオーブン
●バーナーまたは焚き火台
ダッチオーブンで石焼き芋ができる
ダッチオーブンの底に小石を敷き詰め、石の中に芋を並べます。それを焚き火またはバーナーで焼けば1時間〜1時間半でまさに石焼き芋がキャンプで再現できます。また拾ってきた石には不純物が付着していて嫌な匂いがつくことがあるので、石焼き芋用として販売されている石を使用することをおすすめします。
【材料と用意するもの】
●サツマイモ
●小石
●ダッチオーブンまたは鍋(蓋つき)
●焚き火台(またはバーナーでも可能)
③アルミ缶を利用する裏技
アルミホイルも新聞紙もダッチオーブや石もないときに利用できる裏技がアルミ缶です。えーっと驚かれる方が多いと思いますが、アルミ缶のプルトップがついている面を缶切りで蓋ができるように一部を残して開け、その中に芋(大きい場合は2〜3等分する)を入れ蓋を閉めて焚き火の中に放り込むのです。
アルミ缶がアルミホイルの代用となり、適度な厚みとすき間があるので火の通りが柔らかく全体に熱が行き渡り約1時間で焼き芋が完成します。うそっと思うような方法ですがぜひ試してみてください。
【材料と用意するもの】
●サツマイモ(空き缶に入る幅のもの)
●アルミの空き缶
●焚き火台
焼き芋作りにおすすめの道具
①スノーピーク焚き火台(3〜4人用)
世界に先駆け焚き火台のジャンルを定着させたスノーピークのスノーピークのロングセラー商品です。深さがあり焼き芋に欠かせない熾火を作るのに最適な形状をしています。折りたたみ式なので持ち運びも便利で片ずけも非常に楽です。3〜4人でワイワイやりながら焼き芋を作るのに最適のアイテムです。
スノーピーク焚き火台(3〜4人用)
サイズ | w455×d455×h315mm |
---|---|
重量 | 5.5kg |
材質 | ステンレス |
②スノーピーク 和鉄ダッチオーブン26
新潟県燕三条の高度な鋳物成型技術を採用したダクタイル鋳鉄製のダッチオーブンです。薄くて軽量でしかも丈夫なのが特徴で、熱の伝導性がよく鍋全体で包み込むように中を温めるので焼き芋に最適のモデルです。もちろん万能鍋なのでさまざまな料理が作れます。日本の技術が光る強靭で粘りある鋳物素材なので安心して調理ができる優れものです。
スノーピーク 和鉄ダッチオーブン26
サイズ | リッド:W316×D268×H56mm、スキレット:W316×D268×H58mm、ポット:φ268×H120mm(ツル含まず) |
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重量 | 7.6kg(リッド/2.3kg、スキレット/2.6kg、ポット/2.7kg) |
満水容量 | スキレット/2.6l、ポット/5.4l |
材質 | 本体/ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)、ツル/ステンレス |
③キャプテンスタッグ焼きいも用石 3kgM-5532
ダッチオーブンで石焼き芋を作るのに最適な小石が3kg入ったセットです。遠赤外線効果でホクホクの石焼き芋が作れます。不純物がついていないので、芋に嫌な匂いがつかず風味を損なわずに美味しい石焼き芋ができる優れものです。
キャプテンスタッグ焼きいも用石 3kg
容量 | 3kg |
---|---|
材質 | 天然石 |
原産国 | 中国 |
絶品のキャンプ飯で冬の寒さを吹き飛ばそう
寒い季節の絶品キャンプ飯は、何と言っても焚き火で作るあつあつホクホクの焼き芋です。ここまで焼き芋に適したサツマイモの種類や、準備に必要なものとおすすめの道具、作り方のコツなどを紹介してきました。これらを参考にして絶品の焼き芋で冬の寒さを吹き飛ばしましょう!
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出典:unsplash.com