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100均で揃う自作「簡易クーラー」の作り方!その保冷効果とは一体?

簡易クーラーは暑さ対策として夏のおすすめアイテムのひとつです。作り方は簡単で100均で手に入るものだけで作ることも可能です。また、小型なため室内だけでなくキャンプなどでも活躍します。簡易クーラーの作り方やカスタマイズの仕方を紹介します。
更新: 2022年8月2日
すがや
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簡易クーラーで夏を乗り切る

自作クーラーで暑さ対策

夏の暑さは多くの人を悩ませるものです。最近では熱中症による被害も増えてきており、暑さへの対策の重要性がより注目されています。しかし、この夏の暑さも自分でクーラーを作って対策できたら、楽しいものになります。

作り方は簡単で安価

自作クーラーと言っても難しいことはなく、100均で手に入るもので作成できる簡易クーラーが人気です。簡易クーラーは材料費も安価で、作成手順も難しくありません。お手軽さが魅力で試してみる価値ありです。

簡易クーラーの作り方を紹介

簡易クーラーの作り方や、どのような原理で冷やすことができるのか、その他さらに効果を発揮するためのカスタマイズ方法を紹介します。自作簡易クーラーが夏を乗り切るために、力強い味方になるかもしれません。ぜひぜひ試してみてください。

簡易クーラーの作り方1:準備

必要なものを準備

簡易クーラーを作るために必要なものを紹介します。手軽に簡易クーラーを作るならば、保冷剤が3個程度に発泡スチロールでできているクーラーボックスのみの用意で大丈夫です。保冷剤もクーラーボックスも100均で入手することができます。

100均だけど100円じゃない

ちなみにクーラーボックスは100均で手に入るものの、値段は100円でないこともあるので、その点は注意です。いずれのクーラーボックスでも簡易クーラーを作ることは可能です。

1000円もあれば十分

クーラーボックスが100円で買えないにしても、お手軽に簡易クーラーを作るだけならば、1000円もあれば十分に足ります。近くの100均でまずは最低限必要なものだけでも購入しましょう。

簡易クーラーの作り方2:作成

作り方は大きく2工程

必要なものを揃えたら自作簡易クーラーの作成に取り掛かります。作業工程も難しい点はなく、天板部分および側面に穴をあけるだけです。いずれもカッターを使って発泡スチロールを切り取っていきます。意外に発泡スチロールは厚みがあるので、カッターの刃を折ってしまわないように注意です。

作り方1:天板部分の穴あけ

天板部分には長方形の穴を3つほど作ります。イメージとしてはお賽銭箱が近いかもしれません。一定の間隔をあけつつ、長方形の穴をあけていきましょう。ここが空気の通り道のひとつになります。

作り方2:側面部分の穴あけ


側面には円形の穴をあけます。円形の穴をあけにくい場合は、ガムテープなどで型をとってあけると空けやすいです。なお、側面の穴はいくらか側面上部にあけることを意識するとよいです。下部すぎると保冷剤の水が垂れてきてしまいます。

1時間程度で完成

天板に長方形の穴を3個、側面に円形の穴を1個あけたら自作クーラーの完成です。概ね1時間程度の時間があれば作ることができます。あとはカッターで切る際に発泡スチロールが飛び散るので、後片付けが必要です。また発泡スチロールが多少飛んでもよい場所で作業するとよいでしょう。

簡易クーラーの作り方3:使い方

使い方を紹介

完成した自作簡易クーラーは早速使ってみましょう。使い方も難しい点はなく、クーラーボックスの中に保冷剤を入れて蓋をします。すると側面の円形の穴から冷たい風が出てきます。ひんやりとした風が暑さを和らげてくれます。

保冷剤を冷やしておく

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すぐに自作簡易クーラーを使いたい場合は、作る前に保冷剤を冷凍庫などで冷やしておくとよいです。保冷剤を冷やしておくことによって、完成してすぐに自作簡易クーラーを使用することができます。待ち時間ゼロで使えるようになるのでおすすめです。

効果は保冷剤が溶けるまで

自作簡易クーラーの効果は保冷剤が溶けるまでの間、持続します。環境や温度にもよりますが概ね2時間から3時間が目安です。溶けた保冷剤は、冷凍庫でまた凍らせることで再利用できるので経済的です。また冷凍庫に保冷剤をストックさせておけば、簡易クーラーを途切れることなく利用できます。

簡易クーラーの原理

簡易クーラーの原理とは

このように簡易クーラーは簡単に自作することが可能です。ところで簡易クーラーはどのようにして、クーラーのような働きをすることができるのでしょうか。せっかく簡易クーラーを作ったら、その仕組みを知っておくとよいです。簡易クーラーが冷たい風を出す原理について紹介します。

2つの穴の働き:天板の穴

簡易クーラーでは天板と側面にあける2つの穴の働きが非常に大きいです。まずは天板の上から室内などの暖かい空気がクーラーボックスの中に入ってきます。クーラーボックスは室内などの熱い空気を取り込む働きをします。

2つの穴の働き:側面の穴

クーラーボックスの中に取り込まれた暖かい空気は、保冷剤によって冷やされます。冷やされた空気はクーラボックスの中にとどまらずに外に出ていきます。この時に働くのが側面の穴です。冷やされた空気は側面の穴から室内へと戻っていきます。

原理は簡単

このように簡易クーラーは作る過程と同様に、そのメカニズムも難しい点はありません。しかし、原理は簡単でも室内を涼しくしてくれる強い味方になります。そしてこの簡易クーラーには、通常のクーラーに勝るとも劣らないいくつかの利点があります。

簡易クーラーの利点

簡易クーラーのおすすめポイント


作成した簡易クーラーには大きな利点がいくつかあります。ある面では簡易クーラーは、通常使用されているクーラーよりも勝っている点もあります。簡易クーラーの利点をいくつか紹介します。

電気代の心配がいらない

簡易クーラーの利点は、何と言っても電気代のかからない点が第一にあげられます。通常のクーラーを使用しすぎて、電気代が心配になったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。この点、簡易クーラーであれば心配無用です。通常のクーラーにはない簡易クーラーならではの利点ですね。

小型で持ち運び自由

また簡易クーラーは小型な点も魅力です。小型なため使いたい場所を持ち歩いて変更することができます。昼は作業している場所、夜は寝室などと変更可能です。また室内だけでなく、室外にも持っていくことができます。

小型で収納も簡単

小型な点のメリットとしては、収納が簡単な点もあげられます。簡易クーラーは夏以外は使うことは少ないですが、小型なため簡単に収納できます。扇風機などのように収納に場所をとるということもないです。また安価に簡単に作ることができるので、毎シーズン作るという方法もあります。

簡易クーラーのカスタマイズ1

簡易クーラーのおすすめカスタマイズ方法

簡易クーラーはカスタマイズすることで、さらに効果を発揮します。またカスタマイズに必要な道具も100均など安価に購入できるものも多いです。簡易クーラーのおすすめのカスタマイズ方法をいくつか紹介します。はじめに紹介するのは定番のサーキュレーターとの併用です。

定番のサーキュレーターとの併用

簡易クーラーとの定番の組み合わせのひとつとしてサーキュレーターとの併用があります。簡易クーラーで冷やされる場所は、穴の空いている周囲だけで広くはありません。これをサーキュレーターなどで風を送ることで、範囲を拡大することができます。

100均のファンでも可能

またサーキュレーターでなくとも、同じような効果は期待できます。最も安価な方法としては100均で売られている乾電池式のファンの利用です。100均のファンを使うだけでも、簡易クーラーで冷やされる範囲を拡大可能です。プラス100円で大きな効果を発揮するのでおすすめです。

簡易クーラーのカスタマイズ2

サーキュレーター以外のカスタマイズ

サーキュレーターやファンの利用は簡易クーラーの組み合わせとしては定番です。これ以外での簡易クーラーのカスタマイズ方法を紹介します。こちらも難しい点はなく、また安価にカスタマイズできるのでおすすめです。

保冷剤の固定

クーラーボックスの中では適度に隙間がある方がよいと言われています。そのため、保冷剤を固定して並べられるようにするだけでも、多少効果に違いがあります。方法としては、ハンガーラックをバネ上に3回転させつつ曲げて、保冷剤を固定できるようにする方法がおすすめです。

保冷剤にこだわる


また効果が持続する時間を長くしたいなどの場合は、保冷剤にこだわるという方法もおすすめです。ロゴスが販売している保冷剤「氷点下パック」などは、やはり100均の保冷剤と比べると効果は段違いです。こういったものに変えるだけでも、効果の持続時間は大きく変わります。

簡易クーラーを高く置く

最も簡単なカスタマイズ方法としては、簡易クーラーを置く場所を調整することがあります。冷たい空気は密度が濃いため下に流れていってしまいます。そのため、簡易クーラーを少し高めの場所に置いておくだけでも、効果に違いがあります。簡単にできるカスタマイズ方法としておすすめです。

簡易クーラーの活用法

簡易クーラーを活用する

簡易クーラーの利点としては小型のため、持ち運んだりして使いやすいという点があります。これは一般的なクーラーにはない大きな利点です。簡易クーラーは室内で使うだけでなく、さまざまな場所で活躍します。簡易クーラーのおすすめの活用法を紹介します。

キャンプの強い味方

簡易クーラーの活用法として最もおすすめしたいのが、キャンプでの使用です。特に夏のキャンプはテントの中が熱く、なかなか寝れないということも珍しくはないでしょう。簡易クーラーがあればキャンプの暑さを和らげることができます。キャンプの強い味方として簡易クーラーはおすすめです。

各所に持ち込む

キャンプ以外で役に経つのがオフィスなどでの使用です。オフィスでは室内の気温が決まってしまっているところも多いです。こういった場合は簡易クーラーを足元に設置するだけでも、暑さは大きく違います。自分で室内の温度を決められない場所などは、小型な簡易クーラーを持ち込みましょう。

簡易クーラーについてまとめ

簡易クーラーは夏のおすすめアイテム

簡易クーラーについて紹介しました。簡易クーラーは安価に簡単に作れるので、夏のおすすめアイテムのひとつです。小型なので、持ち運びも簡単です。室内だけでなく、キャンプなどの室外でも活躍してくれます。電気代の節約という面でもおすすめです。

暑さ対策情報はこちら

簡易クーラー以外でも暑さ対策について紹介した記事があります。夏の強い味方の冷却スプレーやクーラーボックスの改造方法などこちらの記事もおすすめです。また各メーカーのクーラーボックスを比較した記事もよく読まれています。楽しく暑さ対策をして夏を乗り切りましょう。