自転車で筑波を堪能！おすすめのサイクリングコース3選。平坦で走りやすいルートも！

筑波のサイクリングを楽しもう

筑波ってどんなところ？

つくば市は茨城県の県南エリアにある市で、1987年に周囲の市町村が合併して作られました。学術・研究都市として整備されていて、市内には筑波大学や国の研究機関が集まっています。つくば市の北には筑波山がそびえ、豊かな自然に囲まれたエリアとして、県外からも多くの観光客が訪れます。

筑波のサイクリングコースをチェック

つくば市は移動手段として自転車を奨励していて、市内には自転車・歩行者専用の道路が整備されています。車の交通量が多い時間帯でも、安全に自転車で移動ができるようになっています。

つくば市内や郊外にはサイクリングコースが整備されていて、爽快にサイクリングができるのが特徴です。サイクリングショップや休憩所も多く、気軽に楽しめます。今回は筑波のおすすめサイクリングコースをご紹介しましょう。（本記事は2022年6月8日時点での情報を元に作成しています。）

つくば霞ヶ浦りんりんロード

つくば霞ヶ浦りんりんロードとは

つくば霞ヶ浦りんりんロードは、茨城県桜川市からつくば市を経て土浦市まで続く筑波山側のコースと、霞ケ浦を一周するコースを合わせた、茨城県14市にまたがる総距離180kmのサイクリングロードです。

2019年に、「しまなみ海道サイクリングルート」、琵琶湖を一周する「ビワイチ」とともに日本初の「ナショナルサイクルルート」に指定され、茨城を代表するサイクリングロードとして人気を集めています。

筑波山方面のコースは2つ

つくば霞ヶ浦りんりんロードは距離の長いコースですが、関東平野を走るコースのため比較的平坦で、サイクリングの初心者・中級者でもロードバイクでチャレンジできます。

筑波山側のコースは、旧筑波鉄道コースと筑波山麓を走行するヒルクライムコースの2つのコースがあります。旧筑波鉄道コースは観光スポットが多く、初心者におすすめです。ヒルクライムコースは急勾配が続くコースで、坂好きのサイクリストにおすすめです。

旧筑波鉄道コース

旧筑波鉄道は1918年に開業した土浦駅と岩瀬駅を結ぶ鉄道で、最盛期には多くの人が利用しましたが、利用者が減少し1987年に廃線となりました。現在はサイクリングロードとして活用されています。

もともと線路が敷かれていたので道路は平坦で急なカーブもなく、初心者も楽にサイクリングができます。当時の踏切跡や距離標、橋看板などが残っていて、鉄道ファンにも人気があるコースです。走行距離は約40km、所要時間の目安は約2時間45分です。

ノスタルジックな景色が楽しめる

旧筑波鉄道には18の駅がありましたが、そのうち6つの旧駅舎が休憩所として活用されています。コース沿いには小田城跡、つくば市の桜の名所・北条大池、歴史的な町並みが見られる真壁などの観光スポットがあります。

ヒルクライムコース

ヒルクライムコースは、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」筑波山側のもう一つのコースで、走行距離は約25km、所要時間の目安は1時間～1時間50分です。筑波山の山麓を一周するサイクリングコースで、途中で10%を越える急勾配が体験できます。

筑波山麓の平沢駐車場を出発し、不動峠、風返し峠の2つの峠を越え、筑波山ロープウェイ駅、筑波山神社を経て平沢駐車場に戻ります。

コースの見どころは？

風返し峠の獲得標高は500mあり、つつじヶ丘駐車場に至る区間は眺めのいいスポットです。サイクリングをしながら、関東平野や霞ヶ浦の広々とした景色が楽しめます。

筑波山神社は筑波山をご神体とする約3000年の歴史を持つ古社で、縁結びや夫婦和合のパワースポットとして有名です。自転車を停めて、参拝してみてはいかがでしょうか。

「研究学園都市サイエンスツアー」コース

研究機関を回るサイクリングコース

つくば市の研究学園都市は、国の研究機関を集めて計画的に作られたエリアで、広い道路や公園、商業施設などが整備されています。「研究学園都市サイエンスツアー」は大通り周辺の研究機関をサイクリングで訪れるコースで、走行距離は約10.4kmです。コース沿いにはおしゃれなカフェが多いので、休憩をしながら時間をかけてゆっくりと回ってください。

つくば駅からスタート

「研究学園都市サイエンスツアー」は、TXつくば駅前のサイクルショップで自転車をレンタルしてスタート。竹園エリアを抜け、緑の並木道が続く東大通を走行し、JAXAや産業技術総合研究所などを回ります。洞峰公園や二の宮公園で休憩するのもおすすめです。

道路は平坦で走りやすく、歩行者・自転車専用道「デストリアンデッキ」が設けられているので、車の交通量が多くても安全で爽快なサイクリングができます。

立ち寄りスポット①「JAXA」

宇宙航空研究開発機構（JAXA）は施設の一部が一般公開されていて、予約不要の展示館「スペースドーム」と、施設の内部を見学できる有料のガイド付き見学ツアーの2種類があります。見学ツアーは大変人気があるコースで、人工衛星の試験モデルや実際に使われた装置などを見ることができます。

立ち寄りスポット②「地質標本館」

地質標本館は地球科学の博物館で、日本列島の立体地質図や太平洋の海底地形などユニークな展示が人気を集めています。地層の標本や化石、鉱物の展示などがあり、さまざまな体験をしながら学べる企画展もおすすめです。入館料は無料で、現在見学は予約制となっています。

「筑波科学万博から新しいつくばへ」コース

筑波の新旧を訪ねるコース

「筑波科学万博から新しいつくばへ」は、「研究学園都市サイエンスツアー」の西側にあるルートで、「豊里ゆかりの森」を起点に周辺をぐるりと一周します。走行距離は約14.2kmで、平坦で走りやすいコースです。

このコースはつくば市の変遷をたどるサイクリングコースで、科学万博記念公園、整備された研究学園地区、現在も開発が続いているエリアなどをサイクリングで訪れます。

立ち寄りスポット①「科学万博記念公園」

つくば市は市で、その2年前の1985年に当時の谷田部町で筑波科学万博が開催されました。会場跡は科学万博記念公園として整備されていて、テニスコートやあやめ園、芝生エリア、池などが作られています。万博の記念モニュメントとして、「科学の門」と呼ばれる高さ10mの塔が立っています。

立ち寄りスポット②「つくばエキスポセンター」

「つくばエキスポセンター」は筑波科学万博を記念する施設として作られたもので、万博閉会後は科学博物館として活用されています。体験型の博物館で、宇宙や科学について実験や体験を通して楽しく学べる人気スポットです。また世界最大級のプラネタリウムがあり、全天8K相当の高精細な映像が見られます。

筑波でサイクリングを満喫！

出典：https://unsplash.com/

茨城県筑波のサイクリングコースをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。つくば市の研究学園都市を回るコースや、筑波山周辺のロードバイクにおすすめのコースなど、筑波には多彩なサイクリングコースが整備されています。

初心者から楽しめるコースや上級者向けのロングライドまで、さまざまなコースがあり、幅広い年齢層の人がサイクリングを楽しんでいます。筑波でサイクリングを満喫してください。

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