ビワマスを美味しく料理!
滋賀で人気のグルメ・ビワマス
ビワマスが滋賀県の琵琶湖でしか獲れない魚で、希少な食材でもあります。もしビワマスを手に入れる機会があるのであれば、なるべく美味しく調理したいものです。
ビワマスは通販などで直販しているところもあるため、滋賀県以外の方で、もし一度食べてみたいという方は通販を利用するといいでしょう。貴重な魚でもありますので、一度は味わってみたいものですね。
ビワマスの美味しい料理をご紹介!
今回は琵琶湖でしか貴重なビワマスの美味しい食べ方や料理をご紹介していきます。それだけでなく、ビワマスの特徴や味、調理の前に必要なビワマスの捌き方などもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ビワマスとは
ビワマスの基本情報
ビワマスは、サケ目サケ科に属する魚で、滋賀県の琵琶湖のみに棲息している魚です。琵琶湖で2年~3年ほど回遊したのち、産卵期にはサケと同じように川を遡上して産卵します。
大雨の日に遡上することから、「アメノイオ」と呼ばれることも。また、この魚は滋賀県の地元でも流通が少ないため、「琵琶湖の宝石」とも呼ばれています。低い水温を好むため、湖の深いところで棲息しています。
ビワマスの特徴や味
サケと似た体系をしていて、色は背中側が緑っぽく、お腹側は銀白色をしており、背びれ、尾びれには黒色の斑点があります。魚のサイズは40~50cm、大きいものだと60cmほどです。
魚の身はサーモンピンク色なので、一見サーモンのようにも見えます。ビワマスには上質な脂がのっており、味はサーモンに近いものの、トロのようなとろける味わいもあります。臭みもなく、サーモンが苦手な方にもおすすめです。
旬の時期
天然のビワマスの旬は、7月~8月にかけてです。この時期になると、脂がのった美味しいビワマスを味わえます。なお、天然のビワマスは資源保護の目的で、10月~11月までは禁漁期間となっていますので、釣りを楽しみたい方は注意しましょう。また、今はビワマスの養殖もあるため、以前より手に入れやすくなっています。
ビワマスの捌き方
捌くのに必要なものとは
天然のビワマスを手に入れたら、調理をする前に捌いていく必要があります。捌く方法が分からないという方のために、ここでは捌き方をご紹介いたします。捌く場合は必要なものは包丁とまな板があれば十分です。加えて金たわし、もしくはうろこ引きがあると楽にうろこが取れます。
ビワマスはある程度大きい魚ですので、切りやすい包丁があるといいですね。最近では簡単に包丁を研げる器具なども販売しているため、あらかじめ研いでおくと捌くのも楽になります。
ビワマスの捌き方
捌き方は、動画の1:56あたりから始まります。まずは包丁やうろこ引きなどで、丁寧にうろこを取っていきましょう。うろこが取れたら頭を半身ずつ包丁を入れて切ります。お腹に包丁を入れ、内臓を取り出していきましょう。
背中から包丁を入れ、丁寧に身を剥がしていきます。骨を外したら腹骨も身を削りすぎないよう取り外して完成です。中骨が多く入っているため、ピンセットで取っておくといいでしょう。刺身にする場合は、皮を引いておきます。
ビワマスのおすすめの食べ方
ビワマスのお造り
ビワマスのおすすめの食べ方としては、お造りがあります。やはり、ビワマスを始めて食べるなら生の味を味わっていきたいと考える方も多いことでしょう。他の魚と一緒にお造りを作れば、豪華な食卓になること間違いありません。たっぷりと、ビワマスのおいしさを堪能していきましょう。
ビワマスの塩焼き
ビワマス塩焼き pic.twitter.com/qNhiXm0mrX
— GUNMA-17 (@fw_3010) June 8, 2020
ビワマスの塩焼きも人気のグルメです。塩焼きは余計な調味料を付けず、塩だけで焼くので本来の味を堪能できます。作り方も塩を付けて焼くだけなのでとても簡単です。一匹のビワマスを手に入れたら、まずはお造りと塩焼きで食べてみてはいかがでしょうか。
ビワマス寿司
ビワマス寿司も、人気のグルメです。少し手間はかかりますが、美味しく食べられるレシピなので一度は挑戦してみたい料理となっています。とはいえ、仕入れたり自分で作るのは大変だと思う方も多いことでしょう。
今は通販サイトでお取り寄せギフトなどもありますので、手軽にビワマス寿司を食べることも可能です。通販で調べてみると、ビワマススモークやづ漬け丼などの販売もありますので、一度探してみるのもおすすめです。
ビワマスをの身を活かした料理
ビワマスのハンバーグに挑戦
ビワマスのおすすめの料理として、ハンバーグの作り方をご紹介しましょう。ビワマスで作るハンバーグは、ふわふわしていて美味しく食べられます。また、野菜たっぷりのソースをかけるので、健康的でもあります。
ビワマスのいつもと違った料理を食べたい方は、ぜひハンバーグづくりに挑戦してみてくださいね。また違った味わいが楽しめるはずです。
ビワマスハンバーグの作り方
まずは豆腐の水を切っておきましょう。ビワマスと豆腐、長芋をフードカッターですり身状にしていきます。ハンバーグの形に成形し、別で野菜を素揚げしておきます。
また、だし汁と調味料を合わせた「あん」も用意しておきましょう。フライパンで生地を焼いていくのですが、焼きすぎないよう火加減は中火にしておきます。「あん」と野菜を合わせたソースをハンバーグにかければ完成です。ふわふわの美味しいグルメをぜひ、堪能してみてください。
ビワマス:200g
木綿豆腐:200g
長いも(おろした物):20cc
大葉:10枚
かぼちゃ:20g
下田なす:1ケ
杉谷とうがらし:2本
出汁:450cc
薄口しょう油:50cc
みりん:50cc
塩:少々
ビワマスの味噌汁料理
ビワマスの味噌汁も人気
ビワマスを捌いたら、アラを使ってできる料理として味噌汁がおすすめです。ビワマスは地元の人でも入手困難である魚でもありますので、せっかく手に入ったのなら食べられるところを全部堪能したいもの。
味噌汁なら手軽に作れますし、アラを使ってできるのでその点でもおすすめです。なお、今回は材料にローズマリーを使い、風味も見た目も楽しめる料理となっています。
ビワマス味噌スープの作り方
ビワマスのアラに残った血合いは、しっかりと取ってから調理していきましょう。沸騰したお湯にアラを入れ、弱火で煮込んでいきます。味噌を溶かし入れたら、ローズマリーを散らし手完成です。もちろん、ローズマリーがなくても十分美味しく食べられます。
アラ:1尾分
水:1500cc
味噌:70~100g
ローズマリー:適量
ビワマスのご飯料理
ビワマスの絶品炊き込みご飯
ビワマスの炊き込みご飯も、食べてみたい一品です。調味料にはシイタケやニンジン、ゴボウなど野菜もたっぷり入っているので健康的にもいい料理となっています。
炊き込みご飯は難しそうだと思う方もいますが、基本的に材料を切り、調味料と一緒に入れて炊くだけなので簡単です。なお、お米をふっくらさせるために、事前にお米を水に30分ほど浸しておきましょう。
ビワマス炊き込みご飯の作り方
干ししいたけを水で戻すのですが、炊き込みご飯に利用するため捨てないようにしましょう。シイタケ、ニンジンを千切り、ゴボウはささがきにしていきます。ゴボウはアクがあるため、水に浸しておくようにしましょう。
ビワマスを調味料と一緒に煮たら、お米と具材と一緒に炊飯器に入れて炊いていきます。炊きあがれば完成です。なお、すぐに食べるのではなく蒸らす時間を置くと、さらにふっくらした炊き込みご飯が食べられます。
ビワマス:200g
米:2.5カップ(400g)
水(しいたけ戻し汁):2.5カップ(500ml)
しょうゆ:大さじ2・2/3(40ml)
酒:大さじ1・1/3(20ml)
みりん:大さじ1・1/3(20ml)
干しシイタケ:1枚
ニンジン:20g
ゴボウ:15g
ショウガ:少々
ミツバ:少々
ビワマスの料理に挑戦!
琵琶湖でしかとれない貴重な天然のビワマスは、刺身、塩焼きなどさまざまな料理で味わえます。あまり流通もされていない魚ではありますが、今は通販サイトでも購入が可能です。
調理が苦手だとしても、調理されたものが販売されているものもありますので、まずは加工されたものから食べてみるのもいいでしょう。ぜひ、貴重なビワマス料理を味わってみてくださいね。
魚の食べ方が気になる方はこちらもチェック!
ビワマス以外に、アコウダイやコバンザメ、ウスバハギの食べ方やレシピの記事もあります。今回の記事以外に気になることがある方は、こちらも合わせて読んでみてください。
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