アブや蚊よけになるアイテムが話題に
昆虫型の薬剤を使わないエコな虫除けが話題
あたたかくなってくると刺されて痒い蚊や腫れて痛かゆいアブ・ブヨの被害が気になります。特に釣りなど屋外で活動する時には、これらの虫被害は避けて通れない問題です。
虫除けスプレーやブレスレットなど害虫対策グッズは人気がありますが、近年薬剤を使わないエコな虫除け対策アイテムが話題になっています。
オニヤンマ型虫除けはパラコードで自作できる
模型はスプレーなど薬剤と違い、付けるだけで塗り直しの手間などもかからず一度作ればずっと使える虫除けアイテムです。これはトラロープで代用することもできるといわれています。
トラロープではありませんが、アウトドアではよく使われるパラコードをオニヤンマカラーに編み、ブローチにする方法も一緒にご紹介いたします。
トラロープはオニヤンマ模型と同じ効果?
オニヤンマ模型の効果とは
帽子やシャツにぶら下げるだけで、虫が「嫌がり避けて」行くんです。
こちらは売り切れ続出の人気の昆虫型模型タイプの虫除け商品の引用です。殺虫するのではなく忌避効果がある商品であることがわかりますね。
また効果のない場合は、避けたい虫から見える位置にオニヤンマ型模型を動かしてあげると避けていくという使い方説明もあったため、黄色と黒のしましまの模様が特に忌避能力が高い視覚効果のようです。
オニヤンマ模型が効果を発揮する虫の種類は
釣りの時に付けている釣り人とそうでない釣り人へのアブや蚊が近寄ってくる量に圧倒的な差がありました。
おにやんま模型型の虫除けは、アブ・蚊・ブヨに効果が高いといわれています。すべての虫の虫除けではないため、川釣りで気になるメマトイの虫除けにも使えるというわけではありません。
そのため、メマトイについてはオニヤンマ模型は効果がないという意見が多く見られます。ですがごくごく稀にメマトイに聞いたという口コミも見られます。効果が気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
オニヤンマ模型の代用品としてトラロープも効果的
おにやんま君じゃなくても、
— 立花 | 七時雨(ななしぐれ)山荘 (@ryuta_t19890308) July 21, 2021
トラロープを切って貼っておくだけでもアブが結構寄ってこないことがわかりました。 pic.twitter.com/LCKE3W0sR6
オニヤンマ型模型が、元々トラロープを付けて山菜採りをしていた人にヒントを得て作られたものという説もあります。実際にトラロープを吊り下げておくと、アブやブヨ・蚊の被害が減ったという口コミも少なくありません。
トラロープを使った虫除けの作り方
トラロープの虫除けの作り方は簡単
おにやんま君が、品薄で購入できないので、互換品⁉︎と噂のトラロープ買ってみた。
— へびぞう@GROM勢の最底辺 (@HebiHebizou) August 4, 2021
これを10cm程度に切ってぶら下げておくだけで良いみたい。 pic.twitter.com/e2n2g6bTQl
トラロープをオニヤンマの模型代わりにする方法はとてもシンプルです。基本のやり方は10cm(オニヤンマの体長が9-11cmであるため)ほどにカットして吊り下げます。
コレでも虫除け効果があったという人は多いため、蚊やアブは黒と黄色のしましまでオニヤンマを見分けている可能性が高いですね。逆に重要な部分は長さで、オニヤンマと同じ大きさにするのがポイントといわれています。
見た目にこだわる人は羽根と目を付けて
ちまたで話題のおにやんま君、真似してトラロープちゃんを作ってみた。虫よけにどれだけ効くのか試してみる。 pic.twitter.com/sUlqRtQCKf
— tmizu23 (@tmizu23) June 12, 2021
簡単に済ませたいという方は、トラロープのまま帽子や服に吊り下げれば虫除けは完成です。しかしせっかくなのでオニヤンマ風のデザインにしたいという人もいます。
大きなブルーやグリーンの丸いビーズを目に見立て、透明なシートに羽根らしい模様を書き入れカットして、ビニールテープや接着剤で貼り付けてください。トラロープでも、十分オニヤンマの模型のようなクオリティにできます。
トラロープをブローチやキーホルダーにする方法
キーホルダーの金具は手芸用品店・アクセサリー材料店や通販サイトなどで手に入ります。丸カンで取り付けると取り外しもできるため、トラロープの先に丸カンを接着剤でしっかりと固定すると便利です。
ブローチにする場合は、安全ピンを購入しこちらも接着剤や黒のビニールテープで取れないように貼り付けてください。
パラコードで編む虫除けの材料
編むのも楽しいパラコードの手作り虫除け
パラコードとはアウトドアでロープ代わりに使う目的で、ブレスレットなどに仕立てて身につけておく丈夫な化繊の紐です。パラコードのパラとはパラシュートのことで、実際にパラシュートで人を支えるのにも使われることからこの呼び名が使われています。
太くてザクザク編み進められてすべりがよいので絡まりにくいことから、はじめて紐編みを体験するという人にも使いやすい素材です。
パラコードおにやんまの材料
パラコード黒7芯 160cm
パラコード黄7芯 70cm
パラコードエメラルドグリーン7芯 20cm
丸カンとカラビナまたは安全ピン 各1個
使用する道具類
長さを測ってパラコードをカットするためのものさしとハサミ・切端をほどけないよう熱で溶かして処理するためのライターをご用意ください。基本的な道具はこの3点だけですが、使用する丸カンの種類によっては、取り外すのにラジオペンチが必要になる場合があります。紐を通して編めるので、編む工程では輪を広げる必要はありません。
パラコードおにやんまの詳しい作り方手順
1.パラコードを用尺分カットする
エメラルドグリーンと黄色のパラコードは、材料に掲載されている長さそのままでカットします。黒については芯として使う分も含まれているため、芯用に40cmと残りを編む紐にするため分けてカットしておいてください。
2.丸カンを通して編み始める
パラコード編みは台やフックに紐を固定するとひとりでも綺麗に編むことができます。そのために役立つのがカラビナの取り付けにも使える丸カンです。まずは丸カンを黒の芯用のパラコードにひばり結びで取り付けてください。
ひばり結びとは半分に折った紐の真ん中を輪に通し、その中に紐端を2本通して引き締めることでできる結び方です。今回は引き締める前に紐の輪の中に目玉用のエメラルドグリーンの紐を通してください。
3.メインとなる平結びの編み方
オニヤンマ模様のベルトの編み方は平編みという方法で作ります。芯糸の下に黒い紐を置き、左の紐を芯の下から上を通して右へ持ってきてください。右側の紐はさきほどの紐の下から上を通し、芯の下を通過して左側の紐の輪の中ら最終的に通して左右の紐を引き締めます。これを右左と交互に編むのが平編みです。
4.クロスステッチ平結びにする方法
平編みの中に黄色を入れてクロスさせながら編むのが、クロスステッチ平編みという技法で、オニヤンマのような模様ができます。最初に平編みをひとつ編む時、黄色の紐を芯の下から上に渡しておいてください。
一度平編みを普通に編み、次に平編みするときに先程の黄色を左右の輪にクロスするように通して引き締めます。この繰り返しで、真ん中に黄色いクロスができる黒い平編みのベルトが完成です。
5.ブローチやキーホルダーに仕上げる
目玉は通常の固結び1回を両方でおこなって作ります。パラコードの始末は焼き留めという方法です。2-3ミリにカットした先をライターで炙り、溶けて熱いうちにライターの胴体部分など使ってやけどしないよう折り返してパラコードのベルト本体に押し付け冷ましくっつけます。
自作の虫避けアイテムで釣りを快適に
今回はとてもシンプルで効果もあるトラロープを使った虫除けの口コミ・簡単な作り方とパラコードで編むオニヤンマタイプのブローチの編み方をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
トラロープでもパラコードでも、もちろんそのほかでも身近な黒と黄色のしましま模様をオニヤンマサイズで作りエコな虫除けを試してみてください。とてもシンプルなデザインなので、自分なりのアレンジを楽しみやすくおすすめです。
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