人気の害虫対策グッズは自作できる
付けるだけと手間なしで簡単な虫除けグッズ
身につけるだけで蚊やアブなどを遠ざけて、被害を減らしてくれるオニヤンマ型アイテムが話題になっています。火や電気を使わないため、アウトドアでも手軽で安全に使うことができるのがそのポイントです。
虫の多い時期のキャンプや釣り・農作業などのアウトドア活動のおともに、話題の虫除け対策グッズを自作してみてはいかがでしょうか。作り方はとっても簡単なので、夏休み工作としてお子さんと一緒に自作するのもおすすめです。
なぜオニヤンマの模型は虫除けになるのか?
これまでの虫除けは、虫が嫌いなにおいを出して寄せ付けないという方法が主流でした。しかしこのオニヤンマ型の虫除けグッズは、においすら出しません。
これは、オニヤンマが大型の肉食昆虫というところがポイントです。蚊やアブにとっては天敵なので、姿を見かけたら避けようとします。この性質を利用したのがこの虫除けです。
自作のオニヤンマ型虫除けに必要なもの
オニヤンマ模型は100均でも材料がそろう
まずは工作に必要なものを解説します。材料や道具類は自宅にあるものや、100均で買えるものばかりです。
もしも手に入らない場合の代替え材料の選び方は、虫と同じくらいの大きさにできるもの(ストローや太めの菜箸で作る人もいる)・黒と黄色の縞模様がはっきり表現できるものビニールテープ・油性のカラーペン(ポスカ)もおすすめです。
材料
おにやんまの体となる部分には割り箸、目はビーズを使います。ブローチにして服に簡単に取り付けられるよう、安全ピンもご用意ください。
リアルなオニヤンマのように見せるために模様も大切です。ここには独特のしましま模様を作るために、黄色と黒のアクリル絵の具・黒のビニールテープで表現します。パーツをつなげるために、テグス(または裁縫用の糸)も忘れずに準備してください。
透明な羽根用の素材
胴体の部分は割り箸に色付けして、オニヤンマ風に作ることができますが羽根の素材は透明で軽い別の素材を用意します。加工しやすいように、あまり厚くないもの・身につけるので重くならないように注意してください。今回はお弁当用の透明なフードパックを加工して作ります。
材料選びの参考にしたいオニヤンマの各部のサイズ
体長 | 90-110mm |
目玉サイズ | 直径8-10mm |
羽根を広げた長さ | 約120mm |
道具
まずは割り箸をカットするための、カッターや小刀・糸を切るはさみが必要です。実物のおにやんまのサイズに合わせることも重要なので、ものさしもご用意ください。羽根の模様を書き入れる油性ペン、それを接着する接着剤とこれだけの道具で作ることが可能です。
オニヤンマ型の虫除け模型の作り方
オニヤンマの大きさに合わせるのがコツ
サイズが小さな模型だと虫除け効果なしという口コミもありましたので、作る模型のサイズはできるだけリアルなものに合わせて作ることをおすすめします。
図鑑などではオニヤンマの体長は9-11cmとなっています。まずはその間のサイズで、作る大きさを決めてください。
作り方手順1.割り箸をカットする
今回はしっかりとしていて、カッターなどでカットもできる割り箸で胴体部分を作ります。さきほど決めた模型の大きさに合わせて、ものさしで長さを測りカットします。
割り箸は割ったものの1本だけを使います。1膳の箸で複数個の模型を1度に作れるので、1つをブローチに・もう1つを玄関先に吊るして置く用にしてもよいですね。
作り方手順2.胴体を絵の具で着色
次の工程はさきほどカットした割り箸にオニヤンマらしい色を塗っていきます。まずはベースとなる黒を全体的に塗ってしまってください。このとき絵の具は水で薄めずそのまま塗るのがコツです。
しっかりと黒の絵の具が乾いたら、今度は黄色の絵の具を使い、あの独特の縞模様になるよう書き足していきます。こちらも薄めず絵の具をそのまま筆にとってはっきりと縞模様になるように意識して塗ってください。
作り方手順3.目玉と羽根を作る
目玉は丸いビーズ2個を糸に通して準備します。この糸の長さは本体にビニールテープで固定する分も含みますので、余裕を持った長さにしてください。長い分にはあとでカットすればよいので問題ありません。
羽根は広げた長さが12センチ程度になるような画像を見つけて、それを写し取ると簡単です。油性ペンを使って羽根の模様も大まかでよいので付けておくと完成度があがります。書けた羽根をはさみでカットして羽根は完成です。
作り方手順4.パーツを付け仕上げる
まずは目用のビーズを付けた糸と安全ピンを一緒に、黒いビニールテープで本体にぐるぐる巻きにして取り付けます。少し引っ張りぎみにするのが上手に貼るコツです。
羽根は中央部分を本体と合わせ、接着剤で貼り付けてください。本体が割り箸なので、ホチキスを使って留める方法もあります。どちらの方法でも、羽根がしっかりと取り付けられれば問題ありません。
話題の虫除けオニヤンマの効果レビュー
帽子にオニヤンマ模型を付けると蚊が逃げていく
ちょいとださいが
— 🐘ぞうさんのお絵かき屋🐘さいきみき (@GiftMaru) April 20, 2022
おにやんま君を帽子の上につけて3時間作業してみた
寄ってきたのはアブとスベ1匹ずつ
でも頭の向きを少しかえると逃げていきました
蚊の巣窟やスベの巣窟に突き進んでみるとおもしろいぐらいに逃げていきました
おにやんま君作業の相棒となりそう pic.twitter.com/aosUQ6kLZy
オニヤンマ型のブローチを帽子のてっぺんに取り付けて3時間外作業をしてみたところ、蚊とブヨが近づいてくるものの、蚊からオニヤンマの姿が見えるように向きを変えてあげると引き返したという口コミです。
またその姿のまま蚊やブヨがたくさんいる場所にわざと入っていった場合も、虫が逃げていったという報告があります。オニヤンマの模型は蚊とブヨに効果があるようです。
サイズが小さいと効果がわかりにくい
釣具屋さんにおにやんま君あった。
— レンピィ (@RenP1116) April 22, 2022
去年Amazonで買ったチビやんまくんはチビすぎるせいか効果よくわからなかったんだよな。 pic.twitter.com/z4swoZT2u0
オニヤンマの模型で、効果を感じられたというレビューばかりではありません。中には効果なしといっている人もいます。その原因のひとつとして、ちびやんまという小さなサイズを使っていることが原因ではないかと考察を発見しました。
手作りのオニヤンマ型の虫除けの効果があまり感じられない場合は、大きなサイズに作り変えてみてはいかがでしょうか。
オニヤンマの模型はコバエ対策にも効果がある
ちょっとでも割れてたりすると春になりブヨ🪰やコバエみたいのががすーぐ寄ってくるのでおにやんま君を買ってみた。今のところ効果絶大。 pic.twitter.com/V5BHR2lwLY
— サキッポインザーギ (@kumamion) April 19, 2022
蚊やアブだけでなく、暖かくなると発生する腐った野菜類に集まるブヨやコバエも寄りにくいというリアルレビューもご紹介いたします。
屋内で発生してしまったコバエは、寄せ付けないだけでは対策として不十分ですが、屋外からコバエを入れないよう玄関先などに吊るしておくのもよい方法ではないでしょうか。
工作感覚で作れる手軽な害虫対策法
薬を使わない話題の虫除けグッズ「オニヤンマの模型」を手作りする方法を解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。100均でも材料がそろう・作り方も簡単というアイテムですので、一度作ってキャンプや屋外作業で試してみる価値は十分あります。
一度作ってしまえば、帽子や胸元にブローチのように付けておくだけと、手間なし簡単な虫除け方法なので子供さんやちょっとした虫除け対策としても気軽に使えるグッズです。
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出典:https://photo-ac.com/