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カフェレーサー仕様の見本、Z400FXをご紹介。4気筒ロスは要チェック!

雰囲気のある外観がカフェレーサー仕様の見本とも言える「Z400FX」。改造センスがよく、ツートンカラーが施されたタンクとシングルシートはセレクト製です。今回は、そんなカフェレーサーの見本・Z400FXについてご紹介します!特に4気筒ロスは要チェックです。
2022年9月1日
syuka
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目次

カフェレーサーとは

各メーカーがカフェレーサーモデルをラインナップ

出典:unsplash.com

イギリスのバイクメーカーだけでなく、日本のヤマハやカワサキといったメーカーでもカフェレーサー仕様のモデルがラインナップされています。バイクが好きな人にはどこか甘美な響きがある、カフェレーサーという言葉。

ですが、そこまで詳しくない人にとってはそもそもカフェレーサーとは何かと疑問に思うこともあるでしょう。そんな方のために、まず初めに「カフェレーサー」というものについてご紹介していきます。

カフェレーサーの発祥はロンドン

ロックが流行していた1960年代のイギリスではロッカーが自慢のバイクを携えてカフェテリアなどに集まり、その際誰が一番早くカフェテリアに着けるかを競うことが彼らのバイクの楽しみ方でした。

また、決まったコースを店内のBGMが終わるまでに走り切って戻ってくるというような公道レースを楽しんでいました。その中心だったのがロンドンの「エースカフェ」で、これがカフェレーサーの始まりと言われています。

カフェレーサー仕様の例

出典:unsplash.com

セレクトアイテムには特に決まりはありませんが、バンドル部分を一般的な位置より低いコンチネンタルハンドルやツバメの翼のような形をしているスワローハンドルなどに交換するのが定番のカスタム方法になっています。

また、風防対策としてロケットカウルやビキニカウルを装着することも多いです。前後に長いタンクでシングルシート化されているのも定番で、見た目の華やかさよりも走ることに特化したカスタマイズが好まれています。

「Z400FX」とは

バイクメーカー・カワサキの名車


Z400FXはバイクメーカーのカワサキが展開しており、1979年に発売された人気のモデルです。「フェックス」という愛称が有名なので、こちらの方が聞きなじみがあるという方も多いでしょう。

クラス初となる4サイクルDOHC4気筒エンジンが搭載されており、Z500という輸出用のモデルをベースに国内向けに作られています。1981年にはリアサスがアジャスタブル式になるなど、マイナーチェンジを行いました。

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日本の免許制度を語るうえで外せないモデル

1979年に発売されたZ400FXは、1975年の秋施行の400ccを境として中型と大型を区分する日本の免許制度を語るうえで外せないモデルです。当時は大型自動二輪免許の取得が難しく、この免許制度によって夢を断たれたライダーは多くいました。

そんなとき彗星のごとく登場したのが、Z400FXです。Z400FXは大型と変わらないスペックでありながら分類上は中型だったので、大型の免許が無くても乗ることができます。

販売終了後も根強い人気がある

Z400FXはカワサキを代表するほど人気のモデルになりましたが、1982年を持って生産を終了しています。以降、後継となるさまざまなモデルが販売されていますが、Z400FXの人気が衰えることはありません。

生産終了から40年が過ぎでも、変わらない人気がある理由は諸説あります。そのひとつとして細身ながら堂々とした風格と車格が備わっていることは、Z400FXを語るうえで欠かすことのできない要素と言えるでしょう。

Z400FXのスペックをチェック

Z400FXの基本情報とサイズ感

Z400FXのサイズ感は全長2,100×全幅785×全高1,125mmで軸は1,380mm、シートの高さは805mmです。また、重量は189kgで、燃料タンクの容量は15Lとなっています。

タイヤのサイズはフロントが3.25H-19、リアが3.75H-18です。メーター部分のデザインはZ750や1000シリーズと同じですが、インジケーターのパネルとケースはZ400FXの専用設計となっています。

族車としても人気があった

Z400FXは発売された直後から族車としても人気があり、いわゆる暴走族と呼ばれる人たちから愛車として選ばれていました。さらに、「疾風伝説 特攻の拓」や「湘南爆走族」といったマンガに登場したことで人気が加速。

そのため族車のベースになっていることが多く、当時は未改造のZ400FXを見かけることのほうが稀と言われていました。未改造の車体は、今では数百万円の値が付けられることがある伝説のバイクになっています。


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並列4気筒エンジンを搭載

出典:pixabay.com

Z400FXには、並列4気筒エンジンが搭載されています。当時新開発されたものではありますが、並列4気筒エンジンの構成事態はZ500という既存モデルに搭載されていたものとよく似ていました。

輸出仕様であるZ500のボア×ストロークは55×52.4mmとなっており、400ccとして理想が追求されたZ400FXは52×47mmという値を採用しています。圧縮比は9.5:1、最高出力は43ps/7500rpmです。

後継モデルのZ400GPに受け継がれる性能

「Z400GP」は、1982年発売のカウルレススポーツモデルです。空Z400FXの後継モデルであり、冷4気筒DOHCエンジンが搭載されています。6速ギアのエンジンであるほか、フロントダブルのディスクブレーキを装備。

サイドカバーに描かれた車名のロゴをそのまま読むと「GPz400」となり、混同されやすいので注意してください。GPz400は1983年発売の、ハーフカウルが装備されたまったく別のモデルです。

Z400FXをカスタム

バックステップキットを取り付ける

出典:pixabay.com

Z400FXをカフェレーサー仕様にする場合、まず最初にバックステップキットを取り付けることから始めるのがおすすめです。初心者の場合は特に、ここから行うようにしましょう。バイクのコントロールは、腰から下で行います。そのため、足元からカスタムしていくほうがより乗りやすいバイクになります。

シートキットを取り付ける

シート部分は、Z400FXをカフェレーサー仕様にするうえで重要なパーツです。シートをカスタムしてリヤ周辺のボリューム感を減らすことで、視覚的なバイクの中心部をエンジン側に寄せることができます。

シートの底辺と燃料タンクが一直線になるようなシートを選ぶことが、カフェレーサーとして基本の形です。シートの後ろ端がリヤにあるドライブシャフトの位置にくると、よりかっこよくカスタマイズできるでしょう。

セパハンを取り付ける


出典:pixabay.com

最初にセパハンキットを取り付けてしまうとハンドルの角度調整をイメージしにくくなるので、一番最後に取り付けるようにしましょう。バックステップの場所やシートの形によって、ハンドルの角度が決まります。セパハンを取り付けたら一旦仮止めにして、取り付け位置を調整しつつハンドルの角度を本決めしましょう。

カフェレーサー仕様のバイクで走る

出典:unsplash.com

今回はカワサキのZ400FXについて、スペックやカフェレーサー仕様へのカスタム方法などをご紹介しました。カフェレーサー仕様へのカスタムは、個人の好みに合わせて人それぞれいろいろな形があるでしょう。

今回は初心者の方でも真似をしやすいよう、王道スタイルを例に挙げたカスタム方法をご紹介しました。そのため、誰でもチャレンジしやすいです。気になった方は、ぜひZ400FXをカフェレーサー仕様にしてみてください。

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