新鮮な特産品や美味しいご飯が盛り沢山、秩父の道の駅8選！周辺の観光施設も解説！

秩父の道の駅から周辺観光を楽しもう

秩父は、埼玉県の北西部に位置します。埼玉の中で最も広い市で、自然を楽しめる観光スポットやアクティビティ、地元ならではのグルメや特産品、日帰りで利用できる温泉など、見どころの多いエリアです。

そんな秩父観光で気軽に利用できるのが道の駅です。車での旅の駐車場としてだけではなく、新鮮なご飯がいただけるほか、旅行の記念品やお土産なども気軽に購入できます。

秩父エリアには道の駅が8軒も

埼玉県の中でも観光地として人気の秩父には、道の駅が8軒あります。埼玉県秩父市内に4軒、埼玉県秩父郡内に4軒です。今回はこの8軒の道の駅を中心にご紹介します。

また、これらの道の駅の周辺の観光情報なども合わせてご紹介しますので、次の秩父への小旅行の際にぜひ役立ててください。なお、本稿は2021年8月6日の情報を元に作成しております。

秩父市内の観光の拠点になる道の駅2選

①道の駅ちちぶ【埼玉県秩父市】

秩父市の中心に位置する道の駅ちちぶは、秩父の観光の拠点として利用しやすい道の駅です。秩父鉄道の秩父駅からもほど近く、国道140号線に位置し、駐車場も広く、大型車12台、普通車83台などが利用できます。

こちらの道の駅ちちぶには、秩父の観光で役立つパンフレットや案内などもたくさん置かれ、観光箇所に迷ったときなどにも役立ちます。秩父散策の足でまず立ち寄りたい道の駅です。

無料のちちぶの水や「あの花」グッズをチェック

こちらの道の駅の店内では、特産品や限定のお土産なども購入できます。また、秩父の郷土料理やB級グルメ、特産の秩父そばなどがいただける食堂もありますので、何を食べたらいいのか迷ったら、ぜひ道の駅に足を伸ばしましょう。

なお、道の駅ちちぶでは、荒川支流の浦山川と武甲山の地下水を水源としているちちぶの水が無料で飲めます。利用時間は7時～19時（冬期は8時～17時）です。また、秩父が舞台となったアニメ「あの花」などのグッズも購入できます。

②道の駅あらかわ【埼玉県秩父市】

道の駅あらかわは、荒川の源流が流れる奥秩父エリアに位置します。埼玉県秩父市内にあっても周辺は自然が豊かで、かつて館内のレストラン鈴ひろ庵で保護したウリ坊を飼っていると話題にもなりました。館内には山里自然観があり、定期的にガイドウォークやワークショップなども開催されています。

こちらの道の駅の駐車場では、大型5台、普通車50台ほどが収容できます。ここを拠点に自然散策なども楽しめそうです。

SLパレオエクスプレスが間近に見られる

道の駅あらかわは、地元で採れた新鮮な食材が購入できるほか、特産物のそば、行者ニンニク、レストランの季節のフルーツ丸ごとソフトクリームなどが人気です。小旅行の帰りにお土産を購入したい方はぜひ立ち寄りましょう。

また、都心から最も近い蒸気機関車と呼ばれるSLパレオエクスプレスが近くを走ることでも知られています。鉄道ファンならずとも、その姿を目にしたら圧倒されるはずです。奥秩父散策の旅でぜひ立ち寄りましょう。

温泉で遊べる秩父の道の駅2選

①道の駅大滝温泉【埼玉県秩父市】

その名が示すように、温泉が併設された道の駅がこちら、道の駅大滝温泉です。埼玉県秩父市内に位置するとはいえ、山の向こうは山梨県で、秩父市でもかなりの奥秩父となっています。

大滝温泉は1000mもの深さから湧き出ている温泉で、こちらの道の駅では日帰り温泉・遊湯館を利用できます。Ph8.4という弱アルカリ性の温泉で、美肌効果や疲労回復などの効能が期待できると評判です。檜風呂、岩風呂、サウナを楽しめます。

手作りのご飯でのんびりと腹鼓を

こちらの道の駅には、秩父名物の手作りそばや手作りうどんのほか、秩父の特産物でもある豚の味噌漬けなどをいただくことができる食事処、郷路館が併設されています。また、施設内には、大滝民俗資料館もあり、地元の民具や古くから使われてきた道具などが展示されていますので、興味のある方はぜひ見学してみてはいかがでしょうか。

また、特産物やお土産の購入には、コンビニ、ファミリーマートもあります。気軽に利用したいです。

②道の駅両神温泉薬師の湯【埼玉県 秩父郡小鹿野町】

こちらは、埼玉県秩父郡小鹿野町に位置する道の駅です。小鹿野町は秩父市の西側にある町で、小鹿野歌舞伎で知られるほか、日本百名山の両神山を有します。

こちらの道の駅はその名が示すように、日帰り温泉を利用できる道の駅です。ph9.1とアルカリ性の泉質で、両神温泉すすきの湯という源泉名を持ちます。ハイキングや歌舞伎が催されるお祭りなどの足でぜひ立ち寄りたい道の駅です。

名物わらじかつ丼が大人気

こちらの道の駅では、新鮮な野菜が数多く並んでいるのが特徴です。また、地元秩父山のそばやうどんなども購入できますので、小旅行のお土産にぜひ購入しましょう。食堂では地元の食材をふんだんに使ったご飯をおいしくいただます。小鹿野町の名物はわらじかつ丼です。

なお、駐車場が非常に広く、バイクの駐輪所も完備されています。急速充電器も2台分あるため、電気自動車での利用も安心です。

お祭りやイベントが人気の秩父の道の駅2選

①道の駅龍勢会館【埼玉県秩父市】

こちらの道の駅は、埼玉県秩父市吉田地区に位置します。キャンプ場や自然渓谷などが多く、自然豊かなエリアです。道の駅龍勢会館では、地域のお祭りである龍勢祭についてのさまざまな展示を見学できます。27もの流派によって伝わる手作りのロケットを打ち上げるお祭りです。

この龍勢祭は、地元の椋神社の例大祭で、毎年10月に開かれます。国の重要無形民俗文化財の指定を受けた秩父を代表するお祭りです。このお祭りと合わせて秩父観光を計画されている方はぜひ。

新鮮な地元の食材を食し地元の歴史を垣間見る

こちらの道の駅では、秩父市吉田で収穫された朝採りの新鮮野菜をはじめ、味噌やおなめといった特産物、手作りまんじゅうなどの和菓子といった食材のほか、お土産におすすめの手作りの民芸品なども取り扱われています。

また、こちらの道の駅には、映画で復元された井上伝蔵邸もあります。井上伝蔵氏は、いまから140年近く前に秩父で起こった負債の延納や雑税の減少などを求めて武装蜂起した秩父事件の中心人物で、歴史を感じさせる資料館です。

②道の駅和紙の里ひがしちちぶ【埼玉県秩父郡東秩父村】

こちらの道の駅は、埼玉県秩父郡東秩父村に位置します。1000年以上も前から伝わり、ユネスコ無形文化遺産にも登録された手すき和紙である細川氏が体験できる道の駅です。また、お土産として和紙製品もたくさん販売されています。

また、こちらの道の駅には、茅葺屋根の紙すき家屋がある和風の庭園などもあります。紙すき体験だけではなく、そば打ち体験もできますので、体験型の遊びに興味がある方はぜひ立ち寄りましょう。

東秩父の魅力を存分に楽しめる道の駅

こちらの道の駅は、2016年に作られた新しい道の駅です。施設内のフードコートも農産物直売所も新しく、地元のおいしい特産品を購入することができます。

また、ギャラリーや宿泊施設などもあり、のんびりと過ごしたい小旅行先としてもおすすめです。

自然豊かでご飯がおいしい秩父の道の駅2選

①道の駅果樹公園あしがくぼ 【埼玉県秩父郡横瀬町】

埼玉県秩父郡横瀬町に位置する道の駅果樹公園あしがくぼは、秩父市に隣接する道の駅です。国道299号線沿いにあってアクセスもよく、大型車5台、普通車80台、身障者用3台が収容できる駐車場は24時間利用できます。

公共交通機関でのアクセスも便利で、西武秩父線の芦ヶ久保駅よりほど近く、秩父観光の玄関口としても利用するのに便利です。

地元の食材を楽しみながら体験などもできる

道の駅果樹公園あしがくぼには、秩父名物の豚味噌丼などの名物グルメがいただける食堂、横瀬町産紅茶を使用したソフトクリームが人気の水辺のカフェなどがあります。

農産物直売所では、数量が限定されたやきたてパンや季節限定の果樹のジャムなども購入可能です。事前に予約すれば、手打ちそば・うどん体験などもできます。

②道の駅みなの【埼玉県秩父郡皆野町】

道の駅みなのは、埼玉県秩父郡皆野にあります。長瀞のライン下りで知られるエリアで、川遊びや散策の足で立ち寄るのにちょうどいい道の駅です。また、さらに秩父市内の方へと足を伸ばすにもちょうどいい立地で、観光の拠点としても役立ちます。

駐車場は大型車5台、普通車46台、障がい者用4台と十分な広さで、施設内には農産物直売所、レストハウスみなのなどがあります。

遊びの拠点としてうまく利用したい道の駅

道の駅みなのの農産物直売所には地元の新鮮野菜や漬物、手作りまんじゅうなど、秩父の特産物が並びます。食事処では地元の手打ち田舎うどんや秩父名物のわらじ型カツ丼など、秩父の味が満喫できますので、うまく遊びの計画を立ててみましょう。

秩父エリアの道の駅周辺のスポット8選

①道の駅ちちぶ周辺のスポット【秩父観光情報館】

こちらは、西武秩父駅の前に位置する観光総合案内所で、秩父観光の窓口です。西武線を利用して秩父に着いたら、ぜひ情報収集に立ち寄りましょう。館内には秩父エリアの観光案内パンフレット、飲食店や宿泊施設の案内、「あの花」コーナーなどもあります。

また、レンタサイクルも利用できます。13歳以上の場合、身分証明書の提示が必要となりますので、秩父を自転車で観光したい方は忘れずに持参しましょう。

②道の駅あらかわ周辺のスポット【橋立鍾乳洞】

埼玉県で唯一見学できる鍾乳洞がこちら、橋立鍾乳洞です。この鍾乳洞、秩父34カ所の札所のひとつである石龍山橋立堂の敷地内にあり、かつては宗教的な意味を持った場所だったのだとか。洞内は階段があるため、歩行困難の方は見学できませんが、所要時間15分程度で子どもでも楽しめると評判です。なお、冬期は閉鎖されますので注意しましょう。

③道の駅大滝温泉周辺のスポット【大滝三十槌の氷柱】

冬の奥秩父観光ではぜひ足を伸ばしたい大滝三十槌の氷柱が、道の駅大滝温泉から車で30分ほどに位置します。氷柱の見頃は1月上旬～2月中旬ごろで、大滝氷まつりの期間中はライトアップなどが見学できることも。氷が作り出す芸術作品、ぜひ一目見ることをおすすめします。

なお、大滝三十槌の氷柱のさらに奥には、秩父三大神社のひとつ、三峯神社も鎮座します。合わせて観光したいスポットです。

④道の駅両神温泉薬師の湯周辺のスポット【両神山】

日本百名山に数えられる両神山は古くから山岳信仰の深い山で、初心者からベテランまで、さまざまな登山ルートがあることで知られています。四季の彩も美しく、春のアカヤシオやミツバツツジ、晩春から咲くニリンソウなどが人気です。

両神山での登山やハイキングの後、道の駅両神温泉薬師の湯で疲れを癒してから帰りましょう。

⑤道の駅龍勢会館周辺のスポット【ほたるの郷】

Photo by T.Kiya

道の駅龍勢会館から秩父フルーツ街道を車で10分ほど行った場所に位置するほたるの郷は、例年、6月中旬～7月上旬ごろ、ほたるが鑑賞できるエリアです。期間中、毎日鑑賞できますが、なかでも生暖かい日で曇って風のない日の19時半ごろ～21時ごろがほたる日和なのだとか。幻想的なほたるの様子をぜひご覧になってみてください。

⑥道の駅和紙の里ひがしちちぶ周辺のスポット【天空のポピー】

秩父で有名な羊山公園の芝桜が終わったころ、ポピーが愛らしく咲き競うのがこちらの彩の国ふれあい牧場です。広大な敷地に咲き広がるポピーの様子は天空のポピーと呼ばれ、鮮やかな赤やピンクの絨毯が広がる絶景スポットとなっています。晩春の秩父小旅行ではぜひ足を伸ばしましょう。

⑦道の駅果樹公園あしがくぼ 周辺のスポット【あしがくぼ果樹公園村】

年間を通して様々な果物が実るあしがくぼ果樹公園村では、1月～5月ごろまではいちご狩り、7月～8月ごろまではプラム狩り、8月～10月ごろまではぶどう狩り、10月～11月ごろまではりんご狩りなどを楽しめます。近くには横瀬川が流れ、川遊びもできますので、家族連れや友だちとぜひ自然と触れ合いに行きたいです。

⑧道の駅みなの周辺のスポット【紅簾石片岩】

道の駅みなのから荒川方面に歩いて10分ほど見えてくるのが紅簾石片岩です。この岩は、紅簾石、石英、絹雲母などの鉱物を含んだ岩で、全体として紫色を呈しています。岩には大小2つの甌穴があり、かつて荒川の河床であったことがわかります。自然の力に圧倒されるスポットです。

秩父エリアの道の駅からはじまる旅へ

Photo by cybergene

秩父エリアに点在する道の駅は、地元の特色を生かしたスポットとなっています。ドライブの休憩がてら、地元のおいしいご飯や特産品をいただき、旅のお土産を購入するだけではなく、体験したり見学したり、旅の目的地としても楽しめる秩父の道の駅、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

秩父の観光スポットが気になる方はこちらもチェック！

秩父への小旅行で訪れたい観光スポットの情報は、こちらの記事を参考にしてみてください。休日のプランを立てるのに役立つはずです。自然が豊かでさまざまな遊びを満喫できる秩父エリア、次の週末は秩父にキマリです。

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