検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

伊江島のおすすめ観光スポット11選!日帰りコースや子連れで楽しめる場所もご紹介!

伊江島は沖縄本島の北西に位置する離島です。レンタルバイクでサイクリングするのにおすすめで、美しい海やビーチキャンプ、戦跡を訪ねる観光など、さまざまな穴場プランが計画できます。今回は、沖縄本島からアクセスしやすい伊江島の観光スポットや日帰りプランをご紹介します。
2021年3月17日
水木誠人
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

沖縄の離島・伊江島の観光スポットをご紹介

Photo by - P i P a Y -

伊江島は、沖縄本島は本部港からフェリーで30分ほどに浮かぶ小さな離島。伊江島は、沖縄本島からアクセスが便利で、離島の観光をしてみたいという方におすすめです。

1周22kmのこの小さな島には、100萬厘のテッポウユリが咲きほこり、手つかずの海や山などの自然があったり、沖縄戦の戦跡がたたずんでいたり、夏のビーチで楽しめるアクティビティがあったりと、おすすめの観光スポットが点在します。

今回は、そんな沖縄の伊江島での穴場の観光スポットやスタイル別の観光コースについてご紹介します。なお、観光箇所の開館時間や料金などは2021年3月現在の情報となっております。

観光で訪れたい伊江島ってどんな島?

伊江島は沖縄本島からフェリーで30分の離島

沖縄でも人気の美ら海水族館からほど近い本部港からフェリーで30分。1日4~8便ほどしかフェリーが出ていませんが、観光で訪れたい伊江島は、沖縄本島にはない長閑な島の雰囲気と自然のままの海やビーチに囲まれています。

伊江島は、人口4500人ほどの小さな島で、沖縄北西部に浮かぶ特徴的な形で知られています。その形を作っているのが縞のシンボル、城山(グスクヤマ)です。船の目印として親しまれ、先が尖っているものを意味する「タッチュー」の愛称で親しまれています。

自転車でサイクリングの観光に最適

伊江島は、島のシンボルであり、360度の絶景ポイントである「タッチュー」を中心に、周囲22kmの小さな島です。そんな伊江島の観光は、レンタル自転車でのサイクリングがおすすめ。

伊江島の玄関口となる伊江港をはじめ、伊江島にはレンタルサイクルショップが点在します。1時間400円、1日1000円程度でレンタルが可能です。リーズナブルに観光を楽しめるので、ぜひ自転車に乗って健康的に伊江島観光を満喫しましょう。

伊江島にしかない風景や特産物がいろいろ

伊江島には、ほかの観光地と同じように、そこにしかない景色や島を代表する特産物がいろいろあります。春になると、色とりどりのテッポウユリが咲き誇り、夏がはじまると、ハイビスカスが顔を見せます。観光スポットとしても人気です。

また、伊江島には、湧き水と黒糖で作る伊江ソーダ、地元のサトウキビを使った伊江島産のラム酒、伊江島の大自然で育った伊江島牛、伊江島の小麦で作ったお菓子、ケックンなど、旅のおみやげに地元の特産品もたくさんあります。観光のおみやげにぜひ。

伊江島で外せない観光スポット11選

Photo byauntmasako

伊江島を訪れたら、ぜひ足を伸ばしたい観光スポットは、小さな島内に点在します。伊江島へは本島から日帰り観光もできますので、ぜひ貪欲に島内の観光めぐりをしましょう。

効率よく観光することで、より多くのスポットに足を運ぶことが可能です。うまく計画を立てて、見たい景色、訪れたい観光スポットを回りましょう。

①城山(グスクヤマ)

Photo by - P i P a Y -

伊江島のほぼ中心に位置し、標高172mの岩山、タッチューがこちらです。航海の安全や豊作を祈る城山御嶽は、島の守り神として親しまれています。頂上まで15分ほどで登れ、360度のパノラマが。伊江島の観光では、まずここに向かい、伊江島の全体像を確認するにもおすすめです。

頂上からは、沖縄八景に数えられるすばらしい展望を楽しめます。沖縄本島や周辺の島々も眺めることができ、沖縄の島々の様子を満喫できる観光スポットです。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

城山は、沖縄の小学生が修学旅行で登る山と言われています。頂上まで階段になっていますが、運動不足の方には応えるかも。およそ15~20分程度で登れます。

この岩山、伊江島よりも古い岩山で、新しい岩盤に古い岩盤が載るように作られるオフスクレープ現象という現象で作られた山。非常に珍しい現象で世界でも稀にみる現象なのだとか。そんな類のない城山、観光で訪れたらぜひ間近で悠久の歴史を感じてみたいです。

②阿良の御嶽

観光で伊江港に着いてから歩いて15分ほど、大きなウミガメをモチーフにした伊江港展望台のすぐそばにある阿良の御嶽(うたき)。御嶽とは、琉球神道で祭祀などを行う施設のこと。ここには、「タツガナシ」と「サラメキガナシ」という2神を祀っていて、旅の安全祈願をする神聖な場所として知られています。

伊江島の観光の旅をここからスタートさせたいという方も多いはず。まずは観光旅行の祈願をしてから、伊江島の観光をスタートさせるのにもおすすめです。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン


ひとつめの鳥居をくぐり、階段を登ったところにあるふたつめの鳥居は、石が積まれています。その向こうにタッチューが見え、フォトジェニックなポイントとしてもおすすめですので、観光と合わせて写真撮影も。ただし、神聖な場所であることを忘れずに。

③湧出(わじぃー)

湧出は、伊江島の北西に位置する観光の景勝地で、古来、島の人々の生活用水として利用されてきた湧き水が海に流れ出ている場所のこと。湧出展望台からは、海岸が一望でき、干潮時に見下ろすと、水が湧き出ている地点を確認することができるのだとか。

天気がいいと伊平屋島や伊是名島などを遠く望むことができ、潮の干潮、太陽や空の様子によって海岸線がさまざまな色合いを見せてくれます。観光ではぜひ足を伸ばしたいスポットです。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

本島からの海底送水が実現された現在も、この湧出の水は飲料水として利用されています。伊江島の特産品である伊江島ソーダなどは、この湧出の水を使って作られているのだとか。伊江島の観光旅行のおみやげで購入したら、湧出の奇景を思い出して。

④ニャティア洞

伊江島の玄関口、伊江港から西へ自転車で15分ほどに位置するニャティア洞。戦争中、防空壕として使われ、「千人洞」とも呼ばれていました。洞内は神聖な場所で、パワースポットとしても有名。

ビジル石と呼ばれる力石があり、子授けのパワーがあるのだとか。子どもができない女性が持ち上げると子宝に恵まれるとか、持ち上げて重いと感じたら男の子が授かり、軽いと感じたら女の子が授かるとも。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

海につながっている洞窟の奥の穴がハートの形に見えることから、フォトジェニックなポイントとしても知られています。一部では、胎児の形に似ているという説も。ニャティア洞を観光で訪れたら、ぜひ記念に写真撮影をしたいです。ただし、この洞窟では、戦争中に多く人が命を落とし、いくつもの慰霊碑もあります。亡くなった方、残された家族への敬意は忘れずに。

⑤公益質屋跡

第2次世界大戦において、アメリカの攻撃でほとんどの村の建物が焼き払われてしまった中、原形をとどめていたのがこの公益質屋の建物。1929年に頑丈なコンクリートで建てられ、低所得者に低利で資金を融通していた村営の金融機関でした。

現在では戦前のコンクリート建造物の研究などの観点からも大切に保存され、内部も見学が可能に。料金無料、年中無休で、観光スポットであると同時に、伊江島に残る貴重な戦跡のひとつ、ぜひ訪れたいスポットです。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

伊江島の歴史や文化に触れる上で重要な戦跡めぐりでは、この公益質屋跡をはじめ、反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家などを訪れるのもおすすめです。子連れの観光旅行で戦争について考えて。

また、伊江島の中心、城山(タッチュー)や島村屋観光公園などからほど近くに位置する公益質屋跡、合わせて見学するのをおすすめです。

公益質屋跡

  • 住所
    〒905-0501
    沖縄県国頭郡伊江村東江上75
  • 電話番号
    0980-49-2906
  • アクセス
    伊江港より5分ほど
  • 公式サイトURL
    https://www.iejima.org/document/2015011000176/

⑥伊江島反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」

伊江ビーチの近くにあって、戦争中のさまざまな遺品や戦後の写真などを展示する手作りの反戦平和資料館、ヌチドゥタカラ。2002年、101歳で永眠された阿波根昌鴻氏が建設された施設で、ヌチドゥタカラとは「命こそ宝」という意味です。

戦争や平和について、当時の遺品や写真などを見ながら再認識することができるはず。足を運ぶ際、予約が必要。大人300円、小中高生200円。ぜひ足を運んで、美しい海やビーチだけではない伊江島の歴史や文化を感じてみましょう。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

この博物館を開館した阿波根氏には数冊の著作があります。伊江島へ訪れる前に、こうした本を読んでおくと、いわゆる観光地だけではない、沖縄や伊江島のことが深く理解できるかもしれません。

平和学習や戦跡をめぐる旅などの立ち寄りスポットとしてもおすすめです。海やビーチで楽しむ観光といっしょに、ぜひ地元の歴史に触れてみましょう。

ヌチドゥタカラの家

  • 住所
    〒905-0502
    沖縄県国頭郡伊江村字東江前2300-4
  • 電話番号
    0980-49-3047
  • アクセス
    伊江港より車で10分
  • 公式サイトURL
    http://wabiai.holy.jp/

⑦伊江島ハイビスカス園

伊江島ハイビスカス園には、南国のトロピカル南国を象徴するハイビスカスが1000品種以上も栽培されています。このハイビスカス園では、ハイビスカスの交配も行われ、伊江島だけにしかない新品種も生まれているのだとか。

色とりどりのハイビスカスが咲き誇る植物園、晩春から初秋までかわいらしいその姿を楽しめます。年中無休、大人500円、中高生200円、小学生100円。苗木の販売をはじめ、接木や挿木教室等の体験なども可能。興味のある方は要予約。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

伊江島ハイビスカス園は、全天候型の施設であるため、雨の日でも楽しむことができます。春先に伊江島を訪れたら、リリーフィールド公園と合わせて訪れると、ハイビスカスも百合も楽しめます。伊江島でシーズンの花めぐりのツアーはいかが?

伊江島ハイビスカス園

  • 住所
    〒905-0502
    沖縄県国頭郡伊江村東江前3614-1
  • 電話番号
    0980-49-5850
  • アクセス
    伊江港より車で15分ほど
  • 公式サイトURL
    https://www.iejima.org/hibiscusen/

⑧リリーフィールド公園

伊江島の北東部に位置し、4月中旬ごろからGWごろにかけて、ゆり祭りが開催されるリリーフィールド公園。あたり一面にテッポウユリが咲き誇る姿は華麗で圧巻。夕方ごろになると、ユリの香りが海風にそよぎ、メルヘンチックな心地に。

園内には展望台なども設置され、カラフルな色に咲き誇るユリと海とのコラボ写真を撮るにもおすすめ。春先の伊江島観光旅行は人気も高く、島全体がにぎやかに。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

リリーフィールド公園は、沖縄の花と緑の名所100選に選定された公園で、100万輪のテッポウユリが咲く美しい公園です。2021年の伊江島ゆり祭りは開催中止となっておりますが、この心癒される花景色、ぜひ時間を忘れて包まれたい伊江島ならではの景色のひとつです。

⑨島村屋観光公園

有料の民族資料館、島村屋観光公園。沖縄芝居のひとつ、「伊江島ハンドぅー小」という悲しい恋の物語の舞台となった屋敷跡です。園内では、古い民具や琉球時代から受け継がれてきた道具などが展示される民俗資料館や日本ではなかなか見られないハブの生態を学ぶことができるハブ園などが。
地元の物産であるピーナッツなどを販売しているので、旅のお土産探しにぜひ。不定休あり、大人300円、中高生200円、小学生100円。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

島村屋観光公園は伊江島のほぼ中心に位置するタッチューこと城山からほど近くに位置します。ぜひ合わせて足を運んでみましょう。

近くには、戦争の焼け野原で生き延びた貴重な古木、東江上のタブノキや、戦中戦後の2年間、ふたりの日本兵が樹上生活をしたニーバンガズィマールの木などがあります。

⑩伊江ビーチ

伊江島の東側に位置し、1kmの白い砂浜が続くビーチ、伊江ビーチ。有料のビーチですが、トイレ、有料シャワー、屋根付きのテラス、売店などの施設が設備され、快適に海で楽しめるビーチとなっています。近くにはキャンプ場もある伊江村青少年旅行村もあり、サイクリングコースとしてもおすすめ。

遊泳可能期間がありますので注意して。入場料は大人100円、こども50円。遊泳可能時間は9時~17時。伊江港より車で10分ほど。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

こちらのビーチは監視員などが常駐し、安心して海辺の遊びが楽しめます。ただし、遊泳時間などが決まっている上、シュノーケルの使用は禁止とありますので、ルールを守って満喫しましょう。

シーカヤックやジェットスキーなどのアクティビティあり。レンタル用品も豊富ですので、体験してみたいという方はぜひ。

⑪GIビーチ


その名が示すように、かつては米軍将校専用のビーチだったGIビーチ。伊江ビーチとは対照的に、駐車場は小さく、数台が駐車できるスペースのみ、場所もわかりにくく、隠れ家的なビーチで、トイレやシャワーなどの設備もなし。でも、自然のままのビーチで、大勢の人がいるビーチが苦手な方におすすめです。

GIビーチは伊江港からほど近く、ニャティヤ洞の手前にあります。プライベートビーチで時間を忘れて過ごしたい方、ぜひGIビーチへ。

日帰りや子連れで楽しめるおすすめの観光プラン

周囲を美しい海で囲まれた伊江島を訪れたら、ぜひ伊江ビーチと合わせて訪れたいGIビーチ。雰囲気の異なる二つのビーチで伊江島の海をぜひ堪能したいです。時間に余裕のある方はぜひ二つの違いを体感して。遊び方によって訪れるビーチを決めるのも手。

伊江島の穴場の観光コース3選

伊江島自体、沖縄本島からフェリーで30分ほどで行ける穴場スポットです。本島に滞在し、日帰りで伊江島を訪れる場合、始発のフェリーと最終のフェリーを利用すれば、6時間ほど滞在することが可能です。

伊江島に滞在し、のんびりと時間をかけて観光したい方、時間がないけれど伊江島を訪れたい方、それぞれにおすすめの穴場コースをご案内します。

①美しい自然をめぐる穴場の観光コース

まずは伊江島のシンボル、タッチューへ。ニャティヤ洞、湧出などの絶景を堪能し、ランチはフェリーポート近くで特産物を。午後は伊江ビーチかGIビーチで海辺遊び。シーズンによってはハイビスカス園へ足を伸ばしながら、フェリーポートへ。駆け足ですが、主要なマスト観光箇所を回るコースとなります。

②遺跡をめぐる穴場の観光コース

手つかずの自然がそのまま残る伊江島には、遺跡も点在します。遺跡ファンならぜひ足を運びたいのが伊江島空港のそばにあるゴヘズ洞穴 で、2万年前の旧石器時代の人骨などが見つかっています。リリーフィールド公園近くにあるカダ洞穴も旧石器時代の骨製品などが発掘されています。

また、具志原貝塚は縄文土器などが見つかった貝塚ですが、現在は埋め戻されています。具志原貝塚は、フェリーポートのすぐ近くです。

③戦跡をめぐる穴場の観光コース

伊江島は、戦争当時、東洋一ともいわれた日本軍の飛行場があったことから、多くの方が亡くなった激戦地となりました。まずは3500人余りの犠牲者が祀られた芳魂の塔、すぐ近くの公益質屋跡をめぐります。

東江上のタブノキやニーバンガズィマールの木などを見学し、米軍基地の方へ。第502特設警備工兵隊出撃之地の石碑、裏にはガマ(壕)があります。ヌチドゥタカラの家には多くの遺品や資料があります。平和学習などに立ち寄りたいスポットです。

伊江島観光ですばらしい思い出を作ろう

Photo byGLady

沖縄本島からほど近いピーナッツ型の島、伊江島。夏休みなどまとまった休みができたら、ぜひゆっくりと訪れたい沖縄の離島です。宿泊施設もいろいろあり、民泊でも民家体験ができる教育民泊を奨励しています。ぜひさまざまなスタイルで伊江島を満喫しましょう。

沖縄の離島が気になる方はこちらもチェック!

伊江島のような沖縄の離島についてもっと知りたいという方はこちらの記事もご参考に。さまざまな沖縄の離島での過ごし方をご提案しています。