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【連載】1月が旬!実際に花屋で今買える、旬の切り花をご紹介!

1月にお花屋さんに並ぶ旬の切り花をご紹介!冬らしい空気感に合い、それでいて春の訪れを予感させてくれる1月の切り花たちをピックアップしました。日持ちする花も多いので、贈り物にも、おうちのインテリアにも。誕生花や花言葉も合わせてご紹介します。
2021年1月4日
しまうま花屋
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目次

今花屋で買える、1月が旬の切り花たち

寒さの厳しい季節

出典: https://unsplash.com/photos/AgWVcQz1bOA

新しい年を迎える1月。近年は1月頃からぐっと冷え込み、寒い日も続きますね。寒さが厳しく旬のお花も減る季節ですが、この時期のお花屋さんではもう春の花が満開。チューリップやアネモネ、ヒヤシンスなどが並び始めます。またこの時期はお花の日持ちもよいため、おうちに生花を飾るにはおすすめの季節です。

旬の切り花最終回!

出典: https://unsplash.com/photos/D4Blldtly00

今回の日曜連載は、毎月恒例、この時期に実際にお花屋さんで買える旬の切り花のご紹介です。この特集は昨年の2月から始まったので、この1月で1年分お送りしたことに。春の花については2月の記事でご紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。今回も、今この時期にしか出会えない、旬のお花たちをお届けします。

1:ウメ

古くから愛されてきた花

Photo by nubobo

中国原産のウメは、弥生時代から奈良時代頃に日本に渡来したと言われます。元号「令和」のもとになったのは万葉集の「梅花の歌」の序文ですが、日本の歴史とも関わり深い植物です。またほかの花木よりも一足早く、寒さの厳しい季節に花を咲かせることから、「生命力の強さ」や「希望」の象徴として縁起がよいとされてきました。

1月1日の誕生花

花言葉は「気品」「高潔」「厳しい美しさ」など。ウメの枝ものは年末頃から1〜2月に出回ります。お正月飾りなどにも使われるため、つぼみが固い枝が多く、ゆっくり咲き進む姿を長く楽しめて意外と日持ちします。色は白や紅色があり、枝ぶりもかっこよく、生けると凛とした気持ちになれる切り花です。

2:ロウバイ

蝋細工のような美しい花

Photo byshanghaistoneman

ロウのような花びらが美しいロウバイ。半透明の黄色い花からは甘い香りがして、春の訪れを告げてくれる花木のひとつです。名前は蝋梅と書いてウメの漢字がつきますが、花のかたちがウメに似ているためで、分類的には別の植物です。花やつぼみから採れる油を蝋梅油といい、薬として用います。

1月2日の誕生花

花言葉は「先導」「優しい心」「慈愛に満ちている人」など。切り花としては12月頃から1〜2月頃まで出回ります。直線的な枝がかっこよく、しかしお花は繊細な印象で、冬の空気感によく合うお花です。お花は触るとポロポロと落ちますが、水替えの際にあまり触らないように気をつければ結構日持ちして楽しめます。

3:ツバキ

日本原産の親しみ深い花

出典: https://unsplash.com/photos/VzoqLVW7OEI

ツバキは日本原産の植物で、本州から九州まで自生します。ツバキという名前の由来は諸説ありますが、どの説もツヤのある葉っぱの特徴からつけられたものだそう。サザンカとよく似ていますが、代表的な見分け方に、ツバキは花首ごと落ち、サザンカは花びらが散るというものがあります。

1月10日の誕生花

花言葉は「理想の愛」「控えめな優しさ」「おしゃれ」「常にあなたを愛します」など。切り花としては少し繊細で、生け花用のお花を売るようなお花屋さんで見かけます。花が繊細なのでつぼみの状態で出回ります。ツヤのある葉とともに、花が開くまでゆっくり楽しめるお花です。お正月の一輪挿しなどにもおすすめ。

4:ボケ

織田信長の家紋で有名

Photo by sabamiso

1月に花屋に並ぶ花木。織田信長の家紋のモチーフに使用されたことでも有名です。中国原産で、日本では平安時代から栽培されており、江戸時代の園芸ブームで品種改良されさまざまな種類が生まれました。漢字では「木瓜」と書き、果実が瓜に似ていることが由来だそう。

1月15日の誕生花

花言葉は「先駆者」「指導者」「平凡」「魅惑的な恋」など。切り花は年末頃から2〜3月頃まで出回ります。花の色は赤、白、ピンクなどがあります。自然な枝ぶりのものと、開花を促進するために枝先を剪定した「止めボケ」と呼ばれる種類があります。ボケは枝にトゲがあるので、飾る時には注意が必要です。

5:モクレン

早春の旬の枝もの

出典: https://unsplash.com/photos/w0s_JRJG_7c

お花がハスの花に似ていることからモクレン(木蓮)と呼ばれる花。紫色はシモクレン(紫木蓮)・白色はハクモクレン(白木蓮)とも呼びます。ハクモクレンにはよく似た花でコブシという植物がありますが、ハクモクレンは花びらが肉厚で9枚あるのに対し、コブシは花びらが薄く6枚なのが特徴です。

1月8日の誕生花

花言葉は「自然への愛」「崇高」「持続性」「恩恵」など。切り花としては1月〜2月頃だけ出回る、旬の枝ものです。枝の先に上向きにつくお花は鳥が止まっているようでかわいらしく、季節感も出ておうちのインテリアにおすすめです。ただ花が散るときにバラバラと落ちるので、飾る場所は選ぶかも。

6:マンサク

「まず咲く」春の花木

Photo byHeyKristine

日本が原産の花木。日本各地の山林に自生する植物です。お花は細い花びらが特徴的で、リボンのような蜘蛛のような、不思議な花姿が魅力。名前の由来は早春に咲くことから「まず咲く」「真っ先」がなまったものという説があります。黄色い品種が代表的ですが、赤や白、緑っぽいものなども。

1月25日の誕生花

花言葉は「ひらめき」「直感」「神秘」「誠実」など。北米原産の種類があり、それらが薬として使われたり、占いなどに使われたことからついた花言葉です。1〜2月頃にのみ出回る旬の枝もの。花付きがよく、1、2本でも華やかです。また秋に紅葉し、紅葉枝として出回ることもあります。

7:レンギョウ

春らしい黄色がおすすめ


Photo byKIMDAEJEUNG

街路樹などでもみられる、黄色い花がワッと咲く姿が春らしいレンギョウ。大気汚染にも強く土を選ばないことから、公園や庭木などにも人気の植物です。中国原産ですが、日本にも中国地方と瀬戸内海の小豆島にのみ自生する野生種があります。果実は漢方薬としても利用されます。

1月18日の誕生花

花言葉は「希望」「豊かな希望」「集中力」「楽しい語らい」など。黄色い花が密集しており、飾るとお部屋が明るくなっておすすめの春の花です。1月頃から3月頃まで出回ります。最初の頃は花のみですが、3月頃になると葉っぱがついた枝が出回ります。洋風にも和風にも合わせやすいお花です。

8:アオモジ

実のようなつぼみがかわいい切り花

Photo by kanonn

緑色のつぼみが実もののような姿がかわいいアオモジ。枝や花からレモンのような爽やかな香りがするのが特徴の早春の花木です。アロマとして利用されたり、枝はつまようじの材料に使用されます。果実には辛味があるため、胡椒の木という別名も。日本原産で、九州や沖縄に自生する植物です。

花言葉は「友人が多い」

誕生花はありませんが、1〜2月頃に出回る旬のお花です。緑の実のようなつぼみがほかのお花とも合わせやすく、マツやキクなどと合わせてお正月のお花にもおすすめ。つぼみは飾っているうちに開花し、開花すると黄色いめしべとおしげがふわふわと出てきます。開花後の姿もかわいらしく日持ちして長く楽しめる枝ものです。

9:スキミア

元は日本原産の植物

Photo by Derek N Winterburn

スキミアも、小さな丸いつぼみが実のようでかわいい植物。秋から冬にかけてつぼみがついて冬を越し、早春にお花を咲かせます。欧米のガーデニングなどでも人気の植物ですが、元は日本原産のミヤマシキミが欧米に渡って品種改良されたもの。シキミアという表記がされることもあります。

1月24日の誕生花

花言葉は「清純」「寛大」など。切り花ではつぼみを鑑賞する目的で販売されます。赤色と緑色の品種があり、クリスマスシーズンにも人気の切り花。ツヤのある葉っぱがしっかりしていてしおれにくく、よく日持ちするお花です。切り花としては丈は短め。がさっと花瓶に入れていけるのもかわいいし、ほかのお花の添えにも使いやすくておすすめです。

10:キンセンカ

ハーブや食用花としても人気の切り花

カレンデュラという名前でハーブとしても知られるキンセンカ。皮膚の修復に優れたハーブと言われ、クレオパトラの時代から利用されてきたそう。食べられるエディブルフラワーとしても人気です。春の花壇には定番のお花で、こぼれ種で増えて育てやすい園芸種のひとつでもあります。

1月29日の誕生花

花言葉は「慈愛」「乙女の美しい姿」「初恋」「さびしさに耐える」など。オレンジ色が代表的ですが、黄色の品種もあります。切り花でもつぼみがよく咲いて日持ちするお花。1月頃から4月頃まで出回ります。明るいオレンジが早春にもおすすめ。葉っぱが多いので飾るときは少し間引くとより日持ちします。

11:ブルースター


オキシペタラムが本当の名前

Photo by nubobo

かわいい星形と淡い水色がかわいいブルースター。本来の名前はオキシペタラムで、ブルースターというの通称です。切り花ではブルースターという名前で出回ることがほとんど。白やピンク、赤色の品種もあり、ホワイトスターやピンクスターという通称で呼ばれることもあります。園芸種としても人気の植物。

1月5日の誕生花

花言葉は「幸福な恋」「星の精」など。本来の開花時期は夏頃ですが、切り花は通年出回るお花屋さん定番のお花です。サムシングブルーとしてウェディングブーケにも人気。欧米では男の子が生まれたときにベイビーブルーといってこの花を贈る習慣もあります。ただし切り口から出る白い液に触れるとかぶれる恐れがあるので注意が必要です。

12:グレビリア

オーストラリア原産のワイルドフラワー

オーストラリア原産のワイルドフラワーのひとつ。ヤマモガシ科グレビリア科は250品種以上ある属で、品種によってお花のかたちもさまざまです。変わった形のお花や葉っぱがかっこよく、鉢物としても注目を集めています。切り花としては、バイレヤナという品種が近年よく出回っています。

1月27日の誕生花

花言葉は「燃える熱情」「平和」「あなたを待っています」。バイレヤナはグレビリアゴールドという名前でも呼ばれる、葉ものです。表が緑、裏がゴールドというコントラストが美しい葉っぱで、ドライフラワーとしても人気。花瓶に入れておくだけでインテリアになり、そのままドライになるので日持ちもしておすすめ。

さいごに

旬の切り花、1年分

出典: https://unsplash.com/photos/TtKZyFJ7XC0

毎月の旬のお花、これで12ヶ月分をお届けしました。ぜひ誕生日プレゼントや、おうちに飾るお花を選ぶ参考にしていただければと思います。今はあまり外出もできない時期。おうちに季節感のあるお花を飾れば、少し明るい気分になります。こんなときだからこそ、旬のお花をだれかに贈るのも、素敵かも。

過去の連載はこちらから

この日曜連載では、お花屋さんで買えるお花たちを中心にいろんなテーマで季節のお花をご紹介しています。毎月の旬の切り花のほかにも、季節ごとにおすすめのお花たちや長持ちするお花なども解説しています。過去の旬の切り花はぜひこちらからご覧になってみてくださいね。