検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】今お花屋さんで買えるお花って?旬に選びたい2月の花をご紹介!

寒さの厳しい2月。お花も少ないイメージがありますが、実は2月の花屋は春爛漫。春の花が続々と入荷し始める時期なのです。まだまだ魅力的な冬の花とわくわくするような春の花が混在するこの季節、今お花屋さんに行って買える旬のお花たちを、誕生花や花言葉も添えて紹介します。
更新: 2021年5月16日
しまうま花屋
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

2月に花屋で買える旬の花

小草生月

こんにちは、しまうま花屋です。
2月に入りました。立春を迎える2月ですが、一年の中でもまだまだ寒い季節です。ぐっと寒くなる日があったり、流行病が本格的に蔓延したり。しかし植物は来たる春に向け、芽を出し始める時期でもあります。雪の下でお花の準備をする月という意味で、かつては小草生月(おくさおいつき)と呼ばれていたそうです。

2月の花屋は一足先に春爛漫

まだまだ冬の香りがする2月ですが、お花屋さんは一気に春めく時期なのです。冬の花もありつつ春の花がたくさん入荷される2月のお花屋さんでは、春の訪れを告げてくれるようなかわいくて明るくてふんわりした春の花らしいお花が並びます。そんな春の花をおうちに飾ってみませんか?今回は、実際に2月にお花屋さんで買えるおすすめのお花をご紹介します。

2月に花屋で買える旬の花①チューリップ

春の訪れを告げる春の花

春の花の代名詞といえば、チューリップ。お庭では3月上旬から順に咲き始めます。実は切り花のピークは1月・2月で、3月になると少なくなってしまうのです。きれいなチューリップを買うなら2月がおすすめです。花色も形も豊富で、おうちの中に一足早く春を届けてくれますよ。

2月16日の誕生花

チューリップは2月16日の誕生花です。花言葉は「思いやり」「理想の恋人」「名声」「愛の告白」。チューリップの花は体温調節のために開いたり閉じたりすることを知っていますか?お花屋さんで売っている切り花のチューリップも、3〜4回ほど開閉して花びらが散ります。かんさつしてみてくださいね

2月に花屋で買える旬の花②サクラ

心踊るサクラの花

寒い時期にサクラを飾ると、ほっこり暖かな気持ちになります。お花見でおなじみのソメイヨシノの季節は4月頃ですが、切り花のサクラは啓翁桜(ケイオウザクラ)か彼岸桜(ヒガンザクラ)という品種が一般的。主に1〜3月に出回っています。ヒガンザクラは枝が上にまっすぐ伸びるので、花瓶にも飾りやすい品種です。

2月21日の誕生花彼岸桜

ヒガンザクラは2月21日の誕生花です。花言葉は、「精神美」「優れた美人」「心の平安」などサクラの気品にぴったりの言葉たち。サクラはつぼみの状態で買って、ゆっくり開花を楽しむのがおすすめ。枝の切り口に十字の切り込みを入れて、玄関などの比較的涼しい場所に飾ると長持ちします。

2月に花屋で買える旬の花③アネモネ

一輪で様になる可憐な花

フレアスカートがきれいに開いたような、華やかで美しいアネモネ。お庭では3月〜5月頃に開花しますが、こちらも切り花のピークは3月頃までです。一輪でもとても華やかで、一輪挿しに長めに生けるとアネモネの花と茎のラインを楽しめます。


2月19日の誕生花

アネモネは2月19日の誕生花で、花言葉は「無邪気」「可能性」など花姿にぴったりのものから、ギリシャ神話に由来した「儚い希望」「消えた希望」といった少し切ない花言葉も。アネモネは花色が豊富で、赤やピンク、濃い紫や美しい青色などがあります。お気に入りのアネモネを見つけてみては。

2月に花屋で買える旬の花④ストック

ふわっと甘い春の花

たくさんのお花が穂状にたわわに咲くストック。密集してお花をつける姿はとても豪華で、その花にはふんわりと甘い香りが漂います。11月頃からお花屋さんに並ぶ冬の花でもあり、一重咲き・八重咲きともに花色豊富です。花持ちがよいため、とても長く楽しめます。

2月8日の誕生花

ストックは2月8日の誕生花。花言葉には「愛の絆」「豊かな愛」「永遠の美」など、麗らかな言葉たちが並びます。1色で揃えた数本のストックを豪華に飾るもよし、曲線の葉物や小花と合わせて飾るもよし。ボリュームを出したいときにおすすめのお花です。

2月に花屋で買える旬の花⑤フリージア

おうちに春の香りを

甘美な香りが春の訪れを感じさせてくれるフリージア。弓なりに伸びた花穂に順番に花を咲かせる春の花です。白色と黄色が代表的ですが、赤色や紫色もあります。香りは黄色のフリージアが特に強く、白い花とは微妙に香りが異なります。

2月18日の誕生花

フリージアは2月18日の誕生花で、花言葉は「あどけなさ」「純潔」「友情」など。「友情」という花言葉は、フリージアを発見したデンマークの植物学者が、感謝を込めて友人の名前にちなんでフリージアと名付けたというエピソードから関連したもの。送別会シーズンにもおすすめのお花です。

2月に花屋で買える旬の花⑥スイートピー

甘い香りの蝶のような春の花

歌の名前でも有名なスイートピーは、こちらも甘い幸せな香りのする春の花です。ふんわりとした蝶のような花びらが特徴の、マメ科の植物です。園芸種では夏に咲く品種もありますが切り花として出回っているのは冬咲きの品種で、花屋には1〜3月頃に多く出回ります。

2月15日の誕生花

2月15日の誕生花のスイートピー。花言葉は「私を覚えていて」「優しい思い出」「門出」など、卒業式シーズンにもぴったりの言葉たちです。花の色がとても豊富で、ピンクやクリーム・ラベンダーなどのパステルカラーから、濃いピンクや紫などのビビットカラーまで。一種類で飾っても、何色も合わせても素敵です。

2月に花屋で買える旬の花⑦ネコヤナギ

まるで猫のしっぽ


ふわふわの花穂を思わず触ってしまいたくなるネコヤナギ。名前の通り猫のしっぽのようなふんわりとした毛に覆われた花穂が特徴のヤナギ科の植物です。2月から春にかけて開花し、お花屋さんでは冬頃から店頭に並びます。1本あるだけで存在感のある、愛らしいお花です。

2月10日の誕生花

2月10日の誕生花で、花言葉は「自由」「思いのまま」「開放的」など。まるで猫の性格を表したような花言葉たちです。ヤナギ科の枝物はゆっくり圧をかけると曲げやすく、扱いやすいので生け花にもよく使われる花材です。花持ちが良く、花穂がついたまま枯れるので飾りやすくておすすめ。

2月に花屋で買える旬の花⑧サンシュユ

冬空に映える黄色い小花

庭木としても定番のサンシュユは、暖かい地方では1〜2月頃から花をつける落葉高木です。冬の曇天には小さな花が黄金色に光り、冬の晴天には鮮やかな黄色が青空に映える、美しい花を咲かせます。花屋さんでも2月頃からよく出回り、生け花にも春の枝物としてよく使われる季節の花です。

2月21日の誕生花

2月21日の誕生花で、花言葉は「持続」「耐久」「強い愛」です。サンシュユは秋には真っ赤な実をつけ、果肉は漢方薬としても使われてきました。小さな花ながら鮮やかな黄色で、気品のある、美しい枝ぶりです。お花屋さんで見つけると買いたくなる春の枝物。1本花瓶に挿しておくだけで、とても上品な風合いを魅せてくれます。

2月に花屋で買える旬の花⑨ラナンキュラス

多種多様な品種で人気の春の花

薄い花びらが何重にも重なって美しいカップ状に咲くラナンキュラス。赤や黄色、ピンクなどの単色だけでなく、緑や濃い紫、茶色など個性的な花色もたくさんある人気の春の花です。どんどん花びらが開いて芯が見えてくる姿も美しく、長く楽しめます。

2月25日の誕生花

ラナンキュラスは2月25日の誕生花です。花言葉は「魅力的」「美しい人格」「お祝い」などプレゼントにも春のウェディングにもぴったり。球根植物で園芸種としても人気ですが、お花屋さんでは近年切り花だけでなく鉢物も種類が増えて人気があります。1〜3月によく出回ります。

2月に花屋で買える旬の花⑩クリスマスローズ

2月におすすめの鉢物

最後は、切り花ではなく鉢物でおすすめのクリスマスローズです。クリスマスという名前ですが、開花時期のは1月から初春までで、年末頃からお花屋さんによく並びます。可憐で愛らしくて、それでいてシックな色合いのお花は、2月を美しく彩ります。

2月5日の誕生花

2月5日の誕生花で、花言葉は「追憶」「慰め」など少し切ないものに加え、「中傷」などのネガティブなものも。これはクリスマスローズの根に毒があることに由来しています。丈夫で育てやすく、肥料をあげれば毎年咲くので初心者にもおすすめの鉢物。花の色はひとつひとつ絶妙に違うので、お気に入りを見つけたらぜひ買ってみてくださいね。

2月は冬の花もまだ本番

まだまだ美しい冬の花

春の花がたくさん店頭に並んでうきうきする2月ですが、まだ冬の花も魅力的です。戸外では2月が旬の冬の花たちは、切り花では2月に入ると少しずつ入荷が減ってしまいます。お気に入りの冬の花を買い納めるなら今。ここで少し2月に買えるおすすめの冬の花たちもご紹介します。


スイセン

白色や黄色が冬空に映えるスイセン。一言でスイセンといってもさまざまな形があり、花の大きさもさまざまです。ひんやりした冬の空気にふんわり漂うスイセンの香りは、凛として背筋が伸びるような芳香。2月はまだまだスイセンがお花屋さんにありますので、ぜひ手に取ってみてください。

ツバキ

雪の降る季節に見事に咲く真っ赤なツバキは、日本の美しい風景のひとつです。2月は外のツバキたちが満開ですが、切り花は出回る量が減ってくる季節です。ツバキを一輪小さな花瓶に生けておくだけで、日本の冬って素敵だなぁと思えるから不思議。2月も下旬になると切り花はなかなか手に入らないので、見つけたらぜひおうちへ連れ帰ってみては。

ロウバイ

ロウソクの蝋で作ったような、美しい透明感のある花びらが特徴のお花が咲く冬の枝物です。蝋梅と書きますが、梅の仲間ではありません。甘い香りが特徴で、年末頃からお花屋さんに出始め、2月になると減ってきます。枝ぶりも花の付き方もどこか朴訥な雰囲気があり、風情のある枝です。

2月のお花屋さんに行ってみて

春の花も冬の花も楽しめる

春の花と冬の花を同時に楽しめる2月は、この時期しか買えないお花がたくさん出回るとっても良い季節なのです。まだまだ寒くてシーズンではないと思っていた方はぜひ、2月のお花屋さんを一度覗いてみてくださいね。

過去の連載や関連記事はこちらから

この連載では、お花屋さんで楽しめるお花のあれこれをご紹介していきます。ぜひまたご覧になってみてください。今回紹介したお花たちについても記事がありますので、気になった方はこちらもチェックしてみてください。