3月に花屋で買える旬の花は?
3月の花屋を覗けば
まだまだ寒い日はありつつ、土の上では花芽が膨らみ始め、春の花が徐々に開花し始める3月。日が長くなり、穏やかな陽気、彩りおびてくる草花、いよいよ春が来るといううきうき。暖かくなる陽の光につられて、お花を飾りたくなるこの季節。そんな3月の花屋を覗けば、明るくて優しい色彩と甘い香りが待っています。
この時期しか出会えない、おすすめの旬の花
3月の花屋は、年明けから出回り始めたチューリップなどの春の花に加えて、さらにたくさんの春の花たちが並びます。春の花は繊細なものも多く、この1〜2ヶ月にしか出回らないお花たちがたくさん。家で飾るのはもちろん、プレゼントにも、この時期だからこそおすすめしたいお花たちを紹介します。
3月に花屋で買える旬の花①ミモザ
春の花といえば買いたくなる
2月の中〜下旬から3月になるとお花屋さんに並ぶのが、ミモザです。ミモザはフサアカシアやギンヨウアカシアの通称で、黄色いふわふわしたお花をつけます。ドライフラワーにしても鮮やかな黄色が美しいのが特徴。春の黄色いお花は明るい気持ちにさせてくれますね。お花屋さんに出回ったら毎年一度は買いたくなるお花です。
3月17日の誕生花
ミモザは3月17日の誕生花で、花言葉は「真実の愛」「優雅」「秘めた恋」。イタリアの国際女性デーである3月8日はミモザの日と呼ばれ、女性へミモザをプレゼントする習慣があります。日本でも温暖な地域で栽培可能で、鉢植えや苗も販売しています。切り花で生けるときにはたっぷりのお水で生けます。
3月に花屋で買える旬の花②スズラン
出会えたら嬉しい、春の花
3月の少しの期間だけ出回るお花といえば、スズランです。君影草(キミカゲソウ)や谷間の姫百合などロマンチックな別名もあるスズラン。庭植えでは4月頃からが開花時期ですが、切り花はほんの少しの時期しか出回らない、出会えればラッキーな春の花です。切り花種は香りが高いものが多く、とっても甘い匂いがします。
3月17日の誕生花
スズランの花言葉は「幸福が訪れる」「幸福の再来」。世界でもスズランは幸福の象徴として愛されています。日本では北海道などで自生し、園芸種としても人気があります。しかし花・葉・茎・根のすべてに毒を含んでいるため、ペットや小さいお子さんがいる場合には注意が必要です。
3月に花屋で買える旬の花③ヒヤシンス
春の香りに包まれる
春の球根植物の定番・ヒヤシンス。庭植えのヒヤシンスも3月頃から咲き始め、切り花も出回ります。星型のお花を穂状にたくさん咲かせ、白・ピンク・黄色・紫と花いろが豊富なのも特徴です。そして香りが豊か。その甘い香りは春の訪れを思わせ、世界中で愛される春の花です。
3月27日の誕生花
ヒヤシンスは3月27日の誕生花で、花言葉は色によっても違いがありますが「スポーツ」「ゲーム」「初恋のひたむきさ」などがあります。近年は球根植物の水耕栽培が人気ですが、ヒヤシンスはお花が咲きやすいのでおすすめです。球根は秋にたくさん出回りますが切り花はそこまでたくさん出回らないので、これも出会えたら嬉しい春の花。
3月に花屋で買える旬の花④ライラック
甘くてやさしい香りの春の花
ライラックもとっても良い香りの春の花木。香水の香りにもなっていますよね。芳醇で、甘くて、やさしい、春の暖かな香りがするお花です。日本では北海道で栽培されていることで有名で、北海道では5月頃が開花見頃です。お花屋さんでは切り花が3月頃から出回っています。シンボルツリーとしても人気で、暑さに強い品種であれば西日本でも育てられます。
3月28日の誕生花
ライラックの花言葉は「思い出」「大切な友達」「美」で、3月28日の誕生花です。切り花のライラックは花瓶に水をたっぷり入れて、水を切らさないことが大切。切り口を鋭角に切って茎の中のワタを取ってあげると、効率よく吸水できて長持ちします。ライラックが出回るのもほんのちょっとの期間だけ。3月の花屋を要チェックです。
3月に花屋で買える旬の花⑤コデマリ
この時期、飾りやすくておすすめ
白い小花を鞠のようにつけるコデマリは、庭植えでは4月頃から開花する落葉低木です。街路樹などにもよく使われており、見かけたことがある人も多いのでは。コデマリは春の切り花の定番でもあり、2月から3月頃から5月頃まで出回ります。華道でも春の花としてよく選ばれる、枝の流線が美しいお花です。
3月20日の誕生花
コデマリの花言葉は「友情」「努力」「品位」など。3月20日の誕生花でもあります。コデマリは春のお花屋さんにきれいにディスプレイされる、春の代表的な切り花。花もちもよく、長めに1本生けるとラインが美しく、数本まとめて生けると白いお花のボリューム感が出て、家でも飾りやすいのでおすすめです。
3月に花屋で買える旬の花⑥マーガレット
ド定番だけどやっぱりかわいい、春の花
マーガレットは春の切り花の定番も定番。その花らしいかたち、白い花弁の真ん中に鮮やかな黄色いめしべというカラーリング、時代が何周回ってもやっぱり女心をくすぐっちゃうかわいいお花です。花びらをひとつずつちぎって恋を占う、あの恋占いに使うにはうってつけの形ですが、恋占いがフランスで流行ったときに使われたのがマーガレットだそうで。
3月8日の誕生花
恋占いの習慣がもとになって、マーガレットの花言葉は「恋占い」「真実の愛」など。形・色・花言葉のどれを取っても女のハートを捉える要素が揃ってます。ちなみに、今は八重咲きやピンクなどいろんな品種がありマーガレットと言ってもさまざまです。花持ちがとってもよいので、プレゼントにも家に飾るのにもおすすめ。マーガレットだけのブーケなんてのもかわいいです。
3月に花屋で買える旬の花⑦ユキヤナギ
枝のラインが美しい
柳のような葉をつけた枝垂れた枝に雪が積もったような装いのユキヤナギ。丈夫で育てやすい落葉低木で、街路樹や庭木としても人気の植物です。庭植えでは4月頃から開花しますが、切り花はそのちょっと前、3月頃から花屋さんに並びます。また、秋には葉っぱがきれいに紅葉するので、秋にもおすすめです。
3月7日の誕生花
花言葉は「愛嬌」「気まま」「自由」、3月7日の誕生花です。ユキヤナギの魅力は枝の流れのおもしろさ。枝垂れたり、上に伸びていっていたり、枝の伸びるラインが美しい植物です。家で飾るときには、ユキヤナギだけを少し斜めに生けて枝を強調してみたり、ほかのお花に添えて全体に動きをプラスするのも素敵かも。花束に入れても華やかな雰囲気に仕上がります。
3月に花屋で買える旬の花⑧ニゲラ
ナチュラルで繊細な春の花
ニゲラはとても細い葉っぱと透明感のある花姿が特徴のお花です。青色が代表的で、白やピンクもあります。細い糸のような葉っぱがもやがかったような印象を与え、花束などに入れるとナチュラルで繊細なイメージに仕上がります。庭植えでは4〜5月が開花見頃で、切り花は3月頃から花屋さんで見かけます。
3月31日の誕生花
3月31日の誕生花で、花言葉は「ひそかな喜び」「未来」「夢で逢いましょう」など。3月から4〜5月頃までしか出回らないので、家で飾るのにもプレゼントにもおすすめの、春に見かけたら絶対買いたいお花です。5月頃には風船のように膨らんだ特徴的な実の切り花もおすすめ。ドライフラワーとしても楽しめます。
春の花を楽しむなら今
3月の花屋がもっともおすすめ
切り花の旬は実際の開花時期よりも早く、春の花をお花屋さんで切り花として買うならまさに3月がピーク。3月の花屋は彩り豊かで、花も豊富で、1年の中でも特におすすめの時期です。ぜひ今、お花屋さんに立ち寄ってみてくださいね。
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ほかにもお花屋さんでお花を楽しむあれこれを書いていますので、飾り方やお花の選び方など、気になる記事があればチェックしてみてくださいね。また、クラシーノ内には3月の誕生花について詳しい記事もありますので、参考にしてみてください。
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